闇のポケモンとシントの少年   作:アドゥラ

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今まで待っていた人、スイマセン。
ようやく完成しました。
いえ、学校でテストがあったり検定があったり……入試があったり。
内定は貰っているのでちょくちょく更新できるかも……この時期忙しいですが。

予約投稿したら何故か二重に投稿されてしまったので修正。


第7話・ナナカマド研究所

 アルとリーフの戦いのあと、一行はナナカマド博士の研究所へと向かっていた。道中は車に揺られていたわけだが、アルは体力が切れて眠ったままだった。なお、リーフは……

 

「スイマセンスイマセンスイマセンスイマセン」

 

 このように、怒られることに恐がっていた。オーキド博士以上に怒ると怖いナナカマド博士に色々言われたのが答えたようだ。

 研究所にあるマサゴタウンに到着する頃になってようやくあるの目が開き始めた。

 

「……ここ、どこ?」

「ナナカマド博士の研究所。それにしても全然起きないから心配しちゃったわ」

「相手のレベルが高すぎて……なんか頭痛い」

「まあ、無理しないでね。彼女にもきつく言っておくから」

「かのじょ……ああ、あの人…………なんで顔青いんだろう?」

 

 アルはリーフの顔を見つけたので、思わず見てしまったのだが……病的に真っ青だった。

 

「博士達に色々と言われたみたいね」

「なんか、死にそうだけど……」

「平気よ。吹雪の中をミニスカノースリーブでマラソンできるくらいですから」

「でたらめってあるんだなぁ」

 

 そんなことをしでかす人を死に掛けの顔にするとは……博士達は一体何を……そう考えられずにはいられないアルだった。

 

「まあ自業自得だし、しょうがないわよ。さてと、それじゃあ行きましょうか」

「その前にシロナさん、何か忘れていませんか?」

「忘れていること? なんだったかしらヒカリ……ヒカリ?」

 

 いつの間にか、後ろに見知らぬ女性が立っていた。人によってはまだ学生として生活していてもおかしくないくらいの年齢の人。まあ、名前で思い出したがシロナさんを打ち破ったこともある殿堂入りトレーナー、ヒカリさん。そういえば、チャンピオン代行を押し付けられていたっけ……

 

「ひ、ヒカリさん……」

「百歩譲ってお土産を用意していますよね?」

「……あ」

「あれ、前に買いませんでしたっけ?」

 

 牧場で買っていたはずですよね?

 アルの記憶では、確かに牧場で大量購入のお土産があった。

 

「実家に全部送っちゃった……てへぺ「言わせません。ギラちゃん、シャドーダイブ」キャ――!?」

 

 突然、シロナが影に飲み込まれたかと思うと、悲鳴を残して消えていた。

 何が起こったのかわからなかった。だが、あえて言うなら超スピードとか瞬間移動とかそんなチャチなものじゃなかった。もっと恐ろしいものを見た気がするアルであった。

 というかなんか伝説のポケモンっぽい影が見えたのだが、気のせいだろうか?

 

「さて、しばらくシロナさんには反省してもらうとして、始めましてかな? アル君」

「は、はい……はじめまして」

「そんなに緊張しなくてもいいのに」

 

 いえ、あのドデカイドラゴンみたいな影を警戒しているんです。とは言えないアルであった。

 たぶん、前に資料で見たあれだよなぁとかは思っていない。決して。

 

「久しぶりだのうヒカリ君。息災であったか?」

「ナナカマド博士。お久しぶりです。オーキド博士もいらっしゃったのですか?」

「アルトマーレでついこの間顔を合わせたばかりじゃけどな」

「と、ところで……コウキは」

「それなんだがのう……コウキは今、オーレ地方に行っておって連絡が取れんのだ」

「そうなんですか…………ハァ」

 

 ヒカリさんは目に見えて落ち込んでいた。話に出てきているコウキという人が気になり、ついナナカマド博士にどういう人なんですか? と、聞いてしまった。

 

