巴
「実はな…」
なんか深刻そうな話すんのかな…それだったらあまり聞きたくねえな。それでも巴の話を聞くと言ったからにはちゃんと聞かないとな。巴に限って深刻そうな話ってわけじゃないだろうけどな。
朝陽
「どうしt…!!んん!!!」
俺は巴に何されてる?キスされてるのか?あ、キスされてる。それを理解するのに俺の頭だと数十秒かかった。キスされたってことは…そうか。そして、唇が離れた。
巴
「今ので分かったと思うけど、アタシ、朝陽のことが好きなんだ。だから、アタシと付き合ってくれないか?////」
やっぱりそうか。巴、俺の事好きだったのか。しかも、顔赤いし。やべー、巴ってこんなに可愛かったけか?あー、やばいやばい、危うく巴に堕とされるとこだった!俺の好きなやつは蘭なんだ!巴じゃない。だから、ここは保留せずに素直に断ろう。
朝陽
「悪いけど、俺は巴と付き合えない。今日、リサ先輩に言われたんだよ。朝陽の好きな人は蘭なんじゃない?って。俺、蘭の名前出てないのにリサ先輩、俺の好きなやつの名前当ててくるってヤバイよな。巴の気持ちは素直に超嬉しいよ。幼馴染としての好きじゃなくて、異性としての好きだってのは分かった。けど、さっきも言ったけど俺の好きな人は蘭なんだ。だから、巴とは付き合えない。ごめん、ほんとにごめん。」
巴
「そっか。朝陽、蘭のこと好きなのか。朝陽って鈍感だから好きな人なんかいねえのかと思ってた。朝陽の気持ちがしれて良かったよ。ありがとな。」
朝陽
「なんかディスられた気したけどそういうわけなんだ。ごめんな。」
巴
「大丈夫だって。時間取らせて悪かったな。じゃあ、アタシは帰るよ。じゃあな!!」
朝陽
「じゃあな!!」
巴に悪いことしちゃったよな。目、潤んでたし。恋愛ってこういうことなんだろうな。もし、蘭にフラれたら俺もああなるんかな?巴みたいに泣きそうな気がする。巴、ほんとにごめん。俺はもう一度、心の中で巴に謝罪した。
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巴side
アタシは朝陽にフラれたのか。あの場に耐えきれなくてすぐに帰ってきちゃったけど、大丈夫だったのか?やばい。また涙出てきた。朝陽の前ではなるべく泣かないようにしてたけど、1人になるとやばいな。涙ってこんなに止まらないもんなんだな。家に着いても涙が止まんなかった。あこに心配されたな。なんとか理由つけて大丈夫って言っておいたけど。今はほんとに1人になりたい。ずっと泣いてたい。思いきってキスもしたけど、やっぱりダメだったな。今でもキスした感触、少し残ってるな。
このあと、アタシは一晩涙が枯れるくらい泣いた。ご飯は食べてない。食欲なかったしな。正直、ほんとにつらかった。気付いたら朝だった。泣き疲れて寝ちゃったんだな。ノックの音が聞こえた。あこが部屋に入ってきた。
あこ
「おねーちゃん、大丈夫?昨日、ずっと泣いてたよね?なにかなきゃそんなに泣かないよね?あこ、おねーちゃんが長時間泣いてるの初めてみたから結構心配になっちゃって。」
巴
「分かってたのか。あこには話すよ。実はな、」
巴
「昨日、朝陽に告白したんだよ。朝陽のことが好きなんだ。アタシと付き合ってくれないか?って。それを言う前にキスしたんだよ。でも、結局ダメだった。朝陽にフラれちゃったんだよ。俺には好きな人がいるから巴と付き合えないって。それで昨日、一晩中泣いてたんだよ。」
あこはアタシの話を真剣に聞いてくれていた。あこは少し疑問を顔に出しながらもだいたいは理解してくれいるようだった。
あこ
「あこ、恋愛とかはちょっと疎いけど、好きな人にフラれるっていう気持ち、分かるよ。それ、すごく辛いよね。あこは恋愛経験ないけど、すごいわかるよ。おねーちゃんの気持ち、すごくわかる。一晩中泣きたくなる気持ちも。全部は分からないけど、ほとんど理解してるよ。大丈夫だよ!おねーちゃん!!」
巴
「あこ、ありがとな。わざわざアタシの心配してくれて。ほんとにありがとな。」
アタシはあこの優しさに涙がまた溢れてきた。あこがアタシを抱きしめてくれた。
あこ
「泣いていいよ。おねーちゃん、辛かったよね。朝陽兄とはまたいつも通り幼馴染に戻れるよ。朝陽兄もおねーちゃんに会えなかったら悲しがるよ。気が済むまで泣いていいから、今は。大丈夫だよ。おねーちゃん。」
巴
「あこ、ほんとにありがとう。」
アタシは気が済むまであこに甘えて泣いた。妹の前で恥ずかしいけど、今はあこに甘えさせてもらおう。あこの優しさに感謝して。このあと、気が済むまで泣いて、また眠りについていた。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
巴のキャラ崩壊が尋常じゃない。タグ、追加しておきますね。
投稿が遅れてしまい申し訳ございません。
しっかり完結させるので、最後までお付き合いいただけると幸いです。
では、この辺で。また明日ー。