SCP-682とGE世界をゆく 作:ピギュィィ
週末に、終末捕食が起こる!
なんちって!
ビュッ! (何かが飛来する男)
パァン!(何かが弾け飛ぶ音)
ヴォッヘッ!【後頭部消失】
贖罪の街にて
(zzz・・・ん?おい、お前、我が眠りについてから何時間経った?
日が沈んできているようだが・・・)
「2〜3時間ってところだね」(多分)
(それにしても久しぶりに眠ったわ
・・・まぁ。寝なくても大丈夫なのだがな)
このトカゲ、話せば話すほどイメージが崩壊していく。
もっと排他的で・・・こんな状況になったら自害させろとか言い出すプライド高い系かと思ってたけど・・・(まあ死ねないだろうが)
なんかフレンドリー?ひよっとしてアホの子?とまで思い始めている寄生虫だった。
・・・おい、何かこっちに向かってきておるぞ。
この気配は・・・初めてだな。蚊柱よりも濃密な細かい者どもの集まりのような・・・
「あ、多分それがさっき言ってたアラガミだよ。てか例え方独特だな」
かなり大きいぞ、ふむふむ・・・あの忌まわしい奴らが駆使する道具に似た匂いがするぞ。
火薬、重油、焼けた鉄の匂い・・・血の匂いもあるな。
あぁ、思い出したら昂ってきたわ!
崩れ落ちたビル群の間から姿を現したのは、1頭のクアドリガだった。
どうやらクアドリガは腹が減っているのか、こちらを見るや否や6発のミサイルを発射してきた。
おい、なにか飛ばしてきたぞ。
はよう尻尾であの玉を叩き落とせ。
「尻尾!?どうやって動かすの!?尻尾の感覚無いんだけど!?」
ええい!じれったい!
来るぞ!身体を低く保って飛ばされんようにしろ!
今の我の体躯はカナヘビ程だ!死にはせんが遥か彼方に吹っ飛ばされるぞ!
「この指でどうやっつかま」
ドゴォン!ドゴォンドゴォン!!
ドゴォンドゴォン!ドゴォン!!
6発のミサイルがSCP-682に命中した。周囲の硬い地面は抉れ、その下の岩盤は砕かれ、大量の土埃を巻き上げている。
クアドリガはそこにあるはずの肉片を捕食する為、まだ土煙立ちこめる爆発跡に近ずいた・・・
シュパッ
突然、クアドリガの歩みが止る。
少し間を置いて、ボトボトとバスケットボールサイズの何かが、みずみずしい音をたて地面に落ちていく。
と同時にクアドリガの巨体は前のめりに崩れ落ちた。
ーーーーーーーーーーー
よし、よくやった
尻尾はこの形態の主要武器だ。音もなく攻撃できるから奇襲にも向いているぞ
「やべえ・・・クアドリガやっちゃったよ・・・せめて初めてはオウガテイルとかが良かった・・・」
オラクル細胞の強固でしなやかな細胞結合とやらも、このトカゲの圧倒的な力の前では無力らしい
くあどりが?こいつはクアドリガという名のアラガミか?
にしてもこいつ・・・喰えるのか?どこからどう見ても機械だぞ?流石の我もその類の物は必要以上に喰わぬ・・・喰うならお主だけで喰うがよい。
「ほーい」
いや待て、この身体は我のものだ!
おい!食うのをやめ
ガブッ!
お主・・・本当に食っているのか!?
吐け!今すぐ吐け!
その手の物は大抵食べた後、胃がキリキリするのだ!胃のキリキリはかなわん!ストレスなのだ!
もちゃもちゃバリバリ
「・・・うん、クアドリガ普通にいけるよ、カニ食ってるみたい」
・・・大丈夫なのか?
カニっぽい・・・のなら大丈夫だろう・・・いや!カニは・・・まあなんともないなら良い
なら食うが良い、食えば多少はマシな身体に変化できる。
さすがにこのままの大きさだとそヤツら・・・アラガミから獲物としてしか見られなさそうだしな。
「なぁ、他のアラガミの気配とかわかるのか?お、少し身体が大きくなった、凄いなこの身体」モチャモチャ
ああ、いまさっきの奴でアラガミの気配は覚えた。
だが、あっちの建物の中になにやら臭い奴がいるぞ。
・・・む?この気配と匂いは・・・
忌まわしい・・・忌まわしい者どもの気配が3つある!
