招カザル来訪シャ~頼れる相棒は世界を喰らう者~   作:あったかお風呂

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破滅ヘノ誘惑

 蹂躙され、倒れ伏す無色の軍勢たちと散乱する反魔の水晶の残骸。

 オルドレイクの眼前にはその惨状とそれを齎した主の姿だけがあった。

 

「ありえん……新世界の礎となる我が軍勢が……」

 

「ギギギ……新世界……?」

 

「そ、そうだ! 今のこの世界を破壊し、必要な存在のみの新たな世界をつくりあげるのだ!」

 

「成ル程……面白イ。ソノ新世界、我ガ喰ラッテヤロウ! ギシシ! ギシャシャ!」

 

「あなた……もう駄目、こんな化け物……ああっ」

 

 ツェリーヌの恐怖は限界に達したのか気を失って倒れ、チョロチョロと水音が聞こえたかと思うと、遺跡の床を濡らし始めた。

 妻の醜態から目を逸らしたオルドレイクはイリを睨み付けるが、イリはそれを見て嗤うばかりだ。

 

「おのれ……舐めるなぁ! 砂棺の王!」

 

 怒りのあまりか、送還術の存在を忘れてオルドレイクが霊王を召喚する。

 召喚した後に自身の失策に気付くが、砂棺の王は送還されない。

 それを見てイリの送還術の欠点に気付いたオルドレイクは笑い出した。

 

「ククク……分かったぞ! 貴様の送還術は高位の召喚術は無効化出来ない! 違うか!?」

 

「……」

 

「そういうことなら恐れる必要などない! やれ! 『霊王の裁き』!」

 

 魔力の雷がイリを打ち据えるが……イリは微動だにしなかった。

 

「な、何故だ!?」

 

 自身の召喚術の腕に自信を持つオルドレイクが信じられないように叫ぶ。

 確かに、高位の召喚術ならイリに無効化されない。

 だからといって効くかどうかは別問題だ。

 何故なら、イリは全ての属性に対しての耐性を持っているのだから。

 オルドレイクにもはや手などない。

 残る手段は撤退のみだが、何かしらの方法で時間稼ぎをしなければそれすらままならないだろう。

 

 辺りを見渡したオルドレイクはヘイゼルが立ち上がりかけているのに気がついた。

 召喚獣たちに倒されたときには腹立たしく思ったものだが、今ならその失態を帳消しにしてやっていいとすら思えた。

 

「ヘイゼル! その化け物の足止めをしろ! 時間を稼げ!」

 

 その命令には言外に命をかけてでも、という意味が込められている。

 ヘイゼルがふらつきながらもイリに向かおうとする姿を視界の端で捉えたオルドレイクは、漸く拘束がとけたウィゼルに目配せをする。

 それで察したのかウィゼルは気絶したツェリーヌを背負うと、動けるものに声をかけ、オルドレイクと共に動き出した。

 

 

 

 主人からヘイゼルへと最後に言い渡された任務、それが撤退までの時間稼ぎだった。

 所詮自分は捨て駒であり、消耗品。

 今でなくても何時かはきっとこうなっていたのだ。

 それに不満は無い。

 ヘイゼルがナイフを手に化け物へと近づいていくと、化け物が振り返る。

 振り返った化け物の赤い眼のようなものに見つめられ、ヘイゼルの足は動かなくなった。

 特別何かをされた訳ではない。

 恐怖、ただ恐怖によって足が竦んでいた。

 

「(ありえない……)」

 

 組織で受けた訓練によって恐怖など克服したはずだった。

 しかしそれは結局、克服したつもりになっていただけなのだろう。

 生物としての本能的な恐怖を克服出来るわけなどなかったのだ。

 

「ひっ……」

 

 赤き手袋の暗殺者に相応しくない悲鳴が漏れ、足が震える。

 奥歯をガチガチと震わせて漸く声として出たのは命乞いだった。

 

