ROCKMAN CROSSLINE   作:じゃすてぃすり~ぐ

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ドーモ、じゃすてぃすり~ぐです。
最近、AK-12が欲しいのですが中々製造で出てくれません・・・。4時間越えになっても違うの出るし・・・ああ、運が欲しい(切実)
っと、愚痴はここまでにして、本編に参りましょう。ではどうぞ!


EP3-4「残光出陣」

―それはロック達が出撃する前に遡る。

 

「出撃する前に、ちょっといいかしら?」

「?何ですか?」

 

 ブリーフィングを終え、身支度を済ませたロックマン達は出撃前にUMP45に呼び止められた。

 

「何でしょうか?」

「ロックマンと貴方達S09の人形達は、私があらかじめ用意したヘリに乗って欲しいのよ。

 私とM4・・・そして彼女のお仲間・・・AR小隊の面々はこの基地のヘリに乗るわ」

 

 45の言葉に、ロックマン達は首をかしげた。何故、そう言う事をする必要があるのだろうか?

 そんな疑問を見越していたかのように、45は答える。

 

「これは何となく予想なんだけど、鉄血は色んな手を使ってM16を捕らえようとするはずなのよね。

 だから、私達がわざと先に現地にいる仲間に通信をかけることで逆探知して集まってきた所を貴方達が叩くって寸法なのよ」

「でも、45さん達が囮になると言っても、僕らがそちらに行っても探知されるのでは?」

 

 ロックマンが気になった疑問を45に投げかける。

 逆探知する技術を持っているのであれば、仮に囮があったとしても、奇襲に気づかれるのでは?

 そんな彼の疑問を、45は大丈夫よ。と一蹴した。

 

「あのヘリは、ステルス機能もついてるからちょっとやそっとじゃ気づかれないわ」

「そうなんですか?」

 

 なんとも胡散臭い45の言葉に半信半疑な様子で、ロックマンはそう返した。そんなロックマンを見かねてか、ブルースが声をかける。

 

「ロックマン、ヘリに関しては俺も保証するぜ。誓っても良い」

「う~ん、ブルースがそう言うなら、信じるよ」

 

 ロックマンは、唸りながらもそうブルースに返す。それにちょっと不服なのが45であった。

 

「ちょっと、ロックマ~ン?『ブルースがそう言うなら~』って私が信用できないって事かな~?」

「それは当然かもね。貴方、胡散臭いし」

「私も否定できないかな416の言う事」

「む~、ひっどーい!」

 

 45の不服に、ロックマンに代わり416とナインが返した。それを聞き、頬を膨らませながら45はそう返す。

 仲間にこれほどまで言われるなんて彼女は一体何やらかしたんだろうか?とロックマンとリツカは一瞬疑問に思ったが、M16の捜索、保護を最優先にしそれを振り払った。

 

「そ、それじゃあロックマン、皆。45が言うように、指定されたヘリに乗り込んでくれ」

「わ、分かりました」

「「「「了解ッ!」」」」

 

 そんなこんなで、ヘリに乗り込んで出撃・・・。と言う事になったのだが・・・。

 

「あれ?何で、ナインさんと416さんとブルースが・・・?」

 

 ヘリに乗り込んだロックマン、ラッシュを初めとしたロックマンチームと、一番隊の面々の他に何故かナインと416、ブルースが紛れ込んでいた。

 目が点になった状態で、ロックマンはナイン達に問いかける。

 

「45が、私達にロックマン達のサポートに回れって言って来たのよ、それでここにいるって訳。

 それに、言ってたじゃない、45とM16(アイツ)を除くAR小隊の面々でS09(こちら)のヘリに乗るって。私達も同行するなら『45達』って言うしね」

「そう言う事ー♪」

「うわわ!?」

 

 416の説明に便乗するように、再びナインがロックマンに抱きついてきた。

 まぁ、当然の如く柔らかいマシュマロめいた感触がロックマンを襲う。

 

「赤くなっちゃって可愛いね、ロックマンって」

 

 真っ赤になっているロックマンを見て、にひひっとイタズラっぽい笑みを浮かべるナイン。 

 

「うう・・・。ナインさんって、いつもこうなの?」

「まぁな、俺も困っている。その所為で『ハチ』の奴には睨まれるし」

 

 そんなナインに目を背けながら、ロックはブルースに問いかけた。苦笑いしながら答えるブルース。

 ・・・恐らく、彼女達の小隊に入って以来、日常的にこんなスキンシップを喰らい『ハチ』なる人物に睨まれているのだろう。ロックマンは内心ドンマイと思った。

 

