今回は、404小隊対改造マッドグラインダーとの死闘となっております。
ではどうぞ。
―バシュン!
マッドグラインダーの頭からカッターが射出される。
回転しながら飛来するそれは、404小隊の面々を刈り取らんと迫る!
「散開!」
45が的確に指示を飛ばすと同時に散開して回避、マッドグラインダーを取り囲むように各々の武器を構える。狙いは頭!こう言ったタイプの大型機械人形は大抵、頭が弱点なのである。
ーBALATATATATA!!!
銃声。
それと共に、銃弾がマッドグラインダーの頭部目掛け殺到する。
「!」
グイン!とウィリー走行めいて、前腕部のローラーを上げ直撃を防いだ。防ぎ終わり、ローラーを地面につけたと同時に、二つの影が躍り出る。
レッドと8だ!
「これで!」
「どうだ!」
8は手に持ったナイフを、レッドはビームサイスを無防備になった頭部に振り下ろす。
−ザシュッ!
振り下ろされた刃は、狙い違わずマッドグラインダーの顔面を切り裂く。だが・・・、
「チッ、浅い・・・」
「やっぱ、弱点対策はされてあるみたいだね。頭部の装甲も厚くなってる」
斬り裂いたのは薄皮一枚のみ、致命傷とはいかなかったようだ。
ーゴオオオオオッ!!!
「あぶなっ!?」
「うおっ!?」
マッドグラインダーは、口をガパッ!と開き、8とレッドに向けて火炎放射。
それを転がって間一髪で回避。
ーゴオオオオオッ!!
「わわ!?今度はこっちにまで!?」
続け様に、45らにも炎を吐き出す。
とっさに、散開してそれを回避しようとするも・・・。
「アッー!!?私のお尻に火がー!?」
「G11!?」
G11が避けそびれ、尻に火が引火してしまった。
「アーツ!アーツィ!アーツェ!アツゥイ!ヒュウー・・・アッツ!アツウィ!アツーゥイ!!!誰か助けてーーーーーーーーー!!!!」
「じっとしてなさい、G11!!!」
ゴロゴロと転がりながら叫ぶG11に、416はとっさに自分の上着を脱ぐと火のついているG11の尻をはたいた。
何回かはたいた後、火は鎮火。・・・したのはいいのだが・・・。
「うう・・・ズボンが・・・」
「全身黒こげになるよりはマシでしょ」
もの見事に、ズボンのお尻部分が焼けてしまい、G11のお尻が丸出しになってしまっていたのであった。
顔を赤らめ、涙目のG11に416は冷徹に切って捨てる。
「酷いよ、416〜・・・ってうわぁ!また、口を開いてきた!」
そんな416にG11が抗議しようとした刹那、再びマッドグラインダーが口を開きG11と416目掛けて火炎を吐こうとした。
その時である!
「ブルースストライク!!!」
G11と416を救わんと躍り出たブルースが、ブルースストライクを発射。それは狙い違わず、マッドグラインダーの頭部に着弾した。
「!?」
まともに直撃し、大きくのけぞるマッドグラインダー。だが・・・、
「軽くへこんだ程度か・・・」
直撃はしたもののマッドグラインダーの顔面はへこんだ程度であり、大したダメージではなかった。
そして、ブルース目掛けて口を開くマッドグラインダー。火炎放射か?そう思った次の瞬間!
ータタタタタタタタ!!!
「ちいっ!レーザーだと!?」
放たれたのは、レーザーの弾幕。ブルースはシールドでそれらを防いだ。
ーギュルルルルッ!!!
「ッ!?」
ブルースの傍から、マッドグラインダーから射出されたカッターが飛来。距離やタイミング的にも回避は不可能である。
コレは一撃を貰うか・・・?ブルースがそう思った次の瞬間である。
「そうは行くかよ!」
レッドがブルースの前に躍り出て、持っていたビームサイスではじき返した。
「助かった、レッド」
「礼なら後でいいよ。・・・にしても厄介だね。弱点対策されてるみたいだし」
マッドグラインダーから目を離さず、レッドはブルースにそう言った。弱点であった頭部にブルースストライクを受けても、大したダメージも無く、その上武装のバリエーションも増え強化されたマッドグラインダー。
正攻法で行くのならば、長期戦は必至。
「確かにな。パワーギアを使ってごり押しという手もあるが・・・、それで倒し切れる確証も無い」
どうするか・・・、と呟きかけたその時だ。再び、マッドグラインダーが口を開く。
その口から現れたのはミサイル!
「ミサイルも撃ってくるのか!?」
「何でもあり!?」
ブルースとレッドがそう叫ぶと同時に、放たれるミサイル。
とっさに、2人は二手に分かれるように散開して回避する。着弾すると同時に轟く爆音。
ホーミング機能はないようだが、威力は高いようで、先ほどブルースとレッドがいた場所はクレーターとなっていた。
「直撃でもしたらひとたまりもないな・・・」
クレーターを見て冷や汗をかきながらブルースはそうつぶやく。
「状況は芳しくないわね〜」
マッドグラインダーをどう倒すか思案中に、聞こえてくる呑気な声。その声の方に、404小隊の面々は一斉に声の主、UMP45に向いた。
危機的状況にも関わらず、45は慌てた様子を全く見せていない。
「その様子だと、何か良い案が浮かんできたのかしら?」
そんな余裕そうな雰囲気に皮肉混じりに、416が問いかけた。もっちろん。と45は皮肉を気にせず返す。
「外側がダメならば中身を攻めてみたらどう?流石に、中身までも硬くはしてないでしょうし」
「でも、中身ってどうやって攻めれば良いのさ?中身を見せる素振りなんか一度も・・・」
45の言葉に、レッドが代わりに反論しようとして、ハッと気づく。
「そうか、口か!」
「ご名答、ヤツが口を開いて火炎放射なりレーザーなり撃とうとした時に狙い撃ちすればいいって訳」
「成る程な、試してみる価値はある」
45の言葉に、納得がいったかのようにブルースは頷く。
もしも、口の内部を撃ったとして、弱点対策が施されていたら?と言う不安があるかもしれないが、今は45の案を頼りにする以外に方法は無い。
ーギュルルルル!
