開発チートのレギオス   作:雅蓮

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実戦

『あなたがおもちゃで遊んでいるうちに敵が近づいていますよ』

 

窓の外に天剣授受者デルボネ・キュアンティス・ミューラの念威端子が薄桃色の燐光を放ちながら浮遊している。

 

「ライフワークですから」

 

窓を開けながら弁明する、念威端子は部屋を見渡すように一周する。

 

しばらくすると満足したかのように、窓の前に戻る。

 

『ずいぶん探査の妨害が上手になりましたね』

 

調べられても、再現は出来ないだろうがスーツを調べようとするデルボネの調査を妨害する。

 

どうやらお気に召す妨害が出来たようだ。

 

「汚染獣の到来まで後3時間くらいですかね?」

 

都市外円部に設置していた念威端子を遠隔起動しさらに離れた都市外を探査する。

 

『ご名答今回の戦にはあなたにもそのおもちゃで参加していただきます。』

 

ばれてる

 

「了解です」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3時間後

 

都市外円部のエアフィルターギリギリの位置に立ち都市外を見渡す。

 

千に届こうかという幼生体と数十体の雄性体がグレンダンを囲んでいる。

 

背後には、グレンダンの猛者たちが並び立ちその中にはレイフォンの姿もあった。

 

『雄性体はシュルティスに待たせて他の方は幼生体の処理をお願いしますね』

 

「おぉ!!」と言う掛け声と共に武芸者たちが一斉に都市から降りていく。

 

数百m近く有るんだがなと考えているとデルボネさんの念威端子が漂ってくる

 

『行きなさい。』

 

「ハーイ」

 

「レストレーション」燻銀色のスーツケースに呟く。

 

スーツケースが光り輝くと体の回りに複数のパーツが浮かび上がる。

 

体を大の字に広げて一歩前に進み、足元にある靴状のパーツの上に載る。

 

カチャカチャっと金属音が鳴り響きスーツが手や足先から胴体に向けて装着されていく。

 

膝や肘を越えた辺りで背後から背面のパーツが装着され前方に向けて固定パーツが伸び固定していく。

 

前面の固定が終わり手足が背面のパーツと接合し正面から胸部と腹部のパーツが装着される。

 

頭部のパーツを装着し自然体に戻るとスーツの操作を確認する。

 

「おきてるかJ.A.R.V.I.S.!」

 

『起きていますシュルティス様』

 

頭部内側のモニターが起動し、J.A.R.V.I.S.が動作確認を始める。

 

スーツの可変パーツが試験動作を始める。

 

『アイアンマンシリーズ 試作 1号機改 対汚染獣モデル 全パーツ問題ありません』

 

すべての稼動パーツが元の位置に戻る。

 

汚染獣戦用に武装を搭載しているため先ほど飛行していたときに対して質量が増加している。

 

「良し行くか!」

 

まったく重さを感じないスーツを動かし、都市外円部から飛び降りる。

 

着地の瞬間にお馴染みのポーズを取る。

 

    

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