当人のおふざけ小ネタ集   作:覇王ライダー

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ロードポケスペ編IFルート〜あり得た世界のお話〜

ホウエン地方に訪れたチヒロ、ロード、そして烈火はあらゆるところを回り調査を進める。檀の言っていた時空の歪み、異変についても調べなければならないがその魂胆にいるであろう闇について彼らはもっと深く知る必要があった

-財団X-

科学組織の一つだがその闇は深く、人体実験、人間を怪人に変える手術、闇取引などその数は計り知れない

様々な街を巡り財団Xの在処を突き止めようとしているわけだ。チヒロは烈火と連絡をとりながら次の街へとバイクを走らせる

「で、そっちも手がかりはなしか」

「あぁ、カイナシティって街で調査を行ったが誰も知らないらしい。こんだけ暴れ回ってるってのに不思議な話だ」

そうか。とチヒロは小さくため息を漏らす。とはいえさすがは多くの時空を股にかける極悪組織、そう足跡を残すはずなどない。見つけたヒントはエメラルドと対峙した時に戦ったG4のみだ

ロードは通信を見ながらそういえば、と呟く

「G4の時、反応がなかったってことはもしかして何かのステルス機能が働いてるんじゃないかな」

「ステルス?」

チヒロはロードの言葉に困惑する。しかしGRZ社から連絡がなかったこと、そしてモニターに何も映らなかったことを考えると確かに超常的な何かが働いていると言う考えも想像の内に入るだろう

烈火もまたバイクを走らせながら次の街へと向かう。モニターを開くと小さな欠片にたくさんの解析データが浮かび上がる。彼女はチヒロが倒したG4からデータを取り、財団Xの所在を探そうとしていた、のだが

「生体反応なし・・・。どうなってるんだか」

何を調べても生体反応はなし、見たことない成分で作られた鎧など虚無のようなデータしか見つからずこちらもお手上げ状態といったところだ。そろそろGRZ社の鑑識にでも回した方がデータは取れそうだ。と考えているとチヒロと烈火の通信に割り込んで回線が入る。割り込んできたのはルビーで彼は冷や汗を拭きながら早口で彼らに告げる

「ミナモシティで怪人が暴れているらしいんだ!そこにエメラルドが!」

二人は急いで海を渡りミナモシティへと足を運ぶのだった

 

ミナモシティで暴れている怪人と対峙したエメラルドはジュカインと共に怪人に応戦していた

「ジュカイン!リーフブレードで断ち切れ!」

ジュカインは扉を塞いでいた糸を断ち切り外に出る。仮面をつけた怪人は笑みを浮かべてサーベルをジュカインに向ける

「見事なものだ。愚かしい人間と低脳な生き物でも我々の攻防を防ぎ切るとはな」

住民は皆倒れ、周囲の民家には大きな蜘蛛の巣が張り巡らされていた。不気味な景色を目の当たりにしたエメラルドは震え声で怪人に問う

「皆に何をした!?」

怪人はジュカインへと近づき剣を振るう。ジュカインはそれを身軽にかわして追撃を口から放った光弾で凌ぐ。怪人は知らんな。と吐き捨てる

「貴様もここの人間と同じように死を辿る運命なのだ。このパーフェクターによってな!」

怪人が攻撃しようとした瞬間、空から二つの光弾が襲う。爆風を跳ね除けその姿を見る。そこには何もおらず周囲を見渡す。すると様々な方向から光弾が放たれ怪人の周りに爆発を起こした。エメラルドの前に姿を現したのは青と赤のポケモンだった