「っと、そうこうしているうちに来たな」
マッドグラインダーのカッターが、回転しながら飛来する。ブルースが前に躍り出て、ブルースシールドで防ぎ押さえ込んだ。
そのブルース目掛け、追撃を行おうとマッドグラインダーが口を開ける。
「今っ!!!」
45が叫ぶ。同時に、416とG11が各々の愛銃を構えマッドグラインダーの口内へと発砲した。
『!?!?!?!?!!?!?!?!』
狙い違わず銃弾はマッドグラインダーの口内に直撃。
声に鳴らない声をあげながらマッドグラインダーは苦しみだした。
「45の言うとおり、口が弱点だったみたいね。・・・っとやらせないわ!」
―PON!
苦し紛れに、今度はミサイルを発射しようとしたマッドグラインダーの口内に、416はグレネードを発射。
―DOOOOM!!!
『オオオオオオオオオオオオ!!?!』
着弾と同時に、グレネードは爆ぜマッドグラインダーは口から黒煙を吐き出しながら、絶叫をあげる。
「それじゃ、ブルース。トドメよろしくねー♪」
「了解だ」
ブルースに目配せしながら、ウィンクをする45。ブルースは頷くと、マッドグラインダー目掛けて駆け出した。
『!?』
苦し紛れに、マッドグラインダーは頭部のカッターを射出し迎撃。ブルースを切り裂かんと迫る!
「遅い!」
だが、ブルースはそれを難なくジャンプで回避。空中での回避は不可能、好機!とマッドグラインダーは口を開き、レーザーで迎撃しようとする。・・・だが、ブルースの方が早くバスターを構えていた。
チャージ完了したバスターが狙うのは、マッドグラインダーの口!
「ブルースストライクーーーーーーー!!!」
バスターから赤い巨大な光弾が放たれた。それがマッドグラインダーの口へと吸い込まれ・・・。
ードッグオォォォォォォン!!!!
凄まじい炸裂音と共に、マッドグラインダーの頭部が爆ぜた。そのまま頭部を失ったマッドグラインダーは倒れ伏し、機能を停止させる。
「お疲れ様ー♪皆よく頑張ったね」
ブルースが着地すると同時に、45が労いの言葉を404小隊の面々にかける。全くだよー。と便乗する様に、G11が口を開いた。
「早く帰って休みたい・・・」
「そうはいかないわよ、他の面々も別の場所で戦ってるかもしれないし、早く救援に行かないと。
『S09基地の部隊、及びロックマンと共にM16を保護。及びエリア内の鉄血部隊を撃破』それが、契約内容じゃない」
416にそう言われ、むぅ・・・と唸るG11。そうだな。と8も416に同意する様に、頷いた。
「それに、はぐれちまったナインも心配だ。一刻も早くナインの元に行ってやらねば」
「アンタいっつもナインの事ばっか言ってんな」
9本位の8の言葉に、レッドのツッコミ=ジツが冴え渡る。コレには416も呆れ顔で便乗。
「ハチ、あなたいい加減妹離れしたら?」
「妹を心配して何が悪い!」
「度が過ぎてるのよ、あなたは」
8のシスコンぶりに、はぁ・・・。と深くため息をつく416。とにかくだ。とブルースが皆に切り出す。
「奴を倒した事で、出口が出てきたみたいだしここから出よう」
そう言って、見やる先にはいつの間にかデン!と転移カプセルが置かれてあった。しかも、『お帰りはこのカプセルで』とご丁寧に看板まで置いてである。
「エラく親切だね・・・」
「でもま、こうも分かりやすいと出口を探す手間が省けるわ」
苦笑いで言うレッドに45はそう返した。ふと、G11が不安そうに問いかける。
「でもこうもあからさまだと罠なんじゃない?このカプセルに乗ったらトラップルームに飛ばされたりとか・・・」
「ああ、それは大丈夫よ。
ボスラッシュステージのボス戦の後とかに出てくるカプセルは大体、元の場所に戻るのがお約束だから」
「「メタ発言ッッ!!!」」
メタ発言混じりの45の言葉に、異口同音にツッコミを入れるレッドとG11。そんな2人のツッコミを意も介さず、45は続けた。
「まぁ、そんなんだからさっさとここを出てS09基地の面々を助けにいきましょ」
そう言って、45はカプセルに向かって歩き出した。後を追うように、404小隊の面々もカプセルへ向かうのであった。
NEXT EP3-10・・・
いかがだったでしょうか?
長い事、ロックマンXDiveをはじめとした新しくダウンロードしたゲームにどハマりした上、今後の展開をどう書くか悩んでいたらいつのまにか11月に・・・(汗)
長い間お待たせしてしまい申し訳ありませんでした!(ジャンピング土下座)
次回は、一番隊と改造メカドラゴンとの死闘となります。お楽しみに!
それではー。