原作に関わらないようにしたいけど神がそれを許してくれないみたい   作:ヨーグリー

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まじ甘すぎるこれ......

「そういえば神様2、3日留守にするって言ったけど今日も帰ってこないのかな?」

 

「留守にするって言ってたしそうじゃない」

 

 俺らは今モンスターフィリアにを見るために町に来ていた。

 

「おーいそこの白髪頭とアホ毛頼みがあるにゃ」

 

 豊穣の女主人を通り過ぎると後ろから髪の特徴だけで呼ばれた。

 

「あ、おはようございますニャ」

 

「「お、おはようございます」」

 

 挨拶をすると猫耳の人が近づいてきて財布を渡された。

 

「ミャからおミャらはこのサイフをおっちょこちょいのシルに渡すのにゃ」

 

「えっと...ごめんなさいまだよく話が見えないんですが」

 

「むぅー」

 

 (つまりあれでしょ?サイフを忘れたシルさんに届けてほしいってことでしょ?)

 

 今ので俺はわかったがベルがわかっておらず困っていると横から洗濯かごを持っている金髪の人が来た。

 

「アーニャそれでは説明不足です。クラネルさんも困っています」

 

「リューはあほにゃ店番をさぼってモンスターフィリアを見に行ったシルに忘れたサイフを届けてほしいなんていちいち言わニャくてもわかることにゃ」

 

 (いや言っちゃいましたけど...)

 

「というわけです」

 

「なるほど」

 

「シルは無論サボッたわけではなく休暇を取っての祭り見学です。きっと今頃財布が無くて困ってることでしょう。なのでお願いします。クラネルさん。ダルクさん」

 

「わかりました任せてください。で、あのモンスターフィリアってなんですか?」

 

「モンスターフィリアというのはガネーシャファミリア主催の年に一度のどでかいお祭りなのニャ」

 

「闘技場を丸々一日専有しダンジョンから連れてきたモンスターを観客の前で調教するのです」

 

「ま、要するにえらくハードな見せ物なのニャ」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 シルさんを探しながら闘技場に向かう途中ベルと迷子になってしまった。

 

 (はぁベルはどこに行ったん?もし俺がシルさんを見つけてもサイフ渡せないじゃん)

 

「嬢ちゃんまだかい?後ろ客が並んでけど」

 

「ま、待ってください!確かここに入れたはずなんだけど...」

 

 隣の屋台から声がして見てみるとシルさんがいた。

 

 (はぁ本当にいたんだけど...しょうがない)

 

 俺はシルさんの横に行き屋台のおじちゃんに言う。

 

「おじちゃん追加でおすすめの味を一つ。お金は俺が払うから」

 

「え?」

 

「はいよ少し待っててな」

 

「エルさん...」

 

「どうもシルさん」

 

「どうも。ってそうじゃなくて私の分まで」

 

「あ、いいですよ気にしなくてちょうど俺もここのクレープ食べたかったですし」

 

「ですが...」

 

「気にしないでください。いつもお店でおいしい料理を食べさせてもらってるお礼なんで」

 

「お待たせ!イチゴクリームとおすすめのキャラメルソースと大盛ホイップ味だよ!」

 

 それぞれの味のクレープを受け取り会場に向けて歩く。てかなにこれ?中身が大盛のホイップとキャラメルソースしかないただの超甘々クレープじゃん...

 

「エルさんは今日は一人ですか?」

 

「いやベルと来たんですけどはぐれちゃって」

 

「そうですか、それとさっきは本当にありがとうございます。実は今日サイフを忘れてしまって」

 

「あーサイフならベルが持ってますよ」

 

「本当ですか!?」

 

「はいここ来る途中でアーニャって方に渡されてシルさんに届けるように言われました」

 

「すみません迷惑かけちゃって」

 

「いえ気にしないでください」

 

 クレープを食べながら歩いていると会場の入り口に着いた。

 

 (ていうかこれ本当におすすめの味なのか?いくらなんでも甘すぎるだろ..)

