開発チートのレギオス   作:雅蓮

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飛行実験開始

 「キターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」

 

 脚部と背面に設置したリアクターを起動し、浮上する。

 

 わずかな浮上と落下を繰り返しながら出力を調整する。

 

 念威の信号を変換しPC上でプログラムを調整し、2分ほどで一定の空間に居続けられるようになる。

 

 そのまま、前傾姿勢になったり後ろに傾いたりバランスを調整していく肩に設置されているリアクターで上下逆転した状態などでも停止できるように調整していく。

 

 「大体は、J.A.R.V.I.S.の計算通りか」

 

 計算結果と実測値を見比べる。

 

 『誤差は5%以内になっています』

 

 結果との誤差の原因はスーツの外見にこだわり過ぎた様だ、本物のアイアンマンスーツよりも飾りが多いことが原因のようだ。

 

 『今回の結果を考慮しますと次回以降はコンマ数%以内に収まると予測されます。』

 

 フムフムと結果の予測値を見る。

 

 開発した武器などを装備した際の結果を予測する。

 

 その後、実際に装備し誤差を計測するが予想以内の誤差だった。

 

 「まぁ、問題ない程度の誤差か行ってみるか」

 

 窓を全開にして一旦着地する。

 

 念威端子を起動し都市全体に設置してある念威端子を順番に起動していく。

 

 『念威探査・・・OK

  

  探査範囲・・・オールグリーン

 

  飛行範囲・・・オールグリーン

 

  飛行進路・・・想定完了

 

  カウントダウンスタンバイ』

 

 機体の確認はスキップし進路図がモニター上に表示される。

 

 「カウントダウンスタート」

 

 『15・・・14・・・13・・・・・』

 

 全身のリアクターの光度が上がっていく。

 

 『9・・・8・・・7・・・』

 

 若干の助走をつける。

 

 スーツのパワーアシスト能力のおかげで鎧を着ていることによる行動の阻害はなく普段着のような感覚だ。

 

 『4・・・3・・・2・・・1・・・0』

 

 室内で走り出し窓枠に足を掛け、一気に飛び出す。

 

 一瞬重力に沿って落下するが、リアクターの推進力に従い一気に上昇する。

 

 「J.A.R.V.I.S.問題は?」

 

 モニターと念威を用いて確認しているが念のためJ.A.R.V.I.S.にも確認する。

 

 『問題ありません、すべての数値は計算誤差範囲内で推移しています。』

 

 さらに加速していく。

 

 「出力10%」

 

 激しい轟音と共に音速の壁を突破する。

 

 そのまま、都市のエアフィルターも突破する・・・。

 

 突破する。

 

 「え?」

 

 カチッ!っとスーツの隙間が埋まる。

 

 基礎理念としてデータ収集と生存第一として設計されている[試作 1号機]都市外生存性を確保するように設計されている為、宇宙・深海を想定した超低圧・超高圧用の気密設計と都市外を想定した抗汚染物質加工が施されている。

 

 「都市外か!J.A.R.V.I.S.稼働時間は何時間だ」

 

 『予備バッテリー5時間分を除いて22時間です」

 

 稼働時間はすべて全力を出した場合の数値だ。

 

 「それだけあれば十分か行くぞ」

 

 進路を上空に向け加速する。

 

 「出力20%・・・40%・・・60%」

 

 高度と同時に速度を上げていく・・・。

 

 「出力80%!!目指せうちゅ------------------------う!?」

 

 出力が下がり上昇が停止し高度が下がる。

 

 「凍結対策忘れてた」

 

 そのまま、重力に身を任せ阻止に落ちていく。

 

 移動する都市にあわせ念威でスーツを動かす。

 

 数分後、凍結も解け機能が復活する。

 

 そのまま、自宅の屋上に着地する。

 

 「うーん・・・凍結の処理を忘れてるとわね・・・。」

 

 その場で、スーツを脱ぎ捨てる。

 

 映画のように、脱ぐための機構は作っていないため念威でスーツを動かしながら脱ぎその場に置く。

 

 「凍結の処理は後日済ますとしてJ.A.R.V.I.S.飛行データのインプット他のにもよろしく」

 

 『了解しました。』

 

 ふーっと一息つきながらスーツを部屋に動かす。

 

 子供の体格用とはいえ非常に重い。

 

 一息ついて部屋に帰ろうとすると・・・。

 

 ブーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!

 

 汚染獣の襲来を告げる警報が鳴り響く。 

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