A smile of a goddess ~僕たちのウォーズ~ 作:御沢
そして、ジンからの通達。
『セカンドワールド内の全機に告ぐ!
死亡したと思われていた生徒の生存が確認された!』
よかった・・・
リクヤ・・・キャサリン・・・皆・・・
よかった・・・生きてて・・・ッ!
でも、今はそれ以上に・・・
―――セカンドワールドの崩壊。
このままじゃ、玲奈さんと博士が死んでしまう。
セレディは・・・どうなったの・・・?
気になることは多いけど、今はとりあえず・・・!
「ハルキ、ヒカル、ムラク、聞こえてる!?」
『あぁ』
『何が起こっているんだ!?』
「・・・わからない。でも、1つわかるのは・・・
セカンドワールドは、じきにつぶれる」
『・・・今は、援護に向かおう!』
「うん。
サクヤ、私たち4人は玲奈さんの救出、アラタの援護に向かう!
サクヤは、他のLBXの誘導を頼むね!」
『了解!』
やがて、3人がロストエリアに入ってきた。
私は、ロストエリア入口付近の敵を殲滅してたからね。
『ミク!俺も連れて行け!』
「アリス・・・うん、わかった」
いつの間にかここに来てたアリスも一緒に、5人で向かう。
内部では、セレディとアラタの激しい戦い。
「アラタ!大丈夫!?」
『兄貴、俺たちがビットを相手にする!』
『お前は本体を!』
そして、ビットは私たちのLBXめがけて飛んでくる。
でも、ビットごときには負けはしない。
アラタも、セレディのLBXの中心部を貫く。
―――戦いは、終わったんだ・・・。
でも、ここからが大変。
玲奈さんたちを救出に行かないと!
でも、ゴンドラが使えないらしい・・・。
『待っててください!すぐに別のゴンドラをもってきます!』
その声とともに、5人はコントロールポットを出た。
でも、アラタはすぐにふらついてしまった。
そして私も。
なんとかハルキに支えてもらって、立ち上がる。
「アラタ、ミク、お前たちはここにいろ。それじゃ無理だ」
でも、私とアラタが聞き入れるはずもなく。
「まだセレディもいるんだ!俺も行く!」
「私だって、まだ・・・まだ、やらなきゃいけないから!
皆のために、まだやらなきゃいけない・・・!」
そんなわがままを聞きいれて、私、アラタ、ヒカル、ハルキはゴンドラへと向かう。
「ムラク、アリス!
避難する皆の誘導、まかせたよ!」
「了解!」
「任せとけ、ミク!」
ゴンドラへと向かうと、そこには・・・
「あや、べ、さん・・・」
―――ゲンドウの制服がかぶせられた綾部さん。
綾部さんが、ガスを変えてくれたんだ・・・。
「急ごう」
「・・・うん」
やがてゴンドラは付いて、玲奈さんたちは救出。
でも、それ以上に・・・
「ッ!?」
驚くアラタのほうを見ると、そこにいたセレディは・・・
―――老人だった。
前にナナミがいっていたこと・・・
「そういうことか・・・」
そんなセレディものせて、ゴンドラで避難。
ゴンドラ内で、セレディはつぶやく。
「見たかった。私は見たかったのだ。
―――世界が1つになった姿を。穏やかに佇んだ海を」
セレディの気持ち、わからなくもない。
私が願っていたことと、似ていたから・・・。
でも、方法が間違っていた。
そう・・・それだけのこと。
―――戦いは、よくやく終わりを告げたのだった。