原作に関わらないようにしたいけど神がそれを許してくれないみたい   作:ヨーグリー

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俺は普通のレベル1じゃない

 ベルとダンジョンから帰ってきて俺らは今ヘスティア様にステータスを更新してもらっているが...

 

「なんじゃこれぇぇぇぇぇぇ」

 

「どうしたんですか神様!?」

 

 (多分これはあれだ、きっと新しいスキルだろう)

 

「スキル!スキルだよ!エル君に新しいスキルが発現したんだよ!」

 

 エル・ダルク

 Lv1

 力A:872→880

 

 耐久D:249→252

 

 器用S:970→975

 

 俊敏S:999→999

 

 魔力S:999→999

 

 

 《魔法》

 

【】

 

 

 

 《スキル》

 

 【縮地】

 

 【極地】

 

 自身の攻撃力を上昇

 ステータス補正あり

 

 【心眼】

 

 1分間回避状態になる

 相手の弱点に攻撃が当たった時限定で通常攻撃の攻撃力の威力が2倍のダメージ

 

 【魔神剣煉獄斬り】 【閻王煉獄斬り】

 

 【Gアイズ】

 

戦闘中自動発動

相手の動きを読み取りどのように攻撃が来るかを予測できる

戦闘中以外でも任意で発動可能

発動中相手のどんな動きも読み取れる

 

 《宝具》

 

 詠唱 『一歩音越え。二歩無間。三歩絶刀。無明三段突き』

 

 

 【絶釼・無窮三段】

 

 詠唱 『塵刹を穿つ。無辺の光を以って、天命を断つ。絶釼・無窮三段』

 

 詠唱 『無量、無碍、無辺。三光束ねて無窮と為す。絶釼・無窮三段』

 

 

「しかもまたチートスキルですね...」

 

「ベル君といいエル君といいなんで僕の子供たちはこんなことになるんだい、しかもベル君なんて...」

 

 ヘスティア様は俺のステータスを紙に移してから俺に無理やり押し付けた後なにかぶつぶつ言いながらタンスから服を出す。

 

「神様どこかに行かれるんですか?」

 

「バイト先の打ち上げだよ!君たち二人は羽を伸ばして楽しく豪華な食事でもして来ればいいさ!」

 

 そう言って走って出て行ってしまう。

 

「えぇ...」

 

「どうしようエル...」

 

「どうせ明日にでもなれば、ベルくーん!っていつもみたいに飛びついてくるべ」

 

「そうだといいけど」

 

「まぁ気にしてもしょうがないし準備して行こうぜ」

 

「わかった」

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

「豊穣の女主人...」

 

「人多いな」

 

 俺らはいまベルが今朝お弁当をもらった店員さんのお店に来ている。

 

「冒険者さん!来てくれたんですね」

 

「はい」

 

「自己紹介がまだでしてね。私シル・フローヴァです」

 

「僕はベル・クラネルです。となりにいるのは」

 

「エル・ダルクです」

 

「それじゃあ中へ案内します」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 中に案内された俺たちはお互いにナポリタンスパゲッティを頼む。

 

 そして少し待ってると三人分ぐらいの量のスパゲッティが運ばれてきた。

 

「あんたたちがシルの知り合いかい!冒険者のわりにかわいい顔してるね」

 

「ほっといてください」

 

 俺は運ばれてきたスパゲッティを食べるが隣のベルは、「これが300ヴァリス飲み物が200ヴァリス」などお金の心配をしていた。

 

「あーベル?お金のことは気にしなくてもいいぞ?オラリオに来る前に親と村長に結構お金もらってから今日は奢るぞ?」

 

「本当!?あ、でもさすがにそれは悪いからいいよ」

 

「気にすんなって」

 

「じゃあお言葉に甘えて」

 

「そうしとけ。それでベルが立派な冒険者になってお金も多くなったら今度は俺に奢ってくれ」

 

「エル...うん!」

 

「いい友情じゃないか!それならほら!」

 

 目の前のガタイの良い店主さんが何かの魚の丸焼きを俺とベル二人分だす。

 

「それじゃあ足りないだろう?今日のオススメだよ!」

 

「いや頼んでないですって!」

 

 (これ全部食い切れるかな...)

