summer pockets 告白大作戦   作:しさん

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贖罪と真実


第二章

お母さんが謝罪しに来た

そもそも私はお母さんを恨んでいただろうか?

お父さんか亡くなってお母さんも悲しんでいた

私は昔はお母さんがいなくなったのはお父さんに会いに行ったと思ってもいたけど、最近はあの時、お母さんの支えになるどころかお母さんに甘えてばかりの私に愛想が尽きたんだと自らを責めるように考えを改めるようになっていた

 

私は放課後食堂で、藍に呼ばれたていた大事な話があるらしい

「藍ちゃんだね本物の」

藍ちゃんは申し訳なさそうにしている

「すみませんしろはちゃん騙すような事をして、瞳さんを恨まないで下さい、私はちょっと手を貸しただけです、でもハイリさんとしろはを見ていられなかったのは私も一緒です」

「お母さんは?何処?」

「しろはちゃん瞳さんはもう残り少ない力でしろはちゃんに会いに来ました、まだ伝えたい事がある見たいなんです、だからもう一度瞳さんにあってもらえないでしょうか」

 

是非もないです

すると藍の様子がおかしくなったきっとお母さんが出てくるのだろう

「久しぶりしろはといってもしろはは私の顔なんて見たく無かったわよね」

そう言って今はお母さんである見た目藍はそう言うとばつが悪そうにしていた

「そうだよ今更なんのようお母さん」

「しろはごめんなさい」

「私は怒ってんだよねぇなんでお母さんいなくなったの私の事嫌いだったの」

 

「ねぇしろはあなたは自分の行いをちゃんと理解出来てる実は何かにやらされてると考えた事がない、大きな運命から逃れられなくなってない」

「お母さん誤魔化すつもり下手くそ過ぎたよ」

「真面目に答えてあなたは未来を俯瞰してない?」

「未来ねぇいきなりなにを言い出すかと思ったらくだらないよ、お母さん、私にそんな力無いよ、それじゃ私達がこうして合うことも予定調和になっちゃうじゃない?」

「そうねしろはあなたは強くなったわ、ハイリくんとも島のみんなともはきっと上手くやっていけるでもこのままじゃ」

うみちゃんを見つけてあげないとこのままじゃうみちゃんが消えちゃうよ

突然何言い出すかと思ったらうみちゃん?誰よそれ、

「私、うみちゃんなんて知らないけど、」

「でしょうね、あなたがでももし真実を知る事になるときっと正気を保てなくなる、きっと後悔する、見つけてあげなさいそのためのヒントはハイリくんが知ってるわよく聞いておきなさい」

「お母さんさっきから何言ってんの?何処いっていたの今まで?」

「それを言うとあなたはまた力に惹き寄せられる、あなたは良いものも悪いものも持ってしまっている」

「つまり?」

聞かないほうが身のためよ

カダ

私は立ち上がってコップに入っていた水をお母さんにぶちまけた藍はびしょ濡れになった

「大きなお世話だよ、今の私に取ってお母さんの行動は」

 

