この素晴らしい取調に祝福を!
あの後、デストロイヤーの内部に熱が溜まってしまい、爆発し掛けるというアクシデントがあったものの、そのあたりは割愛する。
元々ゆんゆんの攻撃でのダメージの蓄積もあったのか、アクアの魔力を充填させためぐみんの爆裂魔法によって何のトラブルもなく処理できたし、今しがた起きている事態に比べればなんてこともないものだし。
で、今何が起きているかと言うと。
「サトウカズマ! 貴様には国家転覆罪の容疑が掛けられている! 自分と共に来てもらおうか!」
「……え?」
犯罪者扱いされてます。
デストロイヤー迎撃戦から数日が経過し、いよいよ討伐報酬が貰えるとの知らせがあったのでギルドに来た途端、二人の騎士を従えた、黒髪の女の人にそんな予想だにしない言葉をかけられた俺は、なんとも間抜けな声を出してしまう。
でも、無理ないだろ。
報酬を受け取りに来たと思ったら、いきなり犯罪者扱いとか、想像できる方がおかしいって。
「あの、どちらさんですか? 俺、今日はデストロイヤーの報酬を受け取りに来ただけなんですけど」
「自分は王国検察官のセナ。貴様には今、テロリスト、もしくは魔王軍の手先ではないかという疑いが掛けられている」
…………なるほど。
またやりやがったな、あのクソ領主。
以前に俺を嵌めることができなかったからって、別の濡れ衣で投獄ですか。
マジでいい加減にしとけよ。
あまりの事態に、ギルド内がしんと静まり返っている中。
「あー、はいはい。今度はどういった理由での指名手配なんすか? この一週間で俺がやったことと言えば、あの各地の街や人々を脅かし続けてた機動要塞デストロイヤーの討伐くらいしかないんすけど?」
俺は、セナと名乗った黒髪ロングの女に、呆れた様子を出しながら問いかける。
だって、俺だけが逮捕される心当たりが全くないんだから。
サキュバスの店だったら、俺だけじゃなくて野郎ども全員が摘発されてるだろうし。
「そうよ! カズマが国家転覆罪なんて罪で逮捕される理由なんかないじゃない! むしろ、これまでの魔王軍との戦いでの活躍を称賛されても良いくらいだわ!」
アクアが俺の擁護をし始める。
実際俺もそうだと思う。
なんで必死こいて魔王軍幹部を二人も倒して、その魔王軍並みに厄介な機動要塞を迎撃したのに、罪人扱いされなくちゃいかんのか。
それもこれもクソ領主のせいなんだろうけど。
「そうですよ。何より、この男を逮捕したいというのなら、その根拠となる事例を示してくださいよ。まさか、上から言われるままにカズマを捕まえに来たわけじゃないんでしょう?」
さらに、めぐみんまでもが援護してくる。
けれど、そんな言葉にも眉一つ動かさずに、セナが冷たく言い放つ。
「その男の指示で撤去されたコロナタイトが、外出していた領主殿の周辺地域に着弾しました。領主殿は衝撃で吹き飛ばされただけで、死人や怪我人は出ていなかったのが幸いです」
ああ、ダクネスのかっ飛ばしたコロナタイトの爆心地付近に、偶然あのクソ領主が居合わせていたと、そう言いたいわけか。
「チッ!」
「……今舌打ちしたか?」
「いいえ? 以前も似たような濡れ衣で俺を不当逮捕しようとしていた領主が爆発に巻き込まれなくて残念だ、いっそもろとも爆死しとけば良かったのに。なんてことは思ってないですよ?」
「そ、そうか……」
何故か引き気味になる検察官のお姉さん。
そこに、めぐみんが。
「だったら怪我人は居ないという訳ですね? なら、いくら何でも国家転覆罪などと言う重い罪には該当しないと思うのですがそのあたりはどうなのですか? そもそも、本当にあの忌々し……失礼、この地の領主様が、爆心地付近にいたというのも怪しいものですけど?」
捲し立てるように、セナに詰め寄る。
その言葉に、ギルド内からもそうだそうだと声が上がり始めた。
俺を救おうとしてくれる奴らがいることに感動を覚えていると、またもセナが冷たく言い放つ。
「ちなみに、国家転覆罪は、犯行を行った主犯以外にも適用される場合がある。裁判が終わるまでは自らの振る舞いに注意した方がいいぞ。この男と共に牢獄に入れられたいなら止めないが」
セナの言葉に、ギルド内がシンと静まり返る、
「望むところよ! カズマの味方をするのに牢屋に入る必要があるっていうなら、喜んで入ってあげるわ! さあ、私もろとも逮捕なさい!」
と思いきや、更に大声でアクアが捲し立て始めた。
そして、その勢いにつられたのか。
「紅魔族が権力如きに屈するとでも思ってるんですか? いいでしょう、その喧嘩買いましたよ。ただし、私を牢屋で閉じ込められると思わないことですね。最悪の場合、閉じ込める檻ごと消し炭になることを念頭に入れておきなさい」
「わ、私だって、私達の事を大切にしてくれるカズマさんを見捨てたりできません! い、いざとなれば、合体魔法で!」
「ストップストップ! 今度は別の罪でしょっ引かれることになるから止めろ!」
魔法使い組が物騒なことを言い出し始めたので、二人の口を手で押さえる羽目になった。
ヤベーよこれ。セナの目が凶悪犯を見ているかの如しになってきてる。
擁護してくれるのは嬉しいけど、こういうのはちょっと違う!