「ワシの助手でな。普段は研究室におるのだが……最近、オーレ地方がキナ臭くなっていての、協会からの依頼で調査に向かっておるのだよ」

 

 後で聞いた話だけど、トレーナーとしての実力も殿堂入りクラス(本人は研究職の方が性にあっているため、ジム戦には挑戦していない)らしい。

 そういえば、実力のあるトレーナーはポケモン協会から依頼を受けて活動することもあるって聞いたことがあるような……

 

「あれ? でもなんでそれでヒカリさんが落ち込んで……」

「こ、子供には関係ないの!!」

 

 怒鳴られたけど、ヒカリさんは顔が真っ赤だった。というか、実際5歳前後ぐらいしか歳は離れていないような……アレ? 結構離れているの? どっち?

 

「このように、同年代とあまり関わっていないせいなのか少しズレておっての」

「シロナさんに育てられただけのことはありますね……」

 

 なんか、失礼なことを言われたような?

 

「ところで、ジュンは近くまできているようだが?」

「絶対に呼ばないでください。うるさいので」

 

 なんだ? ものすごい怒気が……

 

「これこれ、アル君が怯えておる」

「やだっわたしったら」

 

 なにか、見てはいけないものを見てしまった気がする今日この頃。

 

◇◇◇

 

 研究所の裏、牧場のような場所に沢山のポケモンたちがいた。

 

「す、凄い……」

「ここの一部のポケモンたちはヒカリ君、コウキ君、ジュン君が捕まえてきた。ポケモンはまだまだ謎の多い生き物。研究に協力してもらっているという考えの下、野生に近い環境を作ってある。これはオーキド君の研究所も同じだったハズだ」

「その通りじゃ。もっとも、あの三人は少々個性的過ぎるからの……預けられているポケモンも個性的で…………たまにマルマインが自爆したり大爆発したり……ベトベトンが飛び掛ってきたり」

「大変だが、やりがいはある」

 

 スルーした!? ところで、あの三人ってどなた?

 

「うむ、ワシの孫のグリーンを始め、君と戦ったリーフ君、そしてあの有名なレッド君の三人じゃ。三人ともワシのところからポケモンを貰って旅立ったからの」

 

 レッド、その名前は聞いたことがある。チャンピオン達の中でもポケモンマスターにもっとも近い人物といわれている人だ。旅が好きで滅多に会える人じゃないとかなんとか。

 吹雪の中を半袖で佇んでいるとか、実は幽霊とか半ば都市伝説化している。

 

「そういえば、最近連絡があって……たしか今は…………ランセ地方じゃっけ?」

「オーキド君、私に聞かれても困るのだが」

 

 とりあえず、生きてはいるのか……というか、ランセ地方ってどこ?

 

「話を戻すがの、とにかくこの三人はトレーナーとして優秀なのじゃが……知っての通り、リーフ君はあのように暴走する上、捕まえるポケモンは基本的にタフな奴らばかりでの……トレーナーに似たのか一直線なのじゃよ」

 

 うわぁ……ケンタロスとか大量に捕まえていませんよね? 暴走癖とか大変だなぁ。

 

「グリーンは最近はまともになったが……トレーナーとして旅をしていた頃はそれはそれはナルシストな奴での」

「自分の孫をナルシスト呼ばわりですか」

「それだけ、痛々しかったということかの」

 

 身内にまでこんなこと言われるなんて……

 

「今でこそ、ジムリーダとして頑張っておるのじゃが……本人は育成の腕がいいからレベルが高くて……」

「まあ、ポケモンたちのパワーバランスの調整が難しいというところかな。ウチも似たような部分がある。もっとも、三人のポケモンのレベルはそれほど違いは無いからオーキド君のところよりはマシだろう」

 

 いったい、どんなカオスな状況なのだろうかオーキド研究所。というか、オーキド博士がポケモン川柳とかの仕事の方が目立つのは帰りたくないからなの?