「ゆ、許して……許してください」

 

 そこに垂らされたのは一本の蜘蛛の糸。

 

「ギィイ。我ノ下僕トシテナラ、生キルコトヲ許ソウ」

 

 もしかしたらそれは破滅への誘惑だったのかもしれない。

 だがヘイゼルはそれに縋った。

 

「あなた様の……下僕になります」

 

 ふと見れば、オルドレイクたちは現識の間から出て行こうとしていた。

 主人……元主人からの最後の任務は果たされ、もう義理はないだろう。

 ヘイゼルは新しい主人の前に膝を着くと忠誠を口にするのだった。

 

 

 

 自らの怒りと憎しみを糧に大きな力を手に入れたはずのイスラはアティに押されていた。

 意志無き大きな力は、武器と心を合わせた一撃に弾き返されていく。

 心体技全てが揃ったアティの蒼穹の剣技は真紅の暴力をいなして、イスラが晒した隙に一撃を叩き込む。

 

「な、なんでだよ……どうして僕が負けるんだよ!? 叶うはずのない無責任な希望ばかり口にしてるお前に!」

 

「イスラ……」

 

 倒れたイスラをアティが見下ろすとイスラはそれが悔しいのか叫び始めた。

 

「見るな……そんな憐れみの目で見るなよ! お前を見てるとムカつくんだよ! 周りに迷惑かけてもヘラヘラして笑って! 気持ち悪いんだよ! ……お前が悪いんだ、お前さえ居なければ!」

 

 魔剣の力で治癒されたのか、イスラは立ち上がるとアティに躍り掛かる。

 アティの命を奪わんとする凶刃は冷静に果てしなき蒼を振るったアティに防がれるばかりか、紅の暴君に罅が入っていく。

 

「ひっ!? ああっ……僕の剣が!? うああああああっ!?」

 

 完全に砕ける一歩手前まで破損した紅の暴君を見てイスラが悲鳴を上げる。

 アティはイスラに歩み寄る。

 きっと、聞くなら今しかないから。

 

「イスラ、教えてください。あなたの目的は何ですか?」

 

「目的? はははっ! 何言ってるんだよ、君を殺すことに決まって……」

 

「……あなたの体のことと、何か関係があるんですか?」

 

 その言葉を聞くと、誤魔化す意味はもうないと悟ったのかイスラの表情は真剣なものになった。

 

「へぇ。知ってたんだ? それなら教えて上げるよ。僕の身体はね……召喚呪詛に犯されているんだ」

 

「召喚呪詛……病魔を憑依させることによって、永遠に死の苦しみを与え続ける呪い」

 

 かつて兄と共に無色の派閥に属していたファリエルは召喚呪詛について知っているようだった。

 

「なるほどね、それならあのカルテにも納得がいくわ。呪いが何度もイスラを殺し、同時に生かしていたのね」

 

 永遠の苦しみを与え続けるために呪いがイスラを生かす。

 当然、自殺など出来ない。

 呪いの意味がなくなってしまうからだ。

 

「それで……僕の目的が知りたいんだったよね? 僕の目的はねぇ! 死ぬことだったんだよ!」

 

「なっ!?」

 

「死ぬための方法を探した僕は魔剣の存在を知ったんだ。凄まじい力を持つ魔剣なら、呪いを打ち破って僕を殺せるだろうって思った。でも実際は魔剣が意志を持っていて、持ち主を生かそうとするんだってさ! あはは、笑っちゃうよね。僕は余計に死ねなくなったんだ」

 

 二本の魔剣は持ち主の傷を癒やし、不老に近い命を与える。

 二つの不死性が重なったイスラは彼の望む死から遠ざかってしまった。

 

「でもね、魔剣が言ったんだ。適格者同士ならお互いを殺せるってね。だから僕は君に殺して貰おうとしたんだ! でも君は戦いたくないとか、命を奪いたくないなんて言ってさぁ! それじゃあ僕は死ねないだろう!?」

