開発チートのレギオス 作:雅蓮
約3年半
3歳の誕生日から半年ほどを迎えた。
念威の操作も上達し、散歩のときに拾った金属片や自分の毛髪等を媒介として家中の様子を観察できるようになった。
問題点も発見した、念威をこれ以上遠くまで探索範囲を広げようとすると剄が頭髪に光としてあらわれる。
多すぎる念威の量を制御しきれていない感じだ。
制御しきれていない念威が、剄脈から勝手に放出されてしまう。
念威に関しては完璧に制御できるようになるまで秘密にする予定だ。
生涯内緒にするわけではないが、あまり秀でた力を持つと嫉妬や妬みを受ける。
特に、小さい内から能力を発揮すると、英才教育を受ける恐れがある。
それはそれで構わないのだが、俺の目指す道は開発チートだ、やはり、開発方面で時間を取りたい。
数日後
母親に連れられ、家の近くを散歩していた時、衝撃の事実に気が付いた。
自宅の道を挟んで反対側の家の門に掛かっていた一枚の看板・・・。
なぜ今まで気が付かなかったのか、おととい散歩したときの自分を殴ってやりたい気分だ。
「サイハーデン流?」
驚愕のあまり音読してしまう。
原作で主人公が使う流派であり、多くの流派の源流に天剣授受者を持つグレンダンでは珍しく天剣授受者を輩出していない、レイフォンが現れるまでだが。
この都市では、力のない流派は異常とまで言える汚染獣との戦いの中で淘汰されていく、そして天剣を輩出した流派には人が集まり広がっていく。
そんな中で、天剣授受者と生み出すことなく長い歴史を紡いできた。
まさか目の前にあったとは・・・。
「すごーい よく読めたね」
横を歩いていた母が声をかけてくる。
えへへ
笑ってごまかす。
少し早すぎたか? 文字を読みだすのは何歳くらいなのだろうか?
「あそこなに?」
首を傾げながら母に聞く。
「あそこはね、みんなで集まって武芸の練習してるんだよ」
ニコニコしながら説明してくる母。
まぁそうだよな・・・。
3歳児に詳しい内容を説明するわけないよな・・・。
「いく」
そう言って、道場の方へ進み、扉を開ける。
すー
見た目と反して、軽い手ごたえで扉が開く。
道場内を見渡すと、正面に一人座っていた。
「どうしたのかな?」
座っていた男性が話しかけてくる。
この男性が、サイハーデン流の継承者のデルクサイハーデンだろう。
優しそうな印象を受ける。
「すいませんサイハーデンさん」
後ろから母の声が聞こえる。
「いえ、いいんですよマグナイールさん」
デルクが話しかける。
どうやら、知り合いだったようだ。
まぁ、ご近所さんなわけだし不思議なことはないか・・・。
しかし、物語中の人物に苗字を呼ばれるのは不思議な気分だ・・・。
「君がシュルティス君か、お父さんから話は聞いているよ。」
ふむ、父とも知り合いか・・・そういえば父も武芸者だったな確か片刃の剣を使っていたな。
「こら、シュルティス勝手にお邪魔しちゃダメでしょ」
ごめんなさい。
二人にぺこぺこ頭を下げる。
デルクさんが立ち上がり母をなだめている。
「そうだシュルティス君、うちの院で少し遊んでいくかい? 同じくらいの子が2人居るんだよ。」
考えるまでもなく、レイフォンとリーリンだろう。
「いくいく」
元気良く返事をする。
母の方を振り返ると行っておいでっと背中を押していた。
道場の裏を回り、孤児院の方へ移動する。
院の中ではレイフォンとリーリンが庭で遊んでいた。
二人以外は、3歳くらい年上ばかりだしそれ以上となるとすでに院の手伝いしていた。
「こんにちは」
レイフォンとリーリンに挨拶する。
「リーリンにレイフォンお向かいの家に住んでるシュルティス君だ。」
「「こんにちは」」
二人は元気良く挨拶する。
一緒に遊ぼうよと言われ、一緒に庭で遊びは始める。
生まれ変わってから、初めて同年代の友人ができた。
この作品では、原作中では描かれない部分を多く使用するため。
オリジナル設定がふんだんに使用されます。
その様な点を、後書きでまとめようと思います。
今回の後書きでは、今までの分もまとめて、書きます。
念威操者
原作よ読んでいただけている方ならご存じだとは思いますが・・・。
詳細な設定が登場しません。
しかも、登場する念威操者も規格外の天才ばかりです。
なので設定がほとんどオリジナルです。
ちなみに主人公は、戦える念威操者になる予定です。
念威操者の能力に関してですが、錬金鋼に他にもいろいろな物質を使って、能力を発揮できますが、大都が一番効率が良いという設定です。
念威を込めることにより、質量や体積の大きいものを操ることができ、同じ原理で速度が上がります。
作中で主人公が、文字を読んでいますが、本作では日本語統一です。
主人公の名前は、氷結境界のエデンの主人公、シェルティス・マグナ・イール 由来です。
とりあえずこれくらいでしょうか?
早く開発要素が出せるといいですね・・・。
以上、作者でした。