トリッパー列伝   作:ADONIS+

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(1)上位世界

 幾つもの下位世界を創造した創造主達の世界。この世界の人間は異世界創造能力を持っていて、ある程度纏まった数の人々に知られた物語などを下位世界として無意識に創造している。多くの下位世界を観測する世界の為、観測世界とも呼ばれる。シドゥリたちトリッパーの前世はこの世界の人間。

 

(2)下位世界

 上位世界の人間達が物語という形で認知することで、彼等の異世界創造能力が働き創造された世界。その為、その物語そのものの世界になる。ちなみに下位世界が作られるには、上位世界人の一人や二人程度が知っている物語ではなく、それなりの数の人間に知られた物語でないといけない。下位世界と呼ばれているが、上位世界に劣っているとは限らず、上位世界よりも文明が発達している下位世界も多い。昔は神話や伝説などを元にした世界が多かったが、現在では漫画、小説、ゲーム、アニメ、映画など様々なメディアの商業作品などを元にした世界が多く作られている。上位世界から観測される側の世界である。

 

(3)死神

 上位世界の人間の死を管理している存在。稀に間違って殺すべきではない人間を間違って殺してしまうことがある。その場合、その人間を蘇らせることは出来ないので、適当な下位世界に転生もしくは憑依させる。多くの死神はある程度の説明をしてからその人間を転生か憑依させるが、悪質な死神の場合は全く説明せずに転生させて娯楽として該当する人間を適当な下位世界に送り込む事がある。

 

(4)トリッパー

 下位世界に転生もしくは憑依した上位世界人。その肉体は下位世界の住民の物だが、その魂は上位世界人の物である。通常、死神から生前の記憶を持ったまま下位世界で第二の人生を送り、死後その魂は上位世界に戻され記憶を消された後に輪廻転生の輪に戻るが、極稀に死んでもまた死神に下位世界に送られる場合がある。このシステム上トリッパーが死んだ場合は生き返らせる事は不可能。また転生型トリッパーの場合はその多くに特典が付いており、強力な能力を与えられる場合がある。これはトリッパー自身が死神に求めた能力であったり、死神が任意に与えた能力だったりする。例としては、シドゥリの規格外の魔力やミズナの不老長寿。トリッパーは魂が独特なので、探知機で誰がトリッパーなのかすぐに分かる。その為、監察軍ではトリッパーを識別して接触することにしている。トリッパーは観測者(上位世界から下位世界を観測する人間)であったが、トリップしたことで下位世界から下位世界を観察する事になったので、トリッパーのことを観察者と呼ぶこともある。

 

(5)並行世界

 無限の可能性の世界。あらゆる事象により無限に分岐する。上記の下位世界その物(正史)には死神やトリッパーでも干渉できない。正確には干渉しようする瞬間に、その世界は下位世界の並行世界に分岐してしまう。そのため、トリッパーが干渉できるのは下位世界の並行世界(外史)だけです。

 

(6)監察軍

 表向きは様々な異世界(下位世界の並行世界)を監察して異世界の知識・技術を貪欲に収集解析している組織。主に各世界のトリッパーとブリタニア人で構成されている。その活動内容から異世界の勢力との遭遇戦なども想定され危険を伴うので、組織は軍として構成されている。名称の候補としては義勇軍もあったが、それでは民兵組織というイメージが強いので不評だった。シドゥリが死神と交渉して別の下位世界の並行世界に干渉する技術を入手したことで結成された。各世界のトリッパーの支援を積極的にやっている。ちなみに監察軍の名称の由来は、「観察者たちが集まる、観察者を支援する軍事組織」から。

 

 

 

トリッパーシリーズの時系列

 

■有史以前~シドゥリ暦紀元前500年まで

 上位世界人の能力によって数多の下位世界が創造されるが、その世界創造の反作用によって、破壊神ベヅァーが発生してしまい、創造された下位世界の多くが滅ぼされてしまう。この際、上位世界人の間で良く知られている物語を元にしている下位世界は再び創造されるが、そうでない世界は滅びたままになってしまった。以後、上位世界人による下位世界の創造と破壊神ベヅァーによる下位世界の破壊が延々と繰り返されていく。

 

