・めんどくさいとお思いの方はスルーして下さい。
・後でいろいろと追加更新する予定です。
<設定内容>
1.ブリタニアの身分制度
2.ブリタニアの貴族制度
3.シドゥリ教会の役割
4.ブリタニアの民生やインフラ等
5.その他アイテム等
1.ブリタニアの身分制度
ブリタニア帝国には身分制度があります。身分は皇族、貴族、平民の三つに分けられている。
皇族は魔法皇帝とその皇妃、そして皇女がこれにあたります。現在魔法皇帝は未婚で皇妃もいないので、皇族は皇帝一人だけですが、帝位継承は皇女の中から最適な者が選ばれます。
ブリタニアでは女帝制度を取っており、初代魔法皇帝の血を引く、女性でないと帝位につけません。皇女は、ベルカ時代から使われている遺伝子操作により、生体強化されて誕生します。
また聖王の鎧、高度の学習能力、専用魔力炉からのバックアップとの相性なども評価対象となります。それは有事の際には、魔法皇帝自らが戦って臣民を守る為です。
次に貴族です。貴族は平民から特別に選ばれた者が、覚醒の法という魔法で後天的に覚醒者になります。
覚醒者といっても、次元世界の中には別の種類の吸血鬼もいるので、詳しい分類では『石仮面の吸血鬼の変異種』になります。(例として地球の先天的な吸血鬼『夜の一族』)
彼女たちは、人間の脳の潜在能力を目覚めさせて、覚醒しています。この方法で、覚醒者となった者が貴族となります。
覚醒者は屍生人(ゾンビ)を無制限に作ることができます。またゾンビは人間をゾンビにすることができ、やりようによっては社会に壊滅的な打撃を与える事もできるために、もし覚醒者が暴走すれば、とても危険です。だから覚醒者が暴走したら、他の覚醒者が粛正するというのが貴族たちの暗黙の掟です。
覚醒者は、人間を含めた動物の血を飲んで糧としており、帝国では豚や牛などの家畜の血を皇族と貴族に提供しています。
豚肉や牛肉を作る際には、当然ながら牛や豚を殺さなければなりませんが、その血は人間では活用できません。どうせ使い道がなくゴミとして捨てるしかないので、有効活用しているのです。
覚醒者の能力としては、不完全な不老不死、超人的な身体能力、肉体を制御することで発揮される様々な生体特異能力が上げられます。また貴族は全員高ランクのベルカの騎士ですから、その戦闘能力はまさに一騎当千です。
ただ弱点もあり、紫外線に弱いのです。だから何の対策もない状態で紫外線を浴びると死んでしまいます。その所為で帝国では※1『紫外線規制法』という特殊な法律まであるほどです。
次は平民。帝国で生まれた人間は、全員平民として生まれる。これは貴族の子供でも同じです。ただ平民には、魔法資格を持つ者と持たない者がいます。
資格が無い者は、6,7歳から各地の学校に入学します。
ちなみにブリタニア帝国では、いろんな知識を脳に書き込んで直接記憶させる事が出来ます。これはベルカ時代の記憶転写技術の応用です。そのおかげで、誰でも15歳で学校を卒業する頃になれば、地球の基準でいうと大学卒業並の知識を持っています。
勉強の内容を書いたり読んだりして覚えるという課程を省けるので、学習の手間を大幅に短縮できるのです。その空いた時間を利用して倫理や道徳をじっくりと教え、よい臣民となるように教育しています。
その辺りが原因なのか、ブリタニアでは男女共に15歳で成人となり、結婚も就職も自由になります。
結構省略したけど、プリタニアの身分はこの様ななり立ちです。
解説
※1 紫外線規制法
これは紫外線を発生させる道具の製造を規制する法律で、この手の道具の開発、製造、使用には帝国の許可が必要という法。紫外線を発生する道具が沢山あると、例え夜でも貴族が安心して生活できないという切実な理由もあり、違反したときの罰則が厳しい。
2.ブリタニアの貴族制度
ブリタニア帝国の貴族は、血筋や出身地など評価されず、本人の人格と能力だけが評価される。これは徹底されており、貴族の世襲制度自体が存在しない程です。ここでブリタニアの貴族制度を紹介します。
この帝国では、女児が生まれるとすぐに魔力資質の検査が行われます。それで将来的にSランク以上の騎士になれる才能を持つ女児には、魔法資格が与えられるのです。
ちなみにこのブリタニアでは、女児全体で魔法資質の持つ娘の割合は10%程度で、魔法資格を得るほどの才能を持つ娘は0.5%です。
魔法資格を持つ事ができれば、魔法を学ぶ事、魔法を使う事、デバイスを所有する事が許可されます。逆に無資格での魔法の使用やデバイスを所有していたら、法律違反になります。
