ブリタニア帝国記   作:ADONIS+

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異説の結末(シドゥリ暦550年)

 時空管理局が崩壊して15年が過ぎた。管理局体制の崩壊は、地球連邦とブリタニア帝国の歓迎を持って受け入れられた。

 

 しかし、管理世界は管理局の崩壊で混乱してしまい、現在の元管理世界群は群雄割拠の内乱が発生していた。至る所で紛争が起きている。

 

 地球連邦とブリタニア帝国は早期からその紛争には不干渉を表明していた。彼等の内紛に一々関与している利点はない。面倒なだけだ。

 

 地球連邦はブリタニア帝国の技術提供を基に宇宙開発を進めており、他の星団に移民可能な地球型惑星を発見して移住を開始していた。かつて社会問題となっていた環境問題などは、技術革新と宇宙進出で解消されつつあった。

 

 そしてブリタニア帝国では、全てが問題なく進んでいた。魔法皇帝シドゥリの玉座の両脇に、なのはとフェイトが控えている。ともに私の皇妃だ。

 

 二人とも本当にいい嫁だ。余を慕っており、その純粋な心は余を癒して、そしてその身体で余の性欲を満足させてくれる。

 

 なのはとフェイトには政治の黒い部分には関わらせていない。温室で大切に育成している。その為か既に三十路を過ぎたとは思えない純粋さだよ。

 

 二人とも一番美しい時期の姿のままで、長き時を生きる余の退屈を慰めてくれるのだ。ふふっ、本当にいいよ。長い人生を楽しむ醍醐味だね。

 

「なのは、フェイト、二人とも愛しているよ」

 

 余のこういう言葉で二人は喜ぶ。だから余はそう二人に言う。大切に可愛がるよ。可愛いお嫁さん。

 

 本当に『魔法少女リリカルなのは』の世界にTS転生した時は大いに戸惑ったけど、大いに苦労して一から巨大勢力を作り上げたかいがあった。おかげで前世で好きだったなのはとフェイトを妻にできたのだから転生してよかった。

 

 次元世界で最も発展した大帝国の皇帝という。俺スゲーな立場になったが、オタク魂は捨てられないよね。前世の二次元嫁だったのが現世ではリアル嫁になったのは、転生者の特権だよ。

 

「二次元嫁も悪くないけどやっぱりリアル嫁はいいよ」

 シドゥリ・エルデルト・フォン・ヴァーブル(ヴァーブル朝ブリタニア帝国初代皇帝)

 

 ※この名言(迷言)はシドゥリが言ったものであるが、ブリタニア帝国の資料には一切残されなかったことはブリタニア帝国にとって幸運だった。

 

 

 

 ヴァーブル朝ブリタニア帝国。その国は、数多の次元世界でも類をみない独特の国家体制により、建国から三万年が過ぎた現在でも次元世界一の繁栄をとげている。そして帝国の初代魔法皇帝『シドゥリ・エルデルト・フォン・ヴァーブル』は、その数々の偉業から未だに神として信仰されていた。




後書き

 これで本編は終わりです。書いてみると以外と長かったですね。結構手間取りました。このSSでは、シドゥリが好き勝手な事をして『魔法少女リリカルなのは』の世界に良く似ている並行世界の一つを改変しまくりました。
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