《機械王》の攻撃でライフはボロボロ、モンスターも全滅。何とかしないとまずいな…
「僕のターン、ドロー」
…やっと来てくれたか。
「僕はフィールド魔法、《深き森》を発動!」
僕のモンスターたちの本来の舞台である、緑の森がフィールドを覆いつくす。
「珍しいカードを使うな…獣族と獣戦士族専用のロックカードだったか?だが、そのモンスターがいなけりゃ意味ないぜ?」
「勿論引いてあるさ。《激昂のミノタウロス》召喚!」
《激昂のミノタウロス》は大樹に半分身を隠しつつ斧を構える。
「チ、きっちり引いてやがったのか」
「これで、君は僕を攻撃できない!ターンエンドだ」
「オレのターン、ドロー。…《Z-メタル・キャタピラー》を召喚してターンエンド」
Z-メタル・キャタピラー
星4/光属性/機械族/攻:1500/守:1300
(1):1ターンに1度、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分フィールドの「X-ヘッド・キャノン」または「Y-ドラゴン・ヘッド」1体を対象とし、
このカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。
装備モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードを破壊する。
●装備されているこのカードを特殊召喚する。
(2):装備モンスターの攻撃力・守備力は600アップする。
Z-メタル・キャタピラー
攻:2150/守:1300
機械王
攻:3500/守:2000
「僕のターン、ドロー。《女豹の傭兵》を召喚してターンエンド」
《大嵐》はもう使われたし、すぐにはこのロックは突破されないはず。その間に、《機械王》を倒せるカードを引かないと…
「オレのターン、ドロー。…《封印の黄金櫃》を発動。デッキから《X-ヘッド・キャノン》を除外し、2回目の自分のスタンバイフェイズに手札に加える」
封印の黄金櫃
通常魔法
(1):デッキからカード1枚を選んで除外する。
このカードの発動後2回目の自分スタンバイフェイズに、
この効果で除外したカードを手札に加える。
「《X-ヘッド・キャノン》…《Z-メタル・キャタピラー》は場にいるし、もしかして《Y-ドラゴン・ヘッド》も?」
「ああ、そうだぜ。XYZは3枚で運用してこそ、だろう?」
《XYZ-ドラゴン・キャノン》か…この目で見てみたい気持ちはあるけど、このライフであれを出されたらすぐに負けてしまうだろう。
幸い、《X-ヘッド・キャノン》と《Z-メタル・キャタピラー》の組み合わせならまだなんとかなる。この2体が合体した《XZ-キャタピラー・キャノン》が破壊できるのはセットされた魔法・罠カード。痛くないわけではないけど、《深き森》のロックを突破できる効果じゃない。最悪でも《Y-ドラゴン・ヘッド》を《X-ヘッド・キャノン》と合体させなければ抑え込めるはずだ。
「そして《レッド・ガジェット》を召喚。効果で《イエロー・ガジェット》を手札に加えてターンエンドだ」
レッド・ガジェット
星4/地属性/機械族/攻:1300/守:1500
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。
デッキから「イエロー・ガジェット」1体を手札に加える。
レッド・ガジェット
攻:2050/守:1500
機械王
攻:3500/守:2000
「僕のターン、ドロー。……」
…これを使ったら下手をするとロックを突破されるかもしれない。でも、温存しても仕方ないし、何より僕らしくない!
「僕は《天よりの宝札》を発動!お互いのプレイヤーは手札が6枚になるようにドローする!僕は6枚ドローだ!」
……!
この3枚があれば…!