それで、魔法資格者は騎士になるべく、4、5歳から魔法学校に入学して、14、5歳で卒業するまで魔法学校に在籍する事が義務になります。
例外として、両親が子供を騎士にしたくない場合は、資格を取得した一年以内であれば、資格の返納が認められています。これは無理強いする事で、問題が発生することを避ける為にそうなった。
それで魔法学校では、他の平民に書き込む知識だけでなく、魔法関係の知識も脳に書き込まれます。また魔法学校の最後の年になると、シドゥリ教会本部にある聖ヒルデガルド女学院に推薦される。この推薦は希望する生徒の中から学校側が決定する。
審査基準としては、まず人格があげられる。優しい人だと評価が高い。ここで、性格が悪い人間は省かれる。
次に実力。騎士ランクが最低でもAAA+以上でないと、見込みがないとして省かれる。
またここでは空戦ランク保有者が優遇されます。陸戦しかできない騎士では、使い勝手が悪すぎるからです。陸戦ランク保有者では、よほどの実力者でないと駄目。
総合ランクの場合は、その飛行や転移ができる事が最低条件で、その上でその人間の技能次第で評価される。例えば広域攻撃型だとか、後方支援型などがこれに当たる。
特記事項としてレアスキルが上げられるが、これは役に立ちそうな能力の場合は、評価対象となる。
最後に容姿。何故か不思議な事に、高ランクの騎士は美少女ばかりなので、容姿が悪いとして省かれる者は滅多にいない。でも一応、学校は美容も教える。容姿が良いことに越したことはない。
魔法学校を卒業した帝国各地で選りすぐりの生徒達が入学できるのが、聖ヒルデガルド女学院。この学院は教会にあるため宗教色が強くて、シドゥリ教の教義を学んだりもするが、貴族用の士官学校という役割を果たしている。実際に軍の教官も多い。ここで仕官として必要な知識を書き込み、色々と実践する。
この学院で、シドゥリ教の総代である総大司教に認められた生徒は、17歳の誕生日に総大司教の覚醒の法で、覚醒者になります。
ちなみに17歳というのは、シドゥリ・エルデルト・フォン・ヴァーブルが覚醒者になった年であり、シドゥリ教では特別な意味を持つ年齢です。
こうして、貴族となった生徒には男爵の爵位が与えられます。その後、18歳で学院を卒業して、そのままブリタニア軍に配属されます。
この様な形で、貴族となるのですが、このブリタニアにおいて、貴族には特権と義務が存在します。
特権としては、市街地での飛行魔法、転移魔法を初め各種の魔法の使用が無申請で許されます。免税権と不逮捕権が与えられ、例え殺人などの犯罪をやっても法的に守られています。(但し、目に余る者は粛正されます。)
義務としては、合計10年間の兵役、貴族籍の離脱の禁止が存在します。
帝国で貴族に兵役がかせられているのは、貴族に実戦経験を積ませるという事と、貴族が帝国と臣民の為に働いているという事をアピールするためです。この兵役は結構大変です。軍では貴族だからといって優遇される訳ではありません。
軍では、貴族を集めて構成されたローゼンリッター(薔薇騎士団)があります。この部隊は、武装隊と特殊戦技教導隊で構成されています。武装隊は特殊部隊として様々な任務にあたります。
特殊戦技教導隊は、特殊戦技つまり魔法戦闘技能を教導する部隊ですね。兵役義務を終えて、なお軍に残ることにしたベテランの中で、優れた者が所属しています。その主な仕事は武装隊のメンバーに教導する事。たまに訓練の申し込みをする他の貴族の訓練に付き合うこと。(中央や地方の貴族達は、自らの戦闘技能を腐らせないために、自分たちにかなり近い能力を持つ教導隊に訓練を依頼することがあります)
武装隊と共に任務に当たること。などですね。
軍では貴族はあくまで特殊部隊という立場ですから、艦隊司令官になったりはできません。最高位でも少将ですね。軍では貴族の出世には制限があります。これは貴族に軍の実権を握られて、反乱が起きるのを恐れての事です。だから、ある程度戦闘技能を磨くと、軍を退官する者が多いです。
それで軍を退官した後は、封建貴族となって各地の領地の領主となるか、宮廷貴族となって中央で政治を行うか選択できます。
封建貴族の場合は、各地の領地を治めます。領地の説明として、人間が居住可能な惑星がある星系と、そうでない星系があります。人間が住める惑星が無い星系でも、価値のある資源が発掘される場所であれば、領地としますが、そこには貴族は配置されず、中央からの代官が送られます。
人間が住める惑星がある星系で、星系の人口が一千万人以下の場合は男爵が統治をします。
