五席目の少女   作:今更とじみこにハマったマン

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(しばらく寝かせてたら良い展開を思いついた、という顔をしている)



伊豆の攻防⑦

「そろそろ抵抗は止めて諦めて欲しい。無駄な時間は過ごしたくないんだ」

 

「どこまでも上から目線で!」

 

 写シを一度剥がされた辺りから防御は無駄だと悟った姫和は、捨て身ともいえるほど攻撃に意識を割いていた。

 そんな攻撃をすべて受け止めながら、しかし真希は余裕の表情を崩さない。

 

「まさか対等だとでも思っているのか?僕と君には──」

 

 姫和の一足飛びに加速する迅移による袈裟斬りを危なげなく受け止めた真希は、京奈のように御刀の表面を滑らせるようにして受け流す。

 そしてバランスを崩した姫和が体勢を整えるより先に、迅移で加速しながら姫和の胴体を切り抜けた。

 

「──圧倒的な差があるのに?」

 

 強制的に写シが解かれ、地面に倒れる姫和に向けて投げかけた言葉と自信。それに言い返せない姫和は歯噛みしながら、しかしそれでも立ち上がって写シを張る。

 だが足取りはフラフラとしていて、彼女の精神力が殆ど残っていない事を分かりやすく示していた。

 

「これで2度剥がした。写シはあと何回張れる?それとも、それで打ち止めかな」

 

「黙れっ!うおおお!!」

 

 もはや意地のみで立ち上がっている姫和の目から闘志は尽きていない。その眼光の強さは今の真希と同レベルだ。

 

「その闘志だけは賞賛に値するよ。だけど、想いだけで現実は変えられない」

 

「黙れと言っている!」

 

 何を成し遂げるにも力は必要だ。力が無ければ、どんなに良いことを叫んだとて「理想論だ」の一言で片付けられてしまう。

 そして今の姫和は、まさにその理想論を振りかざす子供でしかなかった。

 

 激昂した姫和が真希の背後に回り込むように迅移を発動させる。そして一瞬のうちに回り込み、無防備な背後を取った。

 

「それはもう見た」

 

 が、真希にとってその行動は予想通りの動きでしかなく、故に対処は容易いものだった。

 咄嗟に跳び退いた姫和の首元を真希の攻撃がかする。完全にタイミングを合わせられた姫和は射殺すような厳しい目線を投げかけるも、真希は涼しい顔で殺気を受け流していた。

 

「今のは決めたと思ったが……良く避ける、流石は子烏といったところか」

 

「褒めているつもりか」

 

「これでも褒めてるよ。だけどその逃げ腰、何時まで持つ?」

 

 真希が一歩、踏み込んでくる。それを見た姫和は、己の直感に従ってその場でしゃがみこんだ。

 瞬間、髪の先端を切り裂く風の音がする。両足のバネで真横に跳んだ姫和は、苦々しい表情のままで追いすがってくる真希を躱さなければならなかった。

 

「姫和ちゃん!」

 

「自分の心配をしていろ!」

 

 寿々花との剣戟の合間を縫って声をかける可奈美に姫和が怒鳴り返す。先程から可奈美は隙を見つけては姫和を心配するような素振りを見せ、その度に寿々花か姫和に「余所見してんな」という意味合いの言葉を返されていた。

 

「余所見をしている余裕があって!?」

 

「くっ!」

 

 寿々花の場合は言葉と一緒に御刀の攻撃も付随している。それのせいで可奈美はすぐに姫和よりも自分の心配をしなければならなくなった。

 

(迅移のタイミングも読まれてるし、腕も相手の方が上……)

 

(このまま逃げ続けても何にもならん。だが……!)

 

 大岩の上と下で、可奈美と姫和は現状を改めて分析する。実力は相手が上で、更にこちらは逃亡生活で疲労が蓄積している。対する向こうは元気いっぱいだ。

 考えれば考えるほど絶望的な状況。このまま時間を稼いだところで状況はほとんど好転しないだろう。

 

「ふんっ!」

 

「くそっ!」

 

 真希の重く鋭い一撃を、額に薄い切り傷を代償に切り抜ける。斬り落とされた写シの前髪が、はらりと宙を舞い、消えた。

 

「姫和ちゃん!」

 

(さっきから何だ、あいつは!こっちにばかり気を配る余裕があるなら、自分の心配を……っ?!)

 

 姫和が可奈美の方へと視線を向けたのは一瞬のみ。だが、その一瞬で姫和は可奈美と目が合った。

 一件すると心配しているようだが、その目にあったのは心配の色ではなく、何かに挑戦しようとする強気の色だった。とてもじゃないが、負けかけている人間のする目とは思えない。

 

「あいつ……」

 

 つまり可奈美は諦めていないのだ。この詰みかけている状況でも、まだ打開策があると本気で信じているのだろう。

 

「貴女っ!先程から、わたくしを舐めていますの!?」

 

「舐めてなんか!」

 

 すぐに外れる目線。だがその目に映っていた意志を、確かに姫和は受け取った。

 

 もし──いや、可奈美が何かを企んでいるのは、ほぼ確定だ。

 仮にそれが親衛隊の2人から逃げ延びるための一手だとして、姫和に何を求めていたのだろうか?