 

 そこでようやく、仲間たちは気付く。

 どうしてイスラがこちらの怒りを煽るような言動を繰り返していたのかを。

 

「だからイスラはずっとあんなことばかりを……」

 

「ああ、そうだよ! 君を裏切って、憎まれることばかり言って君を挑発したんだ! なのにさ、どうして殺してくれないんだよ……お願いしますっ! その剣で僕を殺して下さい、お願いだから……」

 

 

 イスラは啜り泣きながら、お願いしますと繰り返す。

 アティがどう声をかけるべきか悩んでいると、術の効果が切れたのか元の姿に戻ったイリがイスラに近づいていく。

 

「ギィイ……。貴様ガ望ムノナラソノ呪イ、我ガ喰ラッテヤロウ」

 

「えっ?」

 

「そんなことが出来るの……いや、出来るんですか!?」

 

「当然。我ハ全テヲ喰ウ者! 容易イコトダ」

 

 突然降ってわいた希望にイスラは口調を敬語に直して縋る。

 イリが肯定すると一同が湧いた。

 

「それで……どうすれば……」

 

「ソノママデ良イ」

 

 イリの口から魔力の糸が伸びると、イスラの身体に繋がる。

 すると、糸を伝うように黒いモノがイスラからイリの口へと移動していく。

 

「この黒いのが病魔?」

 

「良かったですね、イスラ。これでもう苦しまなくても……」

 

 ソノラは糸を伝う病魔をしげしげと眺め、アティは争う理由が無くなりイスラの苦しみも無くなることを喜んでいるようだった。

 

「うん……僕もこれで……ごはぁっごあああああああ!?」

 

 微笑んでいたイスラが突然血を吐き、身体中の傷から血が噴き出し始めた。

 

「ど、どうして!? 何が起こったんですか!?」

 

 円満に終わらせられると考えていたアティは大きく慌てる。

 

「まさか……!? 彼は剣と呪い、二つの不死性に任せて身体を酷使していたのよ! 魔剣が機能を停止した今、彼の身体は死ねない呪いによってぎりぎりのところで生かされていたんだわ!!」

 

 そして、呪いが無くなり今まで抑えつけてきたダメージの反動が一斉に襲いかかったのだ。

 

「イリ! 中止です! 止めて!」

 

「ギィイ。何ノ問題ガアル? コイツ自身ガ望ンダコトダロウ? 呪イヲ喰ラッテ欲シイト……死ニタイ、トナ!」

 

「なっ!?」

 

 アルディラの分析を聞いたアティは慌ててイリに止めるように言うが、イリにはその理由が分からないようだった。

 イリは確かに、自身の感情と向き合いベルフラウへの好意を自覚し始めた。

 それでもイリはやはり異識体<イリデルシア>なのだ。

 価値観の次元が違う存在、人の心が分からない化け物。

 誰にでも降って湧いた希望を与えてくれる都合のいい存在ではないし、救済の糸を垂らしてくれる甘い存在でもない。

 ベルフラウのことは大切に思っていても、イスラなど煩わしいゴミでしかないのだ。

 

「ソレニ……モウ遅イ」

 

「あがっ!? ぐぅ……ああっ、僕は死ぬんだ……はははっ、ようやく、楽に……」

 

 血を吐き、呻いたイスラは最後にそう呟くと深い眠りへと沈んでいった。

 

「イスラ……」

 

「センセ、イスラはね。永遠の苦しみから解放されたのよ」

 

「そう……ですよね。ううっ」

 

 落ち込むアティの肩を優しく叩くスカーレルが慰めると、頷きつつも涙する。

 仲間たちも他に出来ることは無かったのかと落ち込んでいるようだった。

 

 

 

 ベルフラウが目を開けると、視界一杯にクノンの顔が広がった。

 