「《激昂のミノタウロス》、《女豹の傭兵》を生贄に《ガーネシア・エレファンティス》を召喚!」
ガーネシア・エレファンティス
星7/地属性/獣戦士族/攻:2400/守:2000
効果なし
「そして、《デーモンの斧》を装備して攻撃力と1000ポイントアップ!《突進》も発動してさらに攻撃力700アップだ!」
ガーネシア・エレファンティス
攻:4100/守:2000
「《ガーネシア・エレファンティス》で《機械王》を攻撃!」
《ガーネシア・エレファンティス》が両手に持った斧を大地に叩きつけ、発生した地割れに《機械王》が飲み込まれていく。
「…っと」
ニック LP:1950
「《機械王》撃破!そして、カードを2枚伏せてターンエンドだよ」
ガーネシア・エレファンティス
攻:3400/守:2000
「兄さんの《ガーネシア・エレファンティス》が、《機械王》を倒した…」
「しかし油断はなりませんぞ。あのデッキには、まだ強力なカードが眠っておりますからな」
「オレのターン、ドロー。…《機械王》を倒すとはやるな。だが、アンタはオレに勝てはしないさ。最後に勝つのは、いつだってオレなんだからな!折角だ、オレの切り札を見せてやろうじゃないか!」
「…何だって?」
「お前の守りを食い破らせてもらうぜ。まずは永続魔法、《機械じかけの夜-クロックワーク・ナイト》を発動!」
機械じかけの夜-クロックワーク・ナイト
永続魔法
このカードの発動時に、全フィールド上に表側表示で存在するモンスターの種族は機械族として扱う。
このカードが存在する限り、自分フィールド上に表側表示で存在する機械族モンスターの攻撃力は500ポイントアップし、
相手フィールド上に表側表示で存在する機械族モンスターの攻撃力は500ポイントダウンする。
「クロックワーク・ナイトの効果でアンタのモンスターは全て機械族になる。そして攻撃力は500ダウンだ。《エンジンチューナー》の効果も受けるからその分の強化は入るが…その代わりに強制的に攻撃表示だ」
グリーン・ガジェット
攻:2200/守: 600
Z-メタル・キャタピラー
攻:2650/守:1300
レッド・ガジェット
攻:2550/守:1500
ガーネシア・エレファンティス
攻:3900/守:2000
「次に魔法カード《黙する死者》を発動する」
黙する死者
通常魔法
(1):自分の墓地の通常モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃できない。
「《手札抹殺》で墓地に送られちまった《機械軍曹》を復活させるぜ」
機械軍曹
星4/炎属性/機械族/攻:1600/守:1800
効果なし
機械軍曹
攻:3000/守:1800
「《機械軍曹》は守備力が高いから《エンジンチューナー》との相性はいいけど、《黙する死者》で蘇生したモンスターは攻撃できない…どういうつもりだい?」
「こういうつもりだ。魔法カード、《屑鉄再生工場》発動!」
屑鉄再生工場
通常魔法
自分の墓地に存在する機械族モンスター1体と、そのモンスターを融合素材とする融合モンスター1体を選択して発動する。
自分のフィールド・墓地から、選択した融合モンスターカードによって決められた、選択した機械族モンスターを含む融合素材モンスターを除外し、
その融合モンスター1体を融合デッキから融合召喚する。
「オレは《機械軍曹》と墓地の《機械王》を融合し、《パーフェクト機械王》を融合召喚!」
パーフェクト機械王
星8/地属性/機械族/攻:2700/守:2200
フィールド上に存在する機械族モンスター1体につき、このカードの攻撃力は500ポイントアップする。
「《パーフェクト機械王》の攻撃力は、フィールド上の機械族モンスター1体につき500ポイントアップする。そして《エンジンチューナー》とクロックワーク・ナイトの上昇分も加わるぜ」
パーフェクト機械王
攻:6800/守:2200
「こ、攻撃力6800…!?」
「コイツで終わりだ!《パーフェクト機械王》で《ガーネシア・エレファンティス》を攻撃!」