 

(考えろ。この2人を退けるために必要な、思いもよらない奇策を!)

 

 前提として、この場での勝利条件は親衛隊から逃げ延びること。そこに真希と寿々花の撃破は含まれていない。

 つまりは、逃走のための隙さえ作れればいい。こちらを追跡できないような傷を負わせられれば尚良いだろう。

 

 そこから逆算して、必要な行動とはなにか?

 

(何もかも不確定な賭けだが……あいつを信じてみるか)

 

「余裕だね。僕を前に考えごとか」

 

 岩の上で戦い続けている可奈美と寿々花だが、可奈美は段々と岩の淵に追い詰められていっている。このまま行けば逃げ場を無くし、寿々花に狩られるのも時間の問題だろう。

 そして真希の方も仕上げに入った。姫和は息も絶え絶えで立っているのがやっとという具合だが、真希は息一つ乱していない。後はこのままジワジワと締めつけていけば倒せる。

 

 だが何故だ?真希の脳内には漠然とした不安があった。

 その不安を抱く理由は、姫和の目がまだ絶望していないことにあった。

 

(この目には覚えがある。何か逆転の手がある人間の目だ)

 

 真希が見てきた刀使の中でも、この状況を打開する手段を持っている時にこの目をする者が多かった。

 ハッタリではないだろう。真希を欺けるほど完璧なハッタリを余裕のない姫和が出来るとは思えない。だから何かある。それは確実だ。

 

(……だけど、手負いの刀使2人で何が出来る)

 

 それは油断や慢心ではなく、当然の考えだった。もし増援が来るならば、この周囲を囲っている夜見の荒魂が騒ぎ出すのですぐに分かるようになっている。だが闇に紛れた荒魂は静けさを保っているのだから増援は有り得ない。

 そして常識的に考えて、満身創痍の刀使が2人だけで全国でも有数の実力を持つ親衛隊に痛手を負わせられるとは思えなかったのだ。

 

 だが

 

(笑った?この状況で?)

 

 姫和が口の端を僅かに歪めた。分かりづらいが、それは笑みと呼べるものだろう。

 どう考えても追い詰められている筈のこの状況で笑えるほど姫和が強がれるタイプではない事は、この短時間でも分かる。それが笑ったということは、逆転の一手を仕掛けてくるということだ。

 

 それを理解した真希は、姫和の大振りな横薙ぎを少し大袈裟に迅移を使って回避する。そうして着地した真希に姫和は小烏丸を構えて一直線に突撃した。

 

「うおおおおおお!!」

 

「馬鹿正直に真正面から……?」

 

 血迷ったか。

 そう言いかけた真希は、しかし次の瞬間に表情を一変させた。

 

(荒魂が騒いでいる……!?まさか、敵の増援か!)

 

 真希の鋭利な聴覚が捉えた僅かな音。それはちょうど真希の後ろが発生源だった。

 それはつまり、これから来るであろう敵増援に無防備な背中を見せているということである。

 

(これを待っていたのか。逃げ回っていたのも、増援が到着するまでの時間稼ぎだったのなら納得だ)

 

 しかし、分かれば対処はできる。まず姫和を斬り捨て、そのまま敵増援に対応すればいいのだ。

 それが出来るだけの余力が真希にはあった。

 

(悪くはなかったが残念だったね。分かってしまえば、その手は通用しなっ──!?)

 

 余裕のあった真希の思考は、姫和が取った行動によって強引に打ち切られた。

 

「なん……っ!?」

 

 刀の間合い──刀使にとっては目と鼻の先ともいえるほどの近距離──にあった姫和の顔が真希の視界から消える。その代わりに視界に映ったのは、真希に向かって飛んできていた、御刀。

 

 業を煮やした寿々花が吹き飛ばした可奈美が、その勢いのままブン投げてきたものだ。

 

「チッ?!」

 

 咄嗟に反応出来たのは、真希が数多の修羅場をくぐり抜けた経験があればこそ。

 写シが無ければ即死していたであろう速さと精度で投擲された御刀を弾いて、一先ずの窮地を脱する。

 

(不味いっ!これじゃあ)

 

 だが真希は、条件反射で出してしまった行動が大きなミスだということを理解していた。

 

 今の真希の姿勢は御刀を振り上げた状態である。その腕はほぼ伸びきり、戻すのに僅かな時間を要する。

 その僅かな時間さえあれば、しゃがみこんだ姫和が突きを繰り出すのに十分すぎる──!

