「はあ…まさか…ここにくるとはなぁ」
「ん?ライムはここがきらいなの?」
フィールが聞いてくる
まあ…
「ちょっとな…」
ここにはあいつがいるだろうし…
どこに来たかって?
ルーマニアだ…
ちょいと前に一人で来たことがあって、そのときに…ちょっと面倒な奴に目をつけられてな…
あとワトソンはもう先に一人ですたすた行ってしまった…
一応別れの挨拶みたいなことはした
今度はいつ逢えるかなぁ…
「大丈夫ですか?なんならアリルさんの船に戻りますか?」
ななかがそう言ってくれるが…
「いや、もう行っちまったし、今からじゃあいつも大変だろ…?」
「そうね…今から戻るのは厳しいわね」
伐乃が同意してくれる
まあ、とりあえず寝泊りするところ探すか…
「んじゃ、宿探すぞ~」
「お金はあるんですか?」
ない…マジでな…
やべぇ
「ない…な…やばい…」
「大丈夫よ?」
フィールが大丈夫といってくれた…
ん?どういうことだ?
「アリルがお金を持たせてくれたわ」
「マジで…?」
「ええ、マジよ、これでしばらくなら働かなくてもOKよ」
マジでか…
本当に…もう…なんで俺にわたさねぇの…?
まあいい、生活に困らないなら
「ねぇ、その内の4割くらいちょっと使っていい?」
「4割?結構多いわね…」
?伐乃…なにに使うつもりだ?
「いえ、ちょっとお金かせぎよ」
つまり…カジノか…
まあ、大体予想はつくし、伐乃なら間違いなくかせいできそうだし…
大丈夫かな?
「伐乃、泊まるところが決まったら、電話するぞ?」
「ええ、わかったわ」
そういって伐乃は街の人ごみの中へ消えていく
それにしても…伐乃はまだ14歳なのにカジノに入れるのだろうか…?
まあ、大丈夫だろうなぁ
伐乃、だますの上手だし…
どんな感じでかせぐんだろうな…どんなイカサマを覚えてるんだろうか…
もちろん俺も過去になんどもカジノでかけやったしときには俺の内臓とか色々かけたことあるから、イカサマとかは得意なんだけどな…
「んじゃ、泊まるところ探すか」
「そうですね」
「近くにホテルってあったかな…」
フィールは地図を見ながら言う…
「ここがいいんじゃない?それくらいルーマニアにいるかわからないけどアリルに多すぎるくらいのお金を貰っちゃったんだし…なんか昔のライムの働きのお返しだって…まだ全然足りないけどっていってたけど…」
ああ…まあ、色々したからなぁ…アリルんとこいたときは…
その分は住まわせてもらってたからいらねぇっていっといたのに…
まだ返す気だったのか
そういうとこなんか義理堅いからなぁ…アリルは
まあいい、とりあえず拠点を見つけたら会いにいかないとなぁ…あいつに…
そしてとりあえず部屋GET!
電話する…
「もしもし伐乃?」
『ああ、来夢?』
「今からフィールに電話渡すからフィールに従ってくれ」
なんでって?めんどk…いや、こういうのはフィールのほうがうまいから
「それぐらい自分でしなさいよ…」
フィールが呆れているが…まあいい
ちょっとでかけるか…
「すまん、ちょっとでかけるわ…」
「はい、気をつけていってくださいね」
「ああ」
フィールは伐乃に道を教えている…
さあてと…
ここから意外と遠いが…
ちょいといってくるとするか…
会うのは…一年ぶりくらいかなぁ…
こっちから会いにいかないと色々めんどうなことになるからさっさといかねぇとなぁ
どうやって行こうかなぁ…あの趣味の悪い城まで…
適当にバイクパクッて行くか…
ん?良さそうなバイクだなぁ…
というか…なんでこんなところのGSX1300Rハヤブサが…
いや、深く考えるのはよそう…
がちゃがちゃと鍵を弄ってエンジンをかける
「さあて…バイクに乗るのは久しぶりだが…行くとするか」
俺はゴーグルをだして装着する
流石にゴーグルなしは目が痛いからなぁ…
俺は目的地に向かってバイクを走らせ始めた