剣聖の異世界転生禄~リリなの編~   作:白の牙

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 新年明けましておめでとうございます


穿つ閃光

 

 「あの時、あの時ちゃんと気が付いてれば」

 

 「後悔するなら後にしなさいなのは!」

 

 「そうだよなのはちゃん。今はこれをどうにかすることを考えなくちゃ」

 

 「・・・うん」

 

 3人の少女は押し迫る数多の木の根をどう対処すればいいのか考え始めた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 時は少し遡る

 

 『それでは今度の試合もよろしくお願いします・・先生!』

 

 「誰が先生だ」

 

 祝勝会も終わり、翠屋JFCのメンバーは悠一に頭を下げて先生と呼びたたえた

 

 「ははは、この短時間で随分と慕われたね」

 

 「誰のせいでこうなった・・・・自己責任か」

 

 2か月のバイト料UPという言葉に釣られ、試合に出て、結果を残したのは自分だったと思い出した悠一は項垂れる

 

 「でも僕はいいことだと思ってるよ」

 

 「え?」

 

 「飛び級で大学を卒業して社会人になってるけど、君はまだ子供なんだ。ワーカーホリカーになるのはまだ早いよ」

 

 「はぁ(見た目は子供でも、精神年齢は大人なんですよね俺)」

 

 さすがにもう大人ですとは言えない悠一はそういうことしかできなかった

 

 「ユウ君、帰りにスーパーによって買い出しせなあかんからそろそろ私たちもお暇しよか」

 

 「そうだな。それじゃあ、士郎さん。また明日」

 

 「うん・・っと言いたいことだけど、今日は頑張ってくれたからね、明日は休みにしておいたよ」

 

 「いいんですか?」

 

 「うん」

 

 「ありがとうございます」

 

 「それじゃあ、なのはちゃん、アリサちゃん、すずかちゃん、またな~~」

 

 「うん。またねはやてちゃん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「これで全部やな」

 

 「買った材料から見て・・今日の晩飯はすき焼きか?」

 

 「せや、翠屋で祝勝会を上げたけど、家でも祝勝会をやろうと思ってな」

 

 「・・・ありがとなはやて」

 

 笑顔で言ってくるはやてに対し、悠一も笑いながら礼を言うと

 

 「っ!(この感じは)」

 

 「ユウ君?」

 

 「悪いはやて、ちょっとトイレに行ってくる。すぐに戻るからここで待っててくれ」

 

 「はいな~~」

 

 はやての返事を聞くと悠一はトイレに向かい、個室に入ると

 

 「分け身の術」

 

 自身の分身を1体生み出した

 

 「分身、俺の代わりにはやてを家まで連れて行ってくれ。けっして街へのルートは通るなよ」

 

 「解った」

 

 分身に指示を出すと悠一は戦闘服へと服装を変え、個室のドアを開けると、人々の感覚の隙間を通り抜けながらスーパーから出て、街へと急いだ。そして見たのは

 

 「なんだぁ~~これは?」

 

 巨大な木の根だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「あ~~もぅキリがないわね!」

 

 悠一と同時にジュエルシードの発動に気づいたなのは、アリサ、すずかの3人は悠一よりも早く現場に到着し、目の前の惨状に言葉を亡くしたが、何とか立ちなおし木の根を根絶を行っていたが、再生能力が高く、斬ったそばからすぐに新たな根が生えてきてしまう

 

 「すずか、まだ見つけられないの?」

 

 「もう少しだけこらえてアリサちゃん」

 

 3人の中で索敵能力にたけたすずかが遠くの物を探すサーチャーと呼ばれる物を飛ばして発動しているジュエルシード探していた

 

 「そうは言われても。私ひとりじゃ長くは持ちこたえられないわよ」

 

 圧倒的物量にいつも強気なアリサも弱気になってしまうのも無理はない。そんな時

 

 「獅吼風塵掌」

 

 聞き覚えのある声と共にどこからともなく現われた獅子が大量の木の根を飲み込み、根を一瞬で塵へと変えた

 

 「こういうのを相手にするときは一つずつ相手にするんじゃなくて、一気に吹き飛ばす戦法が効果的だぞアリサちゃん」

 

 「悠一お兄ちゃん!」

 

 「助かったけど、いくら何でもやりすぎよ!」

 

 「その心配は無用だろう。ほら見てみな」

 

 悠一の登場になのはは笑みを浮かべ、アリサはやりすぎだと注意するも、悠一の指さしたほうを見ると

 

 「嘘、今の傷一つできないなんて」

 

 少年と少女がジュエルシードを握りしめようとした状態で浮いていた

 

 「うっすらとだが、青い膜のようなものが見える。おそらくその膜があの2人を守ってるんだろう」

 

 「じゃああれをうち破らない限り」

 

 「封印は難しいだろうな。それに」

 

 亡くなった根が再生し2人を再び包み込んだ

 

 「さてさてさ~~て、どうしたもんかね~~」

 

 『I have a good idea(私にいい案があります)』

 

 悠一達が悩んでいるとなのはのデバイス“レイジングハート”が全員に聞こえるように話し出した

 

 「レイジングハート?」

 

 『If it is difficult to close and seal it,you can seal it from a distance(近づて封印するのが難しいのなら、遠くから封印すればいいんです)』

 

 「あんたねぇ、簡単そうに言うけどそんなことできるわけないでしょう?」

 

 『No problem(問題ありません)』

 

 アリサの問いに返答するとレイジングハートのヘッド部分が音夜叉のような形に変わり、トリガーユニットが構築され、ブームが伸びた

 

 『In this form,you can seal from far away.It is only master competence afterwards(この形態ならば、遠くからでも封印できます。あとはマスターの力量のみです)』

 

 「・・・やれるかなのはちゃん?」

 

 「・・やります。やって見せます!」

 

 「スノーホワイト。位置データをレイジングハートに転送して」

 

 『I felt(畏まりました)』

 

 すずかは判明した位置データをなのはに送った

 

 「さて、それじゃあ少しでも街への被害を抑えますか。アリサちゃん、木の根に向かって今出せる特大の炎を撃ってくれ」

 

 「で、でも、あまり効果はありませんよ」

 

 「大丈夫だ」

 

 「わ、解りました」

 

 アリサは悠一の指示通り、今出せる高出力の炎を木の根に向け放つ。炎は木の根に着火し、根を燃やすがすべての根を燃やすほどの火力はなかった

 

 「烈風」

 

 悠一は腕を振るいその炎に向け風を飛ばすと、風の力で炎の勢いが上がり、瞬く間に根を燃やしていく

 

 

 『Charge and lock on to target complete(チャージ及び、対象へのロックオン完了)』

 

 「ぶちかましちゃいなさいなのは!」

 

 「お願いなのはちゃん」

 

 「うん。行くよレイジングハート!」

 

 『all right』

 

 「ディバイン・・・バスター!!」

 

 なのはが声を上げながらトリガーユニットの引き金を引くと、杖の先端のチャージされた魔力が砲撃となって放たれ、樹木を穿ちつつ、ジュエルシードを封印した

 

 「やったな、なのはちゃん」

 

 ジュエルシードが封印され、樹木が無くなったのを見届けた悠一は、笑みを浮かべると、3人の決意の声が聞こえてきた。それを聞いた悠一は笑みを浮かべると、ボロボロになった街を見回す

 

 「(回収作業、急いだほうがいいかもしれないな)」

 

 改めてジュエルシードの脅威を思い知った悠一は一刻も早くすべてを回収しないことを思い知った

 

 

 

 

 

 

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