ファイアーエムブレム 聖魔の光石 外伝「金剛石は砕けない」   作:アップルトン中将

7 / 10
昔ファード王は勇名を馳せたと聞いた覚えがあるので
俺の予想では最後は戦って死んだんだと思います



第六話「王都陥落」

 

さてさて侵略戦争開始から一月が経ちました

俺は驚いたことにルネス王国の王都を陥落させろと言う任務を

承りました、

何考えてんだ、アノ皇帝は?

 

 

一応部隊としては

ヴァルターの「蛇竜騎士団」

俺の「鬼神戦闘団」の二個騎士団が当たってる

 

 

「ふむふむ・・・これはこれは・・・」

 

「どうしたヴァルター?」

 

「いや何、今回の戦の手柄は君の物だと思ってな。」

 

「ん~?、あぁ成程な」

 

「君の予想通り、私の蛇竜騎士団では城内等という限られた空間では

 本来の力は出せんのでな、外の敵や脱出してきた敵を相手にするか・・・」

 

「竜や天馬は空飛んでナンボだからな。」

 

「まぁ、いいさ、私はことさら手柄になど興味がないよ、くくくっ!」

 

 

相変わらず薄気味悪い顔と笑い方だぜ、背筋が寒くなる

とはいえ、やはりコイツに外にいられると厄介だな

原作じゃエイリーク達は無事に脱出したが・・・

、まぁとにかく、今は目の前の城落とすことに集中しろ

、それに手は打ってある

、形はどうあれ俺は今やグラド帝国の将軍なんだ!!

 

 

「時間だ、王都を落とすぞ、ヴァルター!」

 

「あぁ・・・行くとしようか」

 

 

-----------------------------------------------------------------

 

ルネス王国・城門前

 

 

「うおりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

「がはっあ!!」「ぐはぁ!」

 

愛斧(あいふ)を振るい、敵を蹴散らす

 

なんとかここまで来たな・・・

主力部隊はエフラム王子が率いているから

簡単ではあったが、楽ではなかった

まったく、ここまで気乗りしない戦は初めての殺し以来だぜ

 

王の間まではもはや眼前か・・・

ん?・・・どうやら脱出には成功したらしいな

エイリークを馬に載せたゼト将軍の後姿が城の窓から見えた

あのまま行けばヴァルターに見つかるだろうが・・・

 

 

 《バァァァァァァンッ!!!》

 

 

荒く開かれた大きな扉、静寂な王の間にけたたましく

鳴り響く音

そして王座に座るはルネス王国・国王ファード王

 

「・・・来たか、グラドの兵共よ」

 

泰然自若、威風堂々といった言葉が似合う男だ

その体格とも相まって尚の事大きく見える

 

いつの間にやら着替えたのかはわからないが

ジェネラルの鎧を纏い、大剣片手に俺たちを待ち構える

 

「来い、グラドの兵よ、自国を滅亡まで追い込んだ愚王の最後

 しかとその目に焼き付けよ!!」

 

王一人に対し十人以上で取り囲む、手持ちは皆槍である

阿呆か、この王の発する闘志は半端じゃないぞ

戦場から離れて長いだろうが、その腕は些かも衰えてはないだろう

そんな人物に対して武器の3竦みなんぞ意味がないだろう

 

「かかれぇぇぇぇぇぇぇ!!」

 

何を考えてるかは知らんが勝手に号令を出すな、この場の最高責任者は

俺だぞ、この阿呆が!!

 

 

「むぅぅぅぅン!!!」

 

 《ぶぉぉぉぉんっ!!》

 

ファード王の声と共に手に持っていた大剣を勢いよく

繰り出した

 

 

「「「ぐァァァァァっ!!」」」

 

はい、3人まとめて真っ二つですよ。

ハラワタやら内蔵やら飛び出たうえに、

俺に血がかかってきたんですが・・・

 

「むぅぅぅう!」

 

いや、お前が唸るなよ、隊長さんよ

お前の支持だから。

 

「おい!」

 

「はっ?・・・がはァァあっ!!」

 

 《メキメキメキっ!!》

 

 

とりあえず頭にきたから顔面に裏拳叩き込んでやった

前歯が全滅したと思うが、お前の勝手かつ無能な指示で

部下3人を無駄に犠牲にしたんだ、これでも生温いくらいだろう

 

とはいえ、これ以上犠牲が出ないようにするにはどうするか?

弓兵じゃ大きなダメージは与えられない

倒せたとしても、その間にこちらに突っ込んできて

大暴れされたらとんでもない事になる

 

ならば取る道は一つか・・・

俺は腹を決めて一歩踏み出す

 

「ルネス王国・国王ファード殿とお見受けいたす

 自分はグラド帝国・魔将石「金剛石」のダイアー」

 

「ほう、お前がか。」

 

「ご存知でしたか?」

 

「グラドに新しき将軍が生まれたと聞いた、それがお主とはな」

 

「若かりし頃は勇名を馳せ、その闘志は今なお衰えることはないご様子

 ぜひ自分と一対一の決闘を受けていただきたい!!」

 

「・・・いいだろう、ならば見事、我が首を獲ってみるがいい!!」

 

-------------------------------------------------------------------

 

「はァァァァァァァっ!!」

 

 《ガキィッッッン!!》

 

「ぬぁぁぁぁぁッ!!」

 

 《ゴキィッッッン!!》

 

「ぐぁぁぁぁっ!!」

 

なんていう力だ、これで中年のオヤジかよ

ありえねえ!!

とはいえ、これ以上は無理があるな、ここいらで喋るか

 

《ギギギギギギギギギッ!!》

 

鍔迫り合い状態で俺と王は必然的に顔が近くなる

 

(王・・・王様)

 

ボソボソと俺は王に喋りかける

 

(時間がないので端的に申し上げます

 俺は帝国の獅子身中の虫です

 エイリーク様は俺の信用できる部下が

 退路を確保しておきました、ご安心ください)

 

それを聞くと王は驚いた表情で居た

そして、ふっと・・・穏やかなで安心した

ような表情に変わる

 

「そうか・・・ならばもう未練など無い、この首

 貴殿に差し出そう・・・」

 

ピタッと動きが止まる

 

俺は斧を構え、

せめて最後に無礼が無いように言葉を発する

 

「・・・・・その武勇、誠に見事!!御免!!」

 

そう言うと、俺は斧を横凪に払い、王の首を跳ね飛ばす

せめて苦しみが無いようにと、一撃で仕留める

 

 《ぶしゃあぁぁぁぁぁ》

 

噴水がごとく王の首の切断面から血が噴き出す。

できることなら、この人にも生きてもらいたかった

だがこの状況で逃がすことなど出来もしない

ならばせめて、心残りが無いようにしてあげたい

 

王の首を抱え、俺は背中に纏っていたマントを外し

王の首を包み込む

、せめてこの首は恥ずかしめを受けさせず

丁重に弔おう

 

王よ、ルネス王国・国王ファード王よ

後世の歴史家がたとえ貴方を愚王と呼ぼうとも

私は決して忘れない

貴方は国を思い、民を思い、子を思う

善良なる王であったことを・・・




誠に勝手ではございますが皆さんにお知らせがあります。
主人公の元々の名前を変えさせていただきました

下の名前の「つよし」を「ごう」に変えました
理由は・・・一応有りますが聞かないでください

それだけです、後はないです
それでは。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。