剣聖の異世界転生禄~リリなの編~   作:白の牙

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出会いがあり、別れがある

 

 

 

 

 ジュエルシードの事件が解決し、元の日常へと戻った悠一、なのは、アリサ、すずかの4人

 

 「へぇ~~~・・じゃあ、フェイト達は一度本局とやらに行くのか」

 

 「はい。故意ではないとしても次元船を攻撃、ロストロギアを集めた件での調書を取るために。でも、回収に協力した事実もあるので重い罪にはならず、せいぜい罰則が付くくらいだってクロノ君が言ってたって、フェイトちゃんが言ってました」

 

 今では名前で呼ぶほどまでに仲良くなった5人。音声のみの通信しかできないが毎日のように話をしているらしく、その後についてあまり知らなかった悠一になのはが教えていた

 

 「それで、今度の日曜日に本局に行く前にみんなで会おうって約束をしたんです。悠一さんもどうですか?」

 

 「日曜ねぇ・・・・特に予定は入ってないが。・・・もしかして明日奈とクリスから伝言を頼まれてないか?」

 

 携帯をいじって予定が入ってないことを確認した悠一は、一種の核心を持ってなのはに尋ねる

 

 「えっと“来なかったら、家まで行って首根っこを摑まえて連れて行くから”って言っておくように頼まれました」

 

 「家は教えていないんだが、簡単に見つけそうな気がするなあの2人なら」

 

 転生者となる前もお気に入りの場所でのんびりしていると教えてもいないのにやってきた2人のことを思い出し、悠一は頭を悩ませていたことを思い出す

 

 「取り合えず、急用が入らない限り行くって伝えておいてくれ」

 

 「解りました」

 

 なのはにフェイト達への伝言を頼むと悠一は仕事に戻っていった

 

 

 

 

 

 

 そして、約束の日

 

 「・・・・遅い」

 

 「だな」

 

 会う約束をしている公園で会う時間になったのにやってこない悠一に明日奈とクリスは不機嫌さを一切隠すことなく苛立っていた

 

 「2人とも、少し落ち着いて・・・」

 

 「「ん?」」

 

 「・・・なんでもない」

 

 クロノが2人をなだめようとするが2人の迫力ある笑みにあえなく轟沈した

 

 「明日奈さんとクリスさん、怖いわね」

 

 「う、うん」

 

 「やっぱり、あの2人が最大の敵ね」

 

 アリサとなのははそんな明日奈とクリスを怖がり、アリシアはフェイトの恋敵の強さを冷静に分析する

 

 「(あの2人に勝つにはやっぱりフェイトちゃんと同盟を結んだほうが)」

 

 「・・・・」

 

 すずかは明日奈とクリスを見ながら今後のことを考え、フェイトは紙袋を持った状態でそわそわとしていた。すると、クロノのそばの空間に穴が開き

 

 「ふわぁ~~~。悪い、遅くなった」

 

 その穴から悠一が欠伸をしながら現れた

 

 『遅い!!』

 

 悠一の姿を見るやいな、明日奈とクリスは怒号を上げながら悠一に襲い掛かるも、悠一は舞い落ちる木の葉のような動きで2人の襲撃を躱す

 

 「随分と遅かったな。来ないものだと思ってたんだが?」

 

 「何、ある物を徹夜で作ってたもんだからな。明日奈、クリス、フェイトほれ」

 

 クロノの問いに答えると、悠一は明日奈、クリス、フェイトに小箱を投げ渡す

 

 「なんだよこれ?」

 

 「開ければわかる」

 

 「クリスちゃん、とりあえず開けてみよう?もしびっくり箱だったらお仕置きすればいいんだし」

 

 「それもそうだな」

 

 3人は小箱を開けると中には結晶で作られたアクセサリーが入っていた

 

 「とある一件で大きめの結晶を手に入れてな。その結晶を加工して作った一品だ」

 

 「ユ、ユウイチ、その結晶ってもしかして」

 

 「あぁ、暴発したジュエルシードの魔力を吸収してできた結晶だ」

 

 「綺麗」

 

 露店や専門店で販売されているのにも負けないぐらい完成度の高いアクセサリーに見惚れる3人

 

 「後はこれな」

 

 そして、悠一は明日奈とフェイトに携帯に似た端末を渡した

 

 「これって携帯?」

 

 「ただの携帯じゃない。どこにいても通信が可能な端末だ。俺のこいつ(デバイス)は戦闘服を展開できる機能のみだからな、突貫で作った。作成方法は秘密な。使い方は普通の携帯と同じだが、一応取説を渡しておく」

 

 端末についての軽い説明を終えると悠一は2人に扱い方を書いた紙を渡す

 

 「明日奈、クリス、アリシア、フェイト、そろそろ出発の時間だ」

 

 出発の知らせを知らせるアラームが鳴り、クロノが4人にアースラに戻ると伝える。そして、友達のあかしとしてなのはとフェイトはそれぞれのリボンを交換し、アリサとすずかは一緒に選んだリボンをアリシアに渡し、アリシアは2人に髪留めとヘアバンドを渡す

 

 「そんじゃあ、またな明日奈、クリス」

 

 「うん。悠一君も元気で」

 

 「落ち着いたら遊びに行くから、待ってろよ」

 

 「ユ、ユウイチ」

 

 「ん?どうしたフェイト?」

 

 「こ、これ」

 

 「・・開けてもいいか?」

 

 フェイトの許可を得ると、悠一は紙袋を開け、中に入っていたミサンガを取り出した

 

 「明日奈さんに教わって作ってみたんだ。は、初めてだからちょっと、偏って出来ちゃったけど、今までのお礼も兼ねてう、受け取ってください」

 

 「・・ありがとうな。大切に使わてもらうぜ」

 

 悠一はピンク、黄色、黒、白の4つの刺繍糸で作られたミサンガを利腕に着けてフェイトに礼を言う

 

 「元気でなフェイト。落ち着いたら、明日奈達みたいに遊びに来い」

 

 「うん。ユウイチも元気で」

 

 笑顔で別れと再会の言葉を交わすと、フェイトはアリシア達のところに行き、アースラへと戻っていった。こうしてジュエルシードの回収するための戦いは終わりを告げた

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