この館…ものすっごい気味悪いんだけど…
いや、別に内装じたいはとてもいい、豪華な感じだ
なぜか雰囲気がすごい…
まあ、そんなことはどうでもいいんだ
「でかいなぁ…扉まででかくする必要あるのかよ…」
でかい扉だ…
部屋も広いが扉でかい…
「うん?お父様?」
ヒルダの声がする
扉の前に立っただけでよく気づくな
「いいや、残念ながらお父様じゃないな」
「!」
ヒルダがタッタッタと扉に小走りで近づいてきている音がする
扉が開いてヒルダが顔を出す
「ひ、久しぶりね!私のものになる気にはなったのかしら?」
ヒルダは嬉しそうにニコニコして、それを隠そうと無理やりニヤリ!っていう顔に変えようと頑張っている…
うん、普通に面白い
「ヒルダ、まあ、その誘いは素直に嬉しいよ?ヒルダみたいなかわいい子に私のものになってくれってのはさ」
そういうとかわいい子ってとこに反応したのか顔を真っ赤にする…
まあ、箱入り娘だし、ブラドはあれはあれで親ばかだしな…
「でもな、俺は誰かのものにはなれない、守りたい奴らがいるしな、俺には守れないかもしれないけど…それでも…な」
俺はそこで一旦言葉を区切って…
「もちろん、俺の守りたいものの中にはヒルダ、君も入ってるんだぜ?」
そういうとヒルダは真っ赤になる…
そして俯きながらつぶやく
「わ、私は…誰かに守られるほど…弱くはないわ…」
「そうだな、確かにそうだ、なら俺が困ったときは助けてくれよ?俺は誰かのために尽くすんじゃなくて、誰かと支えあっていきたいと思ってるからな」
ヒルダは少し嬉しそうにしたが、すぐにもとに戻って
「つまり私のものにはならないというわけね?」
「まあ、そういうことだな」
俺がそう答えて、ヒルダは白い指をあごに添えて少し考える…
なにを考えてるんだ?
「守りたい奴『ら』…と言ったわね?」
「ああ、それがどうした?」
ヒルダは少しムスッとしている
なんで怒ってるんだ?
「つまり、私のほかにも何人かいる…ということよね?」
「まあ、そりゃあな」
結構いるよな…
フィール、ななか、伐乃、アリル…
まあいいか、とにかくかなりいっぱいいるな
「そう…ええ、わかってはいたわ…ライムは女たらしだし、わかってはいたわ…」
ん?なんかぶつぶつ言ってる…
なんだろう、伐乃にも言われたが、俺は本当に女たらしなのだろうか?
いや、俺今までの世界で一度ももてたためしがないんだが…
いや、モテても死んだりしてたのかな?
「ヒルダ?」
「あっ…な、なに?」
ヒルダは声をかけると我に返った
「今日は顔を出しに来ただけだからさ、またくるよ」
「そう…」
「時間的にもちょい遅くなってるしなぁ…」
「ら、ライム?」
「ん?」
部屋からでようとしたら呼び止められた…
ヒルダは俯いている…
?なんだ?
「ち、近いうちに…ま、またちゃんと来てね?」
おぉう…ハートを撃ち抜かれるかと思った…
すげぇかわいかった…
あぶないあぶない、ヒルダのものになるところだった
「ああ、もちろんだ」
俺はそういって部屋を出る
あぁ~ヒルダかわいかったなぁ~
ヒルダのものになってもよかったかもなぁ~
さてと…そろそろ帰らないとなぁ~
伐乃もついてるだろうし…
俺は玄関を通り過ぎる…
狼は大人しくなっている…
ブラドがなんかしてくれたか…
ハヤブサにまたがって…
帰るかぁ…
街に向かってバイクを走らせる
夜景を眺めながらバイクを走らせる…
夜景眺めてたら事故りそうで怖い…
ということで、ちゃんと前見て運転するとしますかな…
それにしても、このバイク…何キロくらいでるんだろうか…
まあいいや、そんなにスピード出す必要もないしなぁ
そんなどうでもいいことを考えながらバイクを走らせる…
ヒルダさんかわいいと思っていただければ幸いです
送れてすいません!
次回も頑張って編みます!