第10話、スタート!!
モカとの約束を果たしたあと、時間がお昼頃というのもあり、巴の約束を果たすのにちょうどいいと考えた俺は巴に電話をした。巴もまだお昼を食べていないらしく、約束であるラーメンを一緒に食べに行くことになった。
朝陽
「待ち合わせは12時半でいいか?」
巴
『構わないぞ』
朝陽
「了解」
また金がなくなってくな。今回はそんな出費は無さそうだからすごい痛手にはならなさそうだな。それが唯一の救いかもな。
俺は時間通りにラーメン屋に行った。思ったよりも距離があったため、少々時間がかかってしまった。そこにはもう巴がいた。
巴
「朝陽、遅かったな。お前なら5分前くらいにくると思ってたけどな」
朝陽
「ごめん、思ってたよりも距離があってさ。ちょっと時間かかっちゃった」
巴
「そっか。とりあえず中入ろうぜ。アタシ、お腹減ってきたんだよ」
朝陽
「それもそうだな。早く食おうぜ!」
俺たちは中へ入った。時間が時間だから混んでいるかと思ったが、意外と空いていた。すぐに席に座れて注文もできた。俺は味噌ラーメンを頼み、巴は豚骨醤油ラーメンを頼んだ。こいつ、昔からこれ好きだよなー。俺も今度それが食べてみようかな。
巴
「朝陽って昔から味噌ラーメンばっか食べてるよな」
朝陽
「そういう巴は昔からずっと豚骨醤油ラーメンばっか食ってるよな」
巴
「好きなんだから仕方ないだろ。朝陽も今度食べてみろよー」
朝陽
「それ思ってた。今度食ってみるわ」
ラーメンの話をしていたら注文したものが届いた。味噌ラーメン、うまそー!早く食いてえよ。豚骨醤油ラーメンはこってりしてそうで美味そうだな。
朝陽・巴
「「いただきまーす!!」」
朝陽
「うんめー!!味噌ラーメン最高だわ!!」
巴
「豚骨醤油ラーメンも相変わらず格別だよ!うますぎる!!」
あっという間に食い終わってしまった。マジでうますぎ。格別だなこれは。巴も満足そうな顔してるしほんとよかった。これなら奢る価値大ありだな。
朝陽
「会計済ましとくから先出てていいぞ」
巴
「ありがとな」
俺は会計を済まして店の外で待ってる巴と合流した。帰りは家まで送ってこうかな。聞きたいこともあるし。
朝陽
「そーいえばさ、いつも通りだね」
巴
「何がだ?」
朝陽
「態度とかいろいろ。前から思ってたけどもう大丈夫なのか?」
巴
「あっ!////」
察しがついたみたいだな。正直言った俺も恥ずかしいんだよ。俺の顔、赤くなってねえよな。大丈夫だよな。あー、恥ずかしいったらありゃしないな、ほんと。
巴
「朝陽は怒ってないのか?」
朝陽
「怒るって何に?」
巴
「アタシが朝陽にキスしたこと。急だったしアタシも勢い余っちゃったっていうか、その、ほんとにごめん///」
朝陽
「なんで謝るの?別に怒ってないよ。俺、そういうの鈍感で時々分からないことあるからそういうのを踏まえてやったんだろ?告白の仕方なんて人それぞれなんだから平気だよ」
巴
「ありがとな。朝陽が怒ってなくてよかったよ。いくら朝陽が鈍感とはいえやりすぎたかなって思っちゃってさ」
朝陽
「あー、なるほどな。俺は怒ってないから安心しろ」
柄にもないことを俺は言うなと自分で思った。巴はスッキリした感じでもう大丈夫そうだなと感じた。その後は2人で他愛もない会話をしながら帰り道を歩いた。そして、巴の家に着いた。
巴
「奢ってくれてありがとな」
朝陽
「今回は約束だったしな。元は俺が悪いし。また気が向いたらラーメン奢ってやるよ」
巴
「おー!マジか!!ありがとな、朝陽!!」
巴の笑顔、久しぶりに見たな。これならまた奢りたいって気持ちが出てくるな。俺もラーメン好きだしな。巴の家から少し歩いたところでスマホが鳴った。
朝陽
「誰からだ?」
スマホを見るとそこにあった名前はひまりのものだった。ひまりの約束は確か、コンビニスイーツがどーたらこーたら言ってたな。あー、また出費が鳴った出る。また俺が奢るんだろうな、これ。もうそろそろ勘弁してくれーー!!まだ蘭とデートしてねえんだよ!!