「え!? クノン!? どうしたの!?」

 

「ベルフラウ様、憶えておられないのですか? 使った召喚術の負荷によって倒れてしまわれたのですよ」

 

 ベルフラウの頭に倒れる前の記憶が段々蘇ってくる。

 アティと協力して召喚術を使ったこと。

 そしてベルフラウが最後に見たのは翼の生えたイリの姿だった。

 

「そういえばイリの姿が変わって……。イリは!? みんなはどうなったの!?」

 

 クノンがベルフラウの口元に立てた人差し指を持って行くとベルフラウは口を噤む。

 ベルフラウの手を牽いて立ち上がったクノンは仲間たちの所へと向かう。

 そこには黙祷する仲間たちとイスラの亡骸があった。

 

「イスラ……? 何があったのよ……」

 

 状況を良く理解出来ていないベルフラウが困惑するが、状況は彼女を待ってはくれない。

 突如遺跡が地震でもあったかのように震え始めた。

 

「ま、まさか!? 遺跡の封印が……!」

 

 イスラは自身の怒りと憎しみを込めて好き勝手に魔剣を振るっていた。

 そうしてイスラが魔剣を使う度に封印が弱まっていたのだ。

 そして今、封印が砕け散る。

 

『やっと……! やっとこのときがやってきた! 忌まわしい封印は砕け散り、我を縛るものは存在しない! ぐふふふっ! ぎひゃひゃひゃひゃ! 我が名はディエルゴ! ハイネルのディエルゴ! 怒りと悲しみに猛り狂う島の意志なり!』

 

 その声が告げるのは遺跡の意志の復活。

 島の核識が復活の雄叫びを上げたのだ。

 

 

 

 

 あの後、とっさに封印の魔力を共界線に叩き込み、遺跡の力を削ぐことに成功した。

 とはいえ、本格的な封印が出来たわけではない。

 遺跡の復活に呼応して床から沸き出した亡霊たちから逃れるため、遺跡から脱出する。

 ひとまず先の戦いの疲れを癒やすため、ベルフラウたちは海賊船へと帰ることになった──のだが。

 

「どうしてあなたがここにいるのよ!?」

 

 ベルフラウの自室に叫びが響く。

 その室内にいるのはベルフラウとイリ、そしてヘイゼルだった。

 敵であるはずの暗殺者が、居るのが当たり前であるような顔をして自分の部屋の壁に寄りかかっているのだから、ベルフラウの困惑も当然だろう。

 

「落チ着クガイイ。コレハ我ノ下僕トナッタノダ」

 

「イリ! 暗殺者なんて拾って来ちゃ駄目よ! 元いたところに帰してきなさい!」

 

「ご主人様のご主人様、それは困るわ。私はご主人様の下僕としてしか生きることを許されていないもの」

 

 ベルフラウを見つめるヘイゼルの目の中にどこか縋るような想いを感じると、ベルフラウは見せつけるように溜め息をついた。

 

「イリ、拾って来たんだからちゃんと面倒みなさいよ。それとあなた」

 

「ヘイゼルよ、ご主人様のご主人様」

 

「……ヘイゼル。ご主人様のご主人様なんて呼び方は止めなさい」

 

「……わかりました、お嬢様」

 

「まあ、それでいいわ。私はもう休むから……おいで、イリ」

 

 イリをベットに呼ぶと、ベルフラウは召喚術の疲れからかすぐに眠り始めてしまった。

 イリは布団の中から出ると、ベルフラウの顔を眺めて眠ったのを確認する。

 

「ギィイ……眠ッタカ。サテ、下僕ヨ」

 

「はっ!」

 

 呼ばれたヘイゼルが姿勢を正すとイリは目のような発行体を怪しげに光らせた。

 

「最初ノ任務ヲ与エヨウ」

 

 

 