 

「で、最後にレッド君…………正直、規格外なのが多いのじゃ」

 

 曰く、特異個体と呼んだほうがいいのではないかという異常っぷり。戦闘中に急に力を増すなんて日常茶飯事。複数のワザを合成させたりもお手の物。

 トレーナーが育てたりすることで、その手の技能は身に付けることは出来るが、覚えられない技を覚えている謎個体まで見つける始末。

 類は友を呼ぶとはこのことかとは、レッドさんが殿堂入りしたときにオーキド博士がリーグに駆けつけたときの感想である。

 もっとも、それは今思い返せば片鱗はあったぐらいの話で、殿堂入りのときはそこまでではなかったというのが恐ろしいところ。今はどんな感じなのか非常に気になる。

 

「昔はあんなに素直な子じゃった……何処で何に影響されたのやら…………」

 

 ものすごく、遠い目をした博士がなんか悲しかった。

 ちなみに、後でレッドと同郷のリーフさんにどんな人か聞いてみたけど、「いや、会った事無いんだよね……何故かニアミスし続けるんだよ」って言っていた。

 ますますレッドさんが謎になった。

 

◇◇◇

 

「さーて、使用ポケモンは2体まで。準備はいい?」

「はい。よろしくお願いします」

 

 その日の夕方。ヒカリさんにお願いしてポケモン勝負の相手をして貰う事になった。

 

「いくよ、ジョーカー!」

「いってズガイドス!」

 

 リオルのジョーカーを繰り出すボク。

 対するヒカリさんはズガイドス。

 まあ、子供相手だから手加減してくれている……リーフさんが大人気ないのが良く分かる。

 今回、ツララは出さない。ちゃんとしたバトルをさせていない二体で何処まで戦えるのか試したい。

 そこでヒカリさんがバトルの相手をしてくれることになったのだ。

 

「ズガイドス、とっしん!」

「ジョーカー! カウンター!!」

 

 かなり素早い動きをしていたズガイドス、とっしんはそのまま決まるがジョーカーは吹き飛ばされる前に、足を蹴り上げ、とっしんのパワーを加えた蹴りを放つ。

 

「ズガッ!?」

「――リッ……り、リオ」

 

 あのズガイドス、かなり硬い……物理ワザのとっしんの二倍のダメージ、いや効果抜群だから4倍くらいにはなっているし、とっしんの反動だってあるはずなのに……

 

「ジョーカー! つるぎのまい!」

 

 威力を上げて一気に叩く!

 

「リオッ!」

 

 攻撃力を格段に高めてくれるつるぎのまい。残りの使えるワザは『はっけい』と『でんこうせっか』……ここは、いまひとつなでんこうせっかよりはっけいで効果抜群の威力を狙う。

 

「はっけい!」

「リ――」

「ズガイドス……しねんのずつき」

 

「ズガッ!!」

 

 辺り空気が変わった。ズガイドスは能力強化のワザを使っていないのに、纏う力が大きくなっているような……

 

「私ならそこはでんこうせっかを使うよ……威力が低くても、先制攻撃できる利点は大きい。まあ、勝ち急ぐのもまだ子供の証拠。とりあえず一勝貰うね」

「――え」

 気がつかなかった。はっけいを撃とうとしていたジョーカーがいつの間にか倒れていた。

 

「じょ、ジョーカー!?」

 

 後で聞いた話になるが、ヒカリさんもレッドさんと同じく戦闘中に能力が変動するタイプのポケモンの使い手。彼とは違い、育てていく上でそうなったらしいが。

 シロナさんも急激に能力変動するヒカリさんのポケモンには苦しめられたらしい。

 

「さて、次のポケモンをどうぞ」

「行ってくれウール!」

「メリィィィ!!」

 

 メリープのウール対ズガイドス、本番はここからだった。

 




次回に続く的状況。

リーフとレッドは何故か顔を会わせない。電話でもダメ。電波が急に悪くなる。
そんなネタでした。

一旦、ISかリリなのの二次を書いていようかと思っている次第。
ISの場合非転生(のほほんさんヒロイン)
リリなのだと転生者複数系(ユーノ君大活躍)

試し書きだけしとくか……
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