雷霆と白兎   作:獲堕魔眼

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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかIIを見て小説を書いていたことを思い出したアホンダラ野郎でほんとすいません
<(_ _)>
お気に入りに追加して頂いていた皆さん遅くなりました(泣き)

※ちょっと訂正しました 2.11.24


4頁目 冒険者二日目

廃教会:隠し部屋

 

「んーー!終わったー!」

 

箒を片手に大きく伸びをするのはこの部屋の住人にして新生ファミリアの主神、女神ヘスティアその神である。

 

「さーてと、掃除も終わったしあとはベル君が帰ってくるのを待つだけだね。」

 

この女神、何処ぞの世界のグータラ女神とは違い家庭の神の名に恥じないくらい料理など家事全般が出来るのだ。もう一度言おう!グータラ女神とは違うのだ!

 

(ヘッキシッ!!)(か、神様?!大丈夫ですか!)(アア、大丈夫だよベル君。誰かが僕の噂でもしてるんだろうさ。)

 

……違うのだ…

 

「しっかし、まさかベル君がね…はぁ」

 

箒を片しソファにボスッと座り込むとテーブルの上にある羊皮紙を一瞥しため息を零した。

それにはベルのステイタスが記されていた。

 

ベル・クラネル  ヒューマン

男 Lv.1

 

力:H 195

耐久:I 68

器用:H 178

俊敏:G 235

魔力:F 300

 

魔法

 

▪️『挑戦者(チャレンジャー)』

・段位昇華(レベルブースト)

・効果は発動者限定

・発動後、一定の要間隔(インターバル)あり

 

詠唱式「遥かなる頂きにおわす偉大なる祖父よ。我はこれより試練に挑みし者。頂きへの道を歩み出す者。果てなき道、立ち塞がる壁、襲い来る悪意。心を蝕む絶望を前にして我が胸に宿るは希望の光。貴方に賜りし光を糧に今ここに歴史を刻まん-」

 

▪️『-雷-(フールミネ)』

・造形魔法

・雷属性

・形状、効果は詠唱により変動

 

始動式「雷よ(フールミネ)」

 

▪️

 

スキル

 

『頂を探し求める者(チェルカトーレ)』

・早熟する

・思い求める限り効果持続

・あらゆる行動に補正あり

 

『点鐘(てんしょう)』

・能動的行動(アクティブアクション)におけるチャージ実行権

・チャージ実行時、影響を受ける部分が発光しその箇所から発生する行動が飛躍的に上昇する

 

 

ちょっと待て!と言いたいのがヘスティアの素直な気持ちだった。

ヒューマンは可能性の塊だと神はいうがそもそも魔法が発現すること自体稀であるし、エルフなどの魔法種族(マジックユーザー)ならまだしもスロットが3つもあるのはおかしいのだ。しかも既に2つも発現しているし、段位昇華(レベルブースト)に造形魔法!?超希少と言われる強化魔法に過去に例を見ない新種の魔法まである。もうこの時点でヘスティアは頭がクラクラしてきている。

さらにスキルだ。早熟する、つまりは成長速度へのボーナスがあるであろうスキルもまた激レアである。

こんなレア物のオンパレードとかあるだろうか?

 

「こんなの獲物にしてくれって言ってるようなもんじゃないか。」

 

ヘスティアはソファに寝転がりながら1人愚痴る。

 

(それに…)

 

ファミリアを結成した日にベル君の口から聞いたベル君の秘密。僕の愚弟が絡んでるだけでも厄介なのに、彼の抱える秘密はどれもがデカすぎる。

 

"神々は娯楽好き"

 

刺激に飢え、天界から下界に力を封印してまで遊びに来た神々は刺激を求めて暴走することが多々ある。もし、このベル君の情報が漏れれば火に油どころかナパームでも放り込むような危険性を秘めている。間違いなくちょっかいを掛けてくるだろう。

 

(初めて出来た大切な家族(ファミリア)なんだ。何とかしないと…)

 

ソファの上でフンスッと握りこぶしを作るヘスティアだが見た目ゆえに可愛らしいという印象しかないのはご愛嬌である。

 

バン!「神様!ただ今帰りました!」

 

キキーと急ブレーキをかけるように部屋に滑り込んできたベルは大きな声でヘスティアに帰宅を告げた。約束の時間まではまだあるが彼の性格的に急いできたのだろう。

 

「お帰りベル君。遅れてないんだから大丈夫だよ。」

 

屈託のない笑顔でベルを迎えるヘスティア。その余りにも純粋無垢な輝きに思わず目を覆うベル。眩しいっ!

そんなベルは露知らず、ヘスティアはベルに近ずきペタペタと触り確認する。

 

「うん!ちゃんと言いつけ通り怪我せず帰ってきてくれたね。感心感心!」

 

「いくらダンジョンとはいえ上層で怪我してちゃ笑えませんよ…」

 

確かにベルのステイタスならば10階層辺りでも行けそうではあるが【ダンジョンに絶対はない】という格言があるくらいダンジョンはなんでもありなのでヘスティアが心配するのも無理はない

 

「さて、じゃぁベル君が帰ってきた事だし行こうか。早めに行動して悪いことはないしね。」

 

「はい、神様。」

 

ベルの無事を確認したヘスティアは早速とばかりにベルの手を引き歩き出した。




コメント、質問等ありましたら是非ください。

今回急ぎだったので短いです。
ベルのステイタスについてはツッコミは無しでお願いします
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