ゴッド★ロックシューター   作:榊 樹

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すみません、遅れました。
理由としては様々あるんですが、一番は戦闘シーンを書くのが飽きた事ですね。なので元々五話分くらいだったのを二話まで削りました。

・・・戦闘シーンなんて、そんなに要りませんよね?


第10話:意外な使用方法

建物をまるで気にせずに次々に壊してこちらへ直進して来るディアウス・ピター。その動きからして、こちらの位置が分かる精度は俺の上位互換のようなものだと分かった。つまり、位置が殆どバレてはいるが、完璧ではないという事。

 

何度か建物の影に隠れては壊されてを繰り返して、ある程度の爆発ならそこまで吹き飛ばないような他よりも大きめの建物の前で振り向いてこちらへ突進して来るディアウス・ピターを待ち伏せ。

 

電球を撃ちまくりながら走って来るディアウス・ピター。その電球を数発撃墜して、残ったものは後ろの建物や地面に直撃して爆発した。

 

一か所での爆発な為に撒き上がる大量の爆煙。そこへ何の迷いも無く突進してくるディアウス・ピター。

 

 

 

こちらも、ディアウス・ピター程では無いにしても索敵能力はある。突進してくる位置を計算して足と翼の間を全力で駆け抜ける。

 

思った通りに間をすり抜けられ距離を離す為に全力疾走。ディアウス・ピターは、即座に身体の向きをこちらに向けて急ブレーキしていた。

 

 

狙い通りの動きをしてくれたから敢えて言おう。

そりゃ悪手だろ、にゃんこ。

 

 

勢いを殺し切れなかったディアウス・ピターは後ろの吹き飛び切らなかった瓦礫に突っ込んで埋もれた。ダメージは無いだろうが、障害物である事に変わりはない。

今まで障害にならなかったのはスピードが出ていたから物を吹き飛ばせていた。だけど、今は自分から速度をほぼ0にした。

 

 

時間は少ないだろうが、それなりに時間稼ぎにはなっただろ。さてと、トライク呼び出して幼女の下へ急行するか。ふむ、片手でも問題は無いな。

そんじゃ、アデュー!

 

 

 

 

瞬く間に加速していくトライク。何故か分かる幼女の方向へと走らせる。埋もれたディアウス・ピターが完全に探索範囲外になった。しかし加速はするが、そこまでの最短距離が分からないし、道も直線ではない。だから120キロ程度に抑えてはいるが、焦る気持ちが抑えられない。

 

無事でいてくれと願いながら飛ばしていた時の事だった。横から飛び出して来た黒い何かに吹き飛ばされた。完全な不意打ちをもろに喰らい、トライクから投げ出されて近くの建物の壁を何度も突き破って漸く停止。同時に頭上から聞き慣れた雷の音がして、咄嗟に横へ跳び退く。

 

元の場所には人の数十倍の大きさの物体が突っ込んで来ていた。一回半の前転をし、突っ込んで来た方向に身体を向かせる。上がる煙からのっそりと出て来たのは、今まで相対していた、トライクで逃げ切った筈のディアウス・ピターだった。

 

 

・・・待ってくれ、マジでタンマ。

えっと・・・え?・・・えぇ。

なんで居んの?

お前そんなに足速く無かったじゃん。

精々が俺が走るのと同じくらいだったじゃん。

仮に直進してきたとしてもそれはおかしい。

一体、どんな手品を使った・・・ん・・・・・・だ。

 

 

ある可能性に気付いた。もしそうなら、完全に詰むであろう可能性。もう一度、件のディアウス・ピターをよく見てみる。こちらへ王のような貫禄を醸しながらも、その顔は憤怒の表情。背中から生える一対の鋭利な翼。

紛れも無くディアウス・ピター。そう、ディアウス・ピターだ。

 

俺が瓦礫に埋めて撒いたのもディアウス・ピター。今、目の前に居るのもディアウス・ピター。ディアウス・ピターはこの辺では珍しい種類のアラガミだ。この約一年間、姿すら見ていなかったから断言出来る。

 

だが、飽く迄も珍しいと言うだけで、例えば極東の支部長のヨハネス・フォン・シックザールがアラガミと同化したような、ただそれだけの個体しか居ない、と言う訳では無い。

 

オウガテイルのようにうじゃうじゃ居る訳では無いだろうが、それでもディアウス・ピターはそれなりの数の別個体が居るし、生まれてくる。それにどう見ても小さく見えるのだ。

 

だが、それはまだ可能性の話。単純に俺が見間違えているという可能性も捨てきれない。・・・本音を言えば捨てたくないという願いのようなものである事は否定しない。

 

 

そんな僅かな望みに縋るようにディアウス・ピターの攻撃を避けては反撃してを繰り返していた時の事だった。遠くの方から次々に建物をぶっ壊す音が聞こえてくる。

 

