真選組のとある傭兵の話   作:ささら.

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書いた!
すごい書きたかったのが、ついに!
是非読んでみて下さい。不定期更新です。
新島八重ってカッコいいよね。
あのね、真選組の隊服を長くしたらすごくかっこいいと思うんです。
かっこいいは正義⁉︎
(今のは作者の独り言です。)


01:女傭兵ってすごい西部劇感あるよね

その日は桜が満開に咲いていた。

桜色の吹雪が舞い踊る中で、彼女の金髪がはためく。

「れっつしょーたいむ…っと。」

桜色の中に、赤い飛沫が舞い始めた。

 

彼女の名前は新島千重(ちえ)という。裾を長く改造した真選組の隊服を纏い、敵を次々に撃ち殺す姿は死神と恐れられていた。

さて、そんな彼女の話をしよう。

 

「「傭兵?」」

沖田と土方は同時に声を上げた。お互い嫌い合っている仲だが、この時ばかりはそんな事に気付きもしなかった。

「近藤さん。正気か?」

「そうでさァ。これまでそういうのは全然なかったし、そんな事をしたら真選組の威光は地に落ちまさァ。」

「ああ。だが、そう言っても幕府の____会津からの紹介だから無闇に断れないし、女だというから隊員の士気向上とか真選組のイメージアップに繋げたい、ってのもある。だから多分大丈夫…な筈だ。」

「ならいいが。なんか嫌な予感がするんだがな…」

「戦力的には多分、大丈夫だ。()()山本家の奴だって聞いてるからな。」

「山本家…何ですかい、それ?」

「総悟お前そんなことも知らないのか。常識だぞ。覚えとけ。」

土方の溜息に腹がたつ。一般常識はあんたにもないだろうが。

「あの…トシ、俺も詳しくは知らない…」

「知らないのに言ってたんですか。」

もう一度はあ、と溜息をつき、土方は話し始めた。

山本家は、会津で代々砲術師範を務めている家柄である。その腕前は相当なもので、先代の山本権七はかつて攘夷戦争の鎮圧をしていて、かなりの猛者だった。その権七に指導を受けたという者なら腕はたつはずだ。

「そうか…だから松平のとっつぁんも拾い物だって言ってたんだな。」

「まあ、山本家ってなら信用できるな。あそこにゃ知り合いがいるし。」

「まあ、そういう事なら。」

こうして、真選組への新島千重の出張は受諾されたのであった。

 

一方、こちらは真選組へ出張する事となった新島千重。

「真選組?あの、江戸の…確か、特殊警察だったっけ?」

「ああ。今回お前はその真選組に出張してもらう。傭兵みたいな扱いになるだろうから、不自由はないように配慮しておこう。」

「ふうん…まあうちは命令ならどこにでも行きますけど。でも確か真選組ってミツバさんの弟さんがいるんだっけ。それはちょっと乗り気だわ。ミツバさんといえばうちの家じゃ超有名だからさ。」

「ああ。しかも真選組には銃の使い手はいないらしいんでな。楽しめると思うぞ。」

「そりゃあ僥倖。さあて…」

当主から説明を受けていた千重は、その真っ赤な瞳を光らせた。

「楽しくなりそうやね。」




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