ROCKMAN CROSSLINE   作:じゃすてぃすり~ぐ

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ドーモ、じゃすてぃすり~ぐです。
『秩序乱流』なるイベントに、新たなるシステム『重装部隊』と色々な追加要素がマシマシのドルフロほんへ。
自分の基地にも重装部隊『BGM-71』をお出迎えして、絶賛教育中です。バッテリー結構溜めておいてよかった・・・(安堵)
さて、今回は、ブリューナク戦ついに決着です。
ではどうぞ!


EP3-7「死闘、ブリューナク」後編

「な・・・舐めるなぁ!」

 

 ブリューナクが吠えた。スピードで撹乱しながら手刀、蹴り、ビットのレーザー、それらをM16に繰り出すもどれも意味をなさない。

 かわされ、受け止められ反撃を受け、地を転がる。

 

「おのれぇっ!!」

 

 それでも立ち上がるブリューナク。再び光速の速さで撹乱しようとするも、

 

「僕達もいる事を忘れるな!ホーミングハンター!

「な!?ぐあっ!!?」

 

 ロックマンの放ったホーミングハンターが、直撃。

 相手を捕捉し、どこまでも追跡するレーザーを回避する事は叶わず、ブリューナクは被弾。

 

「ブルースストライク!」

「狙え、発射!」

「ガハァッ!?」

 

 被弾し怯んだ隙に、ダネルの狙撃とブルースのブルースストライクがブリューナクを捕らえた。

 吹き飛ばされ、地面を転がるブリューナク。

 

「ブリューナク様!援護します!」

「やば!鉄血が、マンティスとマンティコアを起動させたよ!」

 

 鉄血兵と、G11の言葉と共に、重低音の唸り声が上がる。

 一同が振り返ると、鉄血兵がマンティスとマンティコアを起動させたのが見えた。

 

「なら私に任せて!パワーギア!!!

 

 G11に応えるように、9が叫ぶ。それと同時に、彼女の体が真っ赤に輝き出した。

 

「これでも・・・喰らえぇーーーーっ!!!」

 

 その状態で、マンティスに向かって駆け出すと思いっきりドロップキックした。

 

「そんな蹴りで、マンティスが如何にかなると・・・って何ィ!!?」

 

 普通の自律人形の何倍もある巨体のマンティスにドロップキック。はっきり言って、自殺行為でしかない9の行動をマンティスを起動させた鉄血兵は鼻で笑おうとするも、予想外の事に眼をひん剥いて驚いた。

 何と蹴られたマンティスが吹っ飛ばされ地面に叩きつけられたのである。

 

「へへーん、どう?ダブル・ギアの力」

「だが、まだマンティコアが残っているぞ!」

 

 勝ち誇る9に、マンティコアがチェインガンで狙いを定める。

 

「なら、これで・・・スピードギア!!!

 

 咄嗟に、9の体が青く輝く。それと同時に、マンティコアのチェインガンが火を吹いた。

 

―ギュン!!!

 

 それと同時に、9の体が消えた。否、眼にも留まらぬ速さで、チェインガンのレーザー弾を回避しているのだ。マンティコアはレーザーを9に当てようと、躍起になって乱射する。その時だ!

 

「ボク達を」

「忘れてもらっちゃ困るぜ」

 

 9が囮になっている隙に、レッドと8が躍り出て、レーザーサイスとナイフでチェインガンの砲塔と、足を斬りおとす。行動不能となり、地に伏せるマンティコア。

 だが、まだマンティスが残っていた。口部分を大きく開き、メガ粒子砲を発射しようとしている。

 

「やらせん!『ブロックショット』、発射(ファイア)!!!

 

―BANG!!!

 

 それを阻止するべく、放たれたダネルの狙撃。―通常の狙撃とは違い、弾丸に自身のエネルギーをチャージさせ破壊力を増幅させるスキル『ブロックショット』をマンティスに炸裂させる。

 直撃を受けたマンティスは声にならない叫びを上げた後、地面に倒れ伏した。コアを露出させ、自己修復を試みようとするも、それを許す彼女たちではない。

 

「皆!一斉攻撃お願いします!!!」

 

 一〇〇式の掛け声と共に、コアを狙い一斉射撃を行う一番隊。コアも破壊され、マンティスもまた沈黙した。

 

 そして、ブリューナクとの戦いも終局へと向かおうとしていた。

 

「おのれ・・・国賊共がァ!!!」

 

 ロックマン、ブルース、そしてM16の攻撃でブリューナクは満身創痍となっていた。M16の予知眼により動きを読まれ、ロックマンの放つ『ホーミングハンター』による捕捉で、自慢の光速移動が出来ず、悉く攻撃を受け続けていた。

 