と、俺を庇うようにダクネスが前に出る。
「待て、主犯は私だ。私があのコロナタイトを――」
「あ、ダクネス。それ以上は黙っておいてください」
「なぜだ!?」
真っ当に庇おうとしたダクネスを制止させるめぐみん。
あまりのことにダクネスが愕然とするが、余計な罪を増やしたくない俺はそれを見守ることしかできない。
ギルドの連中も、俺を庇おうとしているのか、それとも見捨てようとしているのか、どよめき始める。
……しょうがない。
「分かった分かった。逮捕もされるし、ちゃんと裁判にも出る。ほら、さっさと連れてけよ」
仲間から犠牲者が出ないようにするには、素直にセナの言うことに従うしかないか。
―――………
「詳しい話は明日聞く。今日はここでゆっくり過ごすがいい」
「へいへい」
セナに促されるままに、牢屋の中に入っていく。
こんなところで抵抗しても無駄だろうし、悪い心証を与えたくもないしな。
……犯罪者扱いされるのにも慣れてしまったって面もあるかもしれない。
……そういや、考えてもなかったけどこの世界の裁判って、法整備はしっかりしてるよな?
それとも、領主に冤罪をかけられてしまったら、そのまま死刑判決が下ったりするんだろうか。
けれど、一回はダスティネスって人に助けてもらえたし……。
やることが無さすぎて、そんな余計なことばかり考えていると、遠くから言い争う声が。
「抵抗しねーからもうちょっと丁重に扱えや! お得意様相手になんて態度しやがる!」
「お得意様になってるからこその扱いだ! とっとと歩け!」
片方の声には滅茶苦茶聞き覚えがある。
……あいつ、何やったんだ。
「お、カズマじゃねーか。何でこんなところにいるんだよ」
目の前には、予想通りの男――ダストが不思議そうな顔をしてこちらを覗いていた。
「ほれ、こいつと話があるから、お前らはさっさと鍵かけて出てけ! ……で、何やらかしたんだよお前。金に困ってたりしてねえんだろ?」
「コロナタイトの着弾地点に領主様がいたんだと。それで国家転覆罪にかけられてる」
そこまで言って、ダストがこらえきれずに噴き出した。
「やるじゃねーかよカズマ! 今回だけじゃなくって、前もお前を犯罪者扱いした奴だろ? で、それは成功したのか?」
「狙ってやったわけじゃねえけど、残念ながら領主は元気に生きてるそうだ。怪我もしてねえって」
俺の言葉に、ダストはさらに大きな声で笑いだす。
「そりゃ本当に残念だ! 今度は確実に息の根を止めろよな! いっそ俺もそれくらいドデカいことをして捕まった方が良かったかね」
「で、ダストはどうして捕まったんだ? また無銭飲食か?」
「当たり! 正確にはわざと無銭飲食の罪で捕まって、冬の間はここでやり過ごそうってのが魂胆だけどな!」
あれ? こいつにもデストロイヤーの討伐報酬は出ていたはずだが。
以前の借金返済が滞っているのだろうか。
……何故だろう、俺には関係ないはずなのに胸が痛くなってくる。
ダスト本人は、何でもなさそうにダメ人間なところを見せつけてくるから、気にしてないんだろうけど。
……なんか、ダストの開き直りっぷりに少しだけ気が晴れてきた気がする。
―――………
ダストと他愛もない話をしながら一夜を過ごした翌日。
「今から取り調べを行う。貴様の言い分次第で、裁判における貴様の立場が不利になる可能性もある。よく考えて発言するように」
俺とセナ、それと護衛らしき騎士二人で取調室らしい部屋の中にいた。
裁判をするのは確定なのね。
まあ、権力のごり押しで強引に裁判までもっていかせてるんだろうけど。
結構狭い部屋だなと思いながらも、中央の机の前に座り、それを確認したセナが正面の席に腰掛ける。
そして、見覚えのある小さなベルを取り出した。
「……俺は女です」
――チリーン。
咄嗟の俺の言葉にベルが鳴る。
「嘘発見器か。こういう時って便利だよな、それ」
「知っているなら話は早い。我々を騙し通せるなどとは思わないことだな」
アルカンレティアに入る時、こいつのせいで結構慌ててた記憶がある。
セナが威圧的に告げてくるが、こういうものがあるとあらかじめ知っていれば、こちらとしてもやりやすい。
嘘をついていないと証明されているなら、俺の事を疑っている検察官様を、逆に信用させることもできるはずだ。
そうやって画策していると、セナが机を指で叩きながら。