《パーフェクト機械王》の両肩から無数のミサイルが放たれ、《ガーネシア・エレファンティス》に殺到する。
「罠カードオープン!《リダクション・バリアー》!自分が受ける戦闘ダメージを10分の1にする!」
《ガーネシア・エレファンティス》は破壊されてしまったが…こちらへ飛んで来たミサイルの大半はバリアーに阻まれて爆発した。
吹雪 LP:210
パーフェクト機械王
攻:6300/守:2200
「無駄な足掻きだな。《レッド・ガジェット》でダイレクトアタック!」
「もう1枚の伏せカードを使う!《敵襲警報-イエローアラート-》!」
敵襲警報-イエローアラート-
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。手札からモンスターカードを1枚選択して自分フィールド上に特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはバトルフェイズ終了時に手札に戻る。
「相手モンスターの攻撃宣言時、手札のモンスター1体を特殊召喚する!僕は手札の《スピード・ジャガー》を特殊召喚!」
スピード・ジャガー
星3/風属性/獣戦士族/攻撃力:1000/守備力: 800
このカードが相手プレイヤーに与える戦闘ダメージは倍になる。
「獣戦士族を呼び出して《深き森》のロックを復活させたか。オレはバトルフェイズを終了だ。…だが、《敵襲警報-イエローアラート-》で特殊召喚されたモンスターはバトルフェイズ終了時に手札に戻っちまうんだぜ」
「…分かっているさ」
フィールドで敵を睨みつけていた《スピード・ジャガー》が、僕の手札へと戻る。
「まあ、次のターンにソイツを召喚すれば済むと思ってるのかもしれんがな。だが…オレは《Y-ドラゴン・ヘッド》を召喚」
Y-ドラゴン・ヘッド
星4/光属性/機械族/攻:1500/守:1600
(1):1ターンに1度、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分フィールドの「X-ヘッド・キャノン」1体を対象とし、
このカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。
装備モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードを破壊する。
●装備されているこのカードを特殊召喚する。
(2):装備モンスターの攻撃力・守備力は400アップする。
Y-ドラゴン・ヘッド
攻:2800/守:1600
パーフェクト機械王
攻:6800/守:2200
「忘れていないだろうな?次のオレのスタンバイフェイズ、《封印の黄金櫃》で除外した《X-ヘッド・キャノン》が手札に加わる。XYZが合体すれば、ハイパー・デストラクションでお前の守りは完全に崩壊する!ターンエンドだ」
…彼の言う通り、《XYZ-ドラゴン・キャノン》を召喚されてはもう打つ手がない。彼はまだ手札を残しているし、その効果で《深き森》も他のカードも破壊されてしまうだろう。…つまり、このドローに全てがかかっている。
「…でも、ちゃんと逆転のカードを引けると思うんだ。だって、東郷君が僕のカードにも精霊が宿ろうとしているって教えてくれたからね」
そう呟きながら、ドローしたカードは…
「…僕は《スピード・ジャガー》を召喚して《カメレオン・カラード》を装備!」
カメレオン・カラード
装備魔法
獣族・獣戦士族モンスターにのみ装備可能。
自分フィールド上にフィールド魔法が表側表示で存在する場合、装備モンスターは相手プレイヤーに直接攻撃を行う事ができる。
「《運命の導き》と同じ、直接攻撃を可能にする装備カードか。だがオレの残りライフは、ソイツの攻撃力じゃ足りないぜ?次のターンで《XYZ-ドラゴン・キャノン》が完成するのを防げないから最後っ屁か?」
「まさか」
僕のカードたちが引かせてくれたこの1枚が、そんなつまらないことをする為のカードなわけないじゃないか。
