やはり俺の進撃ラブコメはまちがっている。   作:Seli

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この作品ももう20話か…………。
予想以上にこの作品の評価が良くてビックリしています(^_^;)
とても励みになります!


更新頑張っていきますので、これからもこの作品をよろしくお願いいたしますm(__)m


20話

〈ハチマン Side〉

 

 

俺はミカサ達と別れ、調査兵団本部の団長執務室の前に来ていた。

 

 

………………はぁ。入りたくないな。キース団長には間違いなく怒られるだろうし、入りたくないな。むしろこのまま帰りたいまである。まあ、そんなことは無理なのだろうが………。

はぁ、仕方ない。

俺は諦めて、執務室の扉をノックした。

 

 

キース「入れ!」

 

 

「失礼します。ただいま戻りました。憲兵団の方から報告がいったとは思いますが、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。」

 

 

キース「別にいい。お前が何かやらかすのは日常茶飯事だからな。それより何があった?」

 

 

「実は………………………………」

 

 

俺は調査任務の日課の後に起こったミカサのことについて話した。

 

 

「…………………ということでミカサを引き取ることになりました。任務もいつも通り行いますし、別に問題はないっすよね?」

 

 

キース「…………そうか。全くお前は優し過ぎる奴だな。困ったこととかがあったら私達を頼れ。良いな?」

 

 

「ありがとうございます。とりあえず、今日は帰っても大丈夫ですか? ミカサ達を待たせる訳にはいかないんで。」

 

 

キース「少し待て。話がある。」

 

 

キース団長は俺を引き止めて、写真を2枚ほど出してきた。

1枚は、俺と歳が変わらなそうに見える黒髪の長髪の少女が写っている。

もう1枚は、ミカサと歳が変わらない金髪碧眼の少女が写っている。

 

うわー。何なの、この写真? キース団長が隠し撮りしたとかだったら、俺は団長をしょっぴかないといけないんだが…………。

このオッサンもしかしてロリコンとかか?

キッツいわー。

 

 

俺は団長をジト目で見ながら言った。

 

 

「団長……………。盗撮は犯罪っすよ。」

 

 

キース「違う! 私を犯罪者にするな! この写真の人物達に見覚えはあるか?」

 

 

「いいえ。この写真に何か意味があるんですか?」

 

 

キース「この黒髪の少女の名は『フリーダ・レイス』、そしてこちらの金髪の少女は『ヒストリア・レイス』という名だ。」

 

 

レイス家か………………。

やれやれ、壁の中でも外でも俺は王族から逃れられないみたいだな。

 

「この二人がどうしたんですか? レイス家っていえば、ウォール・シーナに領地を持っている貴族でしたよね?」

 

 

キース「お前にはこの二人の近くに付き、潜入捜査と護衛をしてもらいたい。」

 

 

はい? 何て言ったこの人?

潜入捜査って嘘だろ?

よし、俺の聞き間違いかもしれないから、もう一度団長に聞いてみよう。

 

 

「すみません、団長。俺の聞き間違いだったかもしれないのでもう一度言ってもらえますかね?」

 

 

キース「お前には、この二人の近くに付き、潜入捜査と護衛をしてもらいたいと言ったんだ? 分かったか?」

 

 

「マジっすか…………。只の貴族としてはそこまでしませんよね。もしかして、王族絡みで何か可能性があるんすか?例えば、巨人に関することで何かあるとか………。 でっ、俺にその辺りを調べてこいって所でしょうかね?

発案者は、エルヴィンさんですね………。」

 

 

キース「相変わらず聡い奴だな。そうだ、エルヴィン発案だ。悪いが頼めるか?

その間の調査兵団の任務は受けなくて大丈夫だ。他の者達で何とかする。

壁外調査も当分は行かない予定だ。今回の任務でたくさんの兵をまた失ってしまったしな…………。」

 

 

「俺に拒否権は無いでしょう。了解っす。それで、潜入捜査は分かりましたけど、護衛って憲兵団が付いているんじゃないんですか? 表には出ていないとはいえ、一応王族ですし。」

 

 

 

キース「フリーダ・レイスの方には付いているが、ヒストリア・レイスの方は妾の子の為護衛等は付いていない。それに家族からも冷たい扱いを受けているらしい…………。

憲兵が付いていると言っても、雑魚ばかりだ。

お前の方が圧倒的に腕が立つ。

それでハチマン、お前はどうしたい?」

 

キース団長は真っ直ぐな目で俺の目を見つめてきた。

 

「クソッたれですね。大人の都合で、子供が悪いと決めつけて…………。この子に罪は無いでしょう。俺が潜入したらこの子を守る為に好きに動きますよ? 下手したら王族や王政に目をつけられますけど大丈夫ですか?」

 

 

俺の言葉を聞きキース団長は大声で笑った。

 

 

キース「はっはっはっ! それでこそお前らしい 。だからこそ、エルヴィンもお前を推薦したんだろう。それに俺も了承した。

全然問題ないから、気にするな!

ちなみに潜入捜査時は、変装し住み込みで使用人として働いてもらうからな。色々と準備も必要だろうから、一週間後に任務に就いてもらう。分かったな?」

 

 

「マジっすか? ミカサに何て言おうか…………。泣かれたら、俺は死にますよ。」

 

 

キース「そこは心配するな。調査兵団でサポートする。まあ、主にペトラとイルゼとお前の部下達がな。俺も面倒を見るつもりだ。それにグリシャにも話しているんだろう? あそこにはカルラもいるから心配しなくても大丈夫だろう。ミカサを納得させるのは、養父としての役目だぞ。根性を見せろよ。」

 

 

 

「あんた、他人事だと思って………。ちくしょうめ。任務の詳細は送ってください。今日は働きすぎて疲れたんで帰ります。それにミカサ達も待たせているんで。失礼します。」

 

 

 

キース「ああ、一週間後までお前には休暇を与えるから、ゆっくり休め。それじゃあな。」

 

 

俺は執務室から外に出た。

はぁ、ミカサに何て言おうか…………。

説得しないとな。任務で休暇取れた時は、絶対に家に帰るようにしよう。

そうしないとミカサが泣いてしまう。

 

それにしても、王族の護衛と調査ね。やれやれ。絶対に面倒くさいことが起こりそうだ。それに最悪、○○○○を解放する状況も出てきそうだな。そんなことにならないように願いたいが。

 

って、今はそんなことより急がないと!

 

俺はこれからのことについて嫌になりながらも、ミカサ達と合流する為に急いで商店街へと向かうのだった…………。

 

 

〈ハチマン Side out〉

 

 

 

〈キース Side〉

 

 

俺は窓からハチマンが走って行くのを見守っていた。全く、アイツは昔から変わらんな。壁外調査に出かけた時に五歳のアイツを発見した時から変わっていない。まさか、あの時と同じ言葉を聞けるとはな。

俺も歳をとったものだ。アイツのような者が、この世界に革命を起こして、誰も見たことないような未来を見せてくれるのかもしれないな…………。

俺はアイツの行く先が楽しみになり笑みを浮かべるのだった……………。

 

 

〈キース Side out〉

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