招カザル来訪シャ~頼れる相棒は世界を喰らう者~ 作:あったかお風呂
ベルフラウはアティの部屋の前に立っていた。今日の授業が行われていないため、その催促に来たのだ。
少し不機嫌そうな表情のベルフラウは扉をノックしようとして──部屋の中にいるアティの声を耳にした。
「さてと、今日は天気がいいし、集落のみんなに会いに行こうかな」
案の定、授業のことを忘れて集落にいこうとしたアティの声を聞いたベルフラウは少し不機嫌そうな表情をしかめ面に変え、扉を開けた。
「ベルフラウさん、おはよう。いきなりどうし──」
ましたか、と続けようとしたアティはベルフラウの表情に気づき、そこで言葉を止める。
「前々から思っていましたけど、貴方ご自分の立場を忘れているんじゃありませんこと!?」
そもそもアティはマルティーニの当主にベルフラウの家庭教師として雇われた身だ。
それを忘れているアティに対し、ベルフラウの口調は自然と強いものになっていく。
「ちやほやされていい気分になるのは勝手ですけど、貴方の仕事は私に勉強を教えることよ! そうじゃなくて!?」
生徒にぐうの音も出ないほどの正論で叱咤された女教師は生徒に謝罪すると、授業を始めた。
授業は召喚術についての実践的な内容へと移っていた。
「誓約の名の元に命じる……」
シルターンと相性のいいベルフラウは小さい鬼の召喚獣を喚んでみせる。
安定して召喚術を使えるようになったベルフラウの成長は著しいものだった。
ベルフラウは次のステップ、術を作る誓約の儀式の段階へ進むこととなった。
「まずは『護衛獣』との誓約をやってみましょう」
護衛獣とは召喚師の護衛や身の周りの世話をする召喚獣であり、召喚師にとっては非常に重要なパートナーとなる存在。
強さはもとより性格的な相性も考慮しなければならない。
「だったら、イリで充分ですわよ?」
「ギィイ?」
傍らに浮かぶイリを撫でるベルフラウは護衛獣を召喚することにあまり興味がなさそうだ。
そこでアティは一つ提案することにした。
「それじゃあ、その子と誓約の儀をしちゃいましょうか」
普通、はぐれ召喚獣は既に誓約に縛られているがこの島にいる召喚獣は誓約に縛られていないようだった。
つまり、誓約が可能かもしれない。
それを聞いたベルフラウは意気込み、誓約の儀を始めることにした。
「古き英知の術とわが声によって、汝へと新たなる名を与えん……。新たなる誓約のもとにベルフラウがここに望む……」
ベルフラウが魔力を練り上げて部屋が光に包まれはじめる。
ベルフラウはイリを真剣な眼差しで見つめる。
この島に来てからずっと一緒にいるイリ。
愚痴を聞いてもらったり、夜は一緒に寝たり。
まだ会ってからそれほど経ってはいないがベルフラウの中ではイリが居てあたりまえの存在となっていた。
「ねぇ、イリ。私、もっとあなたと一緒にいたいの。これからも私と一緒にいてくれるかしら?」
ベルフラウの言った『一緒にいたい』それはイリにとっては理解できないものだった。
異識体にとっては他者とは喰らうものであり一緒にいるものではない。
だがこの島に来てからは他者と一緒にいる状況が続いていた。
初めてだった。他者と一緒に食事をするなど。
初めてだった。他者と一緒に散歩をするなど。
初めてだった。他者と一緒に眠るなど。
それらを享受していた自分自身のことが理解できない。
何故一緒にいることを受け入れていた?
何故跳ね除けなかった?