 

 周りを見渡すとエイナさんとほかのギルドの人が立っておりなんかソワソワした感じだった。

 

「こんにちはエイナさん。どうかしたんですか?」

 

「あ、エル君ちょっとまずい事になっちゃって」

 

「まずい事?」

 

「実はモンスターフィリアで使うモンスターが何体か逃げ出しちゃって」

 

「逃げ出した!?」

 

「しっー!あまり大きい声で言わないで。パニックになるから」

 

「すみません。それで今対応はしてるんですか?」

 

「うんガネーシャファミリアの冒険者たちが対応してくれてて今さっきロキファミリアのアイズ・ヴァレンシュタイン氏が対応してくれてるって言ってこの闘技場のあの柱の上でモンスターを探してる」

 

 エイナさんが上を指さし俺も上を見てみると柱の上にアイズさんが立っていた。

 

「本当だ。あと逃げ出したモンスターの数とかはわかります?」

 

「それはわからないかな」

 

「わかりました。...ていうことでシルさん」

 

「はい?」

 

「申し訳ないんですがシルさんはこのままここにいてください。へたに動くよりここにいてモンスターフィリアを見てた方が安全なので」

 

「エルさんはどうするんですか?」

 

「俺はモンスターを探してきます」

 

「そんな危ないですよ!」

 

「確かに危ないですけど俺は冒険者なんで。それじゃあ俺は行きますね。エイナさんシルさんの事お願いします」

 

 そう言って俺はアイズさんがいる柱まで飛ぶ。

 

「よっと」

 

「君は...」

 

「話はあとにしましょう。今は逃げ出したモンスターを」

 

「わかった」

 

 町を見下ろしモンスターを探す。

 

「「見つけた」」

 

 お互い顔を見合わせ一度うなずく。

 

「テンペスト」

 

「起きろ『煉獄』出番だ」

 

 柱から飛んで見つけたモンスターに向かう。

 

 モンスターの前に着地すると後ろから声がする。

 

「ぼ、冒険者の方ですか!?」

 

「はい。ここは俺に任せてどこか安全な場所に逃げてください」

 

「は、はい!」

 

 俺の後ろにいた人は一目散に走り逃げていく。

 

「さてと...」

 

 『煉獄』を鞘から抜き平晴眼の構えをする。

 

「ハァ!」

 

 一直線にモンスターに向かい一閃。そのままモンスターは縦半分の斬れて魔石だけが落ちる。

 

 そしてもう一度高い場所に上りモンスターを探す。

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 (ふぅ、これでこの周辺のモンスターは倒し切っただろ)

 

 念のため高いところに上ると闘技場近くの方に三本緑色の植物みたいなモンスターが見えた。

 

 (なんだあのモンスターは......と、とりあえず行かないと!)

 

「【一歩音越え...】」

 

 俺は出来るだけ被害が出ずに早く倒せるように宝具の詠唱をしながらモンスターに向かう。

 

ーーーーーーーーーー

三人称side

 

「アイズそいつは魔法に反応してるわ!風を解きなさい!」

 

「武器が無くても一人一匹相手すればなんとかなるって!」

 

 ティオネとティオナが三匹のモンスターを相手しているアイズに言う。それにアイズはうなずく

 

 だが何かに気づいたアイズは再び風を纏う。

 

 アイズの魔法に反応したモンスターが攻撃を仕掛け一体のモンスターがアイズに食らいつく。

 

「くっ...!」

 

 アイズに食らいついたモンスターはそのまま壁にアイズを投げ飛ばすために地面から生えた植物みたいな身体を鞭みたいにうねらしそして...

 

「【無明三段突き!】」

 

 上空から飛んできた少年によってアイズが投げ飛ばされることはなかった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

エルside

 

「【無明三段突き!】」

 

 アイズさんを咥えてるモンスターに【宝具】使う。だがモンスターが固すぎたため『煉獄』の刃が貫くことはなかった。しかし咥えていたアイズさんを口から落とす。

 

 落ちるアイズさんを上空でキャッチしてモンスターと距離を離してアイズさんを降ろす。

 

「大丈夫ですか?」

 

「うんありがとう」

 

「それにしてもあいつ硬すぎません?俺のスキルでも貫けなかったんですけど...」

 

 (しかも無明三段ってモンスターに使うのこれが初めてなんだけど...初めてがこれかよ......)

