剣聖の異世界転生禄~リリなの編~   作:白の牙

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あり得なかった再会・2

 

 

 

 

 「悠一君の浮気者ーー!!」

 

 「ケッポーン!?」

 

 悠一は見覚えのある少女に会って早々、殴り飛ばされた。なぜそんなことになったかというと、話は数十分ほど前まで遡る

 

 

 

 

 

 

 「まるでSF映画みたいな光景だな」

 

 クリスと士、2度と会うことはないだろうと思ってた2人との再会にフリーズしている間になのは、アリサ、すずか、ユーノ、フェイト、アリシア、アルフらと共に時空管理局と呼ばれている組織、簡単に言えば警察のようなものが所有する艦に連れてこられた

 

 「宇宙の景色を飛び越えてこんな景色を見ることになるなんてな~~。人生何があるかわからんな」

 

 「あんた、本当にフェイトやアリシアと同じ子供かい?言ってることが爺臭いよ?」

 

 「失礼な犬だな。どこからどう見ても子供だろう(まぁ、精神年齢は大人だが)」

 

 「犬って言うな!」

 

 窓の外の景色を見て感傷に浸っている悠一にアルフが突っ込み、悠一の一言が発端で口喧嘩が始まりそうになったが

 

 「コントなんかしてないで行くぞ悠一」

 

 「いでででで!?クリス!そこ(耳)は引っ張る場所じゃない!」

 

 「クロノ執務官、申し訳ねぇが。こいつを連れて行ってもいいか?個人的に話がしたいんでな」

 

 「あ、あぁ、それは構わないが。知り合い・・なのか?」

 

 「そんなところだ。お前ら、これ(悠一)を借りていくぜ。行くぞ悠一」

 

 「いでで!?耳を引っ張手歩くな!ちぎれる、ちぎれるから!?」

 

 「うるさい!」

 

 有無を言わせずにクリスは悠一の耳を引っ張ってどこかへと連れて行った

 

 

 

 

 

 

 「着いたぞ」

 

 「いでで、本当にちぎれるかと思った」

 

 引っ張られていた耳を悠一が涙目でさすっていると、クリスは扉の前にあるパネルを操作してロックを解除する

 

 「ほら、入れ」

 

 「入れって・・・ここはお前の部屋何だろう?なんで俺が先に入らなきゃいけないんだよ?いつもなら“少し待ってろ”って言って入らせなかっただろう」

 

 「いつの話をしてるんだよ。確かにここはこの艦でのあたしの部屋だけど、正確にはあたし達の部屋だ」

 

 「あたし達?」

 

 「いいからさっさと入れ」

 

 「解った、解ったから。ったく、死んでもそのツンデレみたいな性格は変わってねぇな~~」

 

 クリスに催促され、悠一は渋々と部屋に入り、中にいた誰かに殴られたのだ

 

 

 

 

 

 

 

 「っ~~~~!?今日は厄日か何かか?」

 

 「すっきりしたか?」

 

 「うん。って言ってもそこまで怒ってたわけじゃないんだけどね」

 

 クリスの問いに答えると悠一を殴った少女は悠一に歩み寄り、抱き着いた

 

 「久しぶりだね悠一君」

 

 「・・・明日奈?」

 

 見知らずの少女に抱き着かれたことに驚く悠一だったが、聞こえてきた声、かいだことのある懐かしいにおい、そして、髪色を見て悠一は脳裏に浮かんだ女性の名を呟くと

 

 「うん、正解」

 

 少女“結城明日奈”は悠一から離れ笑顔で答えた

 

 「(クリス、士に続いて、今度は明日奈?)もう何が何だかさっぱりわからん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「はい、悠一君、クリスちゃん」

 

 「ん」

 

 「ありがとう明日奈」

 

 とりあえず部屋の中に入った悠一は明日奈の淹れた紅茶を飲み、混乱していた思考を落ち着かせる

 

 「混乱してた頭は落ち着いたみたいね」

 

 「少しだけ・・な。随分久しぶりに飲むが明日奈の淹れた紅茶はやっぱりうまいな。つーか、最後に飲んだ時よりうまくなってないか?」

 

 「そりゃあそうだろう。何せ明日奈は親の反対を押し切って喫茶店を開いて、食通の舌をうならせたんだから」

 

 「まじか?」

 

 「あぁ。私も弓だけじゃなくて歌のほうでも大成して、憧れの紅白にも出たぜ」

 

 「ぴゅう~~~」

 

 自分が無くなってからの2人のその後に悠一は驚く

 

 「まぁ、あたしも明日奈もやらなかったことが1つだけあったけどな」

 

 「何を?」

 

 「「結婚」」

 

 悠一が尋ねると2人は口をそろえて悠一をジト目で見ながら言う

 

 「小さいとき約束したでしょう?大きくなったら結婚しようって」

 

 「それ、ガキの頃の話だろうが」

 

 「子供のころでも約束は約束だろ?」

 

 「それなのに悠一君ったら、別な女の子と結婚して、子供まで作って。それを知った私とクリスちゃんの気持ちわかる?」

 

 「そんなこと言われてもな~~って、なんでそんなこと知ってるんだよ!?」

 

 2人の言い分に困っていた悠一だったが、転生先でもことを言われ驚く

 

 「まぁ、そのことについては過去のことだし、これ以上とやかく言うつもりはないよ」

 

 「そのかわり、責任は取ってもらうからな」

 

 「責任?」

 

 「女の子、誰もが夢見るウェディングドレス。それを着させてもらうことだよ」

 

 「言っておくけど、お前に拒否権は一切ないからな」

 

 「・・・・はい」

 

 2人に有無を言わせない言葉と笑顔に悠一は了承する以外の選択肢はなかった

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