「ラティオス!ラティアス!」

「大丈夫か?エメラルド」

「無事でよかった」

二人はすぐに姿を消すと再び怪人へと襲い掛かる。しかし怪人の怒りも頂点に達していた

「ふざけるなよ・・・このアポロガイスト様をコケにしてタダで済むと思うなァ!」

周囲に放たれた雷撃はラティオス、ラティアス、エメラルドを襲い爆発を生み出した。一瞬で建物ごと吹き飛ばされた三人は瓦礫に叩きつけられる。

「まだ諦めるわけには・・・」

ラティオスとラティアスが動こうとしたその瞬間、周囲に潜んでいた蜘蛛たちが二人へと近づき糸と針を放った。針をまともに受けた二人は異変をすぐに感じた

「体が・・・」

「動かない・・・!?」

ビルから飛び降りてきたもう一人の怪人はアポロガイストに拍手を送りながら糸で絡め取られたラティオスとラティアスを蹴飛ばした

「御苦労ですよアポロガイスト。時間はかかりましたがこれで伝説のポケモンを捕らえることには成功した」

「クモナポレオンめ、余計なことを」

クモナポレオンはそのままラティアスに跨ると抵抗させまいと腹を思い切り殴り弱らせていく

「伝説のポケモンを捕らえるって・・・まさか!?」

今頃気づいたか、と帽子を被った怪人は高笑いする

「そう、最初から目的はラティオスとラティアスを捕らえること。伝説のポケモンを改造、解析することで我々の計画はより一層強固なものとなるのだ!」

エメラルドを助けに行こうと動こうとするが毒と強固な糸で身動きすら取れない。ラティアスはエメラルドへと叫ぶ

「にげ・・・て!」

エメラルドはラティアスの言葉に驚愕する。首を横に振りエメラルドは立ち上がる

「ここで逃げたら二人は死んでしまうんだろう!?だったら逃げられるわけないじゃないか!」

アポロガイストはため息をついてサーベルを少年へと向ける

「潔し。気に食わないな」

近づいてくるアポロガイストへと立ち向かおうとしたその時だ。ラティオスとラティアスは光を放ちエメラルドを包んだ。その光は一瞬光ったと思うと消えてそのまま少年ごと姿を消した

「・・・テレポーテーションか」

アポロガイストはまあいい、と二人を踏み躙りそのまま二人を何処かへと連れ去ってしまった

ミナモシティへと着いたチヒロたちは時すでに遅し、崩壊した街並みを眺めることしかできなかった。烈火はから通信が入るとチヒロは首を横に振る

「恐らく怪人たちの襲撃があったことは確かだろう。エメラルドは先に撤退したのかいないみたいだ」

そう、と烈火は悲しそうな声で返した。そこへと再びルビーから通信が入る。ルビーの回線に入り込んできたのはエメラルドだった

「二人とも!ラティオスとラティアスが攫われたんだ!助けてくれないか!?」

ルビーが落ち着けと抑え込むがエメラルドは振り払って頭を下げる。その姿をチヒロと烈火は見ていた

「大切な友達なんだ・・・頼む!」

話は聞いてやりたいが、と烈火は残念そうに話し始める

「奴らの居場所がわからん以上ラティオスかラティアスの生体反応がなければ辿り着けない。それがあれば話は別だが」

「そんな・・・」

エメラルドは感嘆と絶望を見たような表情を浮かべる。そんな彼を見たチヒロはため息をついて周囲を見渡す。ロードは周囲を見てあるものに気づく

「唾・・・?」

瓦礫の近くにあった吐き捨てたような唾を見つけて近づく。ガンバドライバーを近づけ結果を見た彼はすぐにモニターへと戻る

「烈火、この生体反応から場所をサーチしてくれないか?」

「これって唾から検出したのか?そんな変態みたいなことを・・・」

うるさいなぁ。とロードは適当に流すとエメラルドへと通信をつなげる

「エメラルド、君の友は僕達が救う。だから君は彼らが帰ってくる場所をつくってあげてくれ。それが今君にできることだ」

エメラルドは頷き通信を切る。烈火はどうする?と疑問符を浮かべる

「私も行こうか?アンタらだけで勝てるかどうか」 

チヒロは俺たちだけで十分だ。と返す

「それにまた怪人が現れたら誰も対処できねえだろ?だからお前はいてやれ」

虚構とはいえ大した自信だ。烈火はすぐにモニターを開きマップを開いた

「ラティアスはここにいる。王子と姫、絶対救ってきなよ?」

二人が通信を閉じるとお互いの向かうべき場所へと走り出した

 