「それでどうなったんだしろはお母さんとは?」

ハイリは次の週に島に来てくれた、今は加藤さんの家でハイリと喋っている

「どうもこうもないよ、私にうみちゃんという子をさがしなさいといわれだけ」

「うみちゃん?誰だそれ」

「分かんないから困ってるの、後藍に聞いても知らないと言うだけだし、一応役場まで行ってうみという名前の人を調べてもらったんだけど」

「どうだったんだ?」

「95歳のおばあさんしかわからなかった」

「それはうみちゃんというよりうみさんだよな」

「ところでさハイリ、夏休みの期間ってこの島で何やっていたの」

私は兼ねてから気になっていたハイリが島に来た理由を聞いてみた

「あれ?言ってなかったか?ここにある蔵の整理に来ませんかと鏡子さんから手紙が来たんだ」

「それでハイリは蔵の整理に没頭していたと、それ楽しかった?」

「あの時は作業に没頭する事が楽しかったんだでも、もっと夏休み中に他にも楽しい事をしておいたほうが良かったかもしれないな」

「ただいま」

鏡子さんが帰ってきた

「っあお邪魔してます」

「しろはちゃん来てたんだ、ハイリくんもやるねぇ彼女をいきなり家に招くなんて」

いやここあなたの家何ですけど

「しろはちゃんハイリくんの趣味は大変だけど分かってあげてね、」

「?」

いったいどうしたんだろう鏡子さんが真剣な表情になっている

「そういえば鏡子さん蔵の中はあれからどうなってます?」

ハイリは突然話題を変えたなんだろ気になる

「ハイリくんが頑張ってくれたおかけで、大分物が減って綺麗になったわよ、まだ新しく何も物を入れてないけど、」

「あの蔵っていつ頃からあるんです」

「確か一番古い書物で天保という年号があったから170年位前かなでも具体的に建てられたのはいつかはちゃんと調査してないから分からないんだけどね」

「江戸時代位ですか凄いですね」

「まぁその殆どが価値の無いもので埋めつくされちゃたけど」

「結局価値のあるものは出てきたんですか」

鏡子さんは沈黙した聞かない方がいいかもしれない

「夏休み、ハイリ君は有意義だった」

「割かし有意義でしたよ、この島に来たのも冒険気分でしたし、それにしろはとこの島で出会えることができた、今の俺はこの島に感謝しているんです」

「うわ、キザぽい台詞」

私はハイリの言葉に顔を赤くした、良くもそんな恥ずかしい台詞を言えたものだ、都会の人はやっぱり違うな

「ハイリ君そろそろクリスマスも近いのにこの島では流石にイベントはしてないわよ」

「いや、この島でクリスマス祝うことなんてあるんですか?初耳ですよ、というより俺の家でもクリスマスは祝う事ありませんよ」

「まぁ駄菓子屋でクリスマスケーキが予約出来るようになるくらいだよ、そもそもこの島でキリスト教人なんていないよう」

まず私は聞いたことがない

「分からないぞしろは隠れキリシタンとかいたかもしれないだろ」

「ハイリ君残念だけどそんな記録残ってないわ」

「いやあまり期待してなかったんですけど」

そういうならなんでそんなことを聞いたの

「お祭りは夏に行われるのよね夏鳥のお祭りという先祖を供養するお祭りが」

「夏鳥のお祭り?」

「ハイリもしかして参加してないの?」

ちょっとショック私結構がんばったのに

「ハイリ君写真見る?結構綺麗なのよしろはちゃん」

「しろは?お祭りで何かやったのか?」

「私、夏鳥の儀と言ってこの島で役をやったんだけど見てないんだねハイリ」

はぁ私はため息をついた別に見てほしいわけではないけど、勘違いしないでほしい

「おまたせ」

鏡子さんがアルバムを持ってきたそしてページをめくっていく

そして私が演舞を披露している写真見つけてを指で押さえた

「これきれいでしょ」

「これ?これ本当にしろはなのか?別人に見えるんですけど」

ハイリが驚いている

「凄い神秘的ですね」

ちょっ恥ずかしい

「ハイリくんしろはちゃん顔が真っ赤よ」

「鏡子さん!!」

流石に恥ずかしい

「来年もしろはがやってくれたら俺絶対に見に来るよ」

「来年はやらないんだから、今年だけだから」

照れ隠しをして誤魔化そうとしても鏡子さんにはバレバレだろう、今回の夏鳥の儀の評判はすこぶる良かったのだ、来年も私で行こうと町内会では話が持ち上がっている

「っう恥ずかしいのにあんまりだよ」

私は頭を抱えていた

「あの〜鏡子さん!!」

「どうしたのハイリくん?」

「この写真下さい!!」

「だめだめ!!」

私はハイリの注文を否定した

「いや、しろはには聞いてないんだが」

「どっどすこい!!」

「そんなにいやなのか、あ~あ彼女の写真位ほしいなぁ」

「っうわかったいいよ、ハイリその写真だけだからね」

「もとより私の写真なんだけどいいわ、ハイリ君その写真あげる」

「ありがとうございます」

ハイリは嬉しそうだ

「写真といえば以前あげた良一くんの写真どうしたの?」

私が前にハイリにあげた良一君の裸エプロンの写真について聞いてみたその時

「っええええ!!しろはちゃんも男の裸が趣味なの!!」

鏡子さんは驚愕した、あれ?おかしいなにか見落としてない

「ハイリ君疑ってごめんなさい、しろはちゃん最近の若い子は凄いのねぇ」

そしてブツブツ言いながら居間を鏡子さんは出ていった

 

「なにかあったの?ハイリ?」

「聞かないほうが幸せだぞしろは」

「?」

ハイリはアルバムに目を通していく

ふとハイリはアルバムに写っている小さな女の子に指を止めた

「この女の子どこかでみた事あるなぁ」

ハイリは首を傾げている

「そうだよ蔵だ蔵であったんた!!」

ハイリは突然居間飛び出した

「ハイリ!!どうしたの?」

私はハイリを追いかけた

 

蔵の中は物は多いが整然としている、ハイリはずっとこの夏この蔵を整理していたらしい、元々足の踏み場もないくらい物があったらしいが、それもこれもハイリのお陰だ

「ハイリどうしたのいきなり飛び出して?」

「あの時俺は女の子と二人きりになったんだ」

「ハイリ?」

「でもなんでだどうしてここであったんだ?そもそもあの子は何者なんだ?」

「ねぇハイリ落ち着こう何だか変だよ?」

「しろは、どうやらもう一つ俺この島でやる事が出来たみたいだ」

もう一度あの子に再開したい!