人口が一千万人以上で一億人以下の星系は子爵、一億人以上で五億人以下では伯爵、五億人以上で十億人以下では辺境伯、十億人以上で五十億人以下では侯爵、五十億人以上は公爵と、領地の人口によって封建貴族の爵位が変わります。
宮廷貴族の場合は、宰相は公爵、他の各大臣は侯爵、各庁長は辺境伯、各局長は伯爵で、子爵と男爵はその他の役職になります。
貴族は覚醒の法で覚醒者になった後で、将来は宮廷貴族と封建貴族のどちらになるかの希望を申請して、それに合わせた貴族の家名を貰う。
封建貴族の場合は自らの所領となる星系の名が家名となり、宮廷貴族の場合は帝国領で人間が居住できる惑星や惑星改造による地球化が可能な惑星が存在しない星系の名が家名となる。但し、これは決定ではないので、後で帝国に申請して変更が可能で、その場合は家名も変わる。
そして法律で宮廷貴族と封建貴族にはいくつかの規制がある。
①政府で要職となっている宮廷貴族は所領を持ってはならない。
②地方に所領を持つ封建貴族は政府で要職についてはならない。
③封建貴族一人が所領出来る領地は星系が一つだけである。
④封建貴族は帝国の首都がある星系を所領としてはならない。
これらの規制の理由はとしては、
①特定の貴族に過剰な力を持たせない。
②封建貴族が保有できる領地を制限することで、他の貴族の領地を奪う事で勢力を拡大させる事を抑止する。
③封建貴族が政府で働いて、領地の統治が代理人任せになってしまうのを防ぐ。
④首都を特定の貴族に牛耳られるのを抑止する。
などがある。
以上の事が、ブリタニアの貴族制度の仕組みとなっています。
それと貴族に選ばれるのが女性だけなのは、作中のディオを初めとする男の吸血鬼の暴走で、シドゥリが男性を覚醒者にする事を嫌ったことがあります。いくら理性の低下を抑えていると言っても、力に溺れて暴走する危険が常にあります。シドゥリ自身も、むさ苦しい男を覚醒者にするのを好まないという理由もありますが。
ちなみに魔法資格者が才能のある女性に限られているのは、騎士を養成するのは貴族候補を育てるためです。だから男性に魔法資格を与えても意味がないという訳です。
3.シドゥリ教会の役割
シドゥリ教会の役割というのは、はっきり言えば、シドゥリと貴族達の覚醒者によるブリタニア人統治の正統化です。
民衆を国家という一つの共同体としてまとめる為には、宗教の果たす役割が大きい。シドゥリはそれを最大限有効活用した。
地球では、魔法や吸血鬼は宗教によって悪と扱われていたが、逆にこれらを宗教によって肯定して良く持ち上げれば、統治は遥かにやりやすくなる。元々、当時のブリタニア人は、シドゥリは神として崇めるようになっていたので、これは簡単にできた。
かくして、シドゥリ歴3年にシドゥリ教会が発足した。
このシドゥリ教は、初代魔法皇帝シドゥリ・エルデルト・フォン・ヴァーブルの偉業を称え、これを崇拝する宗教で、シドゥリの教えを教義として扱うものであった。ブリタニア帝国で国教となるシドゥリ教は、シドゥリの先を見越した教義を持ち、またシドゥリの都合の良いように作られていったのだった。
シドゥリ教は戒律がかなり緩い。これは臣民に受け入れやすくするためであったが、帝国の都合もあった。
◇同性愛と同性結婚の許可(ブリタニア帝国の法律でも許可)
実は、シドゥリ自身が同性愛者。本人は前世で男であったために、男を恋愛対象にできないが、周囲からは同性愛者としか思われないので、それを正統化するのが狙い。
◇一夫多婦制の許可(ブリタニア帝国の法律でも許可)
これは一人の男が、最大で10人の妻を娶ることができるというもの(ただし、夫と妻達全員の同意が必要)。これは生物的に見て、男が複数の女を支配したがり、女は優秀な男を選びたがるという人間の本能を考慮したものだ。また、実はシドゥリ自身も、将来的に複数の妻を娶る可能性を考えてのもの。
◇生命操作技術の黙認。
シドゥリ教では、意図的に生命操作関係に関する倫理観に触れていない。元々、シドゥリ自身がベルカの生命操作技術の産物であるし、覚醒の法はそれ自体が一種の生命操作と考えられなくもないので、後々に余計な反感を買わないため。ブリタニアでは帝国の許可があれば、条件付きであるが生命操作の研究ができる。
◇自殺の黙認。
シドゥリ教では、自殺という行為も黙認されている。これは軍人や工作員等が、機密を守るために自決するという行為を許容するため。長い時を過ごす内に、生きる気力を失った貴族が、自ら死を選ぶのを許すため。等の目的がある。
この様に緩い戒律の中で、禁止されている事もある。