とある街の奥地には誰も踏み入らない森があり、そこには凶暴なポケモンや生き物が暴れ回っているらしい。そんなところに身を潜め実験台を連れてきたアポロガイストとクモナポレオンは装置へと閉じ込めて完全に隔離してしまう。ラティオスは暴れて抵抗しようとするが毒が回っているせいで装置を破壊できない。ラティアスは拘束された状態で身動きひとつ取らない。アポロガイストは高笑いし装置へと入れられたラティオスへ告げる

「これからお前には闇の力を送り込みダークラティオスへと生まれ変わるのだ・・・。闇に支配されたお前はもう元には戻れない汰であろう」

「誰がお前らなんかの言いなりになるか」

ラティオスは振り絞った声で話すが満身創痍の彼の声はアポロガイストの耳へと届かない。ラティアスが動こうとした瞬間、クモナポレオンから放たれた糸で首を拘束されて締め上げられる。クモナポレオンはラティアスを壁に叩きつけると完全に動きを止めてしまった

「この装置は一つしかないのだ。暴れ回られては困る」

「クモナポレオン、貴様もそれは同義だ」

二人は睨み合うがすぐに目を背けてアポロガイストは装置に手をかける。装置が動き出すとラティオスに電流が流れもがき苦しみ始める。そんな姿を見てられないラティアスはすぐに目を背ける。しかし悲痛な叫びまで塞ぐことはできずラティアスは締め上げられた声で叫んだ

「やめて!兄さんを傷つけないで」

再びクモナポレオンはラティアスへと攻撃しダメージを与えていく

「ええいうるさいハエだ!貴様もああなるのだから黙って見ていろ!」

ラティオスは抵抗もできずただ電流を流され続ける。拘束されているラティアスは傷ついていく兄を見ることしか出来なかった。クモナポレオンがラティアスの場を離れようとしたその時だ

「兄さんを解放して」

ラティアスは涙声でクモナポレオンへとそう伝える。クモナポレオンは笑いながらラティアスの頬をその手で握った

「誰に向かって口を聞いている?立場をお分かりじゃないようだ」

その握った手に力を込めるとラティアスに痛みが迸る。身体中を締め上げられるような痛みは彼女の抵抗する気持ちさえ失わせた

「私が・・・代わりになるから・・・だから」

ラティアスの振り絞った声は蜘蛛の怪人には届かずそのまま投げ捨てられた。ラティオスから放たれた獣のような雄叫びを聞いてアポロガイスト、クモナポレオンは機械へと近づく

「これが闇の結晶、ダークラティオスである!」

そう喜んでいたところだ、後ろの扉が吹き飛び砂煙が舞い散る。後ろにはボコボコにされた戦闘員たちを背に赤い鎧の戦士が一人立っていた

「仮面ライダー!?しかもここを突き止めただと!?どうやって・・・」

赤い鎧の戦士は銃を向けてクモナポレオンとアポロガイストに発砲する。火花を散らして二人は機械へとぶつかった

「ガンバライダー。な?二度と間違えるなクソが」

ガンバライダーが通信を開き連絡をとる

「烈火、目標へと到達。これより救助と戦闘を開始する」

「OKロード。基地ごとぶっ壊しな」

ロードは周囲を見渡し、捕らえられていたラティアスを見つける。傷だらけの彼女へとロードはすぐに手を伸ばした

「大丈夫?」

拘束していた糸を引きちぎりラティアスと目を合わせる。ロードの手は一瞬時が止まったように静止し彼女の目だけを見つめていた。ラティアスもまた同じく彼の目だけを見続けていた