凄い速さで音は近付き、一際大きな音を上げたと思えば音が止んだ。不思議に思い、目の前のディアウス・ピターの隙を見てそちらを向いた時、目と鼻の先に見慣れた大きさのディアウス・ピターが落ちて来た。

 

 

・・・お前、それホントに好きだな(現実逃避)

 

 

反射的に地面に残弾の少ない“★Rock Cannon”を撃って身体を飛ばす。着地したのは丁度、二体のディアウス・ピターに挟まれる位置だった。

 

 

なんか、目が死んでいくのを感じる。あー、この二体から撒けと?同じ方法は元々居たデカい方には通用しなさそうだしなぁ。かと言って、何か策があるかと言われればノー。あったとしても、それは単体用であって複数に対してでは無い。・・・・・・あ、あれ使えるか?

 

 

少しの間熟考していたが、ディアウス・ピター達がそんな長々と暇を与える筈も無く、どちらからともなく突進して来た。

 

挟み撃ちでは“★Rock Cannon”は不利なのでさっさと仕舞う。その直後に射程内に入ったらしく、左右のディアウス・ピターが同時に翼を上下で並行になるように横に薙ぎ払った。

 

跳んで身体を捻り、両者の翼の隙間に身体を入れて回避。対空中に刀を呼び出して、着地と同時にディアウス・ピター(小)の足元へダッシュして斬る。

 

だが、後方に跳んで躱され、カウンター気味に電球をプレゼントされた。ディアウス・ピター(大)は既に距離を取って電球発射の準備中。

 

ならば、とディアウス・ピター(小)へ電球の下をダッシュで潜り抜けて、電球が地面へ直撃して爆発する勢いを利用してディアウス・ピター(小)へ猛スピードで接近。

 

ディアウス・ピター(小)が着地した時にはその眼前へと迫っており、刀で斬り付ける・・・事はせずに地面を思いっ切り蹴って横へ跳び退く。

 

俺が居た背後からやってくるディアウス・ピター(大)が放った数発の電球。俺が攻撃したのなら別だっただろうが、流石にこれには対処が間に合わないらしい。直撃してディアウス・ピター(小)の顔辺りで爆発が起こる。

 

案外簡単に引っ掛かるものだと思ったが、煙が晴れたそこには翼で完全にガードした無傷のディアウス・ピター(小)。

 

驚きと同時に納得がいった。視界が悪い時に“★Rock Cannon”を撃っても何事も無かったようにディアウス・ピター(大)が突進して来たのは翼でガードしたから。考えてみれば分かる事なのに自分は思った以上に間抜けだったらしい。

 

ゆっくりとディアウス・ピター(小)が翼を開いている時にディアウス・ピター(大)から、地面を蹴る音がした。振り向くと空中でこちらへ突進してくるディアウス・ピター(大)。反射的に後ろへダッシュすると、ディアウス・ピター(大)が着地すると着地地点を中心に電気の半球が出現した。幸い、今自分が後ろに跳んだ目の前が範囲だったらしく、被害は無い。

 

運が良かったので、それを有効活用するように半球が消えた瞬間にディアウス・ピター(大)に向かってダッシュして斬り付ける。

 

ギャイィンという音が響いた。手が若干痺れる感覚がする。刀はディアウス・ピター(大)の身体を斬り付ける事は叶わず、横から飛び出して来たディアウス・ピター(小)の翼に阻まれた。

 

 

ウッソー!?

お前ら守りあったりするの!?

そりゃ無いよー!

 

 

守るとはいかなくても、精々が俺の攻撃の妨害程度だろうと思っていた為に明確に守った事に驚きを隠せない。追撃は無理そうなので防御に使った翼を足場にして後ろに跳んで距離を取る。

 

その間に体勢を整える二匹。ディアウス・ピター(大)が遠吠えをし、ディアウス・ピター(小)が突撃してくる。俺を中心として地面が光り、真後ろへダッシュするとディアウス・ピター(小)が雷撃の攻撃範囲ギリギリで溜めを作り、雷撃が終わった瞬間にダイナミックお手をして来た。

 

それを横にダッシュしながら、ついでに足を斬り付ける。流石にタイミングが合わずに掠る程度だったが、OPはちょっと回復。回避と攻撃に成功したのも束の間、ダッシュ終了地点にディアウス・ピター(大)からの電球七発連続発射が襲って来た。

 

もう一度同じ方向にダッシュして、四発避けれて一発が直撃、残りは俺が吹き飛ばされたのが原因で勝手に回避出来た。前回の雷撃から時間が経っていたからか、蓄積されていた麻痺は0に戻っていたようで、少し痺れるだけで収まった。

 

起き上がった頃には案の定、ディアウス・ピター(小)が着地した所から遠吠えをし、俺の周囲が光った。ある程度の予想は着いていたので、範囲外へとダッシュで回避。

 

そこにスタンバっていたディアウス・ピター(大)が翼を振り下ろしてきたのを刀を左から右へ横に思いっ切り振るい、ギリギリ軌道をずらせた。

 

 

硬ッ!?

