A smile of a goddess ~僕たちのウォーズ~ 作:御沢
「送還ののち、お前は然るべき方法で裁かれる。
・・・罪を償うんだ、セレディ・クライスラー」
猿田教官のその言葉に、突然笑い出すセレディ。
「フフフ・・・アハハハ・・・!」
「何がおかしいのよ、セレディ!」
ふと海を見ると、波が揺れていた。
―――波が揺れて・・・?
まさか・・・そんな・・・でも、ワールドセイバーなら・・・!
周りが動揺するなか現れたのは・・・
「やっぱり・・・潜水艦だッ!」
真黒くて、巨大な物体。
―――ワールドセイバーの潜水艦か。
「戦いというもののは、」
セレディが、今までにないほど自信たっぷりの声で言う。
「常に先を読み、手を打っておくもの。
―――そうですよね、猿田教官、ミク?」
・・・完全にやられた。
手を広げて、笑みを浮かべるセレディ。
「さぁ!これから始まるんだ!
―――本当の戦争が・・・ッ!!」
「セレディ・・・ッ」
予感は外れなかった。
そういえば、お兄ちゃんは予知能力っぽいものが使えたっけ。
私ももしかしたら・・・感じる程度だけど、あるのかも、そういうの。
気づけば形勢逆転。
神威島は、ワールドセイバーに占拠されちゃってる。
「よく聞け。
これよりこの神威島は、ワールドセイバーの支配下に置かれる」
セレディの横には、すました顔の綾部さん。
―――ゲンドウと、あんな別れ方でよかったの・・・?
本当に神威島を占拠しちゃったみたい。
商店街にも、ダック荘にも、ワールドセイバーの奴らがいる。
そしてもちろん、学園にも。
「こんなことして、許されると思うの!?」
学園長の問いかけにも、セレディはうすら笑い。
「貴様ら、生徒には手を出すな!」
猿田教官がそう怒鳴ると、刹那。
―――バンッ。
短くて小さいが、確かに銃声がした。
兵士の1人が、教官の足元に発砲したのだ。
「余計な口は利くな。・・・怪我をしたくなければね」
―――もはや私たちには、どうしようもない。
ふいに空を見上げようとする。
すると、向かいの廃倉庫のようなところの2階に―――
「ッ!?」
そこにいたのは、キョウジだった。
でも、今キョウジを差し出したって、意味はない。
逃げたのはきっと・・・セレディへの復讐のため。
だったら、それを利用したほうがいいのかもしれない。
皆は再び教室へと戻される。
ハルキとユノが配給物を取りに行っている時、大きな音がした。
「本土からの偵察ヘリだね・・・。
政府もこのことに気づいてるって事かな」
皆が、ガタガタ震えている。
―――これからどうなるのかは分からない。
そんなとき、兵士の1人が私を呼んだ。
「大空ミク、学園長室に来い」
「・・・了解」
「ミク・・・ッ」
「大丈夫、心配しないで」
そういってみるものの、皆の顔は恐怖で満ちている。
「ハルキとユノによろしくね」
そう言い残すと、私は兵士について行った。
―――学園長室には、学園長、ジン、玲奈さん、そしてセレディがいた。