 

「どうです?楽しまれてます?」

 

「「圧倒されてます」」

 

「ふふふ、ごめんなさい私の今夜のお給金も期待できそうです」

 

「これ払うの俺...」

 

 二人に聞こえない声でつぶやく俺だった。

 

「この店色んな人いて面白いでしょう?たくさんの人がいるとたくさんの発見があって私つい目を輝やかせちゃうんです。知らない人と触れ合うのが趣味というか心がうずくというか」

 

「結構すごいことを言うんですね」

 

 ベルがジト目になりながらシルさんを見る。すると店の入り口から声が聞こえる。

 

「ニャ!ご予約のお客様ご来店ニャ!」

 

 (本物の猫耳だすごく触りたい...)

 

 入り口の方を見ると細目の人を先頭に褐色肌の女の人二人と金髪の背が低い人や色々な人がいた。そして最後に髪が腰まで長い金髪の女性が入ってきた。

 

 周りの冒険者が最後に入ってきた女性を剣姫など言っているのが聞こえた。

 

 (ということはあの人がアイズ・ヴァレンシュタインか。ていうことは...)

 

 ベルを見ると顔を赤くして口からスパゲッティが落ちてる。ベル君?汚いからきちんと食べてからにしなさい。

 

「みんなダンジョン遠征ご苦労さん!今夜は宴や思う存分飲めぇ!」

 

 みんな一斉に乾杯をする。

 

 (やっぱりオラリオトップのファミリアだけあって色んな人がいるな)

 

「それにしてもベルも本当にわかりやすいな」

 

「どゆこと?」

 

「だってさっきからアイズ・ヴァレンシュタインしか見てないでしょ?」

 

「そ、そんなことは...なくもないけど...」

 

「ほんとベルもとんでもない人を好きになったな」

 

「い、いいでしょそれぐらい!」

 

「確かに誰かを好きになるのはその人次第だもんな」

 

 ベルと話しているとロキ・ファミリアの銀髪の男が言う。

 

「よっしゃあ!アイズそろそろ例の話みんなに披露してやろうぜ」

 

「あの話?」

 

「あれだって帰る途中で何匹か見逃したミノタウロス、最後の14階層で始末したろ?そんでほれその時いたトマト野郎のいかにも駆け出しのひょろくせぇガキが逃げたミノタウロスに追い詰められてよぉ、そいつアイズが細切れにしたくっせぇ牛の血を浴びて真っ赤なトマトみてぇになっちまったんだよ」

 

 (あの人が話してるトマト野郎ってのがきっとベルの事だろう)

 

 ベルを見ると下を向いて手に力を入れて震えていた。

 

「気にすんなベル。あれはミノタウロスを逃したロキ・ファミリアが悪いんだ。それに俺らは駆け出しの冒険者だ、ミノタウロスに怖がってビビるのは当たり前のことだ。それに俺のステータスはレベル1のステータスじゃないけどあれだって8年間修業したおかげなんだ、誰もが最初強いわけじゃない。だから今は辛いかもしれないけど我慢しようぜ?そしていつかオラリオ中の冒険者をあっと言わせられるように強くなっていこうぜ」

 

「う、うん」

 

 俺がこう言ってる間にもロキ・ファミリアの銀髪の人は笑いながらベルの話をしている。

 

「アイズお前はどう思うよ。例えばだ俺とあのトマト野郎だったらどっちを選ぶってんだおい!?」

 

 (頼む...!これ以上はやめてくれじゃないとベルが...ベルが...)

 

「聞いてんだよアイズ!お前はもしもあのガキに言い寄られたら受け入れるのか?そんなはずねぇよなぁ!自分より弱くて軟弱なザコやろうにお前の隣に立つ資格なんてありゃしねぇ...他ならないお前自身がそれを認めねぇ!ザコじゃ釣り合わねんだよアイズ・ヴァレンシュタインにはなぁ」

 

「くっ!」

 

「ベル!」

 

「ベルさん!」

 

 突然ベルが立ち上がりそのまま店の外に飛び出して行ってしまう。

 

「シルさん」

 

「はい?」

 

「あの銀髪の人の事教えてもらってもいいですか」

 

「あの人はベート・ローガ。オラリオ有数のレベル5です」

 

「そうですか、ありがとうございます」

 

 シルさんに言ってベートの所に行く。

 

「ちょっといいですか」

 

「あぁ?」

 

「今飲んでるお酒おいしいですか?」

 

「当たり前だろうが!何言ってるんだてめぇ」

 