 

 

どうやら、刀は切断する事もされる事も出来ず、互いの刃を弾いただけで終わり、無い腕辺りを刃が通った。それに速度的にあまり弾けず、足下スレスレの地面を切り裂きながらその周囲の地面も衝撃で弾け飛んだ。

 

割と決めるつもりだったのか、ディアウス・ピター(大)が隙だらけだったので、反動で上手く動かせない手に握っている刀を収納。同時に残った地面を蹴って、ディアウス・ピター(大)へ突進し顔面を蹴り抜いた。

 

 

うっし!やっといいのが入ったぁ!まぁ、首を横に曲げて若干避けられたので、俺から見て左端辺りしか蹴り抜けなかったけど・・・。

 

 

蹴り抜けた跡は結合崩壊時のように、赤ピンクのような肉?が少し見える。蹴り抜いた拍子に怯んだディアウス・ピター(大)。追撃を加えようとしたが、後ろからディアウス・ピター(小)が襲い掛かって来たので追撃出来ずに距離を取った。

 

 

横に並んでこちらを睨む二匹。刀を呼び戻して、握り締める。ディアウス・ピター(大)が翼を構えて、ディアウス・ピター(小)がこちらへ跳躍してきた。

 

 

ッ!

ここ範囲内か!?

 

 

身体を屈めて頭の上を通り抜ける翼を回避。続いて、ダイナミックお手をしようと突っ込んで来たディアウス・ピター(小)の下をダッシュで抜け、そのままディアウス・ピター(大)へ猛ダッシュ。

 

迎え撃つかのように翼をもう一度構えるディアウス・ピター(大)。着地と同時にこちらへ振り向き、翼を構えたまま追い掛けて来るディアウス・ピター(小)。

 

 

ある程度の距離が縮まり、ディアウス・ピター(大)の範囲内辺りに入ると、後ろのディアウス・ピター(小)が跳躍した。その後に待ってましたと言わんばかりに振るう翼。

 

無論、急ブレーキしながら、しゃがんで回避。同時に刀を手放し、先に得物を左手に出現させてから刀を仕舞う。頭上を通り過ぎて行った直後に続いて跳んだディアウス・ピター(小)が上空で翼を構えながら降って来る。と、その前に手にしていた得物を振るい、何かが横に放物線を描きながらディアウス・ピター(小)へと飛んで行くが、それは当たること無く、飛来物を無視しているディアウス・ピター(小)の股の下を通り過ぎて行った。

 

気にする事無く、翼を振り下ろそうとするディアウス・ピター(小)。そして、こちらが本命なのだろう。回転し終え、もう一度、翼を構えるディアウス・ピター(大)。仮にこのままディアウス・ピター(小)が落ちて来ても翼しかディアウス・ピター(大)の射程範囲内に入らない。今までの戦闘から、恐らくダッシュで避けるか刀で弾くかのどちらかしか出来ないと踏んだのだろう。

 

まぁ、そう思ったのはこれまでこちらも何度も似たような攻め方を見せられ体験したからだ。だから、それを利用させてもらうとしよう。

 

 

得物を持っている手を引くと、飛んで行った物の軌道が急激に変わり、それに繋がっていた蒼い糸が前足に引っ掛かって飛んで行った物は高速で足を何度も回転した。

 

そして、左手に持っている釣り竿(・・・)のリールを固定して、身体を捻りながら左膝を突いて、そこを起点に全身の回転を使ってフルパワーで左後ろに引っ張る。

 

ずっしりとした大型のトラックに荷物を敷き詰めたかのような重さが襲ってくる。それでも、空中で攻撃の直前という事もあり、ディアウス・ピター(小)が抵抗出来ずにいるのが幸いしたのか、ディアウス・ピター(小)はディアウス・ピター(大)の射程範囲内に頭から地面へ突っ込んで行った。

 

そして、頭上を通り過ぎて行くディアウス・ピター(大)の翼。前足辺りから下半身が丸々綺麗にお別れしたディアウス・ピター(小)。

 

 

よっしゃあああああ!!

グボロ・グボロで鍛えた一本釣り!

こんな形で役に立つとは思わなかった!!

