ファイアーエムブレム 聖魔の光石 外伝「金剛石は砕けない」 作:アップルトン中将
書いて欲しいと頼んだら速攻拒否られました
「ん・・・ぬあっ・・・痛えな・・・」
目を覚ました俺は見たことない場所にいた
おそらくは牢獄か独房か何かだろう
「畜生・・・なんだってんだよ」
ケセルダとの戦いを思い出してぼやく
「結局の所、襲われた理由はわかんねーし・・・つかなんで俺生きてんだよ?」
アノ後てっきり押さえ込まれて首を跳ね飛ばされると思っていたが
幸い(?)にも首は(物理的な意味でも)つながっている
俺はアイツ等の真意を測りかねん(分からないの意味)
まずは自分の置かれた状況の確認
手には木製の手枷
足には鉄球、しかもご丁寧に両足にしている
牢はよくある鉄製の棒を縦横に張り巡らせるタイプ
服は元々の服
当然だが斧はない
服に隠していたナイフや小刀
ソレもない様子、仮に合ったとしても使えるわけがない
(やれやれ・・・こりゃ八方塞がり・成す術無しもいいところじゃねーか)
「はぁ・・・」
ため息が出るのも当然である
もしかしたら今すぐ牢屋から出されて斬首刑なんてことも
あるやもしれぬ、
そもそもここにぶち込まれる理由すら分かっていないのが
本音なのだが・・・
(ん?そういやあいつらどうしたんだ!?)
あいつらとは当然部下達のことであろう
一緒に取り押さえられてるのか
それとも殺されたか・・・
考えたくはないが最悪ありえることだ
「誰か居ないのか?」
叫んで誰か呼んでみる
「隊長ォォォォォ!!ご無事でしたか!?」
「隣かよ!!」
壁一枚隔てた向こうには少なくとも一人部下がいた
「こっちにもいますよ!!」
「今度は左か!?」
「隊長、前見てください」
「正面!?」
綺麗に部下たちに三方を囲まれていた
とはいえ3人とも生きていたことは
純粋に嬉しく思う
「お前ら、生きてたか!!」
「たりめーじゃねーっすか隊長!!」
「俺達そんなに軟(やわ)じゃねーっすよ」
「そうそう!!」
「へっ!・・・そうかい」
少し涙ぐんで顔を伏せる
と、そこへケセルダが現れる
「よう、諸君、機嫌のほどはどうかな?」
嫌味っぽく笑いながら4人を見回す
「けっ・・・快適な生活がお前のツラ見ただけで最悪に様変わりだ」
「ほ~う、そこまで嫌味が言えるくらいには回復したか」
「何の用だよ、こちとら虫の居所が悪いんだよ」
(主にお前の顔みたせいでな)
「まぁ、落ち着けや、俺はお前に話があってきたんだぜ」
「話ぃ?」
「そうだ、単刀直入に言うぜ、お前にはグラド帝国に入ってもらう」
「はぁ!?」
「どういうこったぁ!!」
「ふざけんなコノヤロー!!」
「ふざけたこと抜かしてんじゃねーぞ!!」
部下3人から文句が聞こえる
確かにあんなことされたら誰だって文句を言いたくなる
それに俺達は傭兵だ、依頼されたら金次第で
グラドの味方にもなる
「おいおい、俺たちゃ傭兵だぜ、金さえ払えばグラドの味方にもなるぜ」
「確かにな、だがそれじゃあダメだ」
「なんでだよ」
「俺達が求めてるのは本当に強い軍団だ」
「は?」
「傭兵は確かに金さえ払えば戦いはする、だがなそれだけじゃダメだ
弱い奴をいくら雇おうがなんら俺たちの目的のなんら解決にはなんねェ」
「目的?・・・」
「そうだ、ここ数年以内にデカイ戦争が起きる」
「・・・そいつに生き残るためか」
「そうだ」
「・・・なんでお前らはデカイ戦争が起きることを知っているんだ?」
「そいつは当然さ、なぜならその「デカイ戦争」は俺達が引き起こすからさ!!」
「なんだと!?」
「グラド帝国が戦争を引き起こし俺達がこの大陸の覇権を手にする」
「・・・・」
「話についてこれないか?、だがなこんなのはまだまだ序章にすぎねえ」
「・・・って事は他の大陸にも!!」
「そうよ、帝国も俺の野心もこの小さな大陸なんかにゃ収まらねぇ
この海の先、否この空の遥か先までも俺達は突き進んでみせる」
「それには強い兵と将が必要と言うことか・・・」
「話が早くて助かるぜ、だがまだ時じゃない、今は力を蓄える時だ」
「その戦いに、俺を巻き込もうってわけか」
「そういうこった、そもそも俺達がお前を襲ったのも
俺達なりの篩(ふるい)(意味は選別)って奴さ」
「へ、一方的に殺された奴らは浮かばれないな」
「弱い奴と運の無い奴から死んでくのさ、この世の中はな」
「そうかい・・・」
「そういう点で言えばお前はギリギリ合格点だな」
「・・・・」
「不満げな顔だな」
「当たり前だ」
「グラドの軍門に入りゃここから出してやれるぜ」
「断れば?」
「最悪一生、良くて処刑執行の時にしか出られないな」
「そうかい・・・」
「答えは?」
「ハナっから選択肢なんて無いんだろう?
いいぜ入ってやるよ、グラド帝国にな」
「いい返事が聞けて良かったぜ、かく言う俺も傭兵上がりで
グラドの将軍職についた身だからな、お前ももしかしたら・・・な」
「へっ・・・当然だが、部下も離してもらおうか」
「わかってるぜ・・・おい」
《ガチャガチャ!!》
部下達のいた牢屋が次々開けられる
「隊長!!」
「すいやせん隊長!!」
「俺たちゃどこまでもついて行きますぜ!!」
「ありがとよ・・・お前ら・・・」
「感動のご対面の最中悪いが早速仕事に入ってもらうぜ
お前らにゃ実力をつけてもらわないと困るからな」
「任務内容は、グラドの海域を最近荒らしてる海賊の討伐任務さ」
「わかった・・・行くぞお前ら」
「「「はいっ!!」」」
「お前らはたった今からグラド帝国・魔将石「虎目石」ケセルダの部下だ」
「言われずとも」
「そういや、お前の名前はなんだ?」
「俺の名か・・・」
俺はこの世界に来てからひとつの偽名を使ってる
この世界に来てからずいぶん長いし
もうこっちの名前が定着していた
「俺の名は・・・「ダイアー」だ」
さすがにこの世界で堂々と「剛」なんて違和感ある名前では名乗りたくない
女っぽい名前だがそこは我慢だ
「なら行くぜ、ダイアー!!」
「おう!!」
胸を張って堂々とした態度と表情で牢屋のある地下室から出てくる
そこには覚悟を決めた男の姿があった
悪いが俺は俺の目的がある、ケセルダ・・・いやグラド帝国!!
お前たちの好きにはさせないぜ、ここからが俺の本当の意味での戦いのはじまりだ!!
やっとプロローグが終わりましたよ
プロローグが4話ってそうそう無いよね?
まぁ、文字数少ないし、無駄に区切っただけだしね
とまあ、次章からゲーム開始ちょっと前辺りくらいで
始まる予定でし
一応プロローグはゲーム本編開始数年前と今更ながら言っておきます
次回はキャラ紹介の予定デス