ブリタニア帝国記   作:ADONIS+

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逆襲のスカリエッティ

 私は死神によって『八神はやて』に憑依させられた。運良くシドゥリ陛下に助けて貰って死亡フラグを回避しました。

 

 その後、管理局戦争で焦臭くなった情勢から安全なブリタニアに移住して魔法資格者として扱われて魔法学校に編入して卒業。一般人として平凡に暮らしましたよ。

 

 そして老婆になり死にました。まぁ問題ない死に方ですね。

 

 

 

「つまらないですね」

 

 そんな私に話しかけてきたのは、あのドクロ面の死神だ。

 

「どういう事ですか?」

 

 言葉に意味が分からず私は聞く。

 

「つまらないと言ったんですよ。折角憑依させたんですから、それなりに活躍してくれないと面白くありません。だからやり直しです」

 

 その言葉を聞くなり私の意識は消えていった。

 

 

 

 それで、気が付いたら『ジェイル・スカリエッティ』になっていました。おい、なんでstsの悪役なんだよ。そりゃ今度はちゃんと男に憑依できたのはいい。だがスカリエッティはないだろう。死神め、お前を楽しませろって言うのか!

 

 ふう、頭を切り換えよう。現在は新暦60年らしい。そしてここはあのブリタニア帝国がある並行世界らしい。何故なら、シドゥリ・エルデルト・フォン・ヴァーブル陛下に関する伝承が知識通りだったからだ。

 

 さてこれからどうするか?

 

1.何もかも捨てて逃げる。

 これはスカリエッティが最高評議会からマークされているから無理だ。逃げても捕まるだろうし、最悪消される。

 

2.本編通り力を蓄えてから逆襲する。

 これしかないだろうね。

 

 それに、できれば帝国の支援を受けたい。確か来年には陛下は『八神はやて』と接触するはずだ。その後で第97管理外世界に行って陛下と接触するべきだ。それに陛下はある意味私の同類だ。あの人しか私の事を理解できないだろう。

 

 その後の地球近郊会戦で、三脳共から聖王のゆりがごを起動させるように言われた。さてその鍵となる聖王の遺伝子だが、別に陛下の物でも問題ない。覚醒者になったといっても遺伝子的には変化していない筈だ。実際、覚醒後も聖王としての能力を持っていた。だが帝国との関係を考えるとそれは拙い。皇族の血筋を汚したと思われかねない。

 

 おまけにそうすると三脳に遺伝子の入手経路を疑われてしまう。となると本編通りに、聖王教会の聖遺物からヴィヴィオを作るというのが一番いい。最近では戦闘機人や人造魔導師とか黒いことを三脳にやらされている。いい加減頭に来るよ。

 

 こうして私は帝国と取引をしつつも、最高評議会にこき使われるという日々を過ごしていた。くっ、三脳共が今に見ているがいい。思い知らせてやる。チキンを舐めるなよ。それに死神め、それが望みだというのならば、この世界を精々引っかき回してやる。

 

 くくくっ、今の私はテンションが高いぞ。何か本当に悪役っぽいね。スカリエッティの本編補正が効いているのかな?

 

 

 

 結果を言うと管理局は滅びました。いや、あっけないね。これで私も好きに動けます。取り敢えず、ナンバーズとヴィヴィオと聖王のゆりかごごとブリタニアに移住しました。

 

 それでゆりかごはシドゥリ陛下に返却しました。あれは本来ベルカの正統な血筋の陛下の持つべき物ですから。取り敢えず、ブリタニアでまったりと生活しましょう。

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