そしてイリは結論付ける。
今の自分は『完全な個であるイリデルシア』ではない。
『不完全な個であるイリ』がいまの状態であると、だから他者と一緒にいることを受け入れてしまっていたのだと。
力を取り戻し、『完全な個であるイリデルシア』に戻るまではベルフラウが必要なのだ。
そう結論付けたイリはベルフラウの問いに了承する。
自分の中に芽生え始めた『何か』から目を逸らしながら。
イリの了承を聞いたベルフラウによって護衛獣の誓約が結ばれる。
部屋を包んでいた魔力の光りが収まり、ベルフラウは胸を高鳴らせながらゆっくりと瞼を開ける。
「成功したみたいですよ、ほら」
誓約は成功し、その証として透明のサモナイト石に刻印が刻まれていた。
正式にイリが護衛獣になったことが嬉しいのか、ベルフラウの顔には笑みが浮かんでいる。
「この召喚石で喚べば、いつでもこの子はあなたのところにやってきますよ」
「改めて、これからもよろしくね! イリ!」
ベルフラウはイリを抱きしめると、頬ずりをしながらそう言うのだった。
授業が終わった後、ベルフラウは釣りに出かけるというアティについていくことにした。
勿論、護衛獣になったばかりのイリを連れて。
イリを抱きながら歩き、表情を綻ばせるベルフラウを見てアティも自然と笑顔になる。
「よかったですね、本当に」
ずっと一緒にいた二人を見ていたからこそそう思う。
どうかイリの存在が、この島への漂流という困難に襲われた小さな少女の支えになりますように。
そう祈っていたアティはベルフラウの上げた声で意識を現実に戻した。
「あれは……人?」
浜辺で倒れていた黒髪の青年を発見したベルフラウたちは急いで機界集落ラトリクスにある医療施設『リペアセンター』へと連れて行った。
「細かな外傷は認められますが、生命活動に支障をきたすようなものではありません」
ベルフラウたちにそう報告するのは、看護用の機械人形<フラーゼン>であるクノン。
彼女は普段はアルディラの世話役をしているが、このリペアセンターの設備を動かすこともできる。
彼女の報告を聞いたベルフラウたちはひとまず安堵の溜息をついた。
青年をクノンに任せたベルフラウたちはメイメイさんの店に行くことにした。
アティが店のドアをノックするが返事はない。
「留守ですの? 閉店中なら看板でも出しておいてくださればいいのに」
「残念ですけど、また今度にしましょうか。……あれ、鍵が開いてる……?」
鍵を開けたままだったのか開きそうだったドアを開けようとしたアティだったがイリに制止される。
「ギィイ!」
体を横に振り、否定を伝えようとするイリを見て、アティは手を止めた。
「そうですよね。勝手に覗いちゃいけませんし、このまま帰りましょうか」
「あなたも教師なんだから、行動には気を付けてくださいな」
そう言うベルフラウに謝罪を返しつつ、店を後にしたのだった。
鬼妖界集落、風雷の郷にて、アティは鬼姫ミスミから子供たちの教師を引き受けてほしいと頼まれる。
しかし、アティはベルフラウの家庭教師。
ベルフラウに叱咤されたこともあり断ろうとしたが、ミスミの知人らしいゲンジと名乗る老人に叱咤され、子供たちの教師を引き受けることとなってしまった。
海賊船へと戻ったアティは気分を重くしながらもベルフラウの部屋を訪ねる。
教師を引き受けた旨をベルフラウに伝えなければならない。
ドアをノックし、返事を確認したアティは扉を開けた。
アティに事情を説明されたベルフラウは当然反対した。
まだ家庭教師としての自覚が足りていないのではないかと疑うベルフラウだったが、アティに先生としての勉強をしたいと言われしぶしぶ受け入れる。
「ただし、そのために私をないがしろにすることは絶対に許しません!」
「絶対に約束します。そんなこと絶対にしないって」
