被弾の転生者   作:島夢

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サブタイ?俺の思ったことを書きました(笑)

今回は蘭豹からの逃亡戦…。

あとこばとんさん、感想返しのときに、候は出ないと言いましたが…あれは嘘だ

では、ゆっくりしていってね











18話 この二人は生まれる時代を間違えた

 蘭豹の振るう斬馬刀を上体をそらしながら回避し、斬馬刀が通り過ぎた瞬間体制を戻し、SAAで不可視の銃弾(インヴィジビレ)を放つ。

 

 蘭豹は飛んできた銃弾を紙一重でかわしつつ下がりながら斬馬刀を振るう…斬馬刀はでかいからリーチが長い!

 

 俺も急いでバックステップで下がりつつ、左手、SAAを持っていない方の手で45LC弾を6発分、上へ投げ、不可視の銃弾(インヴィジビレ)で残り5発すべて撃ち尽くす。

 斬馬刀は俺の鼻先3センチくらい前を過ぎる…。

 

 SAAのハンマーを二段階まで引き、ローディングゲートを開き空薬莢を落としつつ、親指でシリンダーを弾くことでシリンダーをクルクルと回し、上に投げた45LC弾が落ちてくるタイミングに合わせつつ、右から左へ、不可視の銃弾(インヴィジビレ)の要領で見えない速度で振る。

 弾が6発装填されたことを確認。

 

 まぁ、不可視の装填(インヴィジビラ)かな? 不可視の銃弾(インヴィジビレ)からとってさ…。

 

 そしてローディングゲートを閉じ、左手で5-7を居合抜きの要領でショルダーホルスターから抜きつつ、不可視の銃撃を一発する。

 

 

「ッ!?」

 

 

 蘭豹は見えない銃撃に驚いていたが、銃ではなく、銃弾を見てかわす…いやいやいや、おかしいおかしい。

 まあ、それはそれとして…。

 

 

「やっぱりSAAはリロードが難しいな…」

 

 

 俺はそう呟く…5-7なら空中リロードは楽なんだが…オートマチックだし…。

 

 SAAはソリッド・フレーム…つまりスイングアウトしないんだ…。

 いっぺんに薬莢を出して、いっぺんに弾を装填ってのができねぇ…まぁ、それはこれからなれればいいか…。

 

 

「なんやぁ…? 銃が見えへんし、しかもリロードまで見えんやと? ゴースト(亡霊)…お前、生まれる時代間違えたんとちゃうか?」

 

 

 蘭豹は少し楽しそうな顔をしてそういう…おぉ、怖い怖い…。けどまぁ…こういう緊張感も…悪くない。

 楽しいねぇ…けど、生まれる時代を間違えたのは俺だけじゃなくてあんたもだろ?そう思いながら言う。

 

 

「その言葉、そっくりそのまま返すぜ、その異常な怪力と銃弾を見る動体視力…しかも獲物はS&W M500…ホントに人間かよ」

 

 

 S&W M500…50口径のマグナム弾を装填することができる銃…この弾は.44マグナム弾の約3倍の威力を誇るといわれる。だから、フレームには特大フレームであるXフレームを使用し、シリンダーの肉厚を確保できる装弾数5発になっている…。

 

 威力に比例して発射時の反動も相当なものになっているので、8インチモデルや10.5インチモデルはその反動を抑制するためにあえて2kg前後の重量を持たせている。

 だが、それでも反動はすさまじく、「手の中で何かが爆発したような感覚」らしい…

 

 売る側も「安易にこの銃を撃った場合、射手の健康は保障できない」なんて言うような銃だからな…。

 

 んなゲテモノ銃、俺には使えそうもないんだよなぁ…。

 

 

「ウチの獲物…よくわかったやないか」

 

「さっきの交戦でちょっと見えてたからな…」

 

 

 そんな銃をおそらく利き手ではない方の左手で構える蘭豹はおかしいのだと思う…が、俺は懐中時計を見て、時間がないことを確認…。

 

 そろそろ本当に時間がない…ということで…。

 

 

「ふっ!!」

 

 

 5-7で不可視の銃弾(インヴィジビレ)を三発撃ち、背を向けて走り出す…いや、本当に時間がない…。

 

 

「待てやぁ!!」

 

 

 と、そこまで考えた瞬間、蘭豹の怒号が聞こえ、条理予知でありえないことを推理してしまった…が、これは条理予知…未来予知みたいなもんだ…なら…。

 俺はスライディングする、その瞬間、俺の頭上を斬馬刀が飛んでいく…。

 

 ということは…投げやがったな!?

