いつも通りの日常に夕焼けを   作:キズカナ

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明けましておめでとうございます!

新年早々平成ジェネレーションFOREVER観て2日くらい興奮の余韻に浸ってたキズナカナタです。

やっぱり仮面ライダーって最高だね!





からかい上手の青葉さん

 

 

ジリリリリ…。

 

 

時刻は午前7時20分。頭元でなる目覚まし時計を止め半開きの目をこすり体を叩き起こす。今日はなんか腰と肩が筋肉痛で痛い。昨日調子のってライブの機材のなんやかんやを1人で運んだからかもしれない。

 

「とりあえずご飯でも食べるかな…。」

 

俺はキッチンに向かうと母親からの置き手紙と机の上にはおにぎりが三個程置いてあった。どうやら今日は早出の日で何時もより10分早く出るようだ。とりあえず俺は母親が作ってくれたおにぎりを1つラップからはがし食べ始める。

 

「あ、中身昆布か。」

 

そんなことを思いながら食べてると1つ完食した。そのまま2つ目のおにぎりに手を伸ばそうとすると…

 

ピンポーン…

 

玄関から呼び鈴の音がした。誰だよこんな朝から…。N○Kだったら追い返してやろうか…。

 

「やほ~。遼~?」

 

「お前だったのか。」

 

俺がドアを開けるとそこにはモカがいた。いや、何できてんの?

 

「どうした?お前から出向いて来るなんて。」

 

「う~ん…なんか~遼の顔が見たくなったから~?」

 

「いつも見てるだろ…。とりあえずあがるか?」

 

「そうする~。」

 

俺はモカを家の中に入れると扉を閉めた。因みになんだがモカが朝から俺の家に来るのは珍しいことではない。時たまに突然フラッと現れるのだ。だがモカは朝に弱いのでそうそう来ることも無いのだが…。

 

「何か頻度上がってんだよな…。」

 

「何か言った~?」

 

「いや、何も。」

 

やっべ、また心の声が漏れた。

 

「というか何でまた突然」

 

「う~んと~何か遼に会いたくなったんだよね~。」

 

「おう、さっき聞いた。」

 

「それとあわよくば遼の寝顔が見れるかな~と思って~。」

 

モカがニヤニヤしながら語りかける。うん、こういう状況は大体俺のペースが持ってかれる前触れだ。今さら振り回される訳が…

 

「それに~。昨日買ってきた美味しいパンを一緒に食べたいと思ってね~。」

 

「え?………マジで?」

 

「そうそう~この間さ~山吹ベーカリーでチョココロネが沢山残ってたからさ~買ってきたから二人で分けようと思ってたんだよ~。」

 

マジか…。あのパンのことになると無意識にすべてを食らいつくしそうなモカが…。ヤベエ…以外といい子かもこの子。いや、元々根はいい子なんだけど。

 

「でも残念ながらチョココロネが美味し過ぎて~モカちゃんのお腹に入って行っちゃいました~。」

 

「………え?」

 

「美味しかったよ~。」

 

「…………うそーん…。」

 

いや、マジでなんだったの。さっきまで感動仕掛けてた俺の心なんだったの?返せ!俺のさっきまでの感動返せ!

 

「というかまたこの流れかよ…。」

 

いや、あの状態になるとからかおうとしそうな気はするんだよ。なんだけどさ…どれだけ警戒しても最終的にはモカのペースに持ってかれるんだよなこれが。

 

「とりあえず服着替えて来るからそこでゆっくりしてて。」

 

「りょ~かい~。あ、おにぎり1つ貰っていい~?」

 

「どうぞご自由に。」

 

俺は服を着替えて鞄の中を確認すると部屋を出た。そしてリビングに戻るとモカは椅子に座りテレビを見ながらくつろいでいた。

 

「モカ、そろそろ出るか?」

 

「待ってました~。モカちゃんは準備万端で~す。」

 

俺の声を聞くとモカはテレビを消してカバンを持ち玄関へと向かう。その後を追うように俺も家を出て玄関の鍵をかける。

 

「さて、行きますか。」

 

「あ、その前に~。ちょっと向こう向いてて~。」

 

「え?向こうってあっち?」

 

俺が反対側を向いてるとモカは鞄を探って何かをとっていた。

 

「よーし…じゃあこっち向いて良いよ~。」

 

「いや、何こr」

 

俺が言葉を言い終わる前にモカは俺の口に何かを入れてきた。それを手に取り口から噛み離すとチョココロネが手元にあった。

 

「ふっふっふ~。どう~?モカちゃんからのサプライズ~?」

 

「いや、チョココロネってお前買ったやつは全部食べたんじゃ無かったけ?」

 

「ところがどっこい、モカちゃんは遼の為に1つだけ残してあげてたのだ~。」

 

「あ…はあ…。」

 

「昨日スタッフの人たちと一緒に遼ライブハウスに残って片付けの手伝いしてたからさ~。せっかく出来立てのチョココロネがあったのにモカちゃん1人で買っちゃったんだよね~。」

 

「あ…まあそのことに関してはね…。」

 

「それに~昨日のうちに渡したかったんだけど遼全然連絡くれないからさ~。RINE入れたのに。」

 

「あ~。確認して無かった。後そのことに関しては…すみませんでした。」

 

実はあの後疲れて布団に転んで本読んでたら寝ちゃったんだった。

 

「だから~こうして渡しに来たんだよ~?」

 

「そうだったのか…。」

 

今のモカの表情はボーッとしているようないつもの感じで話している為、これが本気なのかからかいが混ざっているのかはわからない。それでもこのことは純粋に嬉しい。だから俺は

 

「ありがとう。」

 

そのままの思いを素直に言う。その時のモカの顔に少し赤みがかかってたような気がするのは気のせいかもしれない。

 

「よ~し。それじゃあ蘭達が待ってる所まで競争だ~。」

 

「いや、ちょっと待って!チョココロネくらいゆっくり食べさせて!?」

 

このときのチョココロネは何故か何時もより甘く感じた気がする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、今回はモカとのイチャイチャ?回でした。

うん、やっぱりこれ考えるのは楽しいけど文章にするの難しいね。←作文とか苦手な作者

とりあえず次回はもっと早めに投稿出来るように努力します。

コメントや指摘、評価等をくださるとありがたいです。


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