被弾の転生者   作:島夢

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「はぁー…復讐か…考えたことがないわけじゃないけどなぁ…」

なにはともあれ、俺と伐乃はイ・ウーに入ったわけだ

この原潜にのってもう3日

ななかとフィールはどうしてるだろうな…

ただわかるのは…

 

 

「今度会ったら…ボコられる…」

 

 

俺は自分に与えられた部屋でそう呟く

暇だぁ…このイ・ウーではやたらと殺気浴びせられる

特に金髪ツインテールのロリ巨乳からの視線がつらい…もう親の仇を見ているみたいな目だ

俺何かしただろうか?

いや、俺が今まで殺ってきた奴らの中にあの子の親が入ってたのだろうか?

まあいいや、あの子の名前…なんて言うんだっけか…

 

あぁ、そうだ、峰理子か…上手い具合に殺気を抑えていたが…あんまり隠せてないぞ…

まぁ、俺には関係の無い事か

正直興味ない、殺されそうになれば殺せばいい

あのくらいなら簡単だ

シャーロックがダメって言えばやらないが…いや、やれない…かな

それに女性だからな、殺すことは…まあ、危険なら殺すが、そうじゃないなら殺さないだろう

 

 

「さてと…することもないし…」

 

 

と思ったらもうすでに手が銃の整備をし始めていた

くせになってんなぁ…

この銃はおそらく整備さえ怠らなければ壊れることはない

というか、壊れてるのを見たことが無い

 

鉄をあっさり切断するような剣を受けても切れなかったし

レーザーで斬ろうとしても斬れなかった

高水圧で斬ろうとしても切れなかったし

圧力かけて潰そうとしてもつぶれなかった

太陽にシャトルと一緒に突っ込んでいったが数日後帰ってきた

瞬間的に莫大な圧力をかけられても無傷

 

まあ、つまり…これが俺の転生特典なわけだ

 

でも、絶対壊れないって言っても威力は普通の銃だし、俺自身が弱いから関係ない

 

そんなどうでもいいことを考えながら銃を整備していく

 

 

突然、ゾクッと背筋にいやな感じが走る、殺気を向けられたときの感覚だ

 

 

俺は椅子から立ち上がりながら真後ろを蹴る

 

足がなにかにあたった感触がする、人体だ、蹴りが届くところもまで接近を許したのか…気が緩んでたな

 

俺は椅子を右手で持って、全身の関節や筋肉を使って足のほうを前にして回転をかけないように投げる

 

椅子は槍のように飛び、足で俺の後ろにたっていた人であろう人をはさみ、一瞬拘束する

 

その瞬間距離を詰め、椅子を持ち、拘束状態を維持する

運よく、両手とも動かせないようになっているのでいい感じに拘束できた

改めて俺の後ろにたって、えぇと…誰だ?

 

金髪で親の敵のように俺を見て、ツインテールでロリ顔で巨乳

 

 

「峰…理子?」

 

 

そう、確か峰理子だ

イ・ウーの中でも特別俺に殺気を向けてくる奴だ

まあ、いつか殺しに来るだろうなぁとは思ってたんだよなぁ

銃はまだ整備中で使用できないし

 

ポケットに常備しているバタフライナイフを首筋にそっと当てる

 

まあ、襲われたとはいえ女性だからな

 

 

でも…もし危険なら…殺す

まあ、この程度の腕ならあんまり怖くないが…

 

さて…どうするか…

どうせシャーロックのことだ、峰理子が俺を襲うことくらいわかってたんだろうなぁ

 

 

さて…どうするか…

 

 

椅子に拘束されたまま睨み付けてくる

どうでもいいけど椅子に拘束されるってだせぇな

 

 

「峰理子、答えたくないなら答えなくてもいい、正直どうでもいいからな…なんで俺を襲った?」

 

「………」

 

 

無言のまま睨み付けている

峰理子…ん~どっかで聞いた名前だな

 

そういや…興味ないから聞き流してたけど

ブラドが監禁してた子の名前がそんな名前だったはず…

 

フルネームは…峰理子リュパン四世…だったな

 

 

「もう一度訊くぞ? Il m'a frappé pourquoi?(なんで俺を襲った?)

 

「!」

 

 

リュパン4世はフランスの大怪盗だ

だからわかってるぞ、ということでフランス語で話した

一応結構な数の言語しゃべれるぞ?

 

 

「………」

 

 

無言、返答なし、沈黙

はぁ~まあ、大体察しはつく

大方、ブラドに復讐したいとかで、俺が邪魔になるかも…とでも思ったんだろう

 

まあ、どうでもいいや、ここで殺すのもいいと思うけど、殺しても生かしても後々めんどくさそうだ

 

なら生かしておく選択をとるとしよう

 

なにより、女性には優しく…な

 

椅子を持っていた手を離す

 

 

「もう襲うなよ、正直、ブラドがどうなろうと、そうなるべくしてなったのなら、それでいい、あんたの邪魔をするつもりはないから、無視してくれ」

 

「!?…なぜ…私を逃がす?あんたにとっては不利益だろう…?」

 

「君が女性だから、しかもとびきりかわいい…な」

 

 

俺はそういって峰理子に十分注意を払いながら銃の整備に戻る

 

峰理子はこれ以上攻撃しても無駄だと判断したのか、静かに外に出ていった

 

はぁ~可愛いのに、復讐に取りつかれてるね~

それ以上にブラドに恐怖している…か

 

恐怖も復讐も理解できるけど、それに身が焼かれぬよう…もしものときは助けてやろうか…

 

いや、ここまでくればただのお節介だな

 

 

 

 

「はぁー…復讐か…考えたことがないわけじゃないけどなぁ…」

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