 斬馬刀は俺の前にあった車に深々と突き刺さる…。

 

 

「こ、殺す気か!?」

 

「おとなしく死ねぇ!」

 

「お前日本の武偵だろ!?9条はどうしたんだよ!」

 

 

 俺はそう叫びながら斬馬刀の刺さっている車を乗り越える、蘭豹は後ろから走ってきて、深々と刺さっている斬馬刀を軽々と抜く…。

 

 もうあいつに手加減なんていらない気がする…。

 

 俺は、振り向きながら、車のガソリン給油口に銃弾を撃ち込む、蘭豹は俺がなにをしたのか一瞬で思い至ったようで、全力で走って車から離れる…。

 

 斬馬刀を持っているというのにめっちゃ速い…。

 

 そして車が爆発する…。蘭豹はぎりぎりその爆発に巻き込まれて、吹っ飛ぶ…そう、なぜか俺の方向に…。

 

 

「え?」

 

「おりゃぁぁああああああ!!」

 

 

 無茶苦茶しやがるな! 蘭豹は俺の頭上から斬馬刀で振り下ろしながら落ちてくる…蘭豹こえぇ…。

 

 半身を反らし、かわす…蘭豹の斬馬刀は地面を斬りこみを深々と痕をつける…。

 

 急いで距離を取り、また俺は走り出す…。後ろからピンっという音がする…。

 この音は…手榴弾!?

 

 振り向きつつ不可視の銃弾(インヴィジビレ)で手榴弾を打ち抜く、ギリギリ効果範囲に入る前だったからダメージはなかった…が、周りはえらいことになっている…。

 

 手榴弾の爆発が車に当たり、車がさらに爆発…。その爆発で近くにあった消火栓が吹っ飛び、中から水があふれ出る…。

 

 

「「うわぁ…」」

 

 

 俺と蘭豹の声が重なる…あまりの被害に呆然とする俺…流石に蘭豹もやばいと思ったのか、俺と同様の反応だった…。笑えない。

 

 俺はいち早く我に返り走り出す、蘭豹もそれに気づき、走り出す…。

 

 

「いい加減にせぇよ!逃げんなぁ!」

 

 

 なんでこんな追っかけっこしなきゃならんのだ…!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あれからしばらく走ったが…。全然離れない、しかもなんの容赦もなく発砲するわ、斬馬刀で斬ってくるわ、手榴弾投げるわ…。

 

 終いには武偵弾まで使ってくる始末…俺と蘭豹が通ったあとが破壊しつくされている…。残り時間はあと数分、これを過ぎれば、イ・ウーと、はいさようなら状態だ。

 

 

「蘭豹! 俺とお前の通った道が大変なことになってるぞ!」

 

「いいやないか!ウチとお前の二人で残していこうや!」

 

 

 蘭豹からの攻撃を防ぎながら会話する…。蘭豹はバトルジャンキーの気があるのか、すげぇ楽しそうだ。

 いや、気があるというか、そうなんだろう…。俺も実は少しだけ戦闘狂なんだよなぁ…少しだけだけどさ。

 

 

「いいねぇ! 美女と二人で何かを残す! だがその共同作業がまさかの破壊活動でしたってか笑えねぇよ! けどまぁ、二人で何かを残すってのは素敵かもな!」

 

 

 いつも通りとはいかないが、相手が女性なのでちょっと動揺を誘ってみる…まぁ、俺の言葉に嘘偽りは一切ないがな。

 

 

「なんやぁ? ウチのことを女性としてでも見てくれるってか? そんなわけないわな!」

 

 

 笑ったまま、しかし確かにほんの一瞬だけ悲しそうな顔をして斬馬刀を振るってきた…。

 俺はそれをかわしながら言い返す。

 

 

「え?いや、美女だろ? 本当に可愛いよあんた」

 

「嬉しいこと言ってくれるやないか!」

 

 

 本当に嬉しそうな顔で言う。 うん、蘭豹…実は乙女なタイプだろ? 自分はモテるはずがないとは思ってるけど褒められたらうれしいタイプか…。

 

 まあ、さっきも思考したように俺の言葉に嘘偽りはないのだが…。

 会話しながらの逃亡戦は続く…逃げきれねぇ…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺は道路を走る…。 裏路地につながりそうな細い道が俺の前方三十センチくらい前にある…。

 大体予想ができるのでうしろに振り向きつつ不可視の銃弾(インヴィジビレ)で飛んでくる武偵弾を打ち抜く…その瞬間、爆炎で視界がふさがる…。

 

 その爆炎の中から蘭豹が飛び出してきて、斬馬刀を振り上げる。

 そして斬馬刀は振り下ろされる…。

 さっきまでと同じように、回避しようと思ったその矢先…

 

 

「「!?」」

 

 

 俺のすぐ前方にあった裏路地につながりそうな細い脇道から…小さな女の子が出てきた…!

