感想ありがとうございました!
ゆっくりしていってね!
―――戦役…ねぇ…―――
―――おぬしはどちらに来るのじゃ?―――
―――眷属…かな―――
―――儂と一緒じゃのぅ!―――
―――嬉しいのか?―――
―――儂はお主のことを好いておるからのぅ!―――
―――はっはっは!お前みたいな可愛い女の子にそんなこと言ってもらえて光栄だ―――
―――そうか、光栄か、ならばお主…死ぬなよ?―――
―――…ああ、そう簡単には死なねぇよ―――
「懐かしい夢だ…いくつ前の世界だったかな…」
目が覚めて、天井を見上げながら呟く。
いくつか前の世界で俺の体感で八十年以上前の記憶なのに妙にはっきり覚えてるもんだな…。
あれか?そう簡単には死なないとか言っといて死んだからなんか頭に残ったのかな?
そういや、あの世界の時代って今いる世界の時代より八十年以上古い時代なのか…。俺の体感と同じくらいだなんて珍しいこともあったもんだな。
と、考えていると、イ・ウー全域に聞こえるアナウンスが流れる。
『僕の個人的な要件で申し訳ないが、イ・ウーの進路を日本に取らせてもらうよ? ついでに日本に用がある者がいた場合は僕の用が終わるまでに片づけておくこと、では、放送を終わるよ』
日本か…そういえば、フィールとななかも日本の武偵校にいるはずだったな…。
だからなんだというわけではないが…。
今会いに行く必要はないし、イ・ウーが停泊する場所もそんな近くねぇだろ。
となると…暇だな。
本当に暇だ…。と思いながら上体を起こす…。
そういえば、今日は伐乃が来ていないな…。
まぁ、いいことだ。いつまでたっても一人で寝ようとしないからな。
と思いながら起き上ると…。俺の部屋の扉が開いた。
「あら?もう起きたの?」
開かれた扉から中に入ってきたのは伐乃だった。
いや、まぁ、伐乃以外ありえんけどさ…。ほかに知り合いなんて…あぁ、リサもありえるかもしれん…いやないな。
「もう…って、今何時だと思ってる?」
「イ・ウーは世界中動き回っているから…時計はあんまり関係があるとは思えないのだけど…」
「ん?そういやそうだな」
そう、確かにそうだ…。
俺は今まで何を後生大事に時計なんぞ持っていたのだ?
そりゃあ、フィールにもらった懐中時計は大事にしてるけどさ…。このそこら辺でめっちゃ安く買った置時計とか意味なくねぇ?
まぁ、どうでもいいか…。
暇だし…日本のどの辺にイ・ウーは到着したのだろうか…?
「そういえば、今日はあんまり寝ないんだな、伐乃」
「ええ、そうね…この頃よく寝てたから」
ふむ、確かにそうだ…。伐乃はここ最近…、というかイ・ウーに来てからずっと寝る時間が多い…。
少しだけ気になるのでシャーロックにもらった推理力で推理してみようか…。
まず推理する題材は伐乃がなぜこんなに良く寝るのか。
推理材料は…
①イ・ウーに入ってからよく寝るようになった。
②殺人衝動がなくなったみたい
二つしかないな…。いや、もう少し考えてみようか…
うん、もう一つあったな…。
③イ・ウーに入るときの条件は、伐乃の殺人衝動をどうにかすること…。
ここまでわかれば簡単だな。
シャーロックがなんらかの方法で殺人衝動を抑えれるようにし、抑える条件ってのがよく寝ること…だ。
多分そんなことだろう…。シャーロックには及ばないまでも一応これも条理予知だからな…。
疑問がスッキリしたところで!暇になったし…
「伐乃、日本についたらしいし、暇だからどっかに出かけようぜ?」
「いいわよ、そういえばデートは二度目ね」
「一度目のデートが初対面でしかも一緒に
「そうね、平和的に行きましょうか」
なんだか嬉しそうな顔をしている伐乃と一緒に部屋を出る。
服装は適当に着替えて行く…もちろん防弾、防刃服だ。いつ撃たれるかわかったもんじゃないし、いつ斬られるかわかったもんじゃない。
懐にはいつも通りピースメーカーと5-7とその弾を入れて出る。
伐乃もどうせ懐にはナイフが何十本とか入ってるんだろうなぁ…とか思いながらイ・ウーの中を歩く…。
それからイ・ウーを出て街を歩いている…。
伐乃と二人で出かけるのは結構久々だ。
いつも伐乃はイ・ウーの中の俺のベッドか自分のベッドで寝てるからな…。
でもまぁ、取り合えず金を下ろしに銀行行かなきゃならん…。
日本円は持ってないが、銀行には結構振り込んであるはず…。取り合えずそれを引き出さなきゃ一文無しだからな…。
「伐乃、銀行に行くけど…ついてくるのか?」
「…そうね、私も少し用事があるから一度わかれましょう」
「となると集まる場所だが…近くになんかわかりやすいところは…」
「ここでいいんじゃない?」
ここ?と思いながら見回してみると、稲荷神社があった。
なるほど、ここならばわかりやすいな…。
まぁ、はじめての街だし迷うことはあるかもしれないけどさ…。
「それじゃあ、二時間後くらいにここでいいな?」
「ええ、またあとで」
そういって俺とは別方向に進み始める伐乃…。
その伐乃の背中に声をかける。
「ああ、伐乃? どこぞのバカな男にナンパとかされたら」
「大丈夫よ、私がその程度で怪我するとでも?」
「違う、ここは日本だから、あんまり暴れるなよってことだ」
「あぁ、そういうことね」
よし、言っておかなきゃならないことは言った。
さ~てと、銀行どこかな…。
なんとなくこっちの方が近い気がする…。
と思いながら裏路地へ…。
この裏路地長すぎねぇ?めっちゃいろんな方向にわかれとる…。
まぁ、日本はまだマシだけどさ…。
と考えながら普通に歩いていく。
すると、聞き覚えのある声がする。
「や、やめてください…!」
ふむ…リサの声だが…。
なぜイ・ウーから降りたのだろうか?