 三日月に照らされる海岸には無色の派閥が列を成していた。

 順番船に乗り込んでいく彼らは夜の内にこの島から脱出する腹積もりらしい。

 そしてそれを森から眺める影。

 緑の髪と入れ墨が特徴の男、ビジュだ。

 

 イスラと共に独断で動いた挙げ句失敗した彼だったが、紅の暴君という利用価値があるイスラと比べてビジュには何もなかった。

 戻ったところでお目こぼしされずに処罰される可能性が高い。

 それを恐れた彼はあの後オルドレイクたちの下に戻らず、身を潜めていたのだ。

 

 恐らく、この島から出るチャンスはここしかない。

 あの様子では任務は失敗したのだろう、あまり細かいことを気にしている余裕はないはずだ。

 あの列に混じって何事もなかったかのように無色の派閥に戻ればいいのだ。

 ビジュが船に乗るために森から出ようとすると、何度も見た白い召喚獣が行く手を遮る。

 

「ギィイ」

 

「あ? テメェは……。そこを退けよ! それともまた前みたいに痛めつけられたいかよォ!?」

 

 何度も自身を邪魔した存在が現れたのに苛立ったのか、ビジュはナイフをちらつかせて見せるとイリを脅す。

 

「……不快」

 

「ああ?? 退けって言ってるのがわからねぇか! あのクソガキを殴りに行っても行いんだぜ? いいから退けよ!」

 

「超絶不快!!」

 

 イリの怒りに呼応してか森の中から白い異形が現れると、イリの左右に控えた。

 まるで白い異形がイリに付き従っているような、その光景を見たビジュは真実に気付く。

 

「白い化け物!? まさか……そいつらはテメェの差し金だったのかよ!?」

 

 ビジュがまだ帝国軍に所属していた頃、帝国軍は何度も白い異形たちの襲撃を受けていた。

 執拗なまでに幾度も行われる襲撃に彼らは疲弊していき、追い詰められた彼らはベルフラウたちに決戦を挑んで敗北した。

 

「テメェら、俺たちに何の恨みがあって……」

 

 言って気付く。

 本当に白い異形たちがイリの差し金だったのだとしたら。

 白い異形たちが執拗に帝国軍を襲撃していた? 

 なるほど、そう見えたのかもしれない。

 だがそれは勘違いだ。

 イリが恨んでいるとしたら、それは誰なのか? 

 

「まさかテメェ、ずっとあの時のこと根に持って……」

 

「ギシッギシギシ! 我ニ仇ナス愚カ者……ベルフラウヲ傷ツケル愚カ者メガ!」

 

「ひいいっ!! ……ぐあっ!?」

 

 逃げ出そうとしたビジュだったが、何者かに脚を払われて背を地面に叩きつけられる。

 仰向けになったビジュが見たのはマフラーをつけた女、ヘイゼルだった。

 

「ヘイゼルさま!? たっ助け……!」

 

 同じ無色の同朋に助けを求めるビジュだったが、当のヘイゼルはそれを無視してイリに語りかける。

 

「ご主人様、まずは脚からが良いかと」

 

 それを聞いたイリの意志に従い白い異形たちの一体が前脚を振り上げると、ビジュの脚に突き刺す。

 白い異形は返り血で赤く染まるが微動だにしない。

 

「ぐぎゃあっ!? いてぇ! 脚が、俺の脚がぁ!!」

 

「ギシシ! 処刑開始! 悶絶躄地! 苦シミナガラ逝クガイイ!」

 

 木々の間に何かを裂く音、何かを突き刺す音、そして絶叫が響く。

 元紅き手袋所属、ヘイゼル監修の下行われた白き繰り手の演奏会は楽器がコーラスを奏でなくなるまで続いた。

 

 




レヴィノス家断絶。
当作品にはイスラ君生存ルートはありません。
どのルートでも死にます。
ビジュもだけど。

イリはラスボス特有の全属性レジスト。
ラスボスだから許される能力だけどまあズルい。

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