 なんかよく見れば尻尾が生えているが今はそんなことどうでもいい!尻尾の生えた女の子なんざ色んな世界で見慣れてるからな!

 それよりも条理予知が発動しなかった!

 いや、この条理予知は俺の戦闘経験で支えることにより未来予知にしている…ならば、こんな状況には陥ったことは…いや、あるけど少し経験が足らなかったわけか…。

 

 

「はわわ!」

 

「やべぇ!」

 

「ッ!!」

 

 

 小さな黒髪の少女は慌てて頭を抱えて目をつぶってしゃがむ…。

 蘭豹の斬馬刀はもう振り下ろされて、俺へ迫ってくる…どうやら流石に蘭豹の怪力でも振り下ろした斬馬刀を止めるのは難しいらしい…。

 

 俺が避ければこの少女は斬馬刀で真っ二つ…か。

 よけれねぇな!畜生! 

 

 

「チッ!」

 

 

 俺はその場で5-7とSAAを地面に落とす、SAAはちゃんとハンマーを二段階下げているので爆発の恐れはない…。

 

 一瞬、頭の中で何かがキレる音がする…。

 

 全身の筋肉が伸縮される音が響く…。

 

 そして俺は振り下ろされた斬馬刀を両手で真剣白羽取り(エッジキャッチング)する。

 

 

「なんやとぉ…? お前、人のこと言えん怪力しとるやないか…」

 

 

 蘭豹は驚いているのだろうけど、この状態は長続きしないんだよ…な!

 

 

「ふっ!!」

 

 

 つかんだ斬馬刀を力の限りぶん投げる…蘭豹は吹っ飛ばされる斬馬刀につかまったまま吹っ飛び、近くにあった店に突っ込む…。

 ちゃんと体が売り物の高級ソファーの上に落ちるように投げる…女性だからな、優しくないとな。

 

 どうやら、蘭豹はそのまま気絶したようだ…。

 

 俺は足元に落ちた5-7とSAAを拾う

 

 

「筋肉痛確定だな…まぁ、このまま走るか!」

 

 

 この状態は、人間のリミッターを無理やり解除した状態、まぁ他にも色々やっているが…色々頑張ってできるだけ体に負担がかからないようにした結果、3分間超人になれるようになった。

 

 三分を過ぎれば全身の骨という骨がボキボキに俺、筋肉の断裂が起こるが…。

 

 とりあえず、三分の間、思考の加速、怪力、スピードの向上…etc まぁ、全身の強化ができる。

 絶対に筋肉痛になるっていう欠点があるが…。

 

 名前は『超人状態(スーパーモード)』…ああ、わかってる、そのまんまだってのはわかってる…仕方ねぇだろ。死んだ戦友がつけてくれた名前なんだから使いたいじゃんか。

 

 黒髪の尻尾の生えた少女はぺたっと女の子座りでっこちらを呆然と見ている…。

 

 

「巻き込んで悪かった…本当に」

 

 

 俺は頭を深々と下げてから頭を上げ、方向転換して全力で走り出す。

 

 

 間に合うかな…。

 走るとき、足に力をこめすぎて、道路に足跡がくっきりと残るが、時間がないのでそんなの気にせずに走り去る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺は無事、本当にギリギリで間に合った。

 後日、香港の新聞を読んでいると…ん?なんでイ・ウーに新聞があるのか?知らんけど届くんだよ…。

 

 まあ、話を戻すが、新聞にはこんな記事があった…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『蘭豹武偵、街への破壊活動! 香港を出禁に!?』

 

 

 正直、蘭豹には悪かったと思ってる…。














蘭豹が出禁になりました(笑)
そしてみなさんおわかりかと思いますが途中で出てきた黒髪の尻尾の生えた少女…候です。

ちなみに来夢と蘭豹の戦いの被害は…それこそハリケーンが通ったあとのような被害でした…。
 爆発物使ったり車爆破したり…描写されてませんが、タンクローリーを爆破したりもしています…。
 その爆破でとあるビルの一回が吹き飛んだり…。

 この戦いの被害は武偵の中でも語り継がれるほどの被害でした…

感想待ってます!

次回も頑張って編みます!
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