やはり俺の進撃ラブコメはまちがっている。   作:Seli

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1話

〈ハチマン Side〉

 

 

金髪の優しそうな40代ぐらいの女性が、俺の頭を撫でながら、話かけていた。

 

 

???「貴方は優しい子だから、壁の中に行って後からアニが来た時は守ってあげてね。私達は、壁の中に入ると敵と認識されるだろうから……………。

それと、貴方の大事な人を守るために○○○を使う時は、よくよく考えて使いなさい。○○○は、守る為に使うと強大だけど、使い方を間違えれば周りを破滅させるほど凶悪になるから気をつけなさい。

まあ、優しい貴方なら大丈夫だろうけど。

私からのお願いは、アニを守って、貴方が壁の中と外の確執を無くし、貴方達が長生きして幸せに暮らしていってくれることかな。

それじゃあ、元気でね。

ハチマン…………………。」

 

 

そうしてその女性は、俺から離れていった…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「隊長の寝顔……………。って何を惚けているの私は!

隊長! 起きてください! もうすぐ作戦が始まりますよ! いい加減起きてください!」

 

 

俺は声をか体を揺さぶられる感覚があり、目を覚ました。

 

 

「ここは…………? って、うぉっ!?」

 

 

目を開けて辺りを見回していると、金髪っぽい色の髪の少女が寝ていた俺の顔を覗きこんで来ていた。

 

それに驚き俺は飛び退いた。

あれ? 何でこの子は俺のこと覗き混んでるの!?

 

 

???「隊長!? そんな驚かれてどうされたんですか?」

 

 

 

「いや、何でもない。それより、どうしたんだ?」

 

 

何とか噛まずに言えたな。

この世界に来る前の俺は初対面の人や綺麗な女性と話すと緊張して噛んだりしていたんだが、

今ではだいぶ平気になった。

 

これは、先ほど夢に出てきた俺の面倒を見てくれた女性と、無愛想な妹みたいな幼なじみの女の子のおかげであるがな。

 

 

まあ、それでも緊張する時は緊張するけどな。

 

 

俺の問いに対し、女性は

 

 

???「はっ! 団長と副団長が、各小隊の隊長は集合するようにとの通達がありました! なので、急いで拠点へと向かってください!」

 

 

「……………分かった。 はぁ、面倒くさい。

働きたくないな………。」

 

 

 

???「もう、隊長! いつもの悪い癖ですよ!

そんな面倒くさがらず頑張ってくださいよ、お願いですから!」

 

 

 

「………分かったよ、ペトラ。

…………はぁ。俺は可愛いお嫁さんを見つけて、そのお嫁さんの為に家事をして専業主婦になるのが夢だったんだけどなぁ。どうしてこうなった…………。」

 

 

それは俺の前世からの夢だった。

まあ、この世界ではそんなこと夢のまた夢だけどな。

その話を聞いていた、ペトラという俺の部下は呆れていた。

 

ペトラとは、1年ぐらいの付き合いになる。

出会いは、彼女が訓練生で、俺が上司の命令で教官として訓練生を指導する羽目になりその時に初めて出会った。指導していくうちにいつの間にか慕われるようになり、何かと俺と関わるようになっていった。

まあ、兵士として俺の強さを見習いたいとかそんな感じだろう。

そうでも無ければ、「こんなに綺麗で可愛い女の子が俺に話かける訳がない。はあ、ペトラなら俺が専業主婦のお嫁さんにするの理想なんだけどな………。」

まあ、こんなキモい俺にそんなこと言われてま

も困るだけだな………

 

って考えごとしてる場合じゃないな。

早く拠点に戻らないと。

団長、副団長、目付きの悪いチビッ子上司に何を言われるもんか分かったもんじゃない。

 

拠点に向かうために、指示を出そうとペトラの方を見てみると、顔を真っ赤にして固まっていた。

 

え、どうしたのペトラさん?

 

 

「ペトラ、どうしたんだ?」

 

 

ペトラ「い、いえ/// 隊長が急に私のこと可愛いとかお嫁さんにしたいとか言い出したので、驚いてしまって///」

 

 

ペトラはゴニョゴニョとそう言った。

 

 

……………はい?

もしかして、声に出てた?

それを聞いて顔を真っ赤にして怒ってたんですね。

こんな恥ずかしいこと言うとか、死にたくなるレベルなんですけど。

…………はぁ、恥ずかしすぎて死にたい。

ってこのままだと、不味いな。

 

「急に変なことを言ってすまなかった。さっきのことは忘れてもらうと助かる。

俺はこれから拠点に向かってくる。何か緊急事態が起こったら、信号弾で連絡してくれ。」

 

 

ペトラ「………は、はい! ってもういないし。

あの人は、あのルックスでああいうこと言うんだから反則でしょ。私の心ばっかり平然と盗んでいくんだから///

いっつも助けてくれるし。

って、あの人の側で、初めての任務だから切り替えて頑張らないと!

いつも助けられているお返しに、私が隊長を助けてあげるんだから!」

 

 

俺はペトラに謝り、近くにいる兵士に指示を出してから立体起動装置を使い、拠点へと向かうのだった。

ペトラが何か言っていたような気がするが、気にしてる場合じゃないな。

 

俺は拠点に向かいながら先ほどの夢について考えていた。

 

 

「あの夢からもう7年か…………。 あの夢のすぐ後に、俺は壁の外から、壁の中に入り、いつの間にかこんなことになっているとはな。時がたつのは早いな………。

アイツは元気にしてるだろうか。

いや、黙って出ていった俺のことを恨んでいるだろうな。

…………………今は感傷に浸っている場合ではないな。」

 

 

俺はさらに急いで拠点へと向かうのだった………。

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