「向こうも、大型機械人形2体潰してくれたみたいだな。

 さて、どうする?私達相手じゃご自慢のスピードは通用しないし、虎の子のマンティコアとマンティスも破壊した。どこをどう見ても、お前達の負けだ」

「ほざけ!私はまだ、負けてはいない!光よ、我に力を!!!」

 

 M16の言葉に、そう反論するとブリューナクは右手を掲げ、終焉ノ光刃(ゼロ・ブレイド)の体勢へと入る。

 

「悪いが、そうは行かないね」

 

 そう言って、フラッシュグレネードをブリューナクに投げつけるM16。眩い閃光がブリューナクの視界を覆う。

 

「ぐっ!?」

「今だ!ロックマン!ブルース!」

 

 それにより、ブリューナクが怯んだのを確認しロックマンとブルースに叫んだ。

 

「ブルース!合わせて!」

「ああ!」

 

 お互いにそう言葉を交わし頷きあうと、バスターエネルギーをチャージ。そして、チャージが完了したバスターをブリューナクに突きつけ叫んだ。

 

「「ダブルチャージバスターーーーーーーッッ!!!」」

 

―バウッ!!

 

 二人のバスターから放たれる極大の蒼と赤の光弾。それは、狙い違わずブリューナクに直撃!!

 

「ひ・・・光あれぇぇぇぇぇーーーーーーーっ!!!」

 

 けたたましい断末魔と共に、ブリューナクは跡形もなく爆発四散した。それを見届け、ロックマンとブルースはバスターを普通の腕に戻す。

 それと同時に・・・、

 

やったぁーーーーーっ!!私達の大勝利だよ、ロックマン!!!」

「ホワッ!?何してるんですか、9さん!!!」

 

 何処からともなく9が、ロックマンに飛びつき抱きしめた。突然の不意打ちに困惑するロックマン。

 

「・・・」

「ちょ!?ハチ、何してんの!?ナイフしまいなよ!

 9がスキンシップで抱きつこうとするなんていつもの事じゃん!」

 

 それを見た8が無表情&ハイライトの消えた目で、ナイフを握り締めていた。・・・シスコンを発症したようである。

 慌てて、とめようとするレッド。だが、次に9の言った一言が状況をさらにカオスにしていく。

 

「やっぱりさすがロックマンだね。カッコイイよ、私惚れちゃったかも!ねね、私達家族にならない?」

「ファッ!?な、何言ってるんですか!?」

 

―ぴしり。

 

 9の言った一言に、能面のような表情であった8の顔面に何本ものぶっとい青筋が浮かび上がる。

 

(アカン)

 

 それを見て、レッドは即座に思った。どう見てもキレてます、本当にありがとうございました。

 

「・・・レッド」

「何?」

 

 ぶっとい青筋を浮かべたまま、8はレッドに言う。

 

「退け、そいつをころ・・・話が出来ない」

「ナイフ持って言うセリフじゃないんですがそれは。ってか、今殺すって言いかけたよね?」

 

 ナイフを手に持ち、明らかに殺す気マンマンなアトモスフィアを漂わせながら言う8に、ツッコミを入れるレッド。だが、それでも8は止まらない。

うるせぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!

 あんなちんちくりんに、俺のマイスイートエンジェルを渡して堪るかァ!!!あんな野郎に渡すくらいならアイツ殺して俺も死ぬわァ!!!」

「言ってる事めちゃくちゃだよ!!!とにかく落ち着いて!」

「あーあ、また始まったよ。ハチの悪い癖」

「呑気に言ってないで止めてよ!」

 

 目をこれでもかと血走らせ、怒鳴り散らす8を見ながらぼやくG11に必死に8を羽交い絞めにしているレッドは抗議の声をあげる。

 極度のシスコンである8は、9がらみになるとこう言う風に暴走してしまう悪癖がある。その際に、味方にも危害を加えてしまう事が稀によくあるので、404小隊全体の悩みの種でもある。

 

「えー、やだよ。めんどくさいし」

 

糞がッッ!!!

 

 レッドの抗議を、G11はバッサリと斬り捨てる。そんなレッドとG11のやり取りなどしらず、8は目を血走らせながら「HA☆NA☆SE!HA☆NA☆SE!」と叫んでいた。

 

「えへへへへへへ~」

「ナ、9さ~ん・・・」

 

 一方のロックマンもロックマンで、ニコニコ顔の9に抱きつかれ絶賛困惑中であった。

 それを見た一〇〇式ら一番隊や、ロックマンチームの面々は・・・、

 

「あのー、何してるんですか皆」

「何って、温かい目?」

「何ですかそれ?ンな事やってないで助けてくれませんかね?」

 

 温かい目(某青狸のアレ)で、見守っていた。その後、このカオスな空間を見かねた、M16、ブルース、416によって諌められ、ロックマン達はあらかじめ決めていた合流地点へと向かうのであった。

 

 

―そして、合流地点。

 

「あ!ロックマン、それと見て!M16もいるよ!」

 

