A smile of a goddess ~僕たちのウォーズ~ 作:御沢
空母のほうは、アラタとセレディのLBXが向かい合わせ。
やっぱりファントムの存在感、大きいな・・・。
でも、ここで勝ってもらわなきゃ!
再度、セレディからの誘いを断ったアラタは、ファントムとの戦いへ。
なんとかピンチの前に、ハルキ達がついた。
『アラタ、合体だ!』
サクヤのその言葉に、アラタは驚いてる。
―――ドットフェニックスは、ドットブラスライザーと合体が出来る。
それにより、さらに強力なパワーが出る。
やがてドットブラスライザーは赤く染まり・・・
―――ドットブラスライザー・ジーエクストとなった。
そのパワーは協力。
おまけに、ムラクとサナの援護も入った。
『とどめだ!』
そして、必殺ファンクション・真刀・カムイ。
何よりも膨大なその力により、ファントムは倒せたけど・・・
「奇襲部隊、地上部隊!全機撤退!
空母が墜落する!!」
『ミク、パラサイトキーは!?』
「・・・残念だけど、あきらめて。
こうなってしまった以上、皆の安全が最優先だから」
―――そして、エゼルダームは最期をむかえた。
でも、戦いは終わってない。
終われないよ・・・博士を助けなきゃ・・・。
学園長は、セレディ達を捕まえたみたい。
でも、キョウジには逃げられたって。
「逃げられたか・・・まだ終わらないみたいだね・・・」
―――生徒会室の窓から、外を眺める。
真下に見える体育倉庫に、セレディはいるみたい。
「世界連合軍は、解散できないようだな」
「・・・うん。この戦いの果てに、何があるんだろ・・・。
貴方はどう思う、ムラク?」
ムラクは、いつも通りの紫手袋をしっかりはめなおしてる。
そして、私を見据えた。
「・・・俺にもわからない。でも、とりあえず倒せたことは喜びたい」
―――いやな予感は確かに消えないけど、倒せたのは事実だもんね。
「そうだね。ごめん、変なこと聞いて。
・・・おやすみなさいっ!」
「あぁ、おやすみ」
でもやっぱり、油断はできないよね。
翌日。
体育館にて。
ジェノックのメンバーがステージに上がって、最後の集まりをしようとしていた。
・・・最後、だといいんだけどな・・・。
「皆の協力のおかげで、エゼルダームのロストエリア進行は食い止められ、アンダーバランスを守ることが出来た。
―――ありがとう」
ここにいる皆が、満ち足りた笑顔だなぁ。
―――深く考えすぎるのも、やめたほうがいいのかも。
今は、今を喜ぶべきかもね!
「皆!」
そんな空気の中、アラタが呼びかける。
「エゼルダームはとめられたけど、美都先生のお父さんはまだ、ロストエリアに閉じ込められたままだ。
なんとか助けたい・・・!
・・・でも、パラサイトキーはもうない。どうしたらいいんだろうか」
皆が考え込む中で、別の声が響く。
「それは我々が考える」
「・・・ジン。博士の救出は、大人の仕事だってこと?」
「そうだ。これ以上、君たちに頼るわけにはいかない。
・・・それに、ミク、君は知っているだろう?僕と博士の関係を」
皆の視線が私に向く。
「・・・うん。恩師、だっけ。間接的には、私の恩師でもあるけど」
「え・・・!?」
続きはジンが話す。
「4年前、僕はLBXの研究をするため、そして共に戦った仲間の1人が使って見せた力・オーバーロードについて研究するため、A国にわたった
その時であったのが、脳科学の権威・美都博士だった。
博士は人間の脳を活性化し、もっとLBXを効率よく操作できるようにする研究をしていた。
僕は多くのことを博士から学んだ。オーバーロードの概念も、ほとんど美都博士が確立したんだ。
博士のおかげで、僕は仲間を救うことが出来た。
―――その仲間の1人、ここにいる大空ミクは、博士の言うとおり見事、オーバーロードを使いこなした。
そんな僕とミクにとっての恩師―――その人がロストリアにとらわれている。
それが明らかになった以上、運営側もこれまでのようにはできないだろう」
そうだ。
昨日、またハッキングして、運営側の会話を聞いた。
案の定、焦っているのは、聞くだけでもわかった。
そして、ジンは続ける。