開発チートのレギオス   作:雅蓮

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覚醒・・・レイフォンが

 ばれた。

 

 ばれた。

 

 大事なことだから、2回言った。

 

 チートの方じゃなく、念威の方だ。 

 

 あれは、ある夏の暑い日だった・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

   サイハーデン流の道場内

 

 4歳になってしばらくたったある日。

 

 俺とレイフォンは、定期健診で武芸者であることが判明していた。 

 

 しかし、それが武芸者か念威操者かわからず覚醒待ちとなっていたある日、レイフォンと道場で武芸者ごっこで遊んでいた時のことだ。

 

 「いくぜ、レイフォン!」

 

 道場に置いてあった木刀でレイフォンに切りかかる。

 

 遊びの範囲なので、ゆっくりではあるが・・・。

 

 当然レイフォンも避ける。 

 

 避けた直後に、俺に向かって切りかかる。

 

 その太刀を刀で受ける。

 

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 次第に、白熱していく。

 

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 だんだんと加速していく。

 

 切る受ける斬る避ける切る受ける切る避ける切る受ける斬る避ける切る受ける切る避ける切る受ける斬る避ける切る受ける切る避ける切る受ける斬る避ける切る受ける切る避ける切る受ける斬る避ける切る受ける切る切る避ける切る受ける斬る避ける切る受ける切る避ける切る受ける斬る避ける切る受ける切る避ける切る受ける斬る避ける切る受ける切る避ける切る受ける斬る避ける切る受ける切る避ける切る受ける斬る避ける切る受ける切る避ける切る受ける斬る避ける。

 

 次第に、遊びの範疇を超えた剣速に到達する。

 

 切る受ける切る避ける切る受ける斬る避ける切る受ける切る切る避ける切る受ける斬る避ける切る受ける切る避ける切る受ける斬る避ける切る受ける切る避ける切る受ける斬る避ける切る受ける避ける切る受ける斬る避ける切る受ける避ける切る受ける斬る避ける切る受ける。

 

 流石は後の天剣授受者、前世の記憶に、念威操者とはいえ身体能力チートを貰っている俺でも、何とか対応できる速度だ。

 

 レイフォンは、この異常事態に気がついていない。

 

 俺以外に対人戦の経験が無く、その俺はその速度に対応できてしまう。

 

 故に、いまだ遊びの範疇。

 

 開始からわずか5分の間に、戦闘技術も向上してきている。

 

 つい先ほどまで、簡単に防ぐことができた攻撃を防げなくなる。

 

 そうして、少し手加減をやめると、さらに少し強くなる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   次の瞬間、道場内の空気が一変する。

 

   空気とともに、レイフォンの纏う雰囲気と呼吸が変わる。

 

   闘気とも思える感覚、これが剄か。

 

   

 

 

 

 

 

 戦闘技術に対して余りにも粗末な剄の運用だが、莫大な量の剄が腕に集中する。

 

 剄によって強化された腕力でさらに加速した木刀が頭上から迫る。

 

 奇跡が起こっても避けられる可能性はほぼゼロ。

 

 木刀の耐久力をはるかに超える攻撃力。

 

 あたれば間違いなく致命傷。

 

 

 

 

 可能な限り念威を練る、道場中のの木刀をレイフォンとの間に集める。

 

 最大限の力を発揮して、木刀をその場に固定する。

 

 

 

 木刀と木刀が衝突する瞬間、道場の入り口から凄まじい衝撃が俺たちを襲う。

 

 レイフォンは壁に直撃し、俺は念威で威力を殺し床に着地する。

 

 木刀を手元に移動させ入り口に向かって構えると、血相を変えた父と母そしてデルクが立っていた。

 

 そして、木刀を構えているのは、髪を青色に燐光させた俺だ。

 

 

 

 

 

 

 

 念の為、病院に行き検査入院することとなった。

 

 後で、話を聞いていると、道場で莫大な剄と念威の発生を感じ、衝剄を父とデルクが道場内の武芸者に当てたところ俺たちが居たそうだ。

 

 威嚇のつもりの一撃が、周りを一切警戒していなかった俺たちに当たったというわけらしい。

 

 後日、俺とレイフォンは、父と母、デルク、リーリン、孤児院の先輩に囲まれ説教を受けた。

 

 家に帰った後も妬けに嬉しそうな母と悔しそうな父に説教を受けた。

 

 明日からは母と一緒に念威操者としての特訓が決定した瞬間でもあった。

 

 

 

 

 

 




・オリジナル設定
 武芸者は、覚醒するまで念威操者か否かは分からない。

 レイフォンは4歳で武芸者として目覚める。

 錬金鋼以外にも剄&念威は流せる。

・裏設定
 父と母は、シュルティスが武芸者と念威操者のどちらになるか賭けていた。

 木刀に剄が流れないのはレイフォンの修行不足
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