「サトウカズマ、年齢は16歳で、職業もクラスも冒険者……では、出身地と、冒険者になる前は何をしていたのか言ってもらおうか」
「出身地は日本で、身分としては学生ではありました」
俺の言葉にベルは鳴らない。
引き篭もりだったとはいえ退学してたわけじゃないから、戸籍上俺が学生なのは事実だからだ。
もしも学生をしていました、と言っていたら嘘になっていたかもしれないけども。
「ニホン……聞き覚えのない地名だな。まあいい、では次に貴様がなぜ冒険者になったのかを述べろ」
「はい。冒険者ってカッコ良さそうだし、俺も強敵を倒すような大活躍をして、周囲の人から称賛されたいという願望を持って冒険者になりました。今はそんな浮ついた気持ちじゃなくて、本気で魔王を倒そうとも考えています」
またもやベルは鳴らない。
『可愛い女の子』を『周囲の人』。
『ちやほやされたい』を『称賛されたい』。
こう言いかえるだけで、受け取る印象は大分違う。
範囲を広げた言葉を使ってるだけで、嘘自体は言ってないからベルが鳴ることもない。
入院している間暇すぎたこともあって嘘発見器がある場合のシミュレーションをやってたから、このくらいの答えはスラスラ出てくる。
問題は、踏み込んだ質問をされた時のアドリブ力。
頭の回転力を高めろ、俺!
「では、領主殿に恨みはなかったか? 色々なところで愚痴を言っていたと聞いたが」
「そりゃ恨みますよ。ベルディアを倒した時は、今回みたいに魔王軍と関わりがあるって疑われましたし、一回領主の出したクエストを受けたらダンジョンごと生き埋めにされかけたこともありましたし。それに加えて今回のこの逮捕。恨むなって方が無理でしょう?」
俺の訴えを聞いたセナから、こちらに同情しているような雰囲気が漂い始める。
……ここは、こちらから仕掛ける場面だ!
「そんなことを言い出したら、あの領主に好意的な印象を持っている人なんて数えるほどしかいないじゃないですか。良からぬ噂も聞きますし、セナさんこそ、あの領主の事が嫌いなのでは?」
「い、いえ、私は公平な立場から物事を判断する人間なので、領主殿に対して思うところなどありませ――」
――チリーン。
鳴り響くベルの音に、セナが硬直する。
……この人も、苦労してるんだろうな。
嫌悪感がある人間から頼まれたような、そんな気の進まない仕事でもやらなくちゃいけないんだから。
いっそのことクソ領主がこの世から消えてくれれば、世の中はもっと平和になるんじゃないかと思う。
「……失礼しました。正直に申しますと、私も領主殿には良い印象は持っていません」
「気にしなくてもいいんですよ。どうせ、この二人の騎士の人も似たようなことを思ってるでしょうしね」
俺の言葉に、調書をとっている人と真後ろにいる人が同時にビクッとした。
……本当に嫌われてるのな、あの領主。
「それよりも俺から提案が。いっそのこと、お前は魔王軍の手先か? とか、意図して領主に向かってコロナタイトを吹き飛ばしたか? って聞いてくれませんか? 俺は魔王の味方になったことはないですし、コロナタイトの件だってわざとやったわけじゃありません。そもそも、あんなところに領主がいるなんてことも知らなかったんですから」
当然ベルは鳴らない。
もしそこに居ると知っていたなら狙っていたかもしれないが、今回は偶然起きてしまったただの事故。
まず、本当に領主がそこに居たのかも疑わしいのに、嘘もへったくれもあるものか。
それを確認したセナは、深いため息をつき。
「……どうやら自分が間違っていたようですね。あなたには何やら怪しい噂があるもので、……申し訳ありませんでした」
改めて丁寧な口調になったセナが、深々と頭を下げて謝罪してくる。
さっきまでの厳しめの口調は、犯罪者を相手にする時の物なのだろう。
……この人も、ある意味ではあの領主の被害者でもあるし、容疑が晴れたからって調子に乗って責め立てたりする気も起きない。
そもそも、そんなことをしたら、裁判の時の俺への心証が悪くなる。
だったら、少しでも取り調べの時間を長くして、こちら側に肩入れしたくなるように誘導させた方が有意義だ。
「仕方ないじゃないですか。それもセナさんの仕事なんでしょう? とは言っても、裁判までずっとあの牢屋にいるのも遠慮したいんで、今すぐあそこに戻されるのは……」
「そうなると、このまま取調室に居てもらうことになりますが、いいのですか? 形式上、取り調べを続けることになってしまいますよ?」
フィッシュ!