「そうですか。じゃあ言い方を変えます。自分たちが逃したミノタウロスの所為で駆け出しの冒険者が死にかけてアイズ・ヴァレンシュタインさんが助け出しのは良いものの何もしてないあなたが自分たちのファミリアの品評を落とすような話を堂々と言いながら飲むお酒はおいしいですか?」

 

「あぁ!?」

 

「今俺何か間違ったこと言いましたか?」

 

「まぁまぁ落ち着いて。それについてはこちらも悪かったと思っているよ」

 

 俺がベートに言うと隣から金髪の背の低い人が話しかけてくる。

 

「あなたは?」

 

「僕はフィン・ディムナ。ロキ・ファミリアの団長をしている者だよ」

 

「そうですか、でも俺は今ここにいる駄犬と話しているので引っ込んでいてください」

 

「あなたね!」

 

 今度は褐色肌の髪が長い方の女性が俺に言ってくる。

 

「うるさいですね、引っ込んでいてと言ったのが聞こえなかったんですか?」

 

「しらないわよ!ベートはどうでもいいけど団長に失礼な事を言ったのは謝りなさい!」

 

「なんでですか?ベルは、さっき出て行った奴はそこにいる駄犬に散々言われたんですよ?それなのに謝れ?ていうかそもそもそちらのファミリアがミノタウロスを逃がさなきゃこんなことにはなってなかったんですが?あなたたちにとってはミノタウロスはザコ同然のモンスターかもしれないですけど俺やベルみたいなレベル1の駆け出しの冒険者にとっては違うんですよ」

 

「ああもうじれってぇな!てめぇは一体何が言いてぇんだ!」

 

「俺はただベルに謝ってもらえればいいんです。そしてもうこんな事が起きないようにしてほしいんです。ただそれだけです」

 

「はぁ、わーったよ謝ればいいんだろ。けど条件がある」

 

「条件?」

 

「ああ、俺と勝負して勝てたら謝ってやるよ」

 

「ベート!」

 

「うっせぇなフィンいいだろ手加減してやるからよ」

 

 そういって挑発的な目で俺を見てくる。

 

「言ったなクソ駄犬が。後悔させてやるよ」

 

 俺は一度さっきの店主さんの所に行って今日の代金を払いに行く。

 

「これ今日の代金です」

 

「はいよ。でも本当にやるのかい?ベートはあんな奴だけどレベル5だよ?」

 

「俺は自分に対して何を言われたり何をされてもいいんですけど俺の大切な仲間をバカにされたり手を出されるのは我慢できないんですよ。それにあいつは俺がレベル1だから調子乗ってるので少しお灸を添えてやらなきゃ気がすまないので」

 

「そうかいだけど無茶だけはするんじゃないよ」

 

「もちろんです」

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 代金を払い終わり店の外に出ると大勢の冒険者がいた。

 

「エルさん...」

 

「あ、シルさん危ないんで下がってた方がいいですよ」

 

「でも相手はベートさんですよ?こう言っては何ですがエルさんでは...」

 

「まぁ確かにレベル1の駆け出しの冒険者がレベル5の冒険者に勝つなんて到底ありえないですよね。でもそれはあくまで普通に考えたらの話ですけどね」

 

「え...」

 

「じゃあ行ってきます」

 

 シルさんに言ってベートの前に立つ。

 

「やっと来たか」

 

「ええ、俺が来るまでの間負けた時の言い訳は考えましたか?」

 

「チッ、調子に乗ってんじゃねぇぞザコが」

 

「ルールはどうします?」

 

「そうだなじゃあ俺がテメェを気絶させたら勝ちな。んでテメェは俺に一発当てたら勝ちな」

 

「本当にそのルールでいいんですね?」

 

「ああ、テメェみたいなレベル1にはちょうどいいハンデだろ」

 

「わかりました。後悔しないでくださいね?それじゃあ...フィンさん合図お願いします」

 

「あ、ああ」

 

 フィンさんに合図をお願いしてお互いに位置に着く。

 

「それじゃあ...始め!」

 

「おらぁ!」

 

 フィンさんの合図と同時にベートは俺の顔めがけて蹴ってくる。それを俺は少し屈んで避けて後ろに飛び距離を取る。

 

「今の避けるか。ならこれならどうだぁ!」

 