「知らないのかい?《スピード・ジャガー》の特殊効果は、相手に与える戦闘ダメージを倍にできるんだよ?」
「…何だと!?」
「《スピード・ジャガー》でダイレクトアタック!」
森に溶け込むように姿を変えた《スピード・ジャガー》が、《パーフェクト機械王》たちを迂回してニックへと爪を振るう。
「何故だ?どうして…オレが…」
ニック LP:0
「さあ、勝負を決めるのです。《トライホーン・ドラゴン》」
《トライホーン・ドラゴン》の突撃がこちらへと迫るが…俺は既に待ち望んでいたカードを引いている。
「リバースカードオープン!永続罠、《グラヴィティ・バインド-超重力の網-》!」
「グラヴィティ・バインド!?」
疾走する《トライホーン・ドラゴン》が転び、そのまま地べたに伏せてしまう。
「お前のモンスターは全てレベル4以上。これで攻撃できないだろう?」
「…ロード・オブ・ドラゴンと《デビル・ドラゴン》の表示形式を守備表示に変更。《一眼の盾竜》を守備表示で召喚し、ターンを終了します」
一眼の盾竜
星3/風属性/ドラゴン族/攻: 700/守:1300
効果なし
ロード・オブ・ドラゴン-ドラゴンの支配者-
攻:4400/守:4300
「ロード・オブ・ドラゴンの攻撃力こそ高いが…攻撃できないのでは何の意味もないな」
「ドラゴミールボーイのデッキは、4レベル以上のモンスターが中心デース。今のフィールドで動けるのは、《レベル・レジストウォール》での大量展開用の低レベルモンスターを除くならば、《ブリザード・ドラゴン》くらいでしょう」
「俺のターン、ドロー!《マーメイド・ナイト》を召喚し、《魔導師の力》を装備!」
魔導師の力
装備魔法
(1):装備モンスターの攻撃力・守備力は、
自分フィールドの魔法・罠カードの数×500アップする。
「俺のフィールドにはアトランティス、グラヴィティ・バインド、そしてこの《魔導師の力》と3枚の魔法・罠カードがある。よって《魔導師の力》によってマーメイド・ナイトは攻守1500アップ!」
マーメイド・ナイト
攻:3200/守:2400
「《海》が存在する限り、《マーメイド・ナイト》は2回攻撃可能。《トライホーン・ドラゴン》と《デビル・ドラゴン》を攻撃!」
《マーメイド・ナイト》が《トライホーン・ドラゴン》と《デビル・ドラゴン》を難なく破壊する。
ドラゴミール LP:5150
ロード・オブ・ドラゴン-ドラゴンの支配者-
攻:2800/守:2700
「ターンを終了だ」
「私のターン、ドロー。…《サファイアドラゴン》を守備表示で召喚。カードを1枚伏せてターンエンドです」
ロード・オブ・ドラゴン-ドラゴンの支配者-
攻:3600/守:3500
流石に毎ターン通常モンスターは引けないか。
「俺のターン、ドロー。カードをセット」
マーメイド・ナイト
攻:3700/守:2900
《マーメイド・ナイト》で、《サファイアドラゴン》とロード・オブ・ドラゴンを攻撃!」
「《攻撃の無力化》を発動。攻撃を無効としバトルフェイズを終了させます」
《マーメイド・ナイト》の攻撃が無効化される。
「…ターンエンドだ」
「私のターン、ドロー。通常モンスター、《ルビードラゴン》。ドロー。…《ルビードラゴン》を守備表示で召喚してターンエンド」
ルビードラゴン
星4/風属性/ドラゴン族/攻撃力:1600/守備力:1300
効果なし
ロード・オブ・ドラゴン-ドラゴンの支配者-
攻:4400/守:4300
「俺のターン、ドロー。《マーメイド・ナイト》で《サファイアドラゴン》とロード・オブ・ドラゴンを攻撃!」
《サファイアドラゴン》が破壊された時点でロード・オブ・ドラゴンの守備力は3500に下がり、《マーメイド・ナイト》で問題なく破壊できた。
「ターンエンドだ」
「私のターン、ドロー。…!」
ドラゴミールの顔に喜悦が宿る。何か良いカードを引いたようだ。
「《死者への手向け》を発動。手札を1枚捨て、《マーメイド・ナイト》を破壊」
死者への手向け
通常魔法
(1):手札を1枚捨て、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。