■シドゥリ暦紀元前500年

 死神によってアルトリアが『ゼロの使い魔』の世界に転生する。その後、死神が下位世界に転生したトリッパーであるアルトリアが破壊神ベヅァーのエネルギーを中和している事に気付く。(トリッパー列伝 アルトリア)

 

■シドゥリ暦紀元前418年頃

 トリッパーの特殊効果に目を付けた死神たちがアルトリアが転生した下位世界に千人以上のトリッパーを送り込んでいった。(トリッパー列伝 アルトリア)

 

■シドゥリ暦紀元前400年頃

 一つの世界に送り込まれたトリッパー達の同士討ちが過熱して、ほぼ全滅状態になる。これ以降、死神たちはトリッパーをそれぞれ別の下位世界に分散させてトリップさせるようになった。(トリッパー列伝 アルトリア)

 

■シドゥリ暦紀元前17年

 シドゥリ・エルデルト・フォン・ヴァーブルが『魔法少女リリカルなのは』の世界に転生する。(ブリタニア帝国記)

 

■シドゥリ暦2年

 ブリタニア帝国建国。(ブリタニア帝国記)

 

■シドゥリ暦604年

 並行世界に移動する技術を開発した上に、大規模な星間国家にまで膨張したブリタニア帝国を支配するシドゥリに、死神が下位世界を調査する組織を作り上げることを提案する。

 

■シドゥリ暦620年

 死神の協力を得たブリタニア帝国は異世界転移技術(ユグドラシル・システム)の開発に成功する。以後試験運用が開始される。(ブリタニア帝国記)

 

■シドゥリ暦630年

 シリウスが総司令官となりブリタニア帝国皇帝直轄機関として『三千世界監察軍』通称、監察軍が結成される。(トリッパー列伝 シリウス)

 

■シドゥリ暦2000年

 第一次ベヅァー戦争勃発。ベヅァーによって監察軍本部が消滅して総司令官シリウスを筆頭に数多くのトリッパーが死亡する。(超戦士伝説)

 ベヅァーが各地の下位世界に点在するトリッパーに刺客を送り込む。これによって各地に滞在していた多くのトリッパーが死亡する。(超戦士伝説)(とある少女の支配領域)

 第一次ベヅァー戦争終結。(超戦士伝説)

 トレーズ・クシュリナーダが三千世界監察軍総司令官に就任して組織の再編に取り組む。(超戦士伝説)(トリッパー列伝 トレーズ・クシュリナーダ)

 

■シドゥリ暦2031年

 第一次ベヅァー戦争で激減したトリッパーを増やす為にトリッパー増員計画が本格的に発動する。監察軍が『新世紀エヴァンゲリオン』の旧石器時代と、『∀ガンダム』の江戸時代に干渉して国家建設を行う。(旧石器時代からスタート)(文明の埋葬者)

 

■シドゥリ暦2035年

 対ベヅァー兵器としてスーパーロボット計画が立ち上げられる。(二人の魔女)

 対ベヅァー兵器としてエスカレイヤー計画が立ち上げられる。(短編及び中編集 俺のセフレは変身ヒロイン)

 

■シドゥリ暦3500年

 第二次ベヅァー戦争勃発。ベヅァーによってメンデル(監察軍の秘密研究用のスペースコロニー)が破壊されて5名のトリッパーが死亡。(二人の魔女)

 第二次ベヅァー戦争終結。(二人の魔女)

 

■シドゥリ暦3807年

 破壊神ベヅァーが九兵衛(ベヅァーによって作られた奉仕種族)を用いて代用エネルギーを得ている事が監察軍で問題となり、九兵衛を排除するための通商破壊作戦が開始される。以後、監察軍と九兵衛の暗闘が繰り広げられる事になる。(マギカではなくリリカル)

 

■シドゥリ暦12030年(アトラス暦10000年)

 ブリタニア帝国、大日本帝国、アトランティス帝国の三ヵ国は正式に国交を結び、更にベヅァー対策の為に同盟を結んだ。以後、列強三ヵ国が下位世界に君臨する時代となる。(旧石器時代からスタート)

 監察軍がブリタニア帝国皇帝直轄機関から列強三ヵ国による国際機関に改編される。(旧石器時代からスタート)

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