 

 

コアを摘出しに行こうとしたが、ディアウス・ピター(大)からのまさかの二連続大回転が来て、頭上ギリギリを翼が再び通り過ぎて、頭が冷える。

 

 

予定変更。

まずはコイツをこの死体から遠ざける所から。

・・・俺が普通にこの場から去るか。

 

 

まだ息がある可能性があったので、ディアウス・ピター(小)を迂回して、兎に角、距離を取りまくる。案の定、電球を放ちながら追い掛けて来るディアウス・ピター(大)。仲間が殺された動揺なんてものは欠片も無いようだ。本当、可愛げのないアラガミだこと。

 

釣り竿を仕舞って、刀を呼び出す。

 

十数秒程、全力で走った地点辺りで方向転換。途中で偶々、壊れたトライクも発見したので回収。そして相も変わらず、電球をバンバン撃ちながら突っ走って来るディアウス・ピター(大)。大雑把に電球を避けながら、真正面からこちらも突っ走る。

 

ディアウス・ピター(大)が別の攻撃動作をした瞬間に思いっ切り刀をぶん投げる。黒い円盤に見える程に顔面に向かって高速で回転する刀。それを咄嗟に翼でガードし、刀は横に弾かれる。そして刀を追うように跳んでキャッチ&ダッシュ。

 

空中で仕舞い、“★Rock Cannon”を呼び出して、地面に残りの数発を全弾撃ち込む。巨大な爆煙やらなんやらが上がるが、数秒後にディアウス・ピターはその煙の中から飛び出して来て追い掛けて来た。

 

だが、数秒もあれば充分。

“★Rock Cannon”を戻して刀を呼び出す。

 

後は全力で死体の所まで突っ走るだけ。

 

 

すぐに見えて来た死体。尚も続く背後からの電球を気にしつつも、上半身をヴァジュラのコアの位置と同じ辺りに目星を付けて斬り刻もうとした瞬間に足下に電球が直撃して死体の肉片がそこら中に飛び散り、コアが飛んで行くのも見えた。

 

咄嗟に手を伸ばすと同時に次々に電球が撃ち込まれ、辺り一帯に爆発が連鎖的に引き起こされた。

 

 

 

 

炊き上がる爆煙。

滅多打ちに滅多打ちを重ねて、それでも警戒を緩めないディアウス・ピター(大)。何故なら、分かっているから。今まで相対していたあの憎き者が、急激にその存在感を増して爆煙の中に佇んでいるのを。

 

そこへ再び、様子見のように電球を数発程放つ。

 

電球が通る道を中心に爆煙が払い退けられて行く。そして、感じる位置へ電球が到着すると同時に全ての電球の軌道がズラされたのが分かった。

 

 

電球による離れた位置での爆発により、爆風で煙が晴れていく。その中心には、左眼から蒼い焔を放ちながら無傷で黒刀を左に振るった状態で佇み、こちらを見据える少女がいた。

 

 

 

 

復ッ活ッッ!!

 

腕は治らなかったけど・・・。

刀を手放しながら収納。そして取り敢えず、感知で一番強い反応がした所に手を伸ばしたらコアを何とか取れて、急いで丸呑み、そして強化&全回復(腕以外)。その後、爆煙が上がる中でやって来た電球を呼び出した刀の側面に沿わせて軌道をズラす。

 

実はこれ、格好良いと思ってヴァジュラで何度も練習した小技なんだが、強化状態じゃないと成功率が雀の涙程だったから、今まで封印していた。

 

 

さて、と。

一匹倒せたのはいいが、そろそろマジで幼女が危険。この戦闘音で目を覚ましてくれていれば、逃げる程度なら出来るだろうが、ディアウス・ピターが二匹出て来た以上、更に強い奴が出てくるかもしれないのでそう楽観視もしていられない。

 

うーん・・・でも折角だし、やっぱ先に強化された今の内にディアウス・ピターを倒そう。よくよく考えれば、トライクが使えない現状、幼女を抱えて逃げる事になるだろうし、そうなれば危険な事に変わりは無い。今現在も危険に晒されてるかもしれんが、すまないが持ち堪えてくれ。

 

出来る限りさっさと終わらせるから。




ディアウス・ピター(小)、登場してすぐに死亡。
理由としてはディアウス・ピター(小)が普通よりも少し弱個体であったから。
つまり、弱個体と強個体の凸凹コンビということ(だからなんだ)

釣り竿に関しては、マジでどうやって倒すかを戦闘シーンを書きながら思い付いた物です。
単純な力とかではなく、策で倒したのでいろいろと丁度いいかなと思いました。
まさか、こんな形で役に立つとは作者も思いませんでした。

それから、なんかいろいろとお粗末な気がしますがスルーして下さい。
早く、対ディアウス・ピターを終わらせたいんです。
本当にすみません。

次回は幼女が出て来ます。
それから、ディアウス・ピター戦が終わると思います。


次回も気長にお待ちください!


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