「カウンター罠発動!《封魔の呪印》。手札の魔法カードを捨ててその発動と効果を無効とし、《死者への手向け》を封印する!」
封魔の呪印
カウンター罠
手札から魔法カードを1枚捨てる。魔法カードの発動と効果を無効にし、それを破壊する。
相手はこのデュエル中、この効果で破壊された魔法カード及び同名カードを発動する事ができない。
マーメイド・ナイト
攻:3200/守:2400
「…ターンを終了」
手も足も出ない戦況が不愉快でたまらないのか、ドラゴミールの声が震えている。
『すごい顔をしてるねぇ…あれだけマスターを見下していたのに、とってもみっともないね』
『なまじ強かったせいで、上手くっている状況にしか対応できないんだろうな、実力のわりに芯が脆すぎる』
このデュエルで、ペガサス会長の思惑通り慢心を捨ててくれればいいんだが…
「俺のターンだな。ドロー。《ラージマウス》を召喚」
ラージマウス
攻:500/守:450
「《マーメイド・ナイト》で、《一眼の盾竜》と《ルビードラゴン》を攻撃!」
《マーメイド・ナイト》が、ドラゴミールの場に残るモンスターを全滅させる。
「そして《ラージマウス》でダイレクトアタック!」
続けて《ラージマウス》が、直接攻撃能力を使うまでもなくドラゴミールに飛び掛かった。
「ッ~~!」
ドラゴミール LP:4650
「ターンエンド」
「…私のターン、ドロー。通常モンスター、《エメラルド・ドラゴン》。ドロー。……!クックック…」
ドローした途端、ドラゴミールが不気味な笑い声をあげ始める。
「…私がこうも貴方のいい様にされるとは予想外でしたよ。ペガサス様の前で私に恥をかかせた貴方には、特別に私の切り札を見せて差し上げましょう。…禁断のドラゴンを、ね」
「禁断のドラゴン…?」
「私は墓地の《神竜 ラグナロク》と《デビル・ドラゴン》をゲームから除外し、《
「カ、混沌帝龍だと…!?」
混沌帝龍 -終焉の使者-
星8/闇属性/ドラゴン族/攻:3000/守:2500
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の光属性と闇属性モンスターを1体ずつゲームから除外して特殊召喚する。
1000ライフポイントを払う事で、
お互いの手札とフィールド上に存在する全てのカードを墓地に送る。
この効果で墓地に送ったカード1枚につき相手ライフに300ポイントダメージを与える。
ドラゴミールのフィールドに、
「ライフポイントを1000支払い、お互いの手札、フィールド上カード全てを墓地に送る!セメタリー・オブ・ファイヤー!」
ドラゴミール LP:3650
混沌帝龍が放った灼熱のブレスが、手札とフィールド上のカード全てを焼き払う。
「そして、墓地に送ったカード1枚につき300ポイントのダメージを与える!」
「……っっ!」
東郷 LP:100
「クックック…クッハハハハハッ!爽快だ。実に爽快ですよ。私はこれでターンを終了します。クッ、ククク…」
再度逆転出来たのが余程嬉しかったのか、ドラゴミールはまだ笑っている。
「俺のターン、ドロー。《貪欲な壺》を発動し、墓地のモンスター5体をデッキに戻して2枚ドロー」
…相手の場はがら空きだが、残りライフが100しかない状況かつこの手札で攻勢に出るのはちょっとな。
「モンスターをセット。カードを1枚伏せてターンエンド」
「私のターン、ドロー」
まあ、ドラゴミールも手札は1枚。《凡骨の意地》も破壊されたし早々動くことは…
「《命削りの宝札》発動!5枚をドローします」
何回追加ドローするんだコイツは…
混沌帝龍で全部捨てた次に都合良く大量ドローカード引くとか、どんなドロー運を持っとるんだ。
「《リビング・フォッシル》を発動。《ロード・オブ・ドラゴン-ドラゴンの支配者-》を蘇生」
ロード・オブ・ドラゴン-ドラゴンの支配者-
攻:200/守:100
「《ドラゴンを呼ぶ笛》を発動し、《ブリザード・ドラゴン》と《ホーリー・ナイト・ドラゴン》を特殊召喚」