 さっきより数段速い動きでもう一度顔に蹴りを放つ。俺はそれをまた屈んで避ける。

 

 俺が避けたと同時にベートは蹴った足を地面につけて先ほどの蹴りの勢いで半回転して反対の足で蹴ってくる。

 

「うお、器用だな」

 

 その蹴りを後ろに飛んで避ける。

 

「てめぇ中々やるじゃあねぇか。けどよ、避けてばっかじゃあ俺には勝てねぇぞ!」

 

 徐々に蹴りの回数が増えてくる。けど俺はそれをすべてわざとギリギリで避ける。

 

 そして俺がベートの蹴りを避け続けて数分が経った

 

「ハァ、ハァ、なんで攻撃が当たらねぇ...」

 

「レベル5ってこんなもの?全然強くないけど」

 

「うるせぇ!テメェだって全然攻撃してこねぇだろうが!」

 

「おお、そんなに息切れしてるのにまだ叫ぶ余裕があるんだ、さすがレベル5...いやさすが駄犬だな」

 

 見下す感じでベートに言い放つ。

 

「もういい、これで終わりだ」

 

 もう一度俺に攻撃しようと立ち上がったベートの懐にステータスの俊敏と縮地を使い一瞬で距離を詰める。

 

「なっ!」

 

 そして鳩尾を殴る。殴られたベートは後ろへ吹っ飛んでいく。

 

「ベート!」

 

「嘘...あのベートが...」

 

 周りではロキ・ファミリアの人たちがベートが吹っ飛ばされたことに驚いていた。けど数名は俺を見てる者もいた。

 

 俺はそれを気にせずシルさんのもとに行って「ご迷惑おかけしました。近いうちにまた来ます」と言ってベルを探しに行く。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

豊穣の女主人3人称side

 

「フィン」

 

「ガレス..」

 

「お主は今の勝負を見てどう思った」

 

「そうだね...まさかベートが負けるとは思わなかったよ」

 

「それはワシも同じじゃが...はぁ、まぁよいわワシはベートの様子を見てくる」

 

「フィン」

 

「今度はアイズか」

 

「あの人ベートさんの蹴りを全部わざとギリギリで避けてた」

 

「やはりアイズもわかってたか」

 

「うん...それにあの人まだ全然本気じゃなかった」

 

「やっぱりね...アイズは彼に勝てるかい?」

 

「わからない。けどあの人は私となにか違う強さを持ってる」

 

「違う強さ...か」

 

一方シルは

 

「シル」

 

「あ、リュー」

 

「確か先程の彼はシルの知り合いだったか?」

 

「うん、今朝もう一人の冒険者に私のお弁当をあげてそのお礼で今日は来てもらったんだけど...」

 

「ベートが話していたミノタウロスに追いかけられていた冒険者の同じファミリアである彼が腹を立ててベートに言って勝負になったと」

 

「うん...」

 

「それにしてもさっきの彼のレベルはいくつなのだろう。ベートはあんな性格だがレベル5だ。さっきの人も相当の手練だと思うが」

 

「えっと私ベルさんとエルさん、あ、ベルさんがさっきお店から飛び出てった人でエルさんがさっきベートさんと勝負してた人ね?二人の話を聞いてたんだけど二人とも冒険者になったばっかりなんだって」

 

「つまり二人ともレベル1ということになるのか」

 

「うん、それでまだあるんだけどエルさんがミアお母さんに今日のお代を払って出てくる時に少し話したんだけどね、まるでエルさんは普通の冒険者じゃないみたいな言い方をしてたの」

 

「普通の冒険者じゃない?」

 

「『まぁ確かにレベル1の駆け出しの冒険者がレベル5の冒険者に勝つなんて到底ありえないですよね。でもそれはあくまで普通に考えたらの話ですけどね』って言ってたの」

 

「確かにまるで自分が普通の冒険者じゃないみたいな言い方をしてる」

 

「でしょ?」

 

「とりあえずまだ出会ったばかりだから少しは警戒しておきなさい」

 

「はーい」




はいどうも、ヨーグリーです。

皆さん新年あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします!

そして途中で作品を書くのが飽きて放り出さないように頑張ります。

それと今まで後書きを本文の最後に書いていたんですがそれを見にくいと言ってくれた方がいたので今回からこっちで後書きを書くことにしました。意見をくれた方ありがとうございます!

では今回はここまで、また次回!
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