 

「貰ったああああっ!!」

 

 出来れば外れて欲しかった予想通りに姫和は鬼気迫る表情で突きを繰り出した。

 

 姫和の決死の一撃は、まるで吸い込まれるかのように真希の胸を貫き…………

 

 

 

 

 

 

「親衛隊を舐めるなぁ!!」

 

 その寸前で、真希の左腕が小烏丸と胸の間に割り込んだ。

 左腕という肉壁が挟まったことで突きが胸を貫く時間が、ほんの僅かに遅くなる。

 

「きさ──ッ!?」

 

 その状態で真希は動いた。御刀を逆手持ちで握り直し、完全に突きの姿勢になった姫和に突き刺したのだ。

 真希がまさか反撃をしてくるとは思わず、更に小烏丸を真希に突き刺していて引き抜くのが遅れたこともあって姫和はそれを避けれない。

 

「があっ?!」

 

 姫和の突きと真希の反撃が互いに命中したのは、ほぼ同時だった。2人の写シが剥がれ、真希は倒れる。虚脱感に襲われながらも姫和は立ち上がった。

 

「……なんて奴だ」

 

「姫和ちゃん!大丈夫!?」

 

 崩れ落ちた真希に姫和は恐怖の目を向けた。が、それも一瞬。後ろからやってきた可奈美の声に反応して、恐怖を無理やり抑え込んだ。

 

「なんとかな……逃げるぞ可奈美!」

 

「うん!」

 

 自らが貫かれる痛みに耐えながらも姫和を仕留めようとする、狂気すら感じる行為に並々ならぬ執念を感じた姫和は、今更ながら肝が冷えていた。

 一つでも何かが噛み合わなければ、負けていたのは自分だと思い知らされたからだ。

 

 だが、紙一重とはいえ親衛隊の第一席を退けた。後ろから追いかけてくる寿々花が追いついてくる前に逃げようと姫和は走り出した。

 

「逃がさん、絶対に……!」

 

 だが、背後から聞こえてきた呻き混じりの声に、思わず足を止めて振り返ってしまう。

 するとそこには、ふらつきながらもしっかりとした足取りで立ち上がる真希の姿があった。

 

「そんな!?」

 

「馬鹿な……立ち上がるのが早すぎる!!」

 

 写シを貫かれ、かなりの虚脱感が真希を襲っているはずだ。その虚脱感は言葉で言い表せないほどで、この虚脱感のせいで殆どの刀使は写シを一回しか貼ることが出来ない。それに逆らうのは並大抵の神経では不可能なのだ。

 

 その虚脱感で多少なりとも時間を稼げるだろうと思っていた可奈美と姫和は、真希が当然のように立ち上がってきた事に動揺を隠せなかった。

 

「そう驚くことではないだろう?君たちだって、写シを剥がされる度に貼りなおしていたじゃないか」

 

「ひやりとは、させられましたけれどね」

 

 合流した寿々花が、真希の横に立ちながら言う。

 

「くっ……」

 

「これじゃあ……」

 

 振り出しに戻ったどころか不利になってしまった。先程のような奇策は初見殺しであり、1度見せた2人には通じないであろう。

 せっかく味方を見つけたのに、ここで終わるのか……と諦めかけた可奈美と姫和の耳が、背後から誰かが近寄ってくる音を捉える。

 

「えっ、可奈美!?なんで此処にいるの!?」

 

「美炎ちゃん?!」

 

 森の中から飛び出してきたのは、御刀を携え臨戦態勢でやってきた智恵を除いた調査隊の4人だった。

 ミルヤは可奈美と姫和の姿と、相対する真希と寿々花の姿を見て何処か納得したように頷く。

 

「衛藤可奈美に十条姫和……。なるほど、親衛隊が出るほどの作戦とは、この2人の捕縛だった訳ですか」

 

「その通りだ。丁度いい、君たちにも手伝ってもらおう」

 

「「!?」」

 

「やはり、そうなるか」

 

 その発言に可奈美と美炎は動揺を隠せず、姫和は苦々しい顔でそう呟いた。常識的に考えて、ここで可奈美と姫和の味方をするメリットが見当たらないからだ。

 

「可奈美、構えろ。生き残りたいなら、もう戦うしか道は無い」

 

「待って。あと1回だけ……」

 

 そう言って可奈美は、この場にいる全員に聞こえるように声を張り上げた。

 

「折神家の御当主様……紫様には、えっと、良くないモノが取り憑いてるんです!」

 

 咄嗟に良くないモノと言葉を濁したのは、可奈美も尊敬している折神紫を化け物(荒魂)呼ばわりすることに躊躇いを覚えたからか、それともまだ確証が無いからか。

 何にせよ、その言葉はミルヤの足を止めるのに充分な威力があった。

 