ブリザード・ドラゴン
星4/水属性/ドラゴン族/攻:1800/守:1000
相手フィールド上に存在するモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターは次の相手のエンドフェイズ時まで
攻撃宣言をする事ができず、表示形式を変更する事もできない。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
ホーリー・ナイト・ドラゴン
星7/光属性/ドラゴン族/攻:2500/守:2300
効果なし
ブリザード・ドラゴン
攻:2000/守:1200
「《ホーリー・ナイト・ドラゴン》でセットモンスターを攻撃します。聖なる炎!」
《ホーリー・ナイト・ドラゴン》がセットモンスターへとブレスを放つ。
「リバースカードオープン!《和睦の使者》。戦闘破壊及び戦闘ダメージを無効とする!」
フードの女性たちが結界を張り、《ホーリー・ナイト・ドラゴン》のブレスを防ぎ切った。
「そして、セットモンスターは《水霊使いエリア》!」
水霊使いエリア
攻: 700/守:1700
「《リビング・フォッシル》で蘇生したことで、ロード・オブ・ドラゴンの効果は無効。《ブリザード・ドラゴン》のコントロールを得る!」
エリアが杖を振るうと、《ブリザード・ドラゴン》がこちらのフィールドへと飛来した。
「フン…次のターンに《水霊使いエリア》を破壊しますから何の問題もありません。ターンエンド」
「俺のターン、ドロー」
ドラゴミールの引きの強さを考えると、宣言通りエリアを破壊されかねない。何としてもこのターンで決める…!
「《蜘蛛の糸》を発動!お前の墓地の《命削りの宝札》を貰うぞ!5枚ドロー!」
デッキから5枚引き抜く。
「…そして、この5枚でお前を葬る!まず1枚目、《復活の祭壇》!」
復活の祭壇
通常魔法
自分のデッキの上からカードを2枚ゲームから除外して発動する。
墓地に存在するカードを1枚選択して手札に加える。
「デッキの上から2枚除外し、《伝説の都 アトランティス》を手札に加えて発動!」
再度フィールドが海水に満たされる。
「2枚目。アトランティスの効果により、レベルの下がった《カタパルト・タートル》を召喚!」
カタパルト・タートル
攻:1200/守:2200
「《カタパルト・タートル》の特殊効果発動!モンスターを生贄に捧げ、その攻撃力の半分のダメージを与える!《ブリザード・ドラゴン》発射!」
《カタパルト・タートル》に飛び乗った《ブリザード・ドラゴン》が射出され、ドラゴミールにプレスを浴びせる。
「ぐぁっ!」
ドラゴミール LP:2650
「3、4枚目。《ディメンション・マジック》発動!《水霊使いエリア》を生贄に捧げ、《ヂェミナイ・エルフ》を特殊召喚して《ホーリー・ナイト・ドラゴン》を破壊!」
エリアが軽く手を掲げると、後は任せろとばかりに現れたアルフェとルイフェがハイタッチして武器を構える。
そして、去り際にエリアが放った魔力波を浴びて《ホーリー・ナイト・ドラゴン》が粉砕された。
「そして5枚目!《守備封じ》!《ロード・オブ・ドラゴン-ドラゴンの支配者-》の表示形式を攻撃表示に変更!」
最後のカードで、防御体制をとっていたロード・オブ・ドラゴンが武器を構えた。
「なっ…なっ……」
「《カタパルト・タートル》で《ロード・オブ・ドラゴン-ドラゴンの支配者-》を破壊!」
《カタパルト・タートル》が、弱り切った《ロード・オブ・ドラゴン-ドラゴンの支配者-》を破壊する
ドラゴミール LP:1650
「…ま、待ちなさい」
「これでトドメだ!《ヂェミナイ・エルフ》でダイレクトアタック!」
アルフェとルイフェがナイフを煌めかせ、交差するようにドラゴミールを切り捨てる。
「あ、あり得ない…私が、この私が…」
ドラゴミール LP:0
この時代の獣戦士族デッキでデュエルを書くのは辛いです。遊戯王Rのカードがなければどうなっていたことか…ミセス・マイコ・カトウありがとう。
では次回、『さらば、決闘者の王国』にてお会いしましょう!