「全然構いません。なんなら、先ほどセナさんがおっしゃっていた俺に関する怪しい噂とやらについて聞いてくださっても結構です。そう言った疑念があると、裁判の時にそちらもやりづらいでしょうしね」
「こ、これはこれは、調査へのご協力ありがとうございます!」
感謝したいのはこちらの方だ。
裁判になったとき、唐突に俺の把握していない噂について槍玉を上げられたら、困るのはこっちだからな。
それを事前に向こうから情報を提供してくれるんだ。
ありがたいことこの上ない。
……とはいっても、怪しい噂ってなんだ?
そこまでおかしいことはしてないつもりなんだけど。
「では、お尋ねします。どうも、サトウさんがアンデッドしか使えない『ドレインタッチ』を使用しているという目撃情報があったのですが、これは事実なのでしょうか?」
…………。
なるほどな。
「ええ、事実です」
そう堂々と答えた瞬間、セナの目つきが鋭くなる。
だが、まだ慌てるような時間じゃない。
このくらいの質問、想定の範囲内だ。
「では、どのようにしてそれを習得したのか、お聞きしても?」
「はい。まだまだ駆け出しの冒険者だったころ、とある冒険者に出会いましてね。その人が使っていたのを見て便利そうだなと思って教えてもらったんです。後になってそのスキルについて詳しく知ることができたんですが、その人と初めて出会った時は、『ドレインタッチ』がモンスターのスキルだなんて知りませんでしたよ」
――ベルは鳴らない。
ウィズはリッチーではあるが、冒険者なのもまた事実。
それに加え、ウィズと墓場で出会った時には、『ドレインタッチ』というスキル自体が知識になかった。
だから、『ドレインタッチ』がモンスターのスキルということを知らないのも事実になる。
……シミュレートしといて、本当に良かった。
しかし、そうやって安堵している暇もなく。
「では、そのサトウさんに『ドレインタッチ』を教えた人は今何処に?」
「数週間前にアルカンレティアに旅立ってたのは見ました」
一緒に逃避行してましたから。
行ったとは言ったけど、ここに戻ってきてないとは言ってない。
これも何とかセーフ。
だが、致命的な問答になるのは避けたい。
余計な質問をされる前に、こちらから言ってしまおう。
「特徴としては、茶色の髪の女の人で、見た目の年齢は20歳くらいですかね。……実は、その人の詳しい経歴をあまり知らないんですよ。質問もしたことはあるんですけど、はぐらかされたりもしましたし」
特徴くらいならウィズだと特定されることもないだろう。
ウィズについては、名前と種族と職業を知ってるだけだし。
デストロイヤー戦の前で、質問したけどまた今度って言われたし。
これらも嘘ではない。
「そうだったんですか……。では、また何か思い出せたら教えてくださいね?」
「はい。今後その人について忘れたことを思いだしたら伝えます」
忘れてないんで大丈夫です。
……ふう、危ない危ない。
セナがこちらに同情的でなかったら致命傷だった。
あと、『ドレインタッチ』について聞かれた時も、焦ったりせずにしっかりと受け答えしたのが響いたな。
あそこでしどろもどろになってたら、変に疑われてたところだ。
「それにしても、こんな裁判に駆り出されてセナさんも大変ですね。しかもあのクソ領主側に立たなくちゃいけないんでしょう? 俺だったら『知るかボケ』って投げ出してますよ」
「まあ、仕事ですから。……そちらこそ、大変ですね。これほど魔王軍討伐に貢献しているというのに、このような裁判にかけられるなんて」
そこでお互いに、深い深いため息をついた。
マジで領主の座から蹴落とす手段とかねえかな……。
「念のためもう一度質問しますが、サトウさんは魔王軍の関係者ではないのですね? 魔王の幹部と交流があるとか、そういったことは……」
「知らず知らずのうちに魔王軍に与する人と仲良くなっていたってことはあるかもしれませんけど、少なくとも、魔王軍だと知っていながらその人と知り合ったってことは一度もありませんし、人間を裏切ろうと思ったこともないですよ」
この答えにも、ベルは鳴らない。
ウィズと出会った当初は魔王軍幹部だって知らなかったんだから当然である。
「取り調べにお付き合いくださってありがとうございます。後は楽にしてくださって結構ですよ。……あ、お茶でもいかがですか?」
「いただきます」
その後、俺はセナとお茶を飲みながら、領主への愚痴を気の済むままに言い合っていたのだった。
ああ、早くアクア達の所に帰りたい……。
爆心地にアルダープが居たかって?
偶然そんなところに領主が居合わせるなんてある訳ないじゃないですか。
辻褄を合わせてるだけです。