 やって来た、ロックマン達を見てSOPがおーい。と元気よく手を振った。そんなSOPとは対照的に、M4の表情は暗い。M16とも合流し、ロックマンも無事に合流してくれた。それはいい。それはいいのだが・・・、

 

「何、べったりとロック君に引っ付いてるんですか、貴方はァーーーーーッ!!!」

 

 9がベッタリとロックマンに引っ付いているのが気に食わなかった。ガー!と怒鳴るM4に、9はイタズラっぽく微笑む。

 

「えー?別にいいじゃない、減るもんじゃないし」

「良くないですッ!」

「なぁ、SOP、AR-15。M4のヤツどうしたんだ?いつもは、あんな風に怒鳴るヤツじゃない筈だが」

 

 いつもとは全く違う(M4)の姿に、首をかしげながら問いかけるM16。

 

「あー、それはねM16。あの子惚れちゃってるっぽいのよ、ロックマンに」

「うんうん。でも、M4本人は『あくまで、恩人として思ってるだけで好きとかそういうのじゃないです』って言ってるんだよね

「ふーん、成る程な」

 

 AR-15の言葉に、納得が言ったようにニカッと笑いながら未だに言い争っているM4を見て、続ける。

 

「姉貴として、応援してやんねぇとな。頑張れよ、M4」

 

 妹の恋路を応援する、そんな瞳で。

 

「はいはい、喧嘩しない喧嘩しない。

 まだ、イントゥルーダーとそいつが立て篭もってる基地があるんだから最後まで気を抜いちゃダメよ」

「はーい、45姉」

 

 M4と9を諌めるようにパンパンと手を打ちながら45は言った。それを聞いた9はそそくさとロックマンから離れる。

 

「そうでしたね。逆探知は、45さんの策で何とかなりましたけど・・・ひょっとしたら、私たちが来るのに備えて何かを準備しているかもしれませんね」

 

 M4はそう言って、遠くにあるイントゥルーダーがいるであろう鉄血の基地へと目を向ける。

 一体どんな罠を仕掛けているのか?どんな策を仕掛けてくるのか?それらを無事にかいくぐり任務を成功させる事が出来るのか・・・?

 様々な不安がM4の脳裏をよぎる。

 

「大丈夫だよ」

 

 そんなM4を見越してか、SOPが声をかける。

 

「AR小隊も勢ぞろいしてるんだし、それにS09基地の皆やロックマン達だっているんだもん。この戦いも勝てるよ」

「うん・・・そうだよね」

 

 ニカッと明るい笑みを浮かべるSOPに、対しM4は微笑みながらそう答えた。その表情に不安などはもう無い。

 

(うん、そうだね。・・・きっと大丈夫)

 

 ロックマン達を見ながら、胸中で呟いた。これからの戦いも彼らと一緒ならば大丈夫だ、そう自分に言い聞かせるように。

 そんなM4を見て、45は全員へ告げる。

 

「さて、そろそろ拠点基地に行きましょうか皆さん」

 

 

―鉄血拠点基地

 

「ブリューナクがやられた・・・か」

 

 基地のモニターにて、ブリューナクが撃破された事を確認したイントゥルーダーはぽつりと呟いた。

 

「あんまり得意じゃないんだけどね、こう言う真剣(マジ)な戦いって言うのは」

 

 そうひとりごちながら、壁に立てかけてあったガトリングガンを手にとり、一人歩く。

 暫く歩くと、巨大なシャッターに突き当たった。傍らにあるコンソールをなれた手つきで入力していく。

 

―ピピッ。

 

 認証の電子音と共に、シャッターが開く。その先にあったのは、マンティコアやマンティスにも負けず劣らずの巨大な機械人形達であった。

 

「でもまぁ、()るからには全力で()りましょうか?その方が面白いでしょうし」

 

 その機械人形達を見ながら、ニヤリ。と獰猛な笑みを浮かべたのだった。

 

 

―NEXT EP3-8・・・




いかがだったでしょうか。
 最初のプロットでは、ロックマン達にそのままブリューナクをぶつける予定でしたが、M16姉さんの予知眼とロックマンのホーミングハンター・・・それと数の暴力じゃああっさりと決着がついちゃいそうなので、急遽マンティコアとマンティスを追加。
 ・・・だけど、一〇〇式ちゃん達一番隊の活躍があまり書けてないなぁ・・・と反省。次回のイントゥルーダー戦もあるし、その辺で活躍させようかな。
 んで、今回M16姉さんがM4がロックマンに好意(M4本人はあくまで恩人として思っていると言い張ってる模様)を抱いている事を察知。ですが、こっちのM16姉さんはあっちのM16姉さんとは違って『ゆ”る”ざん”』と反対するより、妹の恋路を応援している模様。
 さて、次回は前述したとおりイントゥルーダーと今回の最後に登場した大型機械人形戦となっております!お楽しみに!
 それでは~。
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