A smile of a goddess ~僕たちのウォーズ~ 作:御沢
ジェノックの皆、どうしてるかな・・・。
アラタ、どうしてるかな・・・。
不安にかられるけど、でも・・・。
そんなとき、綾部さんに呼ばれた。
「クライスラー閣下のご指示でございます」
そういって連れてこられたのは、戦闘観覧室だった。
後ろには、兵士がぴったりひっついている。
「こちらにお入りください」
そう言われて入ると・・・
「あれは!」
「ロストエリアへの入口・・・!」
そして、小さな人影。でも、それはLBXではなく・・・
「セレディ!なんでここに!?」
そして、そのすぐ後ろを・・・
「アラタまで!どうして・・・!?」
セレディの話によると、パラサイトキーは失われてなんかなかった。
3つが合わさった“パーフェクトマスターキー”は、ファントムの中にある・・・らしい。
つまり、ロストエリアの扉が開くってこと。
ファントムとドットブラスライザーじゃ、力の差がある。
それに、ワールドセイバーの他の機体も・・・。
アラタが苦戦している間にも、ロストエリアの扉は・・・
「ロストエリアが・・・開いた・・・!?」
そして、セレディが入っていく。
―――このままじゃ、セカンドワールドが・・・!
すると、アラタの動きが急によくなった。
―――オーバーロードだ。
私だって、ここで見ているだけじゃだめだ。
目をつぶって、オーバーロードを覚醒させる。
そして、ランちゃんにいつか習った空手を使って・・・
「ッグオ!?」
兵士を倒して、駆けだす。
「ミク!?」
「私も行かなきゃ・・・!絶対に行かなきゃ・・・!」
「―――ありがと、ランちゃん」
小さくつぶやいて、口にクッキーを運ぶ。
糖分補給オッケー、準備万端!
導くものとして、最後まで戦い抜かなきゃ・・・!
コントロールポットの前で、びっくりする人たちと会った。
「ハルキ、ヒカル、ムラク!
どうやってここに・・・!?」
「ミクこそ・・・でも、今は」
「そんなことよりも、アラタだよね。
アラタ、さっきオーバーロード使ってた。だからきっと・・・」
「もう戦えない、ってことか」
「うん」
「急ごう!」
4人でポットに乗り込み、ロストエリアを目指す。
しかし、ロストエリアの入り口では、ありえない戦いが起こっていた。
「あれって・・・バル・スパロス!?」
『って事は・・・カイトか!』
『裏切ったってことか・・・』
やっぱり裏切り者は出たけど・・・よりにもよってジェノックだなんて・・・。
やっと着いた時には、もうアラタは限界で。
『ヒ、カル・・・ハルキ・・・ムラ、ク・・・ミク・・・』
『これ以上無茶するな!』
『カイト!お前という奴は!』
『カイト・・・セレ、ディ・・・』
そういうと、アラタとの交信は途切れてしまった。
『アラタ!』
そんなとき、新手がやってきた。
もう・・・なんでこんな時に・・・!
「この状況でライディングアーマーもいるんだから・・・
ここは撤退したほうが賢いよ!
3人は敵を排除して!撤退するのに邪魔な奴らだけでいいから!
アラタは私に任せて!」
『了解!』
―――でも、今日変わってしまったこと。
セレディに、アンダーバランスが渡ってしまったという事実。
カイトがエゼルダームに寝返ったという事実。
―――これから、どうすれば・・・!?