「・・・おいロード?」

チヒロの言葉にハッとなったロードはすぐにラティアスを背に臨戦体制を取る。ラティアスは徐に自分の傷を触り始めた

「ああ、傷なんか触るもんじゃないよ?悪化するからちょっと待ってて!」

ロードのその言葉にラティアスは戸惑いながら三回、四回と首を縦に振る。そうしていた時だ。ロードへと突進してきた物体は彼に突風と頭突きを与える。なんとか受け止めたロードだがそのパワーに圧倒されて投げ飛ばすことができない

「なんだこのパワー!?」

「兄さん!!」

ラティアスは傷を抑えながらなんとか翼を広げラティオスへと突進する。突き飛ばされたラティオスはすぐに受け身を取りラティアスへと何発もの光弾を放った

"フリーズベント"

ラティアスへと直撃しかけた光弾は間一髪で凍結しその場で砕け散った。ロードはラティアスを庇うように再び彼女の前へと塞がる

「そんな傷じゃ無茶だ!ここは僕らに任せて」

「でも」

アポロガイストとクモナポレオンは今だと言わんばかりに光弾の雨を降らせる。ロードは光弾を弾きながら二人へと突進した

"スキャニングチャージ"

「ガッシュクロス!」

高速で二人へと近づくと光の爪がアポロガイストの盾とクモナポレオンの爪へと直撃する。二人は下がりながら空中へと飛んだ

「ラティアスを捕らえてダークラティアスを生成せねば・・・!」

クモナポレオンは再び糸を放ちラティアスへと攻撃する。避ける間もないラティアスの眼前に糸が襲う

「ロード、お前は行け」

「えっ?」

チヒロの言葉にロードは困惑する。チヒロは笑みをこぼしながら剣を取る

「二人で一人、お前がやりたいことなんて俺にはお見通しだよ。コイツらは俺が相手するからちゃんと守ってやれよ?」

クモナポレオンの糸は引き裂かれてロードはすぐにラティアスを抱きかかえて飛翔する。ラティオスはそれを追うように光弾を放つ。クモナポレオンは逃すまいともう一度糸を放とうとするがそれはもう一人の赤いガンバライダーによって防がれた

"オメガドライブ スペクター"

クモナポレオンは地面に叩き落とされるとそのままアポロガイストめがけて蹴飛ばされる。受け止めたアポロガイストはもう一人の赤いガンバライダーに対して剣を向ける

「貴様一人で我々を止められると思っているのか!?」

ああ、とガンバライダーはストームシャフトを振り回す

「アイツがお姫様を守り切るまで相手してやるんだ?余裕だろ」

 

ロードはダークラティオスの攻撃をいなしながら一気に距離を詰める。ラティオスの首を押さえて地面に叩き落とそうとしたが、ラティオスの力は強くそのまま振り払われてしまう

「ポケモンに攻撃なんてしたくないんだよねぇ」

ロードはダークラティオスの光弾を防ぎそのまま研究室を飛び回る。恐らくはあの機械によって光を奪われたのだろう。やるべきことは闇の解放と光を与えること、なのだがその方法すら見当もつかない。ラティアスは迂回してロードへと近づく

「私も戦う。兄さんを救いたいの」

ラティオスはラティアスに光弾を放つ。すぐに気づいたロードはライドブッカーでその攻撃を弾き飛ばす

「とはいっても君がこれ以上傷つくところなんて見たくもないんだよね!」

ラティオスは青と黒の混じった光線を放つとロードに直撃、そのまま壁まで吹き飛ばした。その熱は凄まじくガンバライダーの鎧を付けていても熱を感じるほどだ

「これはちょっとまずいか・・・?」

ラティアスはすぐに光線をラティオスへと放ちラティオスにダメージを与える。ラティオスはその攻撃を受けて地に一度落ちるがすぐにまた研究室を飛び回る

「大丈夫?」

ラティアスは近づき直撃した部分を触る。熱が残っていることから彼へのダメージは計り知れないだろう。ロードはしょうがない、とため息をついた後ラティアスの手をにぎり片手で抱き寄せた