「ロックマンもロックマンで、M4ちゃんに睨まれそうだよねぇ。後、その『ハチ』って言う人からも」

「そうね」

「「だね」」

「ですね」

「まぁ、そうなるな」

「ワン」

 

 その様子を見ていた97式の一言に残りの一番隊メンバーと、スコーピオン&ラッシュは同意するのであった。

 

 

 

―そして、出撃し現在に至る。

 

「まさか本当に45さんの作戦が大当たりするなんてね・・・。ナインさん、危ないッ!!!」

「グワーーーーッ!!?」

 

 襲い掛かる鉄血兵をあしらいながら、呟くロックマン。ふと、ナインの背後から機動力の高い近接型戦術人形『ブルート』が襲い掛かってきているのを察知。

 すぐさま、二人の間に割って入り、バスターを発射。バスターの弾は狙い違わず、ブルートのコアを貫き機能を停止させた。

 

「ありがとう、ロックマン!っと消えちまえ!!!」

「モゴッ!?」

 

 ナインは振り返らずロックマンに礼を言うと、手に持った手榴弾を迫ってきた鉄血人形『ガード』の口に押し込み、蹴り飛ばした。

 

―BOGAAAAAAAN!!!

 

「「「ウギャーーーーーーーッッ!!!?」」」

 

 その蹴り飛ばした先にいた、鉄血兵を巻き込み大爆発。パーツと手足が千切れ舞う。

 

「うっひゃ~・・・えげつない「スコーピオン、後ろ!!」えっ?」

 

 そんな光景を観て思わず、そう呟いたスコーピオン。その一瞬の隙がいけなかった。

 グリズリーの声に反応し、後ろを振り向くとこちらを狙い撃ちにしようとするイェーガーの姿が。やばい!スコーピオンがそう思った次の瞬間。

 

「ブルースストライクーーーーーッ!」

「アバーーーーッ!?」

 

 ズワッと、紅く輝く光弾が、イェーガーを吹き飛ばした。

 光弾が飛んできた方向をみると、紅いヘルメットに、赤と、灰色に統一されたコスチュームを身にまとったブルースが立っている。

 

「油断大敵だぞ、スコーピオン」

「あはは、ゴメンゴメン」

 

 眉を潜めながら咎めるブルースに、スコーピオンは苦笑いで返した。

 

「何をやっている!数はこちらの方が上のはずだろう!何故、片付けられん!!!」

「そ、そうは言いましても・・・」

 

 ロックマン達の活躍によって、次々とやられていく仲間達を見ながら部隊を指揮している隊長格のヴェズビットは、近くにいたガードに忌々しげにそう吐き捨てた。

 

「それにだ!何故、こうもロックマン達の接近を許した!?索敵班め、サボってたな・・・」

「まさか!索敵は欠かさず行ってました、怠慢等あろうはずがございません!」

 

 ブツブツとぼやくヴェズビットに、反論するガード。

 

「だが、今現在こうして奴らは既に来ている!

 マンティコアと、マンティスを起動させろ!これ以上奴らを調子付かせるな!!!」

「・・・了解しました」

 

 ガードの訴えを突っぱね、ヴェズビットは吐き捨てるようにそう指示。ガードは何かを言いたそうにしていたが、それを飲みこみ、マンティコアとマンティスの起動を急ぐ。・・・その時だ!

 

―ダギュン!ダギュン!

 

「ギャッ!?」

 

 銃声が鳴り響き、ガードがこめかみから人工血液をまき散らしながら倒れ伏した。

 

「悪いけど、このデカブツは起動させないよ。倒せないって訳じゃないけど、しんどいからね」

「げ、ゲェーッ!?」

 

 そう言って、突如現れたのはハンドガンを手に持ったレッド。ヴェズビットは面食らった。が、咄嗟に、銃を構えて迎撃しようとする。が、

 

「おっと」

 

 レッドがそう言うと、腰から棒のようなものを取り出した。その先端から、鎌のようなビーム刃が展開される。

 そして、そのまま、それを一閃。銃はあっという間に切り飛ばされた。

 呆気にとられるヴェズビットに、レッドはビームサイスの刃先を喉元に突きつける。

 

「くっ・・・」

「妙なマネはしないで、投降してくれるかな?ロックマンが介入したお陰で戦況は一転してそちらの負けムードだし。とっとと言うとおりにしてくれると助かるんだけど・・・。大丈夫、投降すれば危害は加えないからさ」

「だ、誰が投降するか!誰か来てくれ!!!」

 

 レッドの言葉に、ヴェズビットはそう言って睨み返えしながら助けを呼ぶ。それに呼応するように、レッドに迫る鉄血兵達。だが、

 

―ザシュッ!