リサは日本で降りる理由はほとんどない気がするんだが…。
「いやいや、そんなこと言わずにさぁ」
ん?絡まれてるみたいだな…。
まぁ、リサ可愛いし、仕方ないわな…。
そう思いながら声のする方に歩いていく。
「君どこの国の子?日本人じゃないよね?」
「ん?その子、オランダの子だよ、可愛いだろ? 俺の友達なんだよ」
気配を消して、リサに絡んでいる二人組の真後ろに近づき、リサに投げかけた問いに親切に答えてあげる。
すると、すごい驚いた様子で慌てて俺の方に振り返り、めっちゃ睨んでくる。
だが、向けてきているのは殺気ではなく敵意、殺気なんて向けられたら反射的に銃抜いちゃうかもしれねぇけどな。
リサも俺が近づいていることに気づかなかったのか、目を見開いて驚いている。
「驚いた顔も可愛いな。こんなところで何してんの?リサ」
「え?あ…お使いを頼まれて…」
「それで…近道しようとでも思ったのか?なんだってこんな裏路地に…」
「無視してんじゃねぇぞ!!ガキ!!」
リサと会話しているといきなり殴られた。
腹を殴られたな…。まぁ、殴られた…?んだよな?威力低すぎるだろ…。
体重のせるくらいしろよ、そうじゃなくてもせめて加速力とか使えよ…。
これじゃあ、ぺちって音がしても不思議じゃねぇぞ…。
まぁ、平和な日本で、武偵も目指してないならこの程度か…。
ガキとか言われたけど精神年齢はお前らより年上だぞ?
確かに肉体年齢はお前らより年下だけどさ…。
「はぁ…いきなり殴りかかってくるなんてどういう教育受けて育ったんだあんた」
俺は相手に向かってそう言いながら殴ってきた腕を掴み、ひねりあげ、関節を極める。
「いッ!いてぇ!!放せよ!!」
このまま外してもいいけどなぁ…。日本でそれは十分事件か…。
それはちょっと駄目だろ…色々駄目だろ…。
ということで…。
首筋に手刀をトンッて感じで入れて気絶させて…。
「おい、お前、こいつ連れて帰れ。それともこのまま殴りあいでもするか?」
俺は笑いながらもう一人の男にそういう。
男は震えながらこくこくと頷き、気絶した男をかついで走って行った。
殺意は込めてないのにあんなに怖がられた…。敵意だけでもあんなにおびえられるもんなんだな…。
とかどうでもいいことを考えながらリサの方を向く。
「ありがとうございました!」
「まぁ、どういたしまして…だけど、これはリサのためにやったわけじゃねぇぞ?攻撃されたから反撃したってとこだからな」
「でも結果的にでも私は助けてもらったので…。では、私はそろそろ行きます、またお会いしましょう」
リサはそういうとてってってーという感じで走って行った。
こけなきゃいいけどな、リサ…なんだかありえそうだ…。
さっさと銀行行くか…遅刻したら洒落にならん、伐乃相手だからマジで洒落にならん…し、女性を待たせるってのはな…。
それから俺は急いで銀行に行き、金を引き出し、稲荷神社へ向かった。
来夢さんの夢に出てきた古臭い口調の人物!
大体の人がだれかわかるであろう。
ちなみにリサはおつかい頼まれてイ・ウーから出てきました。そこを不良に絡まれました。
感想待ってます!
PCがぶっ壊れたので使用不能になり、感想返しは遅れますが、感想を書いてくれるとうれしいです!
次回も頑張って編みます!