ROCKMAN CROSSLINE   作:じゃすてぃすり~ぐ

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ドーモ、じゃすてぃすり~ぐです。
コロナで、外出自粛を強いられている今日この頃、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
私は、こんな時期でも変わらず元気に仕事したり、プライベートの用事に奔走しております。勿論、マスクをしたり、消毒したりとウィルス対策はばっちりしておりますよ。
さて、今回はハイエンドモデル、ブリューナク戦となります。
では、どうぞ。

4月19日、一部変更しました。


EP3-5「死闘!ブリューナク!」前編

「お前の所為だ、レッドォォォォォォ!!!」

「何でぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」

 

 飛来するレーザーを、喚きながら回避するレッドと8。ブリューナクのクジャクの尾を連想させる、ビットから放たれたものだ。

 それを回避しつつ、ブリューナクに反撃をするも眼にも止まらぬ速さで回避されビットから放たれるレーザーから逃げる。その繰り返しである。

 

「まさか、こっちに来るなんて思わないじゃないか!

 ・・・にしても、何だよあの速度!?インチキじゃん!!!」

 

 レーザーを回避しながら、8に反論。ついでに、ブリューナクの回避速度を愚痴った。

 

「まったくもってその通りだよ、ド畜生!・・・グアッ!?」

 

 毒づきながらブリューナク目掛けて、8はナイフを振るうもそれは残像。擦れ違い様に、わき腹を切り裂かれ地を転がる。

 

「っぐ・・・、痛ェなクソ!」

「ほう、グリフィンの犬(国賊)にしては中々の判断力だな。

 両断してやろうと思ったのだが、その程度で済むとは・・・」

 

 歯を食いしばり、切られたわき腹を押さえながら立ち上がる8に、ブリューナクは感慨深げにそう言った。

 そんなブリューナクに、8はフンと鼻で笑いながら返した。

 

「お褒めいただいてありがとよ・・・、全然嬉しくねぇけど・・・なっ!!!」

 

 それと同時に装備しているサブマシンガンを、ブリューナクめがけて発砲。だが、

 

音速(おそ)いな。この光の速さには、無意味だ」

「至近距離でもかわすのかよ・・・」

 

 弾丸は当たらず、気がついた時にはブリューナクは8の背後に立っていた。

 

「やべ・・・」

「その首、取っ」

 

―ガキュン!

 

 振り向こうとした、8の首を取らんと右手を振り上げたブリューナク。その刹那、銃声が鳴り響きブリューナクの頭に何かが命中した。

 

「勝手に飛び出した挙句、何無様晒してるのかしら?」

 

 次の瞬間、声が聞こえた。その方へ振り向くと、銀髪を長く伸ばし、左目の真下に涙のタトゥーを入れた少女が立っていた。HK416だ!

 

「開口一番から罵倒かよ。つか、勝手に飛び出したのはレッドの奴だぞ」

「すぐさま連れ戻す事も出来たはずよ?・・・兎に角、ここから無事に戻れたら二人とも説教ね」

「うへ、それ勘弁してよ」

 

 8の言い分を一刀両断し、決断的にそう告げる。それを聞いたレッドは、苦虫を噛み潰した表情で416に言った。

 

「諦めなさい、自業自得よ」

「そんなぁ~」

「ギエッ!?」

 

 レッドの言葉を、冷酷に返しながら背後から近づいてきたブルートに裏拳を喰らわせる。折れた鼻から血を巻き散らし倒れるブルート。

 追い討ちに、近づいて腹を踏みつけながら己の銃を頭部に突きつけた。

 

「残念、私は完璧よ。そんな奇襲なんか通用しないわ」

 

―BANG!!!