 

「あんた絵下手ねぇ」

「蒼ちゃんだめです相手にしちゃロリコンが移りますよ」

駄菓子屋でハイリは蔵出会った女の子について聞いていた、ハイリは更に絵を描いてもいたが幾分下手くそだ女の子にこれでは見えない

「ねぇ夏休みでこの島であった事があるのは名前も知らない小さな女の子ってヤバ過ぎよロリコンなのねあんた」

蒼が酷い事を言っていた

「違う俺はしろは一筋だ」

「ロリコンが弁解している見苦しいです」

ハイリは蒼と藍に責められている無理もないまず蔵の中で女の子に会う犯罪と間違えられてもおかしくない

ハイリは落ち込んでいた、女の子に合えないからではなく蒼と藍のせいだろう

「ハイリも落ち込んでいるみたいだしもうそのへんでいいじゃない?藍蒼」

「うーん女の子のヒントってない例えば名前とか」

蒼がハイリに質問をした

「名前かそうだよ名前だよ!!名前!名前はなんだだっけ?」

ハイリはさっきからおかしい落ち着きが足りない、それも女の子の写真をみた瞬間だ、なぜか焦っている

「俺は名前を呼んだんだ、名前を呼んであいつは笑ってくれた、嬉しそうにそして俺は帰ってこいよって叫んだんだ」

「帰ってこい?」

益々おかしい何を言っているんだハイリは

「ところでしろはちゃんうみちゃん言う方は見つかりましたか?」

藍が突然うみちゃんの話を振った途端

「うみだうみちゃんだそうだよ、うみだよ名前はうみだ」

ハイリはうみと叫んでいた

「藍、うみとどこであったんた?教えてくれ」

ハイリは藍にくってかかるように聞いてくる

「ハイリさん落ち着いてください、お願いしますどうしたんですか、らしくありませんよ」

「っあ〜すまんでも藍はあった事があるのかうみに?」

「ありません、そもそもうみちゃんって誰なんです、しろはちゃん?」

「私に聞かないでよ」

「あの〜すみませんちょっと中に入りたいだけどいいかなあ」

駄菓子屋で私達は集っていたのでどうやら店に入る事ができなかったのだろう、素直に邪魔だよっと言ってくれたらいいのに

「すみません三角形の秘密が入荷したと聞いたんですけど?」

鴎さんが久しぶりに島にやってきたようだ、彼女のこの島での観光計画に私も以前協力した事がある、大きな船の旗に猫の絵を描いてあげた

「あんたその情報どこから?」

蒼もノリノリだ

「あれ?みんなどうしたの何だか駄菓子屋の前で珍しい」

鴎さんは空気は読める子だ、今の状況を見ておかしいと悟ったのだろう

「鴎この女の子知らないか」

ハイリは鴎に絵を渡した

「何これ、女の子?カカシにしか見えないけど」

鴎さんいくらなんでもそれは酷い

「流石に落ち込むぞ鴎」

「うーん女の子の特徴がわかるなら描いてあげてもいいよ」

「本当か鴎!!」

「っあこんなところに入りての画用紙と色鉛筆があるわね」

蒼も商売上手だハイリもすでに財布を用意していた

「買った」

 

