被弾の転生者   作:島夢

17 / 22
17話 「見つけたでぇ…やっとや…ゴースト」

「諸君、香港についた…出発は10時間後、香港を見て回る、武器の補充などをしたい場合は降りてよい…ただし時間は厳守、でなければ置いて行くよ? 以上だ、では有意義に過ごしなさい」

 

 

 俺はシャーロックのイ・ウー全体に聞こえる放送を聞きながら考える…。

 そうだな…銃がもう一丁欲しいし…できればリボルバー…。

 具体的に言えばコルトSAA(シングルアクションアーミー)…香港に銃の知り合いっていたっけかな?

 

 ちなみに香港によったのは補給だな…超人がわんさか乗ってるイ・ウーでも初戦は原潜、補給は必要だ…だから香港の藍幇からの補給を受けに来た…というわけだ。

 

 と思っていたら電話がかかってきた…ちょっと待て、なんで原潜の中に電波が飛んでんだ?いや、香港についたんだったな…ならわかるか。いや、おかしくね?

 まあいいか…

 

 

『よう、士咲…久しぶりだなぁ』

 

 

 電話の向こうからドスのきいたおっさんの声が聞こえてくる…。

 俺はその声を聞いて、返答する

 

 

「ああ、久しぶり、平賀さん、何の用ですか?」

 

 

 平賀 源次…平賀源内の子孫らしい…本人がそういっていた。

 この人は、俺が必要になった武器をいつも手配してくれるのだが、日本人だからな…香港から日本に行って、銃を貰って帰ってくるのを十時間以内にするのは難しい…。

 

 

『いやぁ…ただ自慢しようと思ってな!』

 

「自慢ってなんですか? 浮気相手でも見つけましたか?」

 

 

 冗談でそういうと、平賀さんはとても大きな声で怒鳴ってくる…。

 

 

『バカヤロウ!俺は嫁さん一筋だってんだ!』

 

 

 正直めっちゃうるさい…まあ、話を戻そうと思い、聞き直す。

 

 

「冗談です、それで、何を自慢するんですか?」

 

 

 俺がそう聞くと、平賀さんは電話の向こうでニヤリと笑った…ような気がした…いや、気がしただけかもしれんけどさ…。

 

 

『今よ、香港に旅行に来てんだよ!どうだ、いいだろ?』

 

 

 ん?ちょっと待て…香港?香港っていったか!?

 俺は慌てて聞き返す。

 

 

「香港ですか!?本当に!?」

 

『おうよ、どうだ、いいだろ?美味いもんいっぱいだぜ?』

 

 

 美味いもんは確かに魅力的だが、その前にもっと重要なことがある!

 

 

「銃は持ってきてますか?」

 

『これでも一応、武偵だぜ?あたりめぇだろ?』

 

「売り物の銃は!?」

 

 

 そう、ここが大事だ!まず売り物の銃を持ってきてない可能性もある!

 

 

『あるぜ…え~とDEとm9、5-7にH&K P2000…あとはピースメーカー(コルトSAA)だな」

 

「よっしゃぁああ!!」

 

 

 やった!あった!平賀さんの売り物なら、安心できるから、すげぇ嬉しい!最後の最後にSAAあってよかった…なんで最後に言ったんだ…ちょっとひやひやしたぞ…。

 

 

『ど、どうしたんだ?』

 

 

 電話の向こうから純粋に疑問に思ったのだろう…そうとわかる声がする…。

 俺は落ち着きを取り戻し、言う

 

 

「いえ、なんでもありません…今から会いませんか? ピースメーカーを売ってほしいんです、あと弾薬も…」

 

『なんだ、香港にいるのか、お前』

 

「ええ、では、待ち合わせは―――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ということで、香港に来て、今取引が終わったところだ。

 いやぁ…運がよかったぜ、平賀さんがいてよかった…。

 コルトSAAも手に入ったし、弾薬も補給できたし…。

 

 美味いもんでも食うとしよう!

 ああ、伐乃にお土産も買って行こうかな?

 ちなみに伐乃は「人が多いのは少し苦手だし、今日はまだ眠いから降りないわ…お休み」といって俺のベッドで寝てしまった…。

 いつも思うが、俺のベッドである必要性が皆無なのだが…。

 お前はいつも俺のベッドで寝るじゃないか…しかも、なぜか朝は服がはだけてるし…いや、もういいや…諦めよう。

 

 

 

 まあ、色んな飯を食いながら、お土産も探して遊ぶ…まあ、少し金をスられそうになったが、流石にそんな簡単にスられたりはしない…ということで防いだ。

 

 

 

 そんな感じで楽しんでいると…。

 

 

「そろそろ時間か…行こう」

 

 

 時間にはまだ余裕はあるが、時間にルーズってのはあんまりよくないからな、できるだけ余裕を持って行動したいからな…そう思いつつ歩き出す…。

 

 後ろから殺気…と呼んでいいほどの敵意を感じて後ろを振り向く…。

 

 そこには長いポニーテールの綺麗な女性がたっていた…背中には布で包まれた何かが背負われている…いや、シャーロックからもらった条理予知で推理すりゃわかる…。

 

 あの布で包まれたものは斬馬刀…アホみたいにでかい大剣…普通の人間、それも女性が振るえるものでもないのだが…。

 

 

「見つけたでぇ…やっとや…ゴースト」

 

 

 俺の通り名でそう呼ぶポニーテールの女性…周りを見てみると、人が一人もいなくなっていた…近くで何か催し物をやっているようだ…そっちにみんな夢中で見に行ってしまった…。

 

 おいおい…ここで俺の通り名の知ってる人、斬馬刀、懐に銃があるのと、火薬の匂い…この女性…。

 

 

「武偵か?」

 

「その通りや…武偵、蘭豹ちゅう名前…お前を捕まえる武偵の名前や…覚えとけ」

 

 

 おいおい…この武偵…簡単にあしらえるような感じじゃないぞ?なんとなくの纏ってる雰囲気でわかる…この…蘭豹という武偵…かなり強い…。

 

 

「まあ、おとなしく死ねぇ!」

 

「おいおい! さっき捕まえるとか言ってただろうが! 矛盾してんぞ!」

 

 

 一瞬で距離を詰めつつ、布に包まれたままの斬馬刀を振り上げる…『片手』で…異常だろ!?片手は異常すぎるだろ!?

 

 

「だぁ!畜生!」

 

 

 そう叫びながら、俺は仕方なく、武偵 蘭豹を迎え撃った。




感想待ってます!

次回も頑張って編みます!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。