◇近親相姦、近親結婚の禁止。
これは、遺伝子異常児の誕生を避ける目的がある。ただ、帝国建国初期に地方によっては、既に近親婚をしていた夫婦もいたので、その扱いには困った。最終的には、既に結婚していた者に関しては特例で許し、今後は禁止するという方針となった。
◇ブリタニア帝国国外での布教活動の禁止。
これは異世界との間で、宗教問題を起こさないため、宗教戦争の回避が目的。シドゥリ教は、あくまでブリタニア帝国統治の為の手段に過ぎないので、国外で布教活動をしても、意味が無いという理由もあります。
◇ブリタニア帝国内での異教の布教の禁止。
シドゥリ教が帝国のブリタニア統治を正統化している為、国内で別の宗教、特に吸血鬼を悪としている宗教(キリスト教など)が広まると邪魔でしかないので、異端審問でこの手の思想を排除している。
異端審問による特記事項として、シドゥリ暦425年に異端審問による死刑執行があった。ブリタニア帝国は、信教の自由は認められていないので、シドゥリ教以外の宗教は存在しない。仮に別の宗教が存在しても、異端審問で潰されます。
しかし別の世界では、聖王教とかキリスト教など色々な宗教が存在しているので、稀に現れる次元漂流者が問題となります。教会は次元漂流者に対しては、シドゥリ教徒になることを強要はしません。流石に異世界の人間は対象外です。
但し、この世界で異教の布教活動をしたら厳罰を受ける。いくら異世界の人間とはいえ、それは許されていません。だから、この辺りは最初に念入りに警告されます。
しかし、425年にキリスト教徒の次元漂流者が、帝国上層部の覚醒者を悪として非難する事態が起きました。彼は警告を無視して布教活動を行い、教会の異端審問で死刑にされました。これが帝国の歴史で、初の異端審問による死刑です。この様な例外はあったものの、大概の者はこの警告に従いました。
4.ブリタニアの民生やインフラ等
ブリタニア帝国の都市は初期の段階では魔力炉を用いた資源を必要としないクリーンな発電を行っていた。電線もなく無線送電によるエネルギー体勢を整えていたが、マジックキャンセラーが実用化されるにつれ魔法無効化技術を用いたインフラ破壊のリスクが高まった。
そこで時空管理局崩壊後に、常温核融合炉による発電と、重力波ビーム(機動戦艦ナデシコ)を用いた無線送電システムが構築された。
重力波ビームは、人型機動兵器の動力システムとしては、多くの問題を抱えていたが、民生技術として用いるならば問題なかった。
工場や店舗など多くの電力を必要とする建物は電力会社と契約して電力を無線送電して貰う。
一般家庭は太陽光パネルを用いてある程度の電力を自給自足して、それで足りないときは電力の供給を受ける。そして、車や電車なども電力を無線送電した。
常温核融合炉は、安全な動力として民間で重宝されている。軍では縮退炉、対消滅機関、トロニウムエンジン、相転移エンジンなどもっと高出力な動力は多くあるが、安全という意味では常温核融合炉が一番だった。
中でも一番高出力である縮退炉は、暴走すれば星系そのものに甚大な被害を与える。帝国はテロによって、それらが破壊もしくは暴走させられる場合も強く警戒しており、最悪の場合でもそれほど被害がでない物でないと民間に流通させなかった。
民間船の場合も常温核融合炉で、これもテロリストに悪用されるのを防ぐためだ。
ちなみにブリタニアの民間船は恒星間航行用であるので、惑星から離れると使用できない魔力炉は役に立たない。
インフラとしては、各地にテレポートドライバー転送ポートを設置しており、リアルタイムで各都市間と帝国内の有人惑星を行き来できる。このテレポートドライバーは、転送魔法を解析して純粋科学技術で再現したものでマジックキャンセラー環境下にも対応していた。
この様に帝国のインフラ及び流通は魔法無効化に対応した状態を整えている。
5.その他アイテム等
◇ヘイムダル
イヤリング型の紫外線防止装置。貴族に渡される支給品。形状としては、耳に穴を開けるのではなく、耳を挟む品物。機能性を重視して、デバイスの圧縮技術を応用しているので小さい。装置には大容量バッテリーが搭載されていて、バッテリー出力で、戦闘時に使用者の周囲を紫外線から守ります。この防御は紫外線以外は素通りなので、攻撃魔法や質量兵器の影響を受けません。これにより、直射日光下で騎士甲冑が破損しても無事ですみます。あえて魔力稼働式ではなく、完全機械式の装置を用いたのは、高濃度AMF等で騎士甲冑に支障が出たときの保険です。名前の由来は北欧神話の光の神ヘイムダル。