SCP-682とGE世界をゆく 作:ピギュィィ
皆さんゴッドイーターの推しキャラは誰ですか?
私はルルさんとカムランです
アナグラ
研究室にて
榊「この生物、知れば知る程謎が深まるばかりだ・・・
まず本当に生物なのか?食性が既存の生物じゃあ有り得ない。アラガミはおろか無機物までも食べ、挙句の果てに代謝・・・排泄をしない生き物なんて存在するのか?
それに何故アラガミでも無いのにアラガミが捕食できる?それにあの耐久力はなんだ!アラガミですら耐えきれない攻撃を食らって何故生きている・・・ここまで来ると異次元から来たとしか・・・いや、流石にそれは・・・。
調べれば彼の正体がわかるはずだ、地球外生命体だとしても突き止めてみせる!その為にはもっとサンプルを・・・出来れば体表組織などが欲しい所・・・
という事で頼まれてくれないかね?」
リンドウ「またか」
(ちなみにこの時リンドウは、ヨハネスからの特別任務をこなしている最中だったので断ったという)
同時刻
贖罪の街にて
ロドニー「ふぉぉおお!極東の地に新種のトカゲが居るなんて!早速帰って調べなきゃ!榊博士にも見せよう!」
『やらかした』
(そう思うならはよ殺せ)
時は少し遡る・・・
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「どれぐらい小型化できるか試そうぜ!」
(勝手にやってろ、我は少し寝る)zzz
この世界に来てからしばらく経つが、毎日この身体に驚かされている気がする
ということで、今後の為にもこの身体についてあらかじめ知っておこうと思い立った俺は、まず手始めに体のサイズの限界について調べることにした
確か・・・脱皮して小型化だったか?
ん?脱皮ってどうやるんだろ・・・
ー10分後ー
廃墟ビルの片隅に、大量の脱皮した後の皮が積み上がる
気付けば体長は尾を含め5センチ弱にまでなっていた。スラム街を探検した際のカナヘビ形態の10センチよりさらに小さい訳である
(ちなみに皮はすごい生臭いけど何となく勿体ないので食った)
「体内に入って巨大化とか出来そうだな・・・あれ?なんか思考が残虐に、トカゲ寄りになってきてないか?」
(zzz・・・採用・・・zzz)
「寝言で採用するのか(汗)
さて、次の実験・・・攻撃力辺りを試そうと、ビルの外へと歩き出した瞬間、いきなり身体が宙に浮き上がった
「な、なんだ!」
気付けば俺は、通りすがりのゴッドイーターに捕まっていたって訳だ
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(こやつ、我の警戒をすり抜けて接近したというのか?気を付けろ、かなりの手練だぞ)
「いや寝てただろ!とりあえず逃げよう!」
ガブッ!
控えめに指に噛み付く
「いひゃぁ!?」
ミヂミヂッパキッと嫌な音を立て、何かが落ちる
「爪ぇ!!」
ポテッ
どうやら力加減と噛む場所が悪く、彼女の手の爪を剥ぎ落としてしまったようだ・・・すまん、名も知らぬゴッドイーターよ
ゴッドイーターが痛みに悶えうずくまっている間に、そそくさと倒壊した廃墟の中に隠れるトカゲであった
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「うぇぇぇ!痛いよぉぉ!」
「どうした新人!・・・また変形中の神機に指を巻き込まれたのか、だからあれ程バックラーと銃身の近くに手を添えるなと」
「ぢがいまず!ちっちゃいトカゲを捕まえようとしたら噛みつかれて・・・ほら見てくださいよこの傷!こんなにちっちゃい噛み跡の持ち主が私の爪をはがしていったんですよ!」
「噛み跡というか潰れてるじゃねえか・・・にしてもトカゲか・・・この辺りでトカゲって言ったらアイツだな。
運が良かったな新人!爪1枚で済んで。俺の一個下の奴は喧嘩売って反撃されて、その時貰った一撃で骨8本逝ったらしいからな」
「アイツって・・・もしかして不死身の爬虫類ってヤツですか?!あんなにちっちゃいんですか!?」
「なんだ知ってたのか?まぁ、詳しい事は俺も知らん!榊博士辺りがアイツについて詳しいだろ。ほら、とっとと立て!こんなところでべそかいてたらアラガミに食われちまうぞ〜!」
「は、ハイ!」
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この事を榊博士に伝えたら、サンプル採取として傷口を医療器具でめちゃくちゃ掻き回され、綿棒をこれでもかと傷口に突っ込まれたロドニーであった
榊「残念だがロドニー君、傷口から彼の痕跡らしきものは取れなかったよ」
ロドニー「・・・」
SCPー682「いいか小童よ、世の中には四肢の爪全てを剥がしてくる虫もいる。1枚で済んだだけ幸運と思え。」
ロドニー「ひぇぇ・・・」