「諸君、香港についた…出発は10時間後、香港を見て回る、武器の補充などをしたい場合は降りてよい…ただし時間は厳守、でなければ置いて行くよ? 以上だ、では有意義に過ごしなさい」
俺はシャーロックのイ・ウー全体に聞こえる放送を聞きながら考える…。
そうだな…銃がもう一丁欲しいし…できればリボルバー…。
具体的に言えばコルト
ちなみに香港によったのは補給だな…超人がわんさか乗ってるイ・ウーでも初戦は原潜、補給は必要だ…だから香港の藍幇からの補給を受けに来た…というわけだ。
と思っていたら電話がかかってきた…ちょっと待て、なんで原潜の中に電波が飛んでんだ?いや、香港についたんだったな…ならわかるか。いや、おかしくね?
まあいいか…
『よう、士咲…久しぶりだなぁ』
電話の向こうからドスのきいたおっさんの声が聞こえてくる…。
俺はその声を聞いて、返答する
「ああ、久しぶり、平賀さん、何の用ですか?」
平賀 源次…平賀源内の子孫らしい…本人がそういっていた。
この人は、俺が必要になった武器をいつも手配してくれるのだが、日本人だからな…香港から日本に行って、銃を貰って帰ってくるのを十時間以内にするのは難しい…。
『いやぁ…ただ自慢しようと思ってな!』
「自慢ってなんですか? 浮気相手でも見つけましたか?」
冗談でそういうと、平賀さんはとても大きな声で怒鳴ってくる…。
『バカヤロウ!俺は嫁さん一筋だってんだ!』
正直めっちゃうるさい…まあ、話を戻そうと思い、聞き直す。
「冗談です、それで、何を自慢するんですか?」
俺がそう聞くと、平賀さんは電話の向こうでニヤリと笑った…ような気がした…いや、気がしただけかもしれんけどさ…。
『今よ、香港に旅行に来てんだよ!どうだ、いいだろ?』
ん?ちょっと待て…香港?香港っていったか!?
俺は慌てて聞き返す。
「香港ですか!?本当に!?」
『おうよ、どうだ、いいだろ?美味いもんいっぱいだぜ?』
美味いもんは確かに魅力的だが、その前にもっと重要なことがある!
「銃は持ってきてますか?」
『これでも一応、武偵だぜ?あたりめぇだろ?』
「売り物の銃は!?」
そう、ここが大事だ!まず売り物の銃を持ってきてない可能性もある!
『あるぜ…え~とDEとm9、5-7にH&K P2000…あとは
「よっしゃぁああ!!」
やった!あった!平賀さんの売り物なら、安心できるから、すげぇ嬉しい!最後の最後にSAAあってよかった…なんで最後に言ったんだ…ちょっとひやひやしたぞ…。
『ど、どうしたんだ?』
電話の向こうから純粋に疑問に思ったのだろう…そうとわかる声がする…。
俺は落ち着きを取り戻し、言う
「いえ、なんでもありません…今から会いませんか? ピースメーカーを売ってほしいんです、あと弾薬も…」
『なんだ、香港にいるのか、お前』
「ええ、では、待ち合わせは―――――――
ということで、香港に来て、今取引が終わったところだ。
いやぁ…運がよかったぜ、平賀さんがいてよかった…。
コルトSAAも手に入ったし、弾薬も補給できたし…。
美味いもんでも食うとしよう!
ああ、伐乃にお土産も買って行こうかな?
ちなみに伐乃は「人が多いのは少し苦手だし、今日はまだ眠いから降りないわ…お休み」といって俺のベッドで寝てしまった…。
いつも思うが、俺のベッドである必要性が皆無なのだが…。
お前はいつも俺のベッドで寝るじゃないか…しかも、なぜか朝は服がはだけてるし…いや、もういいや…諦めよう。
まあ、色んな飯を食いながら、お土産も探して遊ぶ…まあ、少し金をスられそうになったが、流石にそんな簡単にスられたりはしない…ということで防いだ。
そんな感じで楽しんでいると…。
「そろそろ時間か…行こう」
時間にはまだ余裕はあるが、時間にルーズってのはあんまりよくないからな、できるだけ余裕を持って行動したいからな…そう思いつつ歩き出す…。
後ろから殺気…と呼んでいいほどの敵意を感じて後ろを振り向く…。
そこには長いポニーテールの綺麗な女性がたっていた…背中には布で包まれた何かが背負われている…いや、シャーロックからもらった条理予知で推理すりゃわかる…。
あの布で包まれたものは斬馬刀…アホみたいにでかい大剣…普通の人間、それも女性が振るえるものでもないのだが…。
「見つけたでぇ…やっとや…ゴースト」
俺の通り名でそう呼ぶポニーテールの女性…周りを見てみると、人が一人もいなくなっていた…近くで何か催し物をやっているようだ…そっちにみんな夢中で見に行ってしまった…。
おいおい…ここで俺の通り名の知ってる人、斬馬刀、懐に銃があるのと、火薬の匂い…この女性…。
「武偵か?」
「その通りや…武偵、蘭豹ちゅう名前…お前を捕まえる武偵の名前や…覚えとけ」
おいおい…この武偵…簡単にあしらえるような感じじゃないぞ?なんとなくの纏ってる雰囲気でわかる…この…蘭豹という武偵…かなり強い…。
「まあ、おとなしく死ねぇ!」
「おいおい! さっき捕まえるとか言ってただろうが! 矛盾してんぞ!」
一瞬で距離を詰めつつ、布に包まれたままの斬馬刀を振り上げる…『片手』で…異常だろ!?片手は異常すぎるだろ!?
「だぁ!畜生!」
そう叫びながら、俺は仕方なく、武偵 蘭豹を迎え撃った。
感想待ってます!
次回も頑張って編みます!