 

 そしてそのまま、引き金を引きヘッドショット。哀れブルートは頭部をザクロのように破裂させ絶命した。

 

「ッ!?」

 

 次の瞬間、咄嗟に殺気を感じ、バックステップで飛びのく。僅かだがかわしきれず、服の腹部分がパックリと切れていた。

 

「勘が良いな」

「ヘッドショットしたのに、傷一つ無いなんて・・・流石はハイエンドモデルと言った所かしら?」

 

 416の正面には、傷一つ無いブリューナクが立っていた。その腕部にはレーザーブレードが展開されており、恐らくそれで、416を切り裂こうとしたのだろう。

 皮肉っぽく肩を竦めながら、416は言う。そうでもない。とブリューナクは返した。

 

「流石にあの一撃で電脳が揺れた。だが、二度も同じ手は食わんぞ?」

「でしょうね。だけど、生憎私は戦うつもりはないわ。このバカ二人をつれ戻しに来ただけよ」

「ちょっ!?バカって俺とレッドの事かよ!?レッドは兎も角、俺は違うぞ!!」

「ハチ酷い!僕だってバカじゃないよ!」

 

 416の言葉に、非難の声を上げる8とレッド。そんな二人を無視し、416とブリューナクの会話は続く。

 

「お前達を逃がすと思うか?」

「でしょうね。そう言うと思ったわ」

 

 そう言うと、再び銃を構えブリューナク目掛けて発砲。それを、ブリューナクは悉く回避!そのまま、肉薄し416を切り裂かんと腕部に着いているレーザーブレードを振るう。

 

「おっと、そうはさせるか!」

 

 レッドが颯爽と前に出て、ビームサイスでレーザーブレードを防ぐ!416は無言で8に目配せすると、挟み込むようにして移動。

 そして手に持った銃を構え、発砲した!銃声と共に吐き出される弾。狙い違わず、ブリューナクに・・・。

 

音速(おそ)いと言ったはずだぞ」

「「「!?」」」

 

 当たる!と思った瞬間、ブリューナクの姿が掻き消える。当たるべき相手を見失い弾は、カチン!とかち合って地に落ちた。

 それと同時に、3人から離れた位置にブリューナクが再び現れた。

 

「タイミングもばっちりの筈なのに・・・」

「言った筈だぞ、無意味だと」

 

 愕然とするレッドの言葉に、ブリューナクはそう言いはなった。そして、羽根型のビットを空へと浮かべ、続ける。

 

「時間も惜しい、そろそろ終わらせる。

 降リ注グ光ノ御柱(ルミナスレイン)!!!

 

 叫ぶと同時に、416達の周りを包囲するようにビットが配置され、そこからレーザーが416達に降り注ぐ。

 

「ちょ!?この量やばいよ!避けきれない!」

「確かにそうね」

 

 降り注ぐレーザーは、避けきれるようなレベルの量ではなく慌てた様子のレッド。だが、対する416は平然とした様子で答えた。そんな416に8は問いかける。

 

「そうね。ってお前何か案でもあるのか?」

「ええ。・・・折角だし、試してみようかしら?この『()』をね」

 

 そう言って、416はレッドと8の腕をつかむ。一体何をするつもりなのか?二人は訝しげに顔を見合わせる。

 

「舌を噛まないようにね。・・・スピードギア!

 

 416がそう言うと、彼女の体が青く光り始めた。そして、次の瞬間。

 

「「え?」」

「何!?」

 

 いつの間にか、視界にブリューナクの後姿が。一体何が起こったのか?訳も分からず目をパチクリさせる二人。

 ブリューナクも、後ろを振り向き驚いている。

 

「この程度で驚くなんて、光の速さも対したことないのね」

「ねぇ、416」

 

 ふふん。と鼻をならし勝ち誇る416にレッドが問いかける。

 

「何かしら?」

「さっきのって一体何?416の体が青く光ったと思ったら、いつの間にかブリューナクの後ろに来てたんだけど」

「・・・こりゃあ、『ダブルギアシステム』って奴か・・・?」

 

 416が答えるよりも早く、8が口を挟んだ。

 