「僕と相乗りする勇気はあるか?」

ラティオスは二人に光弾を放ち爆発を与える。回避すらできないその攻撃を見てクモナポレオン、アポロガイストはガンバライダーとラティアスの死を確信した。しかし、そこには誰もおらずただ壁に穴が開いていた。探し回るラティオスの背に攻撃が放たれる

"りゅうのはどう"

放たれた光線はラティオスを地に叩き落としそのままダメージを与える。赤いガンバライダーの背には赤い羽、そして胸には青い紋章が浮かび上がる。ラティオスは再び空を舞い赤いガンバライダーに攻撃する。しかしそれに対して二人が放った光線は爆風を生み周囲には爆発の光が放たれた。

「これがロード"ラティアスユニゾン"。僕とラティアスが一つになった姿だ」

光は突撃したラティオスを押し返してしまう。ラティオスが怯んだその瞬間、ラティオスの頭は掴まれてそのまま地面へと叩き落とされる。ふらつきながらラティオスは空中へと浮かび光線を放った

「いくよ、ラティアス」

「うん。いこうロード」

ロードは光線を放ちぶつかり合う。二人の攻撃はラティオスの光線を弾き返してそのまま壁へと突き飛ばした。ラティオスは満身創痍になったのかそのまま地面へと落ちていった

「ありえない・・・闇の力を得たラティオスがこんな」

慌てふためくアポロガイストはチヒロに顔面に蹴りを見舞いされそのまま脳が揺れてふらついて倒れた。クモナポレオンはロードへと糸を放ち何発もの糸を放った。周囲にいた蜘蛛たちは同時に毒の針を放つ

「ラティオスがくたばったなら貴様を捕らえてダークラティアスにするまでだ!」

"サイコキネシス"

糸と針はロードの眼前で止まり、そのまま動きを止めた。ロードが手を上げると向かってきた方向に対して針と糸は放たれて蜘蛛に毒が刺さりクモナポレオンは自らの意図で絡め取られてしまう

「同じ手は何度も通用しないと思うことね」

ロードとチヒロは合流すると機械に向かって同時に光線を放つ

"サンダースマッシャー"

"はかいこうせん"

機械は破壊されて光が飛び散る。その光はラティオスに呼び寄せられたかのように彼へと戻っていく。先程まで闇に覆われていた彼の姿は消え、青い翼の生えたポケモンへと姿を変えた

「おのれ・・・許さんぞ!」

アポロガイストはクモナポレオンの糸を引きちぎりサーベルを向ける。チヒロはラティオスに近寄り抱きかかえる

「大丈夫か?」

ラティオスは頷いてチヒロへと問いかける

「俺もラティアスたちと同じように一つになれるか?お前の体を借りたい」

チヒロは大きなため息をついてしゃあねえな。と呟く

「お前でケリつけたいってんなら協力してやるか」

先ほどまで赤かったその姿は青に変化し、胸には赤い紋章が浮かび上がった

「ロード"ラティオスユニゾン"。これがポケモンと人間の力だ!」

"ラスターパージ"

"ミストボール"

二人の放った光は機械ごと粉砕しアポロガイスト、クモナポレオンを倒した。クモナポレオンは機械へと近づきボタンを押す。アラームが鳴ると周囲のドアは閉まり、急いで空を飛ぼうとするといくつもの蜘蛛の巣が天井で邪魔していた