 

「ギエッ!?」

 

 突如、鉄血兵の集団に何者かが躍り出、近くにいたリッパーの首を切り裂く。

 

「ナイスタイミングだよ、ハチ」

「何がナイスタイミングだ。独断専行してんじゃねーよ、レッド」

 

 レッドの言葉に、額に青筋を立てながら言うリッパーの首を切り裂いた張本人、ハチことUMP8。

 そんなハチの苦言に何処ふく風な様子でレッドは返した。

 

「いいじゃん、少しでもロックマン達の負担を減らしてあげたいからね。

 アイツラ、援軍に慌ててマンティコアとマンティス起動させようとしたんだし、仮に起動なんかしたらロックマン達でも骨が折れてたと思うよ」

 

 レッドの意見に、8は反論しようとした次の瞬間。

 

「貴様ァァァ!!よくも仲間を!!!」

 

 仲間をやられ、激昂した鉄血兵の一人であるブルートが怒りを露わにして迫っているのが見えた。そんなブルートに8はチラリ。と 先ほど、首を斬って仕留めたリッパーを見る。

 

「ほらよ、返すぜ」

 

 そう言って、リッパーの首を掴むとブルート目掛けてポイ。と放り投げた。

 

増幅振(ハーモニクス)

 

 呟く、それと同時に、リッパーの首が震え出し・・・、

 

―バンッ!!

 

 爆ぜた。人工血液、脳漿、目玉・・・様々な部品(パーツ)がブルートに降り注ぐ。

 

「ッ!?」

 

 顔にかからぬように立ち止まり両腕で顔を庇ったブルート。これが命取りだった。

 視界から両腕を退けた次の瞬間には、ナイフを逆手に持ちこちらに斬りかかろうとしている8がいた。

 

「あばよ」

 

 8がそう言うと同時に、死へと誘う冥府の刃がブルートの首を掻き切った。

 

「うっわ・・・相変わらずえげつないね。ハチのやり方って」

「うっせぇ、これが俺のやり方だ」

 

 苦笑い気味のレッドの言葉に、不貞腐れながら8は答える。そうかなー?とワザとらしくレッドは答える。

 

「あー、それとさ。そこの人達、妙な真似はしないでね?じゃないと・・・」

「ッ!?」

 

 そう言って、ビームサイスの刃をさらにヴェズビットの首筋に近づける。

 

「この人の首に()()をつき刺しちゃうかもしれないからさぁ・・・」

 

 笑顔のまま、されど背後に死神のオーラを漂わせながら鉄血兵の面々にそう言った。その圧に押され、後ずさりする鉄血兵達。

 

「お前もお前で人の事言えねぇじゃねぇかよ・・・」

 

 そんなレッドを見ながら、半眼で8はぼやく。その時だ。

 

―ゾクッ!

 

「ッ!?・・・レッド、今すぐ逃げるぞ」

 

 何かを感じたのか、冷汗をかきつつ、8はレッドにそう言った。

 

「え?なん・・・ッ!?」

 

 何で?と言うよりも早く、レッドもそれに気づき、ヴェズビットを蹴り飛ばし素早くその場を離れる。

 

「何故離れ・・・ウギャアーーーーーッッ!!!?」

 

 その瞬間、ヴェズビットはレーザーに貫かれ息絶える。咄嗟に気づかなければ、レッドも同じ運命を辿っていたであろう。

 

国賊(グリフィンの犬)にしては勘がいいようだな・・・」

 

 声のした方に、レッドと8は視線を向けると、緑色の髪をしたクジャクをもしたアーマーを纏った青年が宙に浮いていた。その青年を見た、レッドは半ば絶望気味に呟く。

 

「よりによって、何で僕らのいるこの場所に来ちゃうのさ?ブリューナクさん・・・」

「今まで好き勝手やってきたようだが、この私が来たからには好きにはさせん・・・。

 光の裁きを受けるがいい!!国賊共!!!!」

 

 今正にこの地域を支配している鉄血ハイエンドモデル、『ブリューナク』が戦場に降り立った瞬間であった。

 

NEXT EP3-5・・・




ブリューナク出陣!この強敵相手にどう立ち回る!?
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