頭から貪り食ってくれるわ!!
「おい!なんか身体が動かなく・・・ひょとして!?」
おお!戻ってきたぞ!
我が身体が戻ってきた!
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ガァァァ!」
隊長「畜生!なんだってこんな事に!」
男「隊長!回復錠が尽きました!」
女「スタングレネードももう無いです!」
元はと言えば、よくある隊長格のゴッドイーターが新人2人を連れ、ゴッドイーターという職に慣れてもらうため、比較的初心者向けのアラガミ、オウガテイルを数体討伐する任務・・・のはずだった。
オウガテイルの反応がある方に向かった途端、大型アラガミが俺達の背後から作戦エリアに侵入。
背後から不意打ちを食らう形で建物の奥へ奥へと追い詰められた。
侵入してきたアラガミはヴァジュラ。
虎のような体躯の大型アラガミだ。雷を操ることで知られている。
ここ極東ではヴァジュラを1人で倒せて1人前らしいが・・・絶対に無理だ・・・
俺は元々豪州支部の方で活躍していたゴッドイーター・・・自分で言うのもあれだがかなり強い方だった。
まぁ、その認識は極東に来て180度変わったんだが・・・
「ガァァァァア!」バチバチバチィ!
女「きゃぁぁぁっ!」バチバチッ!
男「隊長!このままじゃリンクエイドも使えなくなります!オペレーター!増援はまだなんですか!」
オペレーター『はい、今すぐそちら・・・に・・・っ!?皆さん!建物に急速で接近する謎の反応あり!これは・・・速すぎます!既存のアラガミじゃありえない速度です!
隊長「そいつはどれぐらいでここに来るんだ!」
オペレーター『っ!?接触まで・・・あと2秒・・・』
ドゴォン!
「※▼●#■/$?!!」
俺達の背後のコンクリート製の壁を派手にぶち破ってそれは現れた。
隊長「うわっ!?なんだあいつは!おい!お前ら!大丈夫か!?」
男「・・なに・・・・・あれ・・」
女「・・・え?・・・・・・え?」
隊長「おい!オペレーター!状況の説明をしろ!」
オペレーター『あれは新種?いやでもオラクル反応が・・・ブツブツブツ・・・』
隊長「・・・おい!聞こえてるなら返事を!アレは一体なんなん」
シュパッ!
次の瞬間、自分の顔の隣を高速で何かが通り過ぎていった
ズビユッ!
ズバッ!
俺達の背後の壁を突き破って現れた4つ足の生き物はその場から動いていない。
俺達よりも前の・・・そう、ヴァジュラだったオラクル細胞の破片のオブジェを凝視して・・・
「「「え?」」」
隊長「おい、ヴァジュラの頭と脚とマントと・・・その他諸々どこいった!?残骸しか残ってないぞ!?」
女「あのアラガミは何なの!?」
「※※※※※※・・・」
男「おい、あいつ威嚇しているのか?」
女「だったらやばいんじゃない?」
「※※い※※しい※・・・」
男「ん?隊長、あいつなんか言ってないか?」
隊長「馬鹿言え!アラガミが喋るわけないだろ!とりあえず何とかしてここから逃げるぞ!」
「お前らは、忌まわしい・・・!」
「「「え?」」」
トカゲの第2人格もとい寄生虫(転生者)対するトカゲの認識は、自分では無い何か
どうせ時間が経てばあの財団の職員がコイツを消すだろうから、その間の暇つぶしにはなる
消えなくてもいずれ私が消してやる
糞が
程度に考えています
もし本当に、主人公がクソトカゲに消されたら、暴走したトカゲによって人類滅亡します
トカゲも馬鹿では無いので、主人公がいる間は、身体の主導権が自分のモノでは無くなる場合があると認識しているので下手に行動には移しません
(自殺が出来なくてもそれに近しいことが出来る可能性アリ)
トカゲの方の感情が昂ると身体の主導権を乗っ取られます