開発チートのレギオス 作:雅蓮
前回、戦闘から一週間ほどたった。
地獄のよな修行も、いったん落ち着いた。
たとえるなら、無間地獄が灼熱地獄になったといえばわかりやすいだろうか?
地獄という点では、変化がないけどね・・・。
しかし、2か月で3日しか、家に帰れない生活は終わりを告げた。
念威があるので、家族との連絡には困らないのがせめてもの救いだ。
というわけで、家で開発チートのパートだ!!
この能力を、使いまくるために転生したのに、まさか超絶スパルタ念威訓練虎の巻が始まるとは思ってもみなかった。
まずは、開発チートの代名詞アイア〇マンさんこと、トニー・スタークさんみたいな研究室をつくるところから始めよう。
とりあえず、PCを自作するところからだな・・・。
ちなみにお金は、汚染獣討伐の報酬金やデルボネさんとの地獄の修業で各種お給料のようなものがでるとだけ言っておこう。
能力のおかげか、作りたいものに必要な材料、工程などがすぐさま頭の中に浮かんでくる。
とりあえず、自室の家電製品や開発道具などをPCと接続し、音声入力で稼働できるようにした。
「ふふふ・・・完璧だ」
男のロマンだな
「全システム起動!!」
ウィーンっとファンなどの起動音が鳴り始め、それに伴い室温が上昇するが、すぐさまエアコンが起動し室温を下げ一定に保つ・・・。
プツ・・・ウーーン
いやな音と共に、ブレーカーが落ちる。
無駄にハイスペックにしたPC
エアコン
開発器具
厨二病ごとすべてのスイッチを作動させた俺をあざ笑うようにブレーカーが落ちる。
とりあえず念威端子をとばし、ブレーカーを戻し
再び
「全システム起動!!」
しかし、プツ・・・ウーーン・・・ブレーカーが落ちる。
完全に予想外だった、どうやらこの能力は、望むものを可能な限り再現するが、実用性があるか実用できるかなどは度外視されるようだ。
今回の例でいえば、部屋中の電化製品を連結し起動したりPCを作ったりはできるが、それが使いこなせるかまた現状で起動できるかなどは度外視される。
開発する前に、開発環境を使える環境を整えなくてはならないな・・・。
とりあえず、電力だそれもまとまった量の・・。
家庭用の電源と同量では話にならない。
幸い、必要電源量は把握できる。
そして、発電のアイデアも存在している。
作中でも初期のタイプですら鋼鉄製のアーマーを起動し動かしている。
アークリアクター
毎秒3ギガジュール、原子力発電所2基分以上発電量を誇る、超小型の発電装置である。
希少金属の使用と、人体に有害な物質が生成されてしまうが、直接体内に取り込まなければ問題ないと考えられる。
希少金属は、地獄の修業(地獄の鬼ごっこ)と引き換えにデルボネさんから女王陛下に融通してもらい、その他の材料などを制作する機械を作る機械をチマチマと作り。
3か月後、アークリアクター試作1号機の完成に至った。
あらかじめ作っておいた台座にはめ込み、家の電力からは隔離した電力網を室内に張り巡らせた。
毎秒3ギガジュールもいらないため発電量をセーブし、1年間ほどなら現在の機材をフル稼働できる計算だ。
「このセリフも3か月ぶりだな・・・全システム起動!!」
アークリアクターが輝き始め、部屋中の機材が稼働を始める。
そして、十分な電力を確保したことでついにあのプログラムが起動できる。
「起きろJ.A.R.V.I.S.」
自然言語による会話機能を備えた、人工知能を起動する。
PCに特殊な方法で念威を組み込むことで、念威を使っていればお互いに発声せずに会話が可能だ。
『おはようございます。シュルティス様』
開発チートの第一歩は完了のようだ。