 

「あ!君はこの前ベートを倒した子だ!」

 

「うん?」

 

 声のした方を見るとこの前豊穣の女主人で見た褐色肌の双子の姉妹がいた。

 

「どうも。ていうかそれよりも先にあいつをどうにかする方法を考えましょうあいつ硬すぎて剣が通らないです」

 

「確かに硬いよねー、っと!」

 

 硬いと言いながらモンスターに向かって走り殴る短髪の方の女の人を合図に全員で攻める。

 

 俺は武器を持っていない三人に攻撃が行かないようにしながら戦う。

 

「まじで硬い!全然斬れないじゃんこいつ!」

 

「文句言ってもしょうがないでしょ!どうにかして倒す方法見つけないと!」

 

「後ろ!」

 

 俺は前の敵だけに集中しすぎたらしく後ろから来る攻撃に気づかなかった。

 

 (くそっ...!)

 

 だが俺は咄嗟に【心眼】を発動して後ろからの攻撃を避ける。

 

「うっそ...」

 

「今の避けるの...」

 

「......」

 

 普通に考えたら今の攻撃なんて避けるのは無理だったため双子の姉妹は俺が避けたことに驚いていた。アイズさんはただひたすらに俺を見ていた。

 

 スキルのおかげで上に飛んで避けた俺は口を開けて俺を攻撃したモンスターの口を上から武器を振る。するとさっきとは違いなんの抵抗もなくすんなりと斬れる。

 

 (斬れた!もしかしてこいつ口を開けた時に攻撃すればいけるんじゃないか?)

 

「まじ!?今度は斬った!」

 

 【心眼】を発動してる今なら倒せる!

 

「三人は残りの気を引いてください!その間にスキルを発動してる残り50秒で俺が倒します!」

 

「50秒!?」

 

「そんなの無茶よ!」

 

「...わかった」

 

「「アイズ!」」

 

 アイズさんは俺の提案に乗り残り二体の気を引くために再びモンスターに向かう。

 

「ああもう!」

 

「こうなったらやけくそだ!」

 

 三人がモンスターが生えている根元を攻撃して俺はスキルの【Gアイズ】でモンスターの動きを見る。

 

 すると双子の姉妹が相手してた方のモンスターが口を開き二人に狙いを定めた。

 

「ここだ!...セイッ!」

 

 そのモンスターをさっきのように上から斬る。

 

「よし後一体!」

 

 (それにまだ時間は30秒は残ってる!)

 

 ここで俺は残り一体になったことで油断してしまいアイズさんの足元の異変に一瞬遅れて気づく。

 

「アイズさん危ない!」

 

 俺はステータスの俊敏と縮地を使い一瞬でアイズさんに駆け寄り両手で突き飛ばす。

 

 突き飛ばしたことでアイズさんの位置に俺が立つことになりその瞬間地面からもう一体モンスターが出てくる。なんとか【心眼】の回避状態で避けたが脇腹に当たってしまい上空に飛ばされてしまう。

 

「ぐはぁ!」

 

 上空に飛ばされた俺はもう一体のモンスターによって壁に叩きつけられてしまう。

 

「大丈夫!?」

 

 アイズさんが駆け寄り俺を抱きかかえモンスターと距離を離す。

 

「本当に大丈夫?」

 

「え、ええ、なんとか...かはっ!」

 

 喉から込み上げてくるものがしてそれを吐き出してしまう。

 

 (まさかこんな風に血反吐を吐くなんて初めてだわ)

 

「少し休んでて後は私たちがやるから」

 

「は...い...」

 

 どうやら打ちどころが悪かったらしくめまいが起き上手く立てずモンスターに向かうアイズさんの背中を最後に俺の意識は途切れた。

 

 

 

 

 




はい、毎回サブタイトルで10分以上は悩むヨーグリーです。

最近エルがレベル2になった時の二つ名を考えてるんですけどまったく思い浮かばないんですよね...レベル2になるまでまだ時間はあるんですがやっぱり時間があるときには決めておきたいんですよね。もし皆さんの方で何かいいの思い浮かんだら教えてください。もしよかったのがあったらそれ使うかもしれないです。いや本当にまじで......

とまぁ今回はここまで、また次回!
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