鴎はハイリからの情報を聞きながら絵を仕上げていった

「出来たこんな感じじゃないかな」

そこには八重歯が似合うそして長い髪をこめかみの所で左右2つに分けた女の子だ

「そうだよ!この子だ」

「益々私知らない子だわ」

蒼が鴎の絵を見ていった

「私にもよく見せて」

私は鴎の絵をじっくりよく見る、確かにあったことがないでもなんだろうこの胸の消失感、

「しろは?どうしたんだ」

突然ハイリが私の顔を覗き込んだ

私は泣いていた

「あれっ?変だなあれ」

「しろはちゃん?もしかして、あった事があるんじゃないんです?」

藍が私を見てそういうとハンカチを渡してくれた

「ありがとう」

「そんなはずないんだけど変だよね私」

ハイリと一緒で私までおかしくなってしまったのだろうか

「そろそろ暗くなってきたな」

確かに今は12月、日の暮れるのも早いこの島では外灯もあまりないので早く帰らないと真っ暗になってしまう

「ごめんハイリそろそろ夕飯の準備があるから」

「送っていくぞしろは」

「いいよ別に」

「いや頼むこの島では彼氏らしい事やらせてくれよたのむ」

そうだよねいくらハイリでも遠くから来て、私達付き合ってるんだから、今回の場合はハイリに振り回されたけど、それくらいなら行けない理由がない

「お熱いねお二人さんハイリさんは海に沈めたいですけど」

藍は相変わらずだしかし、

「    」

鴎さんがさっきから無表情で私達を見ていた、

「鴎どうしたんだ?」

「ハイリ?しろはちゃんと付き合ってるの?」

鴎は聞いてきた

「っあ〜言ってなかっけ?」

「おめでとう」

鴎が嬉しそうにしている

「っありがとう」

「告白はどちらから?」

鴎もこういう話が好きなのだろうやっぱり聞いてきた

「それはしろっっいってぇ!!」

私はハイリが喋る寸前で肘打ちをした

「恥ずかしいから言わないで」

「すみません」

 

「いやはやあの時ムードのへったくれも無かったけど、二人が仲良く手を繋いて帰ってくれたのを見て私泣きそうになったんだから」

蒼が囃し立てる

「いや蒼ちゃんその時には完全にないてませんでした?泣き顔もプリティだったのを覚えてますよ」

「ちょっと藍余計なことを言わなくていいのよ」

「っあこんな時間」

鴎が突然叫んだ

「ごめんなさい私も帰るねお母さんと用事があるんだ」

「道中暗いから気おつけなさいよ」

蒼が鴎に忠告した

「ありがとうバイバイきーん」

鴎は帰っていった

「さて俺達も帰りますか」

「うん」

私とハイリは鳴瀬の家に向かった

 

私は出来れば走りたかった今すぐ駄菓子屋を去ってしまいたかった、しかし身体がいうことをきいてくれないそうだ、わかってたことだった

ハイリはしろはちゃん一筋だって事ぐらい

だって私ハイリが船から飛び降りてしろはちゃんに話しかける一部始終を見ていたんだ、船から飛び降りるなんて危険な事普通しない、

「チャーハンの作りかた教えて」

いやいやもうそれは詭弁だ、分かっていた分かっていた事だけど

「そうか私ついにこの世界で失恋したんだ」

気づいた時にはハイリが好きになっていた、でもそれは私に力を貸してくれた女の子のお陰だ、そして今ついに私は振られたんだ

不意に泣きたくなってきた、今日はアパートには誰もいない事が幸いだった、そしてアパートに行く道中は外灯もない薄暗い道をただあるく、

「鴎じゃないかどうかしたのか?」

不意に誰かに話しかけられた

振り返るとアパートのとなり住んでいるのみきちゃんだ

「あれ?のみきちゃんも帰り?じゃ一緒に帰ろうか」

「鴎何かあったのか?凄く辛そうだぞ、又体調が悪いのか鴎あまりご両親に迷惑をかけることをしてはいけないぞ」

「のみきちゃん私、振られたんだ」

 

 

 

 

泣いている女の子を発見したら、声をかける、しかし私は躊躇っていた、

その女の子は「お母さんどうして探してくれないの」

とないてばかりいる

「どこにいったて見つけてくれるというのは嘘だったんだ」

そうだよどうしてこの子の母親はこの子のを一人にさせているんだ?

私は意をけして女の子に近づいた

「あの〜泣かないで、お母さんなら私も一緒に探してあげるよ」

その子が顔をあげるだけど表情がまるでないのっぺらぼうのようだ、そして私の差し出した手をその子は払い除けた

「どうせあなたには無理です」

「そんな事無いって私あなたから見たらお姉さんだよ」

「この十年の間にあなたなにをやっていたんです?」

「あなたはのうのうと島で暮らして何をやってたの?」

「そうだあなたは功罪の娘」

だめ!そいつに耳を傾けないでしろはちゃんお願い目を覚まして、

 

そこで目が覚めた、ひどい夢だった

「しろは!!しろは!!いつまで寝ているだ 」

おじいちゃんの声が聞こえる

「ごめん今すぐ起きるよ」

目覚めは最悪だったとりあえず今日も加藤さんの家に行くことにしようハイリの顔が見たてしょうがなかった

 

