「・・・・・ん」
「あ!目が覚めたみたいやね」
悠一が意識を取り戻すと、目の前に茶髪のショートヘアーの少女がいた
「いや~~~びっくりしたで家に帰ってきたら庭に全身傷だらけの上に血まみれの君がおったんやもん」
「・・・・俺は生きてる・・のか?」
「何当たり前のこと言ってるんや?あ!もしかして起きたてで意識が朦朧としとるんやな」
少女が一人納得していると、悠一のおなかが盛大に鳴った
「お腹もすいてるんやね。ちょっと待っててな、寝起きに丁度ええもん作ってくるわ」
そういうと少女は座っていた車いすを押してキッチンへと向かった
「っ~~~~~」
意識がもうろうとしていた悠一は起き上がろうとした瞬間、尋常ではない痛みに顔をゆがませ、その痛みで意識が覚醒した
「(痛みを感じ、心臓の鼓動を感じるってことは生きてるって証拠だな。それに、やけに目線が低いような)・・・ん?」
心臓に手を当て鼓動を感じ取った悠一は、ふと窓に映った自分を見て固まる。何せそこに映っていたのは小さくなった自分が映っていたからだ
「(ど、どうなってるんだ!?なんで小さくなってるんだ!?)」
あまりの展開に悠一が混乱していると
「お待ちどうさま~~、消化のことも考えておかゆにしたで~~~ってどうしたんや?じっと窓なんか見て?」
「どうや?」
「うまかったよ。こんなにうまい飯を食べたのは久しぶりだ」
「よかった~~。人に自分の作った料理を食べてもらうんは初めてやったからな~~」
「そうなのか。あ、お代わり貰ってもいいか?」
「ええで」
悠一は少女に空になったお椀渡し、少女はおかゆのお代わりをよそった
「ふ~~~うまかった」
「お粗末様でした」
悠一は少女が入れたお茶を飲む。少女も笑顔でお茶を飲み、一息つくと
「腹も膨れてことだし、互いに自己紹介と行こうか。俺は悠一、氷室悠一だ」
「私は八神はやてや」
「じゃあ、改めて。俺を助けてくれてありがとう八神」
「はやてでええで。そのかわりユウ君って呼んでもええか?」
「構わない」
自己紹介を終える少女“八神はやて”は悠一に尋ねる
「それじゃあ早速質問や、なんでユウ君はうちの家の庭で倒れてたんや?しかも傷だらけで」
「直球だな。まず最初の質問、なんで庭で倒れていたかについてだがはやてを納得させられる答えは出せそうにないな。むしろ俺が聞きたいぐらいだからな。んで2つ目に質問だが、少しやんちゃをしすぎたっとしか言いようがない」
「少しってユウ君の傷の手当てをした先生が言ってたで。“これだけの重傷で生きてるなんて、あきれた生命力だ”って」
「それは俺も同感だ。ゴキブリ並みの生命力だと思うよ」
「自分でそれ言うんか?」
「まぁ、事実だからな。俺からも2、3個質問があるんだがいいか?」
「ええよ」
「“固有霊装”、“伐刀者(ブレイザー)”、“七星剣武祭り”“トータス”“ベルカ”、このワードを聞いたことはあるか?」
「う~~~んないな~~」
はやての返答を聞き、悠一は自分がまた知らずのうちに転生したことを理解し、ため息をついた