その返事を聞いたベルフラウはその心に不安を湛えてながらもイリとともに自室へと戻る。
そして次の日、初めての授業が始まるのだった。
最初のうちは順調だった。
しかしこの島の子供、スバルとパナシェが喧嘩を始めてしまう。
喧嘩の仲裁にかかりきりになってしまったアティと騒ぐこの島の子供たちに腹を立てたベルフラウは飛び出して走って行ってしまった。
「嘘つき……! 約束したのに……!」
森の中を走るベルフラウの心の中に怒りと失望が渦巻く。
「やっぱり、私にはイリだけよ。先生なんて……!」
やはり自分と一緒に居てくれて自分を見てくれるのはイリだけなのだ。
そう確信し、隣で浮遊しながらついてくるイリを抱きしめようとしたところで──。
「……子供か」
帝国軍の兵士たちがベルフラウの前に姿を現した。
「いい加減にしやがれこのクソガキがッ!」
『竜骨の断層』に緑髪の男の声が響く。
帝国軍人たちがなにを聞こうともベルフラウはだんまりだ。
何も喋ろうととしないベルフラウに男は業を煮やしていた。
痛いめにあわせてやろうか、と言う男を制止したのは大柄な体格をした男だ。
「やめろ、ビジュ。相手は子供だぞ?」
ビジュと呼ばれた男は大柄な男を副隊長殿と呼んだ。
そして副隊長の男と共に女性が姿を現す。
この女性こそアズリア・レヴィノス。この島にいる帝国軍を率いる隊長であり、帝国軍が誇るレヴィノス家の女傑だった。
竜骨の断層に駆けつけたアティの視界に帝国軍に捕まっているベルフラウとイリが目に入る。
「ベルフラウさん!!」
自分が約束を守れなかったから、ベルフラウをこんな目にあわせてしまった。
そう自分を責めるアティは帝国軍たちの前に一人で立ち、対峙する。
「向こう見ずなのは、学生の頃とちっとも変らんな?」
帝国軍の中から前に進み出てきたのは黒髪の女性、アズリア。
彼女は帝国の軍学校を主席で卒業したアティのことをよく知っていた。
何故なら彼女は軍学校時代アティと主席の座を巡って切磋琢磨した同期だったからだ。
投降を促すアズリアだがアティは断固として拒否する。
そしてその二人の会話にビジュが割って入った。
「おっとぉ! こっちにゃあ、人質がいるってことをわすれんじゃねぇ!」
ベルフラウの隣で太陽光に反射し光るナイフをチラつかせ、ビジュはアティを脅してみせる。
卑怯な手を嫌うアズリアはビジュを制止するがビジュは聞く耳を持たない。
「俺はその赤髪に借りがあんだよ。この手でぶちのめさなくちゃ気がすまねぇぜ!」
アティは武器を捨てるよう要求され、その手から武器を離して見せる。
「やめて!? 私の事なんて気にしないで!」
「ガキは黙ってろ!」
叫ぶベルフラウが自分の復讐の邪魔になってはいけないと思ったのか、ビジュはベルフラウの腹を殴りつける。
「ギィイイイ!」
ベルフラウが殴られたのを見たイリはその全身を使ってビジュの腹に体当たりを喰らわせた。
ヤードを一撃で昏倒させた体当たりだったが、召喚師であるヤードと違い、ビジュは戦闘訓練を受けた軍人だ。
よろめきながらもその一撃を耐えてみせる。
「てめぇ! この虫ケラがぁ!」
痛みと怒りで顔を歪ませたビジュはそのナイフを振りかざし──イリに突き立てた。
「ギィシィイイ!?」
「イリ!? やめて!! イリを傷付けないで!!」
突き刺さったナイフの痛みに悶えるイリを見ても怒りが治まらず、それどころかベルフラウの悲鳴を聞いて嗜虐心を刺激され、ビジュは追撃を加えた。
「趣味の悪いペットだなおい! なぁ嬢ちゃんよぉ!」
ビジュはイリに膝蹴り食らわせ、膝蹴りを受けたイリは放物線を描いた後、地面をゴロゴロと転がる。
「イリ!! しっかりしてよ!! イリ!!」
「気持ちわりぃ化け物め……」