朝陽
「はい、もしもし」
ひまり
「あ、朝陽!今時間ある?これからコンビニスイーツ買いに行こうと思ってたんだけど、朝陽が奢ってくれるっていうの思い出したからさ。今から奢ってくれない?そうすれば私の約束は果たされるよ」
よし、ちょうどいいな。これで3人目が終わる。残りはつぐみの1日無給料バイトと蘭のデートだったよな。蘭のやつがめっちゃ緊張するんだよな。まあまだ先のことだしまだ深く考えなくていいや。
朝陽
「いいよ。早く終わらせたいし、奢るよ。どこに行けばいい?」
ひまり
「いつものコンビニでスイーツ見て待ってるから早く来てね」
朝陽
「はーい」
正直、そこまで腹は減ってないが、食後のデザート感覚で食べるのも悪くないな。自分用のとひまり用の買うのか。ひまりさん、頼むからなるべく出費おさえてね。お願いだから。
目的地であるコンビニについた。中にはひまりらしき女性がスイーツコーナーを見ている姿が見えた。ひまりで間違いないだろうな。
朝陽
「ひまり、お待たせ」
ひまり
「朝陽!ねえ、朝陽だったらこっちのシュークリームとこっちのショートケーキだったらどっちにする?」
朝陽
「どっちも買うっていう選択肢は?」
ひまり
「あ、そっか。朝陽の奢りだからそれでいいか。じゃあどっちも買お!」
自分で爆弾を投下してしまったことに後悔した。自分も食べる気でいたからすっかり忘れてたわ。そうだった。なんのためにここに来たんだよ、俺は。財布が軽くなってる気がするな。気のせいだよな…。気のせいだと信じて俺もなにか買うか!
朝陽
「俺はシューアイス買お」
ひまり
「夏休みだもんね。ちょうどいいよね」
その後、色々見たが、意外と量あるな。そのうちの大半がひまりのだなんて信じられないな。女の子がこんな食えるのか?それに、太りそう…
お金も結構使いそうだな、これは
朝陽
「会計済ましとくからちょっとまってて」
ひまり
「はーい!」
会計を済ませた。一言だけ言うと、苦しい。3000円いかないかと思ってたけど、量があって500円オーバーしました。もう、泣いていいよね?調子にのって俺も自分用の買わなきゃよかった…泣きたい…
ひまり
「朝陽、だいぶ苦しそうな表情してるね」
朝陽
「出費が俺の予想を超えたからだよ」
ひまり
「ごめんねー。つい選びすぎちゃって。ふたつ食べたいものとかもあったしさ
」
朝陽
「はい。バイトするか」
バイトっていってもどこかいいところあるかな?引っ越したばっかりで何もわからないからな。
ひまりの家で食べることになった。今、俺達はひまりの家に向かってるところだ。俺達は他愛もない会話をしながら向かった。
________________
上原家 ひまりの部屋
ひまり
「適当に座ってて。私、飲み物取ってくるから」
朝陽
「はーい」
適当な場所に座り、俺はスマホをいじっていた。ゲームってやっぱり楽しいね。ときどきあことあこの友達のRinRinさんとよくNFOするんだよな。あれもめっちゃ楽しいんだよな。そういえば、RinRinさんって誰なんだ?
ひまり
「おまたせー。紅茶持ってきたよ」
朝陽
「ありがと」
ひまり
「甘いもの食べるし、紅茶がいいなーって思ったんだよね。我ながらにナイス判断だと思うなー」
朝陽
「そうだな。ナイス判断だな」
いちいち胸張らないの。あなた、結構大きい方ですよ?自覚ねえよな、こいつは。目のやり場にすげー困るんだよな。どうしよう、、ここは話題転換でもするか。
朝陽
「ひまり、早く食おうぜ」
ひまり
「そうだね。私も早く食べたくなってきちゃった。じゃあ、、」
朝陽・ひまり
「「いただきます!!」」
巴の時もそうだけど、俺たち幼馴染は一緒になにか食う時は全員でいただきますを言うんだよな。小さい頃からずっと続いてるから今更やめれなくなったのかもな。俺はこれが意外と好きだから何も言わなかったけどな。みんなも何も言わないし。
朝陽
「このシューアイス、めっちゃうめー!!何個か買っといてよかった!」
ひまり
「私のショートケーキも絶品だよ!コンビニのだとは思えない!」
俺達はこうしてスイーツを食べ続けた。めっちゃ美味かった。出費は苦しかったけど、これなら元は取れた感じするし、満足だな。ひまりなんか表情から幸せが溢れてるしな。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
切り方難しいですね。変なところで切ってしまい、申し訳ないです。
久しぶりに次回予告!
次回はひまり編の後編です。
では、また次回お会いしましょう。