「ねぇそういえばハイリってクリスマスってこっちに来るの?」

私はハイリと一緒に食堂でご飯を食べていた

「うーんそれがクリスマスはなんとかなるんだけど正月はちょっとまずいかなぁ」

「そりゃそうだよねご両親もまさか正月までこの島に行くとは思ってないんじゃない?」

「うーんどうしようなんとかしたいんだけど」

「無理しなくていいよだったら私の方から顔を出してみようか?」

「それは駄目だ」

ピッシャリとハイリは断わった

「なんで?」

「しろはに変な虫がついてほしくない」

くすっ 

「どうしたんだしろは?」

「っぷいやぁハイリって以外と束縛主義なんだ」

「そんな事ないぞ」

「誤魔化したって無駄だってそう見えるの」

「でもいつか俺の方から両親に相談する機会をつくるそれまで待ってくれ」

「そうだね」

「そしていつかしろはのじーさんに打ち明けよう」

「それなんだけどねぇ」

私はため息をついた

「うちのおじいちゃんは外から来た人を快く思ってない所があるからまだやめたほうがいいよ」

「それじゃ俺達の関係ってかなりまずくないか?」

「うん、かなり」

もしおじいちゃんにばられたらどんな事なるんだろう?

「すみません!今日は食堂は開いてますか?」

ノックをする音が聞こえる

「空いてますよ入ってください」

「お邪魔します」

入って来たのは鴎だ

「二人共仲良いいね今日も一緒なんだ」

あれ?心なし鴎の声にトゲを感じた

「鷹原ハイリくん至急役場まで起こしください、」

のみきの島内放送が流れた

「っあ俺を呼んでるみたいだしちょっといってくるな」

「うん急いだほうがいいかもね」

鴎がハイリに役場に行くよう促している

「私も一緒に行こうか?」

一応ハイリに付いて行った方がいいか確認をした

「いいってしろは今日は食堂を開く日なんだろう?数少ない日何だから、俺の事は気にしないでくれ」

「そうだよしろはちゃんほらハイリも行った行った」

鴎はハイリをどうやら食堂から出したいらしい

「?」

必然的に私と鴎は二人きりになった

困った鴎とはあまり面と向かって喋った事がない

「ねぇ注文していい?」 

鴎がカウンターの席につく

「ごめんまだ準備中」

「そうなんだ、ねぇしろはちゃんハイリのどこが好きになったの?」

「どうしてそんな事聞くの鴎?」

「教えてよしろはちゃん」

「ウ~ンハイリは何を仕出かすか分からなくてほっとけない所があるんだ」

「なるほど続けて」

「ハイリと最初に出会ったのが駄菓子屋の前だったの、その時、私ハイリはすれ違ったんだ、変な感覚だった初めて会ったのに、凄く寂しいようなそれでいて嬉しいような、でも何か大切な物まで抜け落ちてすり抜けていくような感覚だったの」

そうだあの時、私変だった

「次にあったのがここなんだハイリったら私のチャーハンの味付けを教えてだってへん奴だと思ったの勿論断ったけど」

「なぜか私その日は海岸に行きたくなったの」

そうだあれは夏休みがそろそろ終わるぐらいだったかな

「そうそう私なんでか知らないけど虹色の紙飛行機を折りたくなってわざわざ海岸で飛ばしたんだ」

今思うと謎の行動だ

「今日島から出て行ってしまう人を見送りたくなったんだ」

「船が出るときに私は飛行機を飛ばしたのその時凄い風が吹いてね、飛行機が上昇気流に乗ったのを確認したの」

私は用事が済んで帰ろうとしたら、

「ハイリに名前を呼ばれて振り返ったらハイリ船から飛び降りていたんだ」

今思うと不思議だ私あの時ハイリに名前すら教えてないのに

「逃げようと思ったんだけど、私を見て嬉しそうな顔してチャーハンの作り方教えてだって、はじめは冗談かと思ったよ」

 

しろはちゃんの惚気話を私は真剣聞いていた

「そしたらハイリったら絶対出来るだってムキになちゃて」

やめて

「凄いんだよハイリ泳ぎ凄く早くて私も教えてもらったんだ」

お願い

「ハイリは地味だけど行動力は凄いよね以前だって」

嫌だ聞きたくなくない

「ハイリが出したチャーハンホントは65点位だったんだけど甘く採点しちゃった今思えばまさに惚気だよね」

そうだよ私には聞くに耐えない

「鴎?大丈夫?」

しろはちゃんが心配している、これから私は最低な事をこの子にするんだ

「しろはちゃん私もハイリが好きなの」

 

 

「」

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