悲鳴を上げてイリに駆け寄り、涙を流しながらイリを抱きしめるベルフラウとそれを見たアティは無力感から歯を食いしばる。
「赤髪、今度はてめぇの番だ。ブチ殺して……」
アティへ向き直ろうとしたビジュだったが、イリを痛めつけることに夢中で周りが見えていなかった。
「てめぇがな!!」
竜骨の断層へ駆けつけ、ビジュに接近したカイルに気づかず、その拳を顔面で受けることになった。
「イリ、漢を見せてもらったぜ。あとは任せとけ、今度は俺が漢を見せる番だ」
吹き飛ぶビジュを尻目にベルフラウに抱えられるイリを見つめ、カイルは己に気合を入れる。
カイルに続き、仲間たちが竜骨の断層に到着する。
「イリが……。イリが……」
「ベルフラウさん、イリを召喚術で治療します。きっと大丈夫ですから、安心してください」
泣き続けるベルフラウの傍にヤードが駆け寄り、安心させるべく声をかける。
ヤードは霊界の召喚獣を使い、イリの治療を始めた。
「ベルフラウとイリ、ね……。あの二人、なんだか……」
「オモイダスナ……ムカシヲ……」
「ええ、何故か懐かしいわ。召喚獣と人間が信頼し合う関係……」
アルディラとファルゼンはベルフラウとイリを見てかつての光景を思い出し、懐かしんでいるようだった。
無力感で立ち尽くしてしたアティの隣にスカーレルがやってくる。
「あの子、頑張ったのね。あんな小さいナリで……」
「私、何もできませんでした……。私のせいです……。私のせいでイリが……」
ベルフラウとの約束を破ったばかりか、ベルフラウにとってとても大切なイリを傷つける結果となってしまった。
表情を暗くし、落ち込むアティにソノラが声をかける。
「まだこれからでしょ、先生。まだあいつらはいるんだから、これから挽回しなきゃ」
「そうですよね……。これからですよね! ちゃんと謝らないと……!」
帝国軍との戦闘が始まり、竜骨の断層に喧噪が響く。
その中、ベルフラウはイリを抱き座り込んでいた。
ヤードの召喚術である程度は回復したのか、イリはベルフラウの腕の中で身じろぎをする。
「私、怖かった。イリが死んでしまうんじゃないかって……」
そう呟くベルフラウは自然とイリを傷つけた犯人であるビジュの姿を探す。
そして見つけた。
帝国軍の副隊長の男と対峙するアティと、その背後から襲いかかろうとするビジュの姿を。
イリだけでなく今度は家庭教師まで傷つけようとするビジュを止めるべくベルフラウは覚悟を決めた。
「ねぇイリ……! ちょっと力を貸してくれるかしら……!」
「ギィイ!」
ベルフラウはイリと誓約した透明のサモナイト石を握りしめる。
魔力をサモナイト石に込め、自身の内にイリとの繋がりを感じ──行使する。
イリの──異識体<イリデルシア>の恐るべき力の一端を。
「行くわよ、イリ! 『串刺シノ刑ニ処ス』!!」
今まさにアティの背後へ躍り掛からんとするビジュは赤髪の女の末路を想像し、舌なめずりをする。
しかし、ビジュの想像していた未来はこなかった。
ビジュの足元から一本の巨大な爪のようなものが生え、ビジュに迫ってきたのだ。
咄嗟に体を捻り、先端に串刺しにされることを回避したビジュだが、巨大な爪に体を殴打され、放物線を描いたように打ち上げられる。
地面に叩きつけられ、転がったビジュは動けなくなった。
「召喚術!? ベルフラウさん、助かりました!」
背後を取られそうになっていたところを助けられたアティはベルフラウに感謝する。
ベルフラウはイリと始めて使った召喚術に興奮し、耳に入っていないようだったが。
生徒に情けないすがたは見せられないと覚悟を決めたアティは魔剣の力を行使する。
魔剣の魔力によって吹き飛ばされた副隊長の男と魔剣を手にしたアティの姿を見たアズリアは驚愕した。
アティが持つその魔剣こそ、帝国軍が輸送していた魔剣。
海賊たちと手を組み、それを奪ったのがアティだと思い込んだアズリアは激高した。