「見たんです!首の後ろに一瞬だけ、大きな目が……!」

 

「何を馬鹿なことを!言うに事欠いて紫様の侮辱か!!」

 

 真希が可奈美に斬り掛かる。そして数合打ち合い、真希は言った。

 

「調査隊。何をしている、早く動け!」

 

「…………」

 

「……ミルヤさん?」

 

 ミルヤは無言で周囲を見渡していた。この場でやるものではない不可解な行動に美炎が疑問符を浮かべていると、その様子に気付いた真希が攻撃の手を止めた。

 

「おい。まさかそうやって、この2人を庇うつもりじゃないだろうな?」

 

「いいえ。確認しておきたい事があったもので」

 

「……確認、だと?」

 

「ええ」

 

 全員の目がミルヤに集まる中、堂々とした様子でミルヤは可奈美を指さす。

 

「正直に言って、衛藤可奈美の発言を素直に信じることは非常に難しいです。証拠も無く、あまりに突拍子が無さすぎる」

 

「それは……」

 

 そうだろう。言っている可奈美だって、自分の気のせいかもしれない。なんて思っているのだ。普通なら狂言だと切って捨てられて当然な発言である。

 改めて自分の発言に信用というものがまるで無い事に気付かされた可奈美の顔が曇る。

 

「ですが、だからといって無条件で貴女達を──親衛隊を信頼することも出来ない」

 

「どういうことかな」

 

「では聞きますが、先程から貴女達を荒魂が襲わないのは、一体どういう事なのでしょう?

 そしてもう1つ。スペクトラムファインダーに周囲の荒魂が反応しないのは何故ですか?」

 

 投げかけられた2つの質問に、真希と寿々花は気付かれない程度に眉をひそめた。

 

「人であれば、そして刀使であれば、荒魂は必ずと言っていいほど襲いかかる。我々だって、拠点を飛び出してからの僅かな間で幾度となく襲われました」

 

「…………」

 

「そしてこの周囲には多くの荒魂がいる。本来なら貴女達4人は無差別に襲われて然るべきですが、何故か貴女達を狙わず、遠くから来たはずの我々を優先して狙ってきた。まるで何かに操られているかのように」

 

 思い返せば、あれはまるで先に行かせないようにするためだったのではないか。と思う。呼吹が嬉々として突っ込んだために後を追ったが、ミルヤであれば進むことを断念するくらいの密度であった。

 それはつまり、その先に見せたくないものがあるという事に他ならない。そして先にあったのがコレだ。

 

「偶然と言うには、あまりに出来すぎていると私は思う。そしてスペクトラムファインダーですが、私のだけならまだしも、全員のファインダーに反応が無いのは何故ですか?」

 

「スペクトラムファインダーに反応が無いって……姫和ちゃんの古い方は?」

 

「……見ればわかる。まだ囲まれてるぞ」

 

 ミルヤが見せつけたスペクトラムファインダーには荒魂の反応が無い。対する姫和の旧式のスペクトラム計は、あらゆる方向に反応していた。

 姫和が旧式のスペクトラム計を持っている事に驚愕したミルヤだが、その反応を見て厳しい目を親衛隊に向ける。

 

「それは旧式の…………この反応の違いはどういう事なのか、親衛隊には納得のいく説明を求めます」

 

 真希は何処吹く風といった面持ちで、少しばかりの溜息を共に口を開いた。

 

「その質問には答えられないし、説明も出来ない……と言って、納得してくれるかな?」

 

「ええ。その返答が答えそのものですから。そして、その返答であれば、私たちが衛藤可奈美と十条姫和の味方をする理由には十分すぎる!」

 

 ミルヤは可奈美と姫和の言い分を認めた訳ではない。彼女の中では、可奈美と姫和は黒に限りなく近いグレーに位置している。

 だが真希と寿々花は真っ黒だ。そしてその真っ黒な異常を見過ごして親衛隊の味方をするほど、ミルヤは折神家を盲信していなかった。

 

 そんなミルヤの言葉を受けて戦闘態勢に移行する調査隊の面々を見た真希は、射殺すような眼光に不釣り合いなほど冷静な声色をしていた。

 

「そうか。……流石、綾小路でもトップクラスに優秀な刀使なだけはある。剣術の腕だけでなく、頭脳まで回るなんてね」

 

「だから送り返せと言ったのですわ」

 

「悪いと思ってるよ。やっぱり、僕が単独で動くとロクな事にならないな」

 

 今後の教訓にしておく。そう真希は言って、そして御刀を構えた。

 

「君達は知りすぎた」

 

 膨れ上がる殺気に、真希の本気さを感じ取ったミルヤ達が表情を変える。

 

「生かしてはおけない」

 

 先程までとは違う、殺意の篭った一撃が開戦の合図だった。

 

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