A smile of a goddess ~僕たちのウォーズ~ 作:御沢
最終回迎えてしまいましたが、小説もがんばります。
さっきの放送は、結構効果があったみたい。
視聴覚室には、人が満員。
小隊長だけっていうのに、席が足りないくらい。
・・・皆が協力してくれるのは、ありがたい。
―――だからこそ、やっぱり司令官は・・・
「ミク、始めるぞ?」
「え、うん。どうぞ」
「・・・どうしたんだ?」
「何でもないよ、ハルキ」
―――ハルキの方がいいのかも。
かなり人が集まったところで。
「みなさん、集まってくれてありがとうございます」
会議スタート。
「礼などいらん。当然のことだ。
それよりも、どんな戦略を考えているのか教えてくれ」
グレゴリー先輩が代表してる。
私はハルキに目配せ。
うなずいたハルキが、戦略説明を始める。
戦略はこう。
―――空中空母でデスフォレストに向かうエゼルダーム。
デスフォレストは、死守する必要がある。
だから、ジェノックとハーネス以外は、デスフォレストを守る部隊。
要するに、迎撃部隊ってこと。
ジェノックとハーネスは、空母を攻める。
そして残存戦力と空母の中心部を破壊する。
可能ならば、パラサイトキーも奪還するって作戦。
ジェノックみんなで考えた作戦。
―――私が何度も提案してきた、奇襲攻撃。
その作戦に、皆のってくれた。
でも、問題は地上の指揮。
総司令官は私でもハルキでも、どっちにしろジェノック。
つまり、地上にはいない。
だからこそ、地上は信頼できる・・・
「では、グレゴリー先輩。
地上軍の指揮は、主には先輩に任せます」
先輩はちょっと驚いたみたい。
でも、やっぱりグレイビースト。
快く引き受けてくれた。
―――そして、決心もついた。
「みなさんに、もう1つお知らせがあります」
誰にも相談してないかなぁ。
ハルキもアラタ達も、怪訝な顔。
「この世界連合軍の司令官ですが・・・
―――この、出雲ハルキに任せます。これは、会長命令です」
「ミク!?」
声を上げたのも、やっぱりハルキ。
「ミク、ちょっと待て。なんで・・・っ!?」
「・・・みなさんももうご存知かと思いますが、私は運営側の人間です。
すべてを知っているわけではなく、知っているのもほんの一部です。
ですが、みなさんよりはずっと・・・この学園の秘密を知っていました。
まぁ、すべてセレディがばらしてしまったので、今はそんなこともありませんが。
ですが、私がその情報を隠していたのは事実。
隠しているつもりはなくても、やっぱり事実です。
ならば、皆さんと同じ立場の出雲君の方が・・・よっぽど、司令官に向いていると思うのです」
視聴覚室は静まり返る。
・・・まぁ、急に言われたもんね・・・。
「いいんじゃない、ハルキで」
そう言ったのは、キャサリン。
「問題児だらけの第1小隊を率いてきたあんたなら、大丈夫だって!
それに、会長のお墨付き・・・っていうか、推薦だし?」
その声に、次々と賛同の声。
ほら、やっぱりねっ!
そして、改めてハルキを見る。
「ハルキ、やってくれる?
私も副司令官として、全力でサポートするから!」
「・・・わかった。世界のために、司令官として全力を尽くします!」
「ハルキ・・・!」
そうときまれば、ハルキは的確な指示。
さっすが、私の目に狂いはなかったね!笑
「総員、ただちに作戦準備にかかれ!」
ハルキのその一言で、皆が動き出す。
―――世界を守るために、仮想国が今、1つになった・・・!