「これで貴様らが逃げることは不可能だ。ここに放たれる毒ガスで我々もろとも死ぬのだ!」

そう言い残すとクモナポレオン、アポロガイストは爆散、チリとなった

「ロード、どうするよ?」

チヒロはロードへと問いかけるが、ロードはラティアスとのユニゾンを解いて体にガイアメモリを差し込み始める

「アクセル、バード、サイクロン、ダミー、エターナル・・・」

チヒロは唖然とする。ラティオスとラティアスは彼から放たれる光に圧倒されていた。どいつもこいつも無茶ばかりする、とチヒロはロードの横に立った

「何をするつもりなの?」

「しょうがねえなぁ。騎士様はどこまでも見境ねえんだから」

"ウェイクアップ"

"マキシマムドライブ"

「加減しろよ?ロード」

「チヒロこそ、吹き飛ばしすぎないでよ?」

"ウルティマデッドエンド"

"ネバーエンディングヘル"

二人の放った光弾は蜘蛛の巣どころか天井を文字通り跡形もなく消し飛ばしてしまった。毒ガスが流れてきたのを見だロードはラティアスを、チヒロはラティオスを抱きかかえて天井へと飛び去った。ロードはガイアメモリをスロットに差し込み指差した

"ゾーン マキシマムドライブ"

「こんな遺物はブラックホールにでも消えてもらおう」

その瞬間、建物は消え去りどこかへ姿を消してしまった。ロードはラティアスを抱えたまま笑顔で笑ってみせた

「大丈夫?怪我とか増えてない?」

ラティアスは頷いて姿を変える。ラティアスは先ほどのポケモンの姿から人間の姿へと変わった。ロードはラティアスをしっかりと抱いて空を飛ぶ。チヒロはロードを呼び止める

「俺ちょっと用事思い出したからラティオスをポケモンセンターに送るついでに寄って行くわ。先にラティアスと帰っててくれ」

「え?用事って何!?えっ!?はぁ!?」

チヒロはラティオスを背中に乗せるとそのままどこかへ飛び去ってしまった。仕方あるまいとロードはラティアスを抱えてそのまま飛び始めた

ここまでくればロードも追ってこないだろう。とチヒロはラティオスを乗せながらゆっくりと飛び始めた。ラティオスは困惑してチヒロへと話しかける

「用事に知らぬ者を連れていく奴がいるのか?」

「あぁ、用事なんてねえけどそういうことにしといてくれ」

ラティオスは少し黙った後、チヒロに問いかける

「奴はラティアスを守ろうとした。何故だ?見ず知らずの者を助けるのが人間なのか?」

チヒロはどうだろうな。と笑う

「アイツはラティアスに惚れてるからなぁ。でも、惚れてなくてもああしてたかもな」

ラティアスとロードの間には短い間の沈黙が流れていた。二人とも目を合わせず少し気まずそうにしていたが、その空気を破ったのはラティアスだった

「ねぇ、もし私が心を読めるって言ったらどう思う?」

「えっ?」

動揺から手を離しかけたがすぐに強く抱いて飛び続けた。ラティアスは驚いた後ふふっといたずらに笑い始めた

「ごめんごめん、あんまりにもビックリしたから」

「でも心が読めることは事実よ。だからどこか気恥ずかしい。私はあなたみたいな純粋な人間が好き」

ロードは照れ隠しするようにそうかい、と返す

「僕は君を守りたい、そう思っただけだよ。それ以上でもそれ以下でもないさ」

ラティアスはそういうことにしておこう。と笑いかけた

 

ラティオスはチヒロにこんな話をした

ポケモンと人間が結婚する。それは大昔当たり前のことだった。昔は同じだった、しかしいつの日かポケモンはポケモン、人間は人間と離れるようになった。と




なんで本編書かずにIFルート書いてるんですかね(冷静パスタ)
ということで、IFルートでカガリがヒロインではなくラティアスがヒロインだったら、というルートでした
ラティアスは全てのポケモンの中で一番好きなポケモンなんですが、可愛いを詰め込みたかった
これからの話の展開でカガリになったわけなんですが、ラティアスがまあ可愛い。とてもry
書いていてとても楽しい作品でした!本編からはもうちょい逃げ続けようと思います(逃げるな)
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