「ダブルギアシステムって、2年前のDr.ワイリーが起こした自律人形誘拐及び第11次世界征服未遂事件で使われてた装置だっけ?」

「そうよ。今回の情報提供者に、情報とこのダブルギアシステムを渡されてね。私だけじゃなくて、ブルースに45や9にも搭載されてるわ」

「・・・何か、その情報提供者分かっちゃった気がする。大丈夫なの?そんな怪しさマッハな代物つけて。相手が相手だから変なプログラム入れてるかもよ?」

 

 416の言葉に、その『情報提供者』の正体を悟り、半信半疑もとい、それをホイホイつけた45達を心配するレッド。

 

「それなら大丈夫よ。『アリクイック』に調べさせたけど怪しいプログラムは入ってなかったわ。さて、敵を待たせたら悪いから行ってくるわね」

「そうだな。俺達じゃハッキリ言って、あのすばしっこいハイエンドに勝てる要素が見つからん。頼むぜ416」

「大丈夫、私は完璧よ」

 

 8の言葉に、そう返しブリューナクに向き直る416。

 

「話は終わったようだな。・・・先ほどは驚いたが、私と同じ土俵に立てたぐらいで調子に乗らない事だ。

 自分を完璧だとのたまう貴様の思い上がり、たださせてもらう!!!」

「やれるものなら、やってみなさいな」

 

 ブリューナクと416がそう言葉を交わしたその時だ。

 

―フッ!

 

 不意に、二人の姿が消え、代わりに青と緑の光が戦場のあらゆる所で飛び交いながらぶつかり合った。

 

「そこっ!」

 

―ガガガガガガガガガ!!!

 

「甘い!これでどうだ!

 災禍ノ裂槍(カラミティリッパー)ーーーーーッ!!

 

―ズワッ!!!

 

 唐突に現れては、銃を撃ち、ビットを回転させた突撃を喰らわせたり、それを回避して後ろに回りこんでは反撃、戦いは熾烈を極めるものであった。

 

「な、何か凄いよねコレ。まるでドラゴン○ール見てる気分・・・」

 

 そんな凄まじい戦いを見て、ポツリとレッドはそう言った。ああ。と8も頷く。

 

「だけど、大丈夫なのか416の奴。このまま長期戦だとやばい事になるぞ・・・」

「え?それってどう言うこと?」

 

 8の言葉に、レッドが問いかける。その時だ。

 

「ハアッ・・・ハアッ・・・」

 

 息の上がった様子で、416が現れた。心なしか息が上がっているように見える。それどころか・・・、

 

―プス・・・プス・・・

 

 体中の至るところから煙が噴出していた。

 

「416!?まさかダメージを!?」

 

 レッドの言葉に、8がいや。と否定した。

 

「オーバーヒートだな。・・・ギアの力を休まずに使いすぎたんだ、これは拙いぜ・・・」

 

 その時、再びブリューナクが416の前に姿を現す。こちらは、多少の傷はあるものの、平然としていた。

 

「ここまでだな。所詮は付け焼刃、我が光の領域に踏み出すにはまだまだだったようだ。

 一思いにこの一撃で、引導を渡してやろう」

 

 そう言って、ブリューナクが右手を掲げると、ビットが集まり一振りの剣となった。そこから、巨大なエネルギーの柱が展開される。

 

「くっ・・・」

「終わりだ国賊、終焉ノ光刃(ゼロ・ブレイド)ーーーーーッ!!

 

 次元すらも破断するほどの極光の刃が、416に振り下ろされた。

 

NEXT EP3-6・・・




いかがだったでしょうか?
最初は、416が加わって3人がかりでもブリューナクを抑えられず、攻撃を喰らおうとした所をナイスタイミングでロックマンとブルースが現れる。と言う筋書きでしたが、色々考えてダブルギアを搭載した状態で、416がブリューナクと戦う事に・・・。
404小隊にダブルギアを渡した人物・・・一体何者ナンダロウナー(すっとぼけ)
416の運命は如何に!?次回もお楽しみに!
それではー。
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