「どこまでも、私の邪魔をするというのか、貴様は……っ!」
弁解しようとするアティの言葉を聞かず、アティを睨み付けたままアズリアは撤退命令を出したのだった。
戦いが終わり、アティはベルフラウと二人きりで話をすべく仲間たちから少し離れる。
「驚いちゃいました。あの時、貴方が召喚術を使ったこと。私が思っていたよりもずっと強くなっていたんですね」
子供だから、弱いから。
だから危険から遠ざけるべき。
そう思っていたベルフラウにアティは救われた。
「それに、約束を破ってしまって……。そしてイリも……」
「全部、私の我儘のせいよ……。怖かった……貴女がどんどん周りの人たちと親しくなるのが……。貴女は私の家庭教師。その関係以外、貴女が私を気にかける理由なんてない!」
ベルフラウは怖かったのだ。この島に漂流してから、給金を払うことなんてできない。
いつか見捨てられるのではないかと、不安だったのだ。
「だから心細くて……! だから私……! でも私のせいで一番大事なイリまで……!」
ベルフラウが声を上げて泣き出すとアティは抱きしめた。
「ごめんね、不安にさせちゃって。何があっても、私はあなたの先生だから……」
沈んでいく夕日の中、アティはベルフラウを抱きしめ続けていた。
日が暮れ、戦いに疲れた皆が眠る中。
ベルフラウとイリは船を出て浜辺に佇んでいた。
「ねぇ、イリ。ごめんなさい。私のせいで……」
ベルフラウはイリを抱き寄せ、ビジュにナイフで刺された箇所を撫で始める。
「痛かったよね……。それと力を貸してくれてありがとう」
そう言うベルフラウをイリはじっと見つめた。
少し照れたように顔を逸らすベルフラウは照れくささを誤魔化すかのように船へ戻るよう提案する。
「そろそろ戻りましょう。今日は疲れたわ……」
欠伸をしながらそういうベルフラウだったがイリは体を横に振り、ここに残るようだった。
「先に戻ってるわ。イリもすぐにもどるのよ?」
ベルフラウが船に戻り、イリはただ一人浜辺に浮かぶ。
「ギイイイイイ……。理解不能。解析不能。何故我ハ……!? 何故!! 何故!!」
何故ベルフラウが殴られたのを見てビジュに立ち向かったのか。
現在のスペックで帝国軍人たちと戦うなどあり得ない。
勝ち目のない戦いだった。戦うという選択肢などありえない。
そのはずなのに自分の取った行動は現実的な選択肢から乖離している。
そしてベルフラウが使ったあの召喚術。
ベルフラウとの繋がりから引き出された、異識体の力。
威力そのものはかつてのものとは比較にならないほど弱いが、現在の魔力では到底扱えるものではないはず。
あれを使えるようになるにはまだ時間が必要なはずだった。
「ベルフラウ……。何故……!? ベルフラウノ無事ナ姿ヲ見テ……何故我ハ『安堵』シタ……!?」
ヤードの召喚術で治癒されたイリは無事な様子のベルフラウを見て……安堵したのだ。
それは彼女の持つ『何か』を手に入れられなくなるからなのかそれとも他の理由なのかイリには解らなかった。
「何故!? 何故我ノ魔力ガ高マッテイル!?」
ベルフラウが召喚術を使い、ベルフラウがイリとの繋がりを感じてからイリは自身の魔力の高まりを感じていた。
本来完全な個であり他者を必要としないイリには何故他者との繋がりから力を感じるのか理解出来なかった。
「ギッギシッ!? ギリィイイイイ!?」
月明かりのみに照らされた夜の名も無き島の浜辺に困惑したイリの叫びが響き渡った。
というわけでタイムリミットの設定です
イリデルシア復活までに
好感度が一定以上であること
●イリ
小さな身体に大きな力を秘めるベルフラウの相棒。
ベルフラウ専用召喚獣。
・ユニット召喚
・串刺シノ刑ニ処